流氷と氷瀑まつりとペンギンの散歩を見に真冬の北海道へ<2>

2014/02/14 - 2014/02/16

前から見てみたいと思っていた流氷と氷瀑まつり。
冬になると「砕氷船のガリンコ号に乗りたい、乗りたい」と毎年のように言っていた私ですが、やっと真冬の北海道旅行が実現しました！
実際に乗船したのは網走港から出る「おーろら号」でしたが、流氷もバッチリ見ることができました。

2泊3日のツアーの日程は次の通り
1日目　十勝平野・然別湖コタン（湖上の氷の村）　：阿寒湖泊
2日目　摩周湖・網走砕氷船おーろら号乗船・涛沸湖（白鳥飛来地）・天都山　：層雲峡泊
3日目　銀河流星の滝・旭山動物園

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 観光バス JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

前回の続きです。

摩周湖を後にしてやって来たのは、網走港

停泊しているこの砕氷船おーろら号に乗りこみます。

添乗員さんが事前に流氷の状況を問い合わせてくれ、今日は流氷を見ることができるとのことで安心しました。

港の辺りには流氷は見当たりませんが、前日は接岸していたそうです。


途中まで船のあとをカモメたちが飛んでついて来ます。

小さな流氷のかけらが徐々に見え始めました。

厚さはそれほどありませんが、初めて目にする流氷に感動！

ここまで来ると辺り一面は流氷で海が覆い尽くされています。

同じ時間に出港したもう一艘のおーろら号

甲板は人でいっぱい

後ろの甲板からは、流氷を砕いてできた道のような筋が見えます。

重なり合う流氷

薄緑に透き通る色の流氷

客室の中からも流用を見ることができますが、できれば間近で見たいので、出港してからずっと甲板に出ていました。この日は風もなくお天気もまずまずで、しばらく外にいても苦になりませんでした。

乗船時間は1時間。
流氷がない場合はただの遊覧船になってしまいますが、ちゃんと一面に覆われた流氷を見ることができて、今回の旅の目的に一つが達成できました♪

港に戻る途中、まばらになったきた流氷の上に何かいますよ〜

ペンギン？？
それは天然記念物のオオワシです！

砕氷船を降るとちょうどお昼時、網走海鮮市場で昼食です。
オプションで事前に昼食を頼むことができるのですが、ツアー団体用の料理は直ぐに食べることができるように到着する前にはテーブルに料理が並んでいたりします。時間は限られていてゆっくりできないかもしれませんが、できれば出来立ての料理を食べたいと思ったので自由昼食にしました。
早めに席に着いてさっさとオーダーしたので、料理も早く出てきました。

カニいくら丼と海鮮あんかけやきそば

そういえば、前日のバス移動中の昼食で、カニイクラウニ丼を食べたのにまたもや同じような物を頼んでしまった(・・;)でもお弁当と違ってやはり新鮮でイイネ！
前日から昼、夜、朝と和食系が続いていたので、海鮮あんかけやきそばがなんだかとても美味しく感じました。

１Ｆは海産物売り場
広くて種類が豊富

ツアーのオプションで、流氷スカイクルーズというのがあります。
ヘリコプターに乗って空から流氷を眺めるというのも興味があったのですが、遊覧時間３〜4分で一人４０００円もするので、迷ったけどパス。
10分〜15分くらい遊覧できるなら一度乗ってみたかった！

昼食の後、涛沸湖というところにやって来ました。
白鳥の飛来地だそうです。

白鳥以外にカモなども。

白鳥たちがざわつき始めました。

よく見るとキタキツネです。

昨日のバスの中から、道路脇に出てきたキタキツネを見ましたが、今回の旅行で2度目です。

次にやって来たのは、天都山。
ホーツク海や網走監獄所などが見渡せる展望台ですが、小雪がちらつくお天気で、あまり見晴らしはよくありません(-_-;)

