今回のシドニーに行く目的は、前回、シドニーで会った大学時代の親友に、再び会いに行くことだった。<br />　前回のような「第三者」がいなかったため、一緒に泊まる宿や出かける場所は、全て、その親友に任せていたが、彼は僕に、その後の僕のシドニー滞在のスタイルを決定付け、「シドニー回帰」のきっかけまでも作ってくれる宿を手配してくれた。<br /><br />　その宿は、シドニー地区の鉄道であるCityRailのミルソンズポイント(Milsons Point)駅近くのキリビリ(Kirribilli)と呼ばれる、日本で言うと田園調布や芦屋のような、高級住宅街のような場所にあった。<br />　僕は、このキリビリと言う場所を、大変気に入ってしまった。<br />　まず、日本からの一見さんが全くいない。閑静な住宅街の雰囲気が非常に良く、散歩しているだけで気持ち良くなる。閑静でありながら、鉄道やフェリーなど、公共の交通機関が大変に発達しており、大変、機動力に優れた場所である。ハーバーブリッジを鉄道で渡るのが当たり前であるかのような生活ができる。気が向いたら、歩いてすぐの場所にあるハーバーブリッジのすぐ横の公園で、シドニーの夜景を独り占めできる。<br />　僕は、この時の滞在で、シドニーでの心地良い自分の居場所を見つけたと思った。<br />　このとき付き合ってくれた親友には、今でも大変に感謝をしている。<br /><br />　この旅では、もう一つ、嬉しい出来事があった。<br />　僕が購入した飛行機のチケットは、10万円足らずのPEXチケット…にも関わらず、往路のシドニー行きのフライトで、僕の座席は、ビジネスクラスにアップグレードされたのだ。<br />　インボランタリー・アップグレード…このとき、その存在を、僕は知ってしまった。それは、「禁断の果実」とも言える味わいだった。<br />　この先、このアップグレードを、都合７回、カンタス航空より受けることになるが、チェックイン時のアップグレードの有無のドキドキを味わうことが、クセになってしまった。

Australia 6th (Sydney) [ARCHIVES]

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1997/11/20 - 1997/11/23

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#散歩・散策

yeppoon_loverさん

　今回のシドニーに行く目的は、前回、シドニーで会った大学時代の親友に、再び会いに行くことだった。
　前回のような「第三者」がいなかったため、一緒に泊まる宿や出かける場所は、全て、その親友に任せていたが、彼は僕に、その後の僕のシドニー滞在のスタイルを決定付け、「シドニー回帰」のきっかけまでも作ってくれる宿を手配してくれた。

　その宿は、シドニー地区の鉄道であるCityRailのミルソンズポイント(Milsons Point)駅近くのキリビリ(Kirribilli)と呼ばれる、日本で言うと田園調布や芦屋のような、高級住宅街のような場所にあった。
　僕は、このキリビリと言う場所を、大変気に入ってしまった。
　まず、日本からの一見さんが全くいない。閑静な住宅街の雰囲気が非常に良く、散歩しているだけで気持ち良くなる。閑静でありながら、鉄道やフェリーなど、公共の交通機関が大変に発達しており、大変、機動力に優れた場所である。ハーバーブリッジを鉄道で渡るのが当たり前であるかのような生活ができる。気が向いたら、歩いてすぐの場所にあるハーバーブリッジのすぐ横の公園で、シドニーの夜景を独り占めできる。
　僕は、この時の滞在で、シドニーでの心地良い自分の居場所を見つけたと思った。
　このとき付き合ってくれた親友には、今でも大変に感謝をしている。

　この旅では、もう一つ、嬉しい出来事があった。
　僕が購入した飛行機のチケットは、10万円足らずのPEXチケット…にも関わらず、往路のシドニー行きのフライトで、僕の座席は、ビジネスクラスにアップグレードされたのだ。
　インボランタリー・アップグレード…このとき、その存在を、僕は知ってしまった。それは、「禁断の果実」とも言える味わいだった。
　この先、このアップグレードを、都合７回、カンタス航空より受けることになるが、チェックイン時のアップグレードの有無のドキドキを味わうことが、クセになってしまった。