2012/08/12 - 2012/08/18
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yeppoon_loverさん
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私のハンドルネーム"yeppoon_lover"は、文字通り、「Yeppoonが大好きな人」と言う意味で名乗っていますが、「Yeppoonって何?どこにあるの?」と思っている方、多いのではないでしょうか?
Yeppoon…ヤプーンは、オーストラリア・クイーンズランド州の真ん中辺りにある、小さな町です。。
私は、ここに、1999年、2006年~2010年、2012年と、合計7回滞在しました。
ここを訪れるきっかけは、「地球の歩き方」などの旅行書で、ほんの数行、「特に何もない場所だが、ビールでも飲みながら、のんびりすると良い」とだけ書かれていたのが、何故か、とても気になったからでした。
ヤプーンは元々、オーストラリアで住みたい町の上位にいつもランクインしているオージーたち憧れの町なのですが、実際に訪れてみると、ビーチや街がとても綺麗で、オージーでない僕でも住みたくなってしまう町です。ガイドブックの通り、のんびりと時間が流れる雰囲気が良い町で、すごく気に入ってしまいました。
さらに…
オーストラリアの地方の小さな町は普通、日本の言葉や食事、文化などとは無縁な世界のはず。しかしながら、ヤプーンには、鹿児島の岩崎産業が建設したリゾートがあり、日本にいる時と変わらないホスピタリティを受けられます。
実際にこのことを体で覚えてからは、これが、僕の足を向かわせる、もう一つの大きなきっかけとなり、ほぼ毎年のように訪れる時期を作ることになりました。
この地と日本との縁は、リゾートが、日本の企業によって設立されたことだけでは、終わりません。
リゾートの経営権が他に移っても、リゾートでは、イワサキのスタッフが裏方でずっと頑張っていたり、この地域を行政上管轄するロックハンプトン市が鹿児島県指宿市と姉妹都市の盟約を締結していたり、その流れで立派な日本庭園を運営していたり、学生さんの交換留学を盛んに行っていたり…などなど、実は、ヤプーンとその周辺の地域は、日本ととても縁が深い場所なんです。
しかし、近年、オーストラリアの物価上昇が著しくなってからは、足が遠のいてしまい、さらに、2016年8月21日、イワサキ(地元では、この呼称が浸透しています)のリゾートが、和食のレストランとゴルフコースを除き、無期限閉鎖となってしまい、訪問するきっかけを失ってしまいました。
ヤプーンとの縁を、ずっと持ち続けていたい。
リゾートの復活や、自分自身の状況の好転を信じ、またいつか、長期間の滞在ができるよう、常に夢を見ています。
私がここまで惚れてしまったヤプーン、3回に分けて、紹介させていただきます。
Part2 ヤプーンで、何しよう?編、ヤプーンとその周辺での観光を紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- カンタス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
では、出発します。
オーストラリアでは、ハーツで予約すると、トヨタ車が多かったです。ヤプーン インフォメーションセンター 散歩・街歩き
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ヤプーン中心部から南に3キロほどの場所に、車で来ました。
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レック・ポイント(Wreck Point Lookout)と言う展望台です。
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初めてヤプーンに来た1999年は、人生で初めて仕事で挫折していた時期、傷心のままここを訪れ、人生の考え事をずっとしていました。
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昼も夜もここに来て、色々なことを考えました。
結局、このとき、明確な答えは出ませんでしたが、この景色を見て、たくさん、心を癒され、日本に帰ってきました。
この場所は、僕にとっては、すごく重要な場所で、ヤプーンに滞在する度に、必ず来ます。 -
これ、少し怖いけど、気持ち良さそうですよね~。
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ヤプーンから約20キロ強、南の、エミュー・パーク(Emu Park)と言う小さな町に来ました。
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エミュー・パークの中心は、白い建物が多くて印象的、とてもキレイで明るく、のんびりした町です。
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シンギング・シップ(Singing Ship)と言う碑です。
風が吹くと、本当にメロディを奏でるような音がします。
優しいメロディを聴きながら、優しい風に吹かれていると、とても気持ちが良いですよ。
バイクのライダーたちが一休みしている姿をよく見かけます。 -
町の歴史博物館。
有料なので、一度も入ったこと、ありません(笑) -
町の図書館、ビーチに行く途中にあります。
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図書館の中。
たまに、不要になった古い本やCDを二束三文で売っていて、オーストラリアでのことを思い出せる自分用のお土産として、ちょっとした掘り出し物のCDを見つけたことがあります。 -
エミュー・パークにあるビーチ、フィッシャーマンズ・ビーチ(Fisherman's Beach)、入り江にある、非常に穏やかなビーチです。
エミュー・パークに来たら、特に何もせず、のんびり、ゆっくり、過ごしましょう。 -
エミュー・パークから、車で20キロほどにある、クーラナと言うワニ園(Koorana Crocodile Farm)に来ました。
野生のワニが生息するオーストラリアでは、こう言うところ、たくさん、あります。 -
写真では伝わりにくいですが、かなり迫力あります。
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水辺の動物を飼っている場所は、大抵、そうなんですが…臭かったです(笑)
恐らく、水中の排泄物の処理が容易ではないのでしょう。
しゃーないですね。 -
Joskeleighと言う場所に来ました。
地名の読み方、さっぱり、分かりません。
人っこひとりいない、ひっそりした場所です。 -
Joskeleigh South Sea Museum、廃校になった学校を、博物館に転用して、学校の歴史を展示していました。
ノートにテキトーにExcellent!と書いてきましたが、書いた人を見てみたら、こんな場所にも、ポツポツ、日本の方が来られているようです。 -
