尾道・鞆航路で癒しの旅へ

2011/06/18 - 2011/06/19

毎年誕生日に近い時期には同じところに行って宿泊することにしています。

こちらで日記に書いたのはこの２つです。
鞆の浦でウルトラリラックス（'10）
http://4travel.jp/traveler/puric/album/10497209/
一番好きな広島の旅（仙酔島編）('09)
http://4travel.jp/traveler/puric/album/10463119/

また行ってしまいました。これで４回目です。

エリア 鞆の浦・鞆公園(広島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

福山方面に行く夜行バスはウィラートラベルしか見当たらないのでいつも利用しています。

これまで大阪駅前が発着所だったのに、いつの間にかスカイビルに変わっていて焦った。
しかも自宅から大阪駅に向かう途中でまさかの電車の遅延発生により一時は絶望すら覚えたのですが、タクシーで中津までぶっ飛ばしてもらい、何とか間に合いました。

ウィラートラベルの待合所。

肩コリに悩みながら福山駅に到着。
バスは安いけどしんどくなってきました。

いつもこの始発電車はガラガラなのに、なぜかこの日は途中の駅から学生っぽい人達がゾロゾロ乗ってきて、車内は満員になりました。

最近は行く先々で雨のような気がする。

路傍のアジサイにも雨のしずくが。
これはこれで風情があってよい。

千光寺ロープウエー下付近から坂道に入ります。

猫の細道は猫バブルでした

カタツムリ発見

尾道が舞台になった北川景子さんのカメラのＣＭ素敵です。
猫も強烈にかわいいし。
天使かと思いました。

雨は止みました。

この時期はまだ暑くなる前だったので、しばらく景色を見ながら１時間くらいボーっとしました。
普段あまりゆっくりできないので、こういう時間があると幸せ。

千光寺に到着しました。
三十三観音堂は、鈴のガランガランじゃなくて、数珠みたいに玉を繋いだものを引っ張ってガチガチいう音でお参りします。

ねこ

この日はよくねこを見たなあ

どこを見ても最高やね。

お腹が空いたので、「パンのなる木」でパンを買って食べました。

さて、今回は以前から乗りたいのに乗りそびれ続けていた尾道→鞆航路が目的ですので、急いで切符を購入しました。
尾道水道から阿伏兎観音を通って、鞆の弁天島を回って鞆港に到着するコースです。

「ジュゴン」に乗って出発です。

尾道水道を福山の方面へ。

船内はアナウンスの後に結構な音量で何故かエンヤの歌が流れはじめた。

尾道水道を出たあたりから強烈な眠気が…

グーグー寝ていて奇跡的に目覚めた時に慌てて撮った阿伏兎観音です。

船の後ろのデッキ部分に出られるので、屋外から撮影できるんですが、眠すぎて動けなかった。

阿伏兎観音を過ぎたらまた寝てしまい、次の弁天島の周遊ポイントでは、なんかこの島にまつわる民話のようなものをアナウンスしていましたが、それも眠すぎてはっきり覚えていない。

暗い気分で鞆港に到着しました！

鞆はこのような雁木が続く光景や…

おなじみの常夜燈に

古い町並み。

沼名前（ぬなくま)神社

海上の安全、無病息災の神社。

そろそろ向かいの仙酔島に渡りたいところですが、お昼時で船が来ないので、防波堤に座ってまたしても30分くらいボーっとしました。

どっかで見たような人が。

さて、１年ぶりに仙酔島にやってきました！

この先は海水浴場です。

この海沿いの遊歩道は長らく閉鎖されていました。
前回は復旧済みだったけど雨が降っていて行く気にならず、やっと歩くことができそうです。

海の景色もさることながら、地層も楽しめる。

仙酔島は古くから景勝地として切手になったり、皇族が訪れたりした由緒ある島。
でも今はやや忘れられた感あり。

雨がザンザン降ってきました。
とりあえず進みます。

変わった色合いの岩壁が現れました。

これがパワースポットと自称する五色岩。

パワーがあるか否かはさておき、流紋岩質凝灰岩の風化によってさまざまな色に変化しているのは事実。

五色岩から少し歩くとこの遊歩道も終点です。
この終点あたりには塩工房やお風呂があり、塩を作る体験もできるみたい。

雨が強いので休憩。

すこし早いけど宿泊する「人生感がかわる宿　ここから」へ。

１年間、ここに来たくて疲れてるようなものです。
いらっしゃいませじゃなく「お帰りなさいませ」が有り難い。
チェックインには早いので、まずは江戸風呂へ行きます。

江戸風呂は洞窟内の蒸し風呂が３種あって、汗を大量にかくので、お風呂から出たら気持ち良い気だるさでこのまま寝てしまいたくなります。

で、部屋で夕食までくつろぐ。

用意されている亀伝説とかいうお菓子は、柚子の風味がしてめちゃくちゃ美味しいんです！！！

夕食は外の「洗心の間」でいただく。

一人旅の者としては個室が有り難いのですが、大広間での食事です。

地産の野菜や海草を使った懐石料理です。

私は体を癒してリセットするようなコースなので野菜ばっかですが、お刺身とか焼き物とかを楽しめる普通のコースもあります。
他のお客さんの豪勢な料理に比べると寂しいかと思うけど、あまり野菜好きじゃない私がこれはもう絶賛するしか無いくらい、この懐石は美味しい。

このお鍋は美味しすぎていまだに忘れられない…。
手前にあるシワシワしたものは大豆肉との事でしたが、普通の油揚げの味だった。

大黒様が現れて、一人一人に福をくれます。

さらに太鼓の演奏も。

日常ではありえないくらい大量に食べてしまった。
さらにデザート。

満腹になって洗心の間を出るとすっかり日が暮れているので、渡された提灯もってぶらぶらと旅館に戻る。
夜の海の波の音に癒されます。今年も来てよかったし、来れるように頑張って良かったし、また来年も来れるように頑張ろうと思うのであった。

宿に戻って部屋に入ったら、まだ8時台にもかかわらず、布団に入って一瞬で寝てしまいました。

翌朝。
雨は降っていないが、曇っています。
晴れていれば対岸には鞆の町が見えるんですが、ほとんど霞んで見えない。

朝ごはんを食べ、チェックアウトをしてから再び江戸風呂へ。
お風呂の行程で海に入るのですが、久しぶりに海に入って泳ぎました。

対岸の鞆シーサイドホテルにある「作十」でざるそばと鯛めしを食べ、さらに近くの豆腐工房で豆乳とおからワッフルを購入。

豆乳の保冷材として、おからを凍らせたものを入れてくれました。当然食べられるのが嬉しい。前は氷を入れた袋に入れてくれたのですが、色々工夫をこらしてくれているのが再訪によって見えるので、嬉しくなります。

帰りの新幹線「さくら」

売店に売っている「亀伝説」買って帰りました。保存がきかないのでまとめて買えないのが悲しい。

今年もまた癒されました。
次は来年か、または年内にもう一度行けたらいいんですけど…。今度は2泊か3泊くらいできたらいいなあと思います。