2014/04/05 - 2014/04/09
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旅人のくまさんさん
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慶州(キョンジュ)で最初に見学したのは、世界文化遺産の石窟庵(ソックラム)です。新羅王朝の都が置かれていた8世紀頃、景徳王の時代の宰相、金大城により仏国寺とともに建立されました。
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イチオシ
慶州で泊まったホテルの自室から眺めた外の光景です。小さな池の周りにピンクの桜の花が見えました。昨晩は暗くてわかりませんでしたが、慶州の桜は満開の時期のようです。
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朝食は泊まったホテルではなく、近くの飲食店街の食堂でした。朝食のメニューを現地ガイドさんに尋ねましたら、テンジャンチゲでしたから、バスの中から電話でスンドゥプチゲに切り替えてもらいました。朝食のお店は青山食堂でした。見覚えがあるお店でした。
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アツアツのスンドウプチゲです。お店に着く少し前に電話で変更を依頼した分ですが、それほど待たずに用意されました。まずはカムサハムニダです。キムチ類や焼き魚も美味しくいただきました。
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朝食のお店、青山食堂の裏庭の光景です。こちらにも見覚えがありました。青山食堂を含め、その近所の店にはここ数年、毎回来ているようです。石窟庵と仏国寺見学には、場所的にも最適な位置に飲食店街があります。
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同じく、朝食のお店、青山食堂の裏庭の光景です。お店で戴いた、白菜キムチの味は申し分ありませんでした。焼き魚は塩サバ、レンコン料理も印象に残る味でした。
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通路の脇にあった置物です。右側は虎の頭のようですが、左側は判別付きません。飾ってあるというより、処分に困って、そのまま置かれているような印象でした。晒し首のような光景にも見えます。
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最初の見学地は石窟庵です。朝食のレストランを出発し、2〜30分ほど山を登った中腹に位置します。李氏朝鮮時代(1392〜1910年)は、儒教中心でしたから、仏教は弾圧され、この石窟庵も顧みられることがありませんでした。
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石窟庵の世界遺産の標識です。記念撮影の場所ですから、なかなか撮影チャンスが回ってきません。撮影が終わったようですから、あと5秒も待てば石碑を撮影できそうです。
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『世界遺産・石窟庵・石窟』の文字が刻まれた世界遺産の石の標識です。1995年に仏国寺とともに、『石窟庵と仏国寺』として世界文化遺産に登録されました。
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石窟庵は、新羅の景徳王と恵恭王の時代に、新羅の宰相だった金大城(700〜774年)が建立しました。751年(景徳王10年)に建立が開始され、774年(恵恭王10年)に完成しました。完成当時は、石仏寺( ソップルサ)と呼ばれていました。右下に、日本語解説も記されていました。
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複雑な屋根構造の鐘楼の建物光景です。韓国では鐘と太鼓が一緒に収まった建物を多く見ますが、この鐘楼は鐘だけが吊るされています。
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花祭りの提灯飾りがあった石窟庵への参道の光景です。韓国仏教界での最大行事は花祭りとされ、韓国全土で賑やかな祭典、パレードなどが行われます。花末瑠璃の韓国での呼び名は、燃灯祝祭(ヨンドゥンチュッチェ)です。
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同じく、花祭りの提灯飾りがあった石窟庵への参道の光景です。花祭りは旧歴の4月8日ですから、新暦では1か月遅れの5月の初め頃になります。以前に日本のゴールデンウィークに韓国旅行をしていた頃、各地で花祭りのパレードなどに出会いました。
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イチオシ
石垣を行き来していたリスさんです。撮影しようと近付きましたら、逃げもせずにカメラに収まってくれました。餌を貰えるものと勘違いしたのかもしれません。縦縞があるシマリスさんのようでした。シベリアシマリスだけがユーラシア大陸から東アジアにかけて分布し、その種類は亜種チョウセンシマリスとエゾシマリスだけですから、亜種チョウセンシマリスのようです。
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工事中の石窟庵付近の光景です。撮影している場所の近くには、自然水が湧き出る『カンロス(甘露水)』がありましたが、工事用のフェンスで囲われているようです。
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石窟庵の案内看板です。中央に『石窟庵石窟図』があります。左下の部分には、『慶州石窟庵石窟』のタイトルの日本語説明文があります。
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『石窟庵石窟図』のタイトルがあった案内看板です。実測を元にした縮尺図面のようです。平面図と縦断面図が記されていました。現地ガイドさんが説明用に選ばれた看板でした。
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ソメイヨシノらしい白っぽい桜の花です。この辺りの標高は800メートルくらいとお聞きしましたので、麓よりは少し満開の時期が遅いようです。
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満開が近づいたソメイヨシノの花のアップ光景です。ソメイヨシノ(染井吉野)は、それぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられています。明治のころから広まり、今ではアメリカやカナダなど、海外でも見かけるようになりました。
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同じく、満開が近づいたソメイヨシノの花のアップ光景です。韓国では天然記念物に指定されている『ワンポッコ(王桜)』があり、個体によってはソメイヨシノに非常によく似ているため、今も韓国文化庁は、『ソメイヨシノは韓国の王桜が日本へ導入された』とする説を採っているようです。DNA鑑定では別種と認定されています。
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多くの提灯で飾られた『寿光院』です。旧暦の花祭りを控えての飾りつけのようでした。寿光院のご本尊は、阿弥陀如来座像です。金銅仏です。
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イチオシ
同じく、多くの提灯で飾られた『寿光院』の光景です。開け放たれた戸の中に、金銅仏のご本尊、阿弥陀如来座像が見えましたが、この写真には写っていません。如来としては、釈迦如来、阿閃如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来、多宝如来や宝生如来があります。
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仏教入門のネット解説を検索していましたら、仏様の種類について、面白く、分かりやすい解説がありました。『仏様を分類すると、如来、菩薩、明王、天部、その他となります。仏様に1位、2位、3位、と言うような上下関係はありません。役割の違いです。コンピュータに例えれば、如来がコンピュータ本体、菩薩は基本OS、明王は応用ソフト、天部は支援ソフトです(龍光山・正寶院)』というものです。殊に、後段の例えには感心しました。
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足下に見えていた提灯の飾りです。これらも花祭りのためのものです。お釈迦様の誕生を祝う花祭りは、韓国委は旧暦ですから4月8日です。
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1輪だけ咲いていた、ピンクのツツジの花のアップ光景です。ヤマツツジ(山躑躅)のようです。ヤマツツジは、日本各地にも自生するツツジ科ツツジ属の半落葉低木です。
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こちらも1輪だけ咲いていた黄色の水仙の花です。ヒガンバナ科の多年草、キズイセン(黄水仙)のようです。アルジェリア原産で、日本へも江戸時代に渡来しています。
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寿光院の前から足下に見えていた提灯飾りです。仏教での如来の精神や智慧等を表す、五色(ゴシキ)をイメージした飾りのようです。五色は、青、黄、赤、白と黒が基本とな理ますが、青・黒の代わりに樺、紫、緑などを含める場合など、宗派や国によって差異があります。
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石窟庵の見学を終えて、降りてきた石段を振り返っての撮影です。途中には、修復工事で使われなかった天蓋の石材などの破片が展示してありました。
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ここからは、石窟庵の見学を終えて、駐車場に向かう途中での光景です。左手の崖下の光景です。まだ冬木立ですから、下の方まで見通せました。
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名前が分からなかった黄色い花の野草です。草丈の割には、大きめの花を付けていました。今年の旅行では、ネパールで見た野草もよく似たイメージでした。
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