Japan　吉野梅郷　～ミツバチばあやの冒険～

2011/03/01 - 2011/03/01

吉野梅郷でボランティア・ガイドを始めるべく
講習に参加している友人がいます。

ガイドとしてのデビューはまだですが
今日は植物好きのお友達と一緒に彼女の案内で歩きます。



青梅市観光案内より（抜粋）
http://www.omekanko.gr.jp/cgi-bin/area/area.php?area=baigo

「東京都心から約90分
秩父多摩甲斐国立公園の玄関口に位置する吉野梅郷。

多摩川の渓流と日の出山山系の自然に囲まれたこの吉野梅郷は
東西4ｋｍにわたり、樹齢300年にもおよぶ古木を含め、約2万5千本もの梅が紅白の花をつけ、ほのかな香りを漂わせる関東一の梅の里です。

また、文豪吉川英治の原稿や著作が展示された吉川英治記念館、
日本の伝統美の文化といえる貴重な着物を収蔵したきもの博物館など、数々の文化財にも恵まれた自然と文化の薫る地でもあります。

毎年3月、1ヶ月間にわたり梅まつりが開催され、梅花の最盛期となる3月中旬には「観梅市民まつり」が行われ、郷土芸能の競演をはじめ数々のイベントが繰り広げられます。」



★Japan　～ミツバチばあやの冒険～　サイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10453406/

エリア 青梅(東京)

JR青梅線の青梅駅でまちあわせ。

レトロな雰囲気の駅です。

「ばそってなに？」とＨ川ちゃん。
青梅想ひ出そば、は右から読むんでした(^o^)

