韓国・済州島の旅

2011/06/19 - 2011/06/24

2009年1月にソウルを訪れて以来、2年半ぶりの韓国。今回はその最南端、済州島を訪問しました。

残念かな、最大の目的は観光ではなく国際会議への出席。そして天気も良くなく、最高の済州島旅行とはなりませんでしたが、それでも1日はフリータイムがとれたので、近場を歩き回ってみました。かなり手抜き旅＆手抜き旅行記ですが、どうぞお付き合いください。

■全日程■
6/19（日）：東京⇒（航空機）福岡⇒（航空機）済州島
6/20（月）：現地でお仕事
6/21（火）：現地でお仕事
6/22（水）：現地でお仕事
6/23（木）：お待ちかね観光デー
6/24（金）：済州島⇒（航空機）福岡⇒（航空機）東京

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京から済州島へは直行便が飛んでいます。しかし利用する航空会社の都合（というかマイレージの都合）で、福岡経由で飛ぶことにします。

昨夜は2時に寝て4時に起き、朝イチのリムジンバスに飛び乗って、羽田空港には7時着。『7時半の便にしますか？』と勧められるのをお断りし、ラウンジでしばしウトウトした後、9時発のNH245便B777-200型機で福岡へ。

福岡では国際線ターミナルまで空港を半周ぐるっとバスで回らなければなりません。私を含め、飛行機好きな方には興味深い眺めだと思いますが、多くの方にとっては少々面倒な移動ですね。

福岡からは13時発のOZ139便A321型機。初めてのアシアナ航空です。日本の航空会社以外で、搭乗お礼アナウンスの際にＣＡさんがお辞儀をするのを初めて見ました。

済州は福岡にとって東京より近く、文字通りひとっ飛び。。ホテルは島南部の中文という地区にとってあるので、空港からは『三栄交通』のリムジンバス600番で移動します。バスはターミナルを出て左手に待機していました。片道KRW3900。バス前には係の人がいて、行き先（降りるホテル名）を伝えれば切符を購入できます（お釣りももらえます）。

空港からバスで1時間弱、中文にある『The Suites Hotel Jeju』に到着です。中文はホテル街で、大きなホテルの前にはこのようなバス停があり、空港リムジンバスに乗ることができます。逆に、空港から来たバスをつかまえ、西帰浦方面に行くこともできます。

正面から見たホテル。リゾートホテルに近い雰囲気で、広いテラスやらプールやらワインバーやらがあります。およそ仕事目的で来る所ではありません（汗）しかもあいにくの雨模様…

ザ スイーツ ホテル チェジュ ホテル

室内。窓際の小さめのソファのほかに、大き目のデスクもあって、仕事するにはもってこいの環境です。ネットも接続OK。

バスルームも清潔でした。歯ブラシセットとシャンプー類はありませんでしたが、確かこれは韓国全体で同様ではなかったかと思います。

ザ スイーツ ホテル チェジュ ホテル

近くにあるのはホテルとゴルフ場ばかりですが、歩いて10分弱のところには小さなショッピングモールがあります。『セブンイレブン』や『ダンキンドーナツ』など、抜群のなじみ深さを誇るお店もあります。セブンイレブンには食料などのほかに簡単なお土産も売られていて、何度も足を運びました。手元には文字の消えかけたセブンのレシートが山のように（笑）

ちなみに！ここ済州島ではセブンイレブンや空港リムジンバス等でICカード『Tマネー』が使えます。私も以前ソウルで使用したものを持参し、ピピッとお買い物。チャージはセブンのレジで。Tマネーをお持ちの方はお忘れなく。

仕事場、と言いますか、参加予定の国際会議が開かれるICC、済州国際コンベンションセンター。ホテルからバスで10分くらいのところにあります。その昔ASEANサミットも開催されたそうな。

さて、20〜22日はICCで会議出席。観光は我慢、我慢です。

6月23日、ようやく現地での自由行動日！

しかし雨こそ降っていないものの霧が深く、一面真っ白。日頃の行いを見直さなければならないかもしれません。

さて、車がないので行ける所は限られてしまいますが、近場をちょこっと観光します。てくてく。

ショッピングモールを過ぎて、見えてきたのは怪物くん（？）。どうやら大き目のゲームセンターというか、屋内アトラクション施設のようです。

その向かい側にはテディベアミュージアムがあります。

おなじみファミリーマート。ここ済州は（済州も？）瓦ぶきの建物が多いですね。

如美地植物園。済州のガイドブックの頭のほうに出てくる見どころの一つです。今回は正面だけを見て終わり。

如美地植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

済州島で最大の滝、天帝淵瀑布への入り口。今回2つある観光の目玉の1つです。入ってみましょう。1人KRW2500也。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

入口ではトルハルバンがお出迎え。済州島の象徴だそうで、おおもともコンセプトはかの有名なイースター島のモアイ像と同じなんだそうです。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

少し進むと、高台に建つ天帝楼、そしてその前には天女がここで夜な夜な水を浴びたという伝説を記した（と思われる）石碑があります。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

仙臨橋。天女で飾られた美しい橋です。今日はあいにくの天気ですが、青空の下では赤と白のコントラストがきっと映えるでしょう。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

橋を渡っていきますが、両端はかなり急な坂で、雨で非常に滑りやすかったので注意が必要です。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

橋の上から眺めた天帝渓谷。ふ、深い…

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

橋を渡った対岸から、渓谷沿いに少し川を上って歩くと、天帝淵瀑布が見えてきます。ちょっと記憶が曖昧ですが、確かこれは2段目。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

ここでかつて天女たちが水浴びをしていたんですねぇ。

ちなみに今では遊泳禁止と明記されています。

さて、ただでさえ6月で暑いのに湿度が高く、汗だくになってしまいました。一旦ホテルに戻り、食事と小休憩をとったあと再び出かけます。次はもう一つのお目当て地。

天帝淵瀑布 滝・河川・湖

ホテル前から空港リムジンバス（空港とは反対方向行き）に乗り、前日まで会議が行われていたICCで降ります。バスの料金はKRW1000、しかしTマネーを使えばKRW900です。

ICCで降りたら、西帰浦方面（乗ってきたバスが進んでいく方向）に少し歩き、最初の道を右へ。ICCから15分程度でしょうか、大浦海岸という海岸に到着します。ここでは『柱状節理』と呼ばれる珍しい光景を目にすることができます。

大浦海岸柱状節理帯 海岸・海

柱状節理とは、マグマが冷えて固まる際に柱状に結晶化したものだそうです。

大浦海岸柱状節理帯 海岸・海

まるでハチの巣のようですね。

大浦海岸柱状節理帯 海岸・海

この日は海も荒れていました。

大浦海岸柱状節理帯 海岸・海

ここにもトルハルバン。あちこちで見かけました。

大浦海岸柱状節理帯 海岸・海

あぁ、もう帰り。仕事メインだったのであまり写真が撮れませんでした（涙）。

復路も往路と同様、リムジンで済州空港へ向かい、OZ140便で福岡に飛び、NH260便で羽田まで一気に戻ってきました。

しかも羽田では沖止め初体験。せっかくなのでエンジンを至近距離でパチリ。撮っているのは私だけでしたね（汗）

次回もし済州島に行く機会があれば、もっと観光なり食なりを堪能できたらいいなぁと思っています。