ケッペル・サンズ(Keppel Sands)と言う、小さな町です。
こちらは、軒先でおばちゃんたちが井戸端会議をしていて、生活感がありましたが、基本的には、静かでのんびりした場所です。 -
ケッペル・サンズのビーチ、誰もいません。
天気が良いと、グレート・ケッペル島(Great Keppel Island)が見えるらしいです。 -
エミュー・パークとロックハンプトンとの間にある、レイクズ・クリーク(Lakes Creek)と言う、一応、駅です。
オーストラリアには、こう言う、一目で駅とは分からない場所、結構、あります。 -
ロックハンプトン(Rockhampton)に来ました。
ヤプーンのような小さな町で数日間過ごした後に来ると、ちょっとした「都会」に出てきた気持ちになります。
人口は約8万人。
「たった8万人」と思うかもしれませんが、シドニーやメルボルンなどの大都市への人口集中度が非常に高いオーストラリアでは、人口5桁は、立派な都市です。 -
ロックハンプトンは、前回の日記でも触れた通り、ヤプーンとその周辺地域へ向かうときの玄関口となる場所です。…と同時に、カプリコーンコースト(Capricorn Coast)南部一帯で、一番大きく、かつ中心的な役割を果たす町でもあります。
ヤプーンも、数年前に、行政管轄上、ロックハンプトンの管理下に入りました。
地元の人たちに倣い、以後、ロッキー(Rocky)とします。 -
ロッキーは、牛肉の生産量が豪州一の場所で、「ビーフ・キャピタル」と呼ばれ、町中では、この写真のように、牛さんが屋根に乗っている建物を、たくさん見かけます。
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オーストラリアの田舎町にあるっぽい建物の前で、1枚。
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ロックハンプトン動物園(Rockhampton Zoo)、フツーの動物園でした。
ロックハンプトン ボタニックガーデン テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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ロックハンプトンは、鹿児島県指宿市と姉妹都市盟約を締結していて、その縁で、立派な日本庭園があります。ちなみに、指宿にも、「オーストラリアの森」があります。行ってみたら、誰もいなかったけど。
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デニスン通り(Denison St.)で。
道路を貨物列車が走り抜けます。 -
この通りでは、アスファルト舗装の道路の真ん中にレールが敷かれていて、列車がゆっくりと走っていきます。
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日本では、巡り会えない風景です。
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道路を通る列車に注意!
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わたくし、鉄分の多い人間で、レールが大好き。
こんな場所を発見すると、興奮して、こんな写真を、何枚も撮影してしまいます。
オセアニア地域を中心として世界の鉄道を巡っているAUNZ RAILFANさんに、このデニスン通りのことを連絡したところ、本当に撮影に行ってくれました。
興味のある方は、Youtubeをお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=VBiAdmnIA48 -
Denison St.の途中、道路の真ん中のレールが2本になる場所があります。
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1本増えたレールは、通常の営業では使用されず、ある建物の中に入っていきます。
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線路がつながる先は、英語ではArcher Park Steam Tram Museumと言います。
蒸気で走る路面電車の博物館で、ここで保存されている路面電車は、昔、ロッキーで活躍した乗り物です。 -
博物館の入り口です。
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在りし日のロッキーの様子を再現しています。
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アコーディオン弾きのおじさん。
昔はどこにでも、こんな人がいたんですね。 -
車内を見学できる車両もあります。
車窓からも、昔の風景を楽しめます。 -
毎週日曜日は、路面電車の動態展示もやっています。
可愛い車両がのんびり走る姿は、中々、ユーモラスです。
こちらも、AUNZ RAILFANさんが、Youtubeで紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=XS_kk1-K6tE -
ロッキーには、このように、無駄に広い道路が、ポツポツあります。
かつて、路面電車の軌道が敷設されていたからではないか?、と勝手に推測しています。 -
ロッキーの鉄道駅で。
今は使われていない車両のようで、来る度、同じ場所で休んでいます。 -
カプリコーン・ケーブス(Capricorn Caves)。
古代の洞窟と、その近くには宿泊施設もあるようです。カプリコーン ケーブス ホテル
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所要約1時間のツアーで、洞窟内を見学します。
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この洞窟は、大聖堂(Cathedral)になっていて、結婚式もできるそうです。
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ドリームタイム・カルチュラル・センター(Dream Time Caltural Centre)。
ブルース・ハイウェイと、ヤプーンに向かう道との交差点の近くにあります。ドリームタイム カルチュラルセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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ここは、オーストラリアの先住民、アボリジニの、昔の生活様式や、彼らが残したアートに触れることができる施設で、この種の施設では、オーストラリアで、規模が一番大きいそうです。
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アボリジニアートの絵。