晴れれば、こんな風景が

網走監獄所です

この自由時間は、２つのオプションを選ぶことができました。
一つは網走監獄所見学、もう一つはこの天都山展望台に隣接する流氷館見学です。前日のバスの中で申し込むことができましたが、私たちはどちらも申し込まず、天都山で自由時間を過ごすことにしました。
他のツアー客は皆どちらかに申し込んだみたいで、どちらも見学しないのはナント私達だけ。でも流氷館のエントランスとお土産売場には入ることができ、そこで時間を潰すことができ、もともとあまり時間が長くはなかったので、それだけでも充分でした。

流氷館の土産売場にあった、面白ネタ用お土産のキャラメル

迷わず買ってしまいました！

2日目の宿は、層雲峡観光ホテル。

氷瀑まつりの会場へは5分ほどなので、お祭りをを目的にしている人にはアクセスがいいです。

翌朝に撮った外観の様子。
何の変哲もない外観ですが、館内はリニューアルされていて、ロビーや食事処、お部屋も綺麗で快適でした。

部屋はツインの洋室。
少々狭いです^^;

廊下を挟んだお部屋は和洋室があるようで、そちらは広々としていました。
ツアーだから狭いお部屋でも仕方がない(^_^;)

夕食はバイキング。

少しずつ盛り付けたので、写真ではちょっと寂しく豪華には写っていませんが、和洋中と種類が豊富で、他では見られない旭川ラーメンのセルフ屋台コーナーがありました。
今まで色んなバイキングを利用しましたが、ここが一番種類が多いかも。

この日も夕食後は外に繰り出します！

層雲峡氷瀑まつりへ

この氷瀑まつりには、前から行ってみたいと思っていたんですよねぇ。

入場して直ぐに氷瀑神社がありました

ステージでは和太鼓の演奏が

雪と氷の建物の中は迷路のようになっていて、ライトアップされています。

天の川のような光

氷の建物の中から外を見る

雪がちらつく中でも、思ったほど寒くはない。
雪は湿気がなくてさらっとしているので、服が全然濡れないのです。

前日の夜の阿寒湖は−15℃でしたが、この日の層雲峡は−5℃。
阿寒湖のキリリとした空気に比べ、なんとなく暖かく感じてしまいます。

ライトアップされた氷瀑や氷の建物の向こうから打ち上がる冬の花火はとても綺麗。前日の阿寒湖の方が多く打ち上がって規模としてはそちらの方がやや大きいい感じ。

真下から上を見上げると、まるでつららのカーテンのよう。

氷の建物には階段があり、実際に上ることができ、上から会場全体を見渡せます。

ライトアップ

北の居酒屋。
込んでいたので中は覗けませんでした。

入口の手前、階段上からの眺めが、会場全体が見渡せて一番綺麗です。帰りにここで写真を一枚。

今回の旅行の二番目の目的を達成でき大満足です。

3日目
朝から雪が降っていて、ホテルを出てから直ぐのところにある流星の滝、銀河の滝は雪の中での見学でした。
見学時間は20分くらいで、初めての集合写真を撮る時間も含まれていたので、時間的には余裕がなかったです。