昔の映画の看板

破れた張り紙が、ちとわざとらしくもあり（笑）

奥多摩行きに乗って二俣尾で下車。

こ・こりゃあわざとなの？

単なる整備不足？

吉野梅郷の最寄り駅は日向和田なんですけど

少しお散歩したいので二俣尾で降りました。

ここが東京都とは思えない鄙びた風景。

材木屋さん




近くのコンビニにも薪が売られてました。

多摩川を渡ります。

曇り空でしたけどきれいな川の色

う〜〜わ、でました！！

う〜〜わ、やめてくれ〜〜〜〜〜〜！！

火ぃつけたろか。

行く道すがらのお庭に咲いていたクリスマスローズ

お洒落なお庭には

こんな八重のも

こんな高貴なのも

この小さなお花はなんでしょう？

即清寺には

境内に珍しい色のネコヤナギ。

吉川英治記念館に到着です。
http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/

ここは、吉川英治が昭和19年3月、家族と共に東京赤坂 から疎開し、昭和28年8月まで生活していたところだそうです。
幕末に建てられた養蚕農家だったとか。

「新・平家物語」の執筆を始めたのもこの地であったそうです。

私が日本史に興味を抱くようになったのは吉川英治の「新・平家物語」を読んでから。

それまで私のなかで日本史の授業は
年代を丸暗記のと〜ってもつまらないものでした。

それがまったく無駄だとは申しませぬ。

「仏ほっとけごみやさん」
仏教伝来が583年だったというのは
外国人に漢字が中国からやってきた時の話をするのに
大いに役立っておりまする。

「新・平家物語」は

貴族社会から武家社会への変遷が

ダイネミックに、そして繊細に、また愛情深く描かれていて

目からウロコの面白さ。

次から次へと読みふけりました。

こんなに面白いものがあったんだ〜〜！

当時習っていた謡曲も

平家物語にちなむテーマが多いということがわかり

通勤時間は実に充実した読書タイムでした。

今でも日本の学校は
大昔からの歴史年表を丸暗記の授業なのかしら？

大きな面白い出来事があった。
それはどうして起こったか。
そのあと社会はどう変化したか。

そういう風に教えてくれてたら
もっとはやく日本史大好きになってただろうなあ。

「これは何？」Ｈ川ちゃん、興味深々。

いったいどこに生えてるのよ？

「屋根の上」。」

吉川英治の暮らしたお庭は山のふもとにあり

素敵な借景となっていました。

「昔の家のサンルームって寒かっただろうね、すきま風で。」

「でもお日さまがでるとそれはそれはあったかいのよ。」

展示館の入り口にはペルシャ風な色と模様のタイルが。

吉川英治は

椎の木の下に毛氈を敷いて

お茶を楽しんでたそうです。

お庭にはたくさんの種類の樹木、草花が植えられて

春を待っています。

「あ、十両だ。」とＳ本さん。

「実がちょっとしかならないから十両っていうのよ。」

「これは万両」

Ｓ本さんもＮ島さんも植物にと〜〜っても詳しい。

写真撮る時そっとお花を押さえてくれたり

いつもやさしいリカちゃん。

私の「手タレ」です、ありがとね。

記念館をでるとおみやげ物屋さんにウルイが。
ギボウシの新芽です。

立川のイタリアンレストラン「トレモンテ」で
このウルイ入りのサラダを食してからファンになりました。

とりたてて香りとかクセがあるわけじゃないんですけどね
歯ざわりがシャキシャキして春らしい。

あんまり寒かったので
梅林でお湯割り梅酒と甘酒をいただいて
吉野梅郷に向かったんですけど
まだ２分咲きってとこで小雨もぱらついてきたので

またこんどということで

近くのお寺に行きました。

そこには吉野梅郷絶景ポイントと書かれていたので。

確かに絶景！

そこからはこんなに咲いてる吉野梅郷が見えたんですもの。

そしてそのお寺のお庭には節分草が。

昭和記念公園よりもず〜〜っと間近に見ることが出来て。

ほら

この自然界の宝石をみて！！

ここにはなんとシモバシラもあるんですって。

「でもシモバシラみるためには早起きしなくちゃだから

青梅にお泊りしなくちゃ。」とＨ川ちゃん。

「美よしの園」というカフェでひと休み。


ホントは梅ソフトを注文したかったんですけどね

人気で売り切れちゃったんですって。


自分でいれるコーヒーや

梅の形のカップでいただく紅茶でほっと一息

日本初の梅チョコレートですって。

たしかに梅干みたいな酸っぱ塩っぱいチョコでした。

お店には

梅にちなんだ焼き物や

ありとあらゆる種類の

梅プロダクツが

ならんで

いました。

吉川英治の未亡人がやっていらっしゃる

紅梅庵という和菓子屋さん。


日向和田駅ちかくです。

霧雨にけぶる多摩川をあとにします。

青梅線沿線、まだまだ魅力的なところがいっぱいみたいです。

「また歩きたいねー。」
この夏にスイスの山トレッキング計画のＨ川ちゃんはやる気まんまん。

「鍛えておかなくっちゃ。だって主人は山男なんだもん。
遅れをとって主従の関係になるのがイヤだ！」

Ｈ川ちゃんと一緒に歩けば
自動的に筋トレができるってもんだ、がんばらう。

Ｎ島さん、楽しかったで〜す、案内してくれてありがとう♪

この旅行記へのコメント （2）

• momotaさん 2011/03/07 23:36:10

  シモバシラ？

  唐辛子婆さん、こんばんは♪
  
  吉野梅郷見頃ですね〜。
  ボランティアガイドを目指しているお友達とご一緒なら
  ひとあじ違う楽しみ方も出来て楽しそうですね〜。
  
  このお寺からの眺めは本当に絶景！
  こうゆうところってやっぱり普通気付かないものだから知っている人
  ならではですよね。
  山肌になんともいえない絶妙な色合い。
  ちょっとモヤのかかった感じがまたよく合いますね〜。
  
  シモバシラってお花の名前かしら？
  私もきっとお友達と同じ反応しちゃうと思います(^o^)

  唐辛子婆さん からの返信 2011/03/07 23:46:52

  RE: シモバシラ？

  momotaさん、こんばんは
  
  いらっしゃいまし〜♪
  
  書き込み＆投票ありがとうございます。
  
  > 吉野梅郷見頃ですね〜。
  
  まだこのときは３分咲きでした。
  来週あたりでしょうかね、見ごろは。
  
  > こうゆうところってやっぱり普通気付かないものだから知っている人
  > ならではですよね。
  
  そうなんです、いいお友達に恵まれました。
  
  > 山肌になんともいえない絶妙な色合い。
  > ちょっとモヤのかかった感じがまたよく合いますね〜。
  
  ありがとうございます。
  
  > シモバシラってお花の名前かしら？
  
  昭和記念公園のシモバシラがこちらでごらんになれますよ。どーぞ。
  http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10542379/>
  
  また遊びにいらしてくださいね♪
  
  とうがらしばば