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洞窟内の壁画、これもアボリジニたちが残したものです。
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ブルース・ハイウェイ沿いにある、インフォメーションセンター。
ここに、ある碑が建っています。スパイア ビジター インフォメーションセンター 散歩・街歩き
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The Tropic pf Capricorn
南回帰線の碑です。
ロッキーやその周辺のエリアは、南緯23度、南回帰線の直下にあり、夏至(南半球なので、日本の冬至の時期)には、太陽の光が、頭上から直角に照らします。
Wikipediaによると、赤道付近で起こった上昇気流が上空で乾燥し、回帰線付近に下降してくるために、回帰線付近の気候は、1年中乾燥しやすく、雨量が大変少なくなるとのこと。
クイーンズランド中央部には、1年のうち300日近くが晴天になる場所が多く、クイーンズランド州の車のナンバープレートには、"Sunshine State"と書かれていますが、このことが影響しているのかも、しれませんね。
地元の人たちからすると、水不足などの悩みの種かもしれませんが、観光で訪れる人間からすると、非常にありがたいことです。 -
ロッキーから南西に40キロ内陸に入ったところに、マウント・モーガン(Mount Morgan)と言う小さな町があります。
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この鉄道駅から、町を巡るツアーに参加できます。
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時代を感じさせる、駅の構内ですね。
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マウント・モーガンは、銅の採掘をしている町、19世紀中盤からの歴史があるそうです。
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これも、銅の採掘で使用する設備だと思われます。
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町は、約160年と、オーストラリアにしては、比較的歴史がある町です。
銅や金の採掘で一攫千金を狙ってやって来た人たちの時代をうかがうことができる博物館があります。 -
1階がパブになっている、オーストラリアでよくあるホテルです。
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Rockhampton Heritage Village、平たく言えば、催し物会場です。
運が良いと、週末のイベントやフリーマーケットを見物できます。 -
ラクダに乗って、どこへ???
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即興のコンサートです。
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ロッキーからヤプーンに戻る途中で。
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レールを発見すると、どうしても、車を降りて確認したくなるのは、どうしようもない僕の性(さが)です。
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僕はレール好きであると同時に、鉄道遺構も好きな人間です。
ヤプーンは、そんな人間が喜ぶ場所が何か所か、あります(今は、『ありました』かも???)
ヤプーンのメインのジェームス通り沿いに鉄道駅がありますが、僕が初めて訪れた1999年の時点で、既に機能していない、「遺構」となっており、ヤプーン滞在の度に、いつも様子を見に来ていました。 -
既に使われなくなった椅子…
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駅構内は、立入禁止です。
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何年か経ってから来てみたら、レールは撤去されていました。
…残念! -
駅の入り口です。
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駅の入り口から、道路を渡ると…
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ロッキーまでレールが続いていましたが、Google Mapを見ると、レールがあった跡が、"Capricorn Coast Pineapple Rail Trail"と表示されるので、遊歩道として整備されたようです。
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駅とは別の場所にも、レールの遺構がありましたが…
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数年経ってから来ると、撤去。
寂しい。 -
まだ、鉄道の痕跡が残っていたころのヤプーン駅。
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今は、どうなっているんだろう?
大変、気になっています。
また、来てみたい。 -
とりあえず、ホテルに、戻りましょう!
(Part3に続く)
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2020/05/29 00:50:33
- ああネルソンだ
- ロックハンプトンのお写真等でNZのネルソンとそっくりと思いました。ご存知かもしれませんが、南島の日照時間NZ一と言われているところ。昨年2月には世界大道芸祭りに合わせて再訪。NZ人もおすすめ地。クイーンズタウンを海辺に持ってきた感じかしら。
NZの中でも歴史もあり、愛らしい町です。
1階がパブのイギリスのinnみたいなお宿泊まりたい。まだ現役かしら。
- yeppoon_loverさん からの返信 2020/05/29 20:03:51
- RE: ああネルソンだ
- mom Kazukoさん
こんばんは。
申し訳ございません、ネルソンと言う町のこと、存じ上げておりませんでした。
フォートラベラーの皆さんの日記を拝見しましたが、ププ・スプリングスと言う、キレイな泉があるんですね。
透明度の高い泉や海が、いかにもNZらしいです。
キーウィ(って言うんですよね?NZの人たちのこと)オススメの場所と言うことは、ロッキーやヤプーンのように、きっとい居心地がいいんでしょう。オールブラックスのレプリカのジャージを着て、きちんと地元の人たちにリスペクトしているところを示して、お邪魔してみたいです、レプリカを買った場所は、シドニーですが(笑)
yeppoon_