銀河の滝

少し太めのこちらの滝は、流星の滝

どちらも滝は全部凍結していました。

夏の層雲峡とは違った景色で、凍結した滝もまたいいですネ。

案内の看板

この一帯は奇岩が多く、移動中のバスの中からたくさん見ることができました。

3日目のメイン観光の場所へ到着です。
旭山動物園

入口は正門、西門、東門がありますが、すでに駐車場が込んでいて、一番上の東門から入場しました。

なんの行列？？

10時30分の開園時間とともに入場し、皆が最初の目的のペンギンの散歩を見る為に、東門からは一番遠いペンギン館へ向かう行列です。

雪の中の動物園は初めて。

園内のオブジェや案内版はカワイイものばかり。

東門から入って長い階段を下りて最初にあるのがチンパンジー館。

みんなが一緒に固まって、寒さをしのいでいます。

あざらし館の水槽の上と下を結んだ円柱水槽。
アザラシの特徴的な泳ぎを見ることができる水槽として有名ですね。

子供のあざらし
丸々としています。

ほっきょくぐま館も特徴のある展示の仕方がありますが、それがこのシールズアイ（カプセル）。

アザラシの視点からホッキョクグマを観察することができます。

下からホッキョクグマをこんな間近にみられて、迫力が違います！

外から見たシールズアイとホッキョクグマ。

このシールズアイは子供用と大人用が１つずつありますが、混雑時は行列になるので、入場したら早めに並んだ方がよいみたいです。
ペンギンの散歩の場所取りで皆が並んでいる時間は、人気館でも比較的空いているので、その間にパパっと見てしまった方が効率が良いし。

ガイドさんのこのアドバイスを受けて、その順序でみたらスムーズ回ることができましたよ〜

人気館を先に見て回っている間にペンギンの散歩が始まってしまいました！

でもペンギンと共に場所を移動しながら、歩いていけばちゃんと見ることができます。前列の人は姿勢を低くしてくれているので、撮影も大丈夫。

ペンギンの歩き方はよちよちと可愛らしい♪

積もった雪でふかふかな時は歩きにくいので、このように時々お腹で滑るのだそうです。

みんなで固まって行進

そして時々立ち止まって休憩

きりん館
普通の動物園では足元から見る場合が多いと思いますが、ここは顔と同じ位地からも見られるようになっているので、餌を食べる様子がよくわかります。

ポールをガリガリしていたので何かと思ったら、穴に餌が挟んでありました。

斜面に積もった雪を食べています。

「こっち」と指をさしているカバの看板

カバさんは室内にいました。

こうして真下から覗くことができます。この角度からは滅多にみられませんね。
前足をちょこんと折り曲げているのが可愛らしい。

注意！

雪の中の百獣の王、ライオン

トラは檻の中を行ったり来たり

高級そうな毛皮がこんなところに！

丸まっているのは・・・

ユキヒョウでした

真下からだとよくわかりませんでしたが、この角度からは顔が少し見えますね。

フェンス越しの写真なので分かりにくいですが、こんもりとした雪の塊に見えるのはシロフクロウ。

雪と完全に同化してます！

「こっち」と教えてくれているのはオオカミの看板

トナカイは雪の中がしっくりきますネ。

丹頂鶴
北国の鳥のイメージですね。

オラウータンの檻だったかな？
寒さに弱いオラウータンは室内にいるようです。

旭山動物園での自由時間は90分。割と効率よく回れたほうですが、それでもやはり時間が足りない。最後は集合時間にギリギリになってしまい一番上にある駐車場まで駆け足でした。売店にはメロンパンやソフトクリームなど美味しい食べ物がいっぱいあるらしいけど買う時間がなく、最後にどうにか旭山プリンをゲット！とろ〜り口の中でとろけて美味でした。

旭山動物園を後にし千歳空港へ向かう途中の砂川というところで昼食を摂りました。

前日の昼食は個人で食べましたが、最後の日はオプションで、ちゃんちゃ焼きとジンギスカンを注文。どちらも￥１５００

こちらはジンギスカン
火を通し過ぎると固くなってしまうので、お店の人にもう食べられますよ〜と言われました。マトンは好きではないけど、その土地で食べるものはイケます！

札幌の時計台へ・・・

いえいえ、札幌には寄らないツアーでしたので、これは実は最後のお土産タイムに立ち寄った「千歳道産市場」の屋根にのっている時計台です。

札幌の時計台の設計図はしばらく公開されていなかったそうですが、公開されて、それを元に他でも作ることができるようになったと、ガイドさんが言っていました。ガイドさん曰く「時計台の部分だけの写真を見せて、札幌に行ってきたよと言えますね〜(笑)」と。

千歳空港に到着したのは出発時間の2時間半前くらいで、たっぷり最後にお土産屋歩きができると思っていたけど、首都圏の悪天候により、前日に飛行機に乗れなかった人の振り替えで、満席状態で、荷物預けに思ったよりも時間がかかり、慌ただしく、お土産と飛行機の中で食べるお弁当を探し回りました。

定刻より15分遅れの出発。
前日までは爆弾低気圧のせいで首都圏は悪天候で電車の事故があったり交通が混乱していたようですが、この日は多少の遅れだけで飛行機が飛んでくれたのでほっとしました。

自宅用のお土産
じゃがポックルは北海道でなくても今ではどこでも手に入るけど、大好きなんでつい買ってしまいました(^^;
白いブラックサンダーは北海道限定。
一番美味しかったのはピンクの箱の北菓楼の「ハマナスの恋」。もっと大きい箱のを買ってくればよかった。


3日間のバス走行距離は８００?以上！
帰りの飛行機と電車の中では、最後はさすがにずっと座っているのがキツかった！
でも急に思い立って決めた、流氷と氷瀑まつりを体験する冬の北海道旅行ですが、よい思い出となりました。

この旅行記へのコメント （3）

• みかちゃんっすさん 2019/07/04 14:01:03

  いいね！ありがとうございます！

  heidi77さん、私の拙い旅行記見ていただきありがとうございます！
  北海道旅行は４年近く前の事なので忘れていることも多く、メンドーくさがりの性格なので写真もあまり撮っていなかったので少ない資料で編集しました。
  今は４トラを知って皆さんの旅行記を参考に勉強させて貰っています！
  　heidi77さんの北海道旅行記拝見させていただきました。
  流氷観光いいですね～！行ってみたいと思いますが、寒さは苦手なのでハードルが高いです・・・。
  拝見させていただいて行った気分になりました。
  　また訪問させていただきますね～！
  
  

  heidi77さん からの返信 2019/07/04 15:48:41

  RE: いいね！ありがとうございます！

  
  みかちゃんっすさん、こんにちは〜
  
  
  みかちゃんっすさんは小樽にも行かれているのですね。
  小樽、函館は一度は行ってみたいのですが、今まで北海道は
  道東ばかりでなかなか機会がありません。
  小樽は黙っていても観光客が来るから、上から目線!？で
  お客様本位ではないのかしら〜
  
  冬の北海道、良かったですよ〜
  寒さが厳しいかと思い、ヒートテックの重ね着、
  暖パン、ライトダウンとダウンの重ね着と
  寒さ対策バッチリで行きましたが、
  バスの中、ホテルの中は思ったよりも暑くて
  こんなに必要なかったかなぁと(^^;
  
  流氷観光は20年越しに実現しました！
  その日はそれほど寒くなかったので
  甲板の上に長いこと居ても苦にならず。
  私も寒さに弱いのですが、冬の北海道を
  楽しむことができました♪
  
  いいね！＆コメントありがとうございました。
  またみかちゃんっすさんの旅行記もおじゃまさせていただきますね！
  
  heidi77
  
  
  
  
  

  みかちゃんっすさん からの返信 2019/07/04 18:10:50

  返信いただきありがとうございます！

  heidi77さん、 早速のご返信ありがとうございます！
  小樽滞在は夕方の３〜４時間足らずのことでした。
  田舎アルアルなのかもしれませんが、夜遅くまで稼ごうという商売っ気は無いのかもしれません・・・。私も田舎者なので何となく分かる気はするのですが・・・。
  北海道民のゆったりした性分なのでしょうか・・・？
  働き方改革を叫ばれている近年、夜遅くまで開けとけと言うのは観光客の奢りですかね・・・。
  アジア諸国の海外の方が夜遅くまで開いていて、それはそれで驚くのですが、観光客には有り難いです！
  　また訪問させていただきますね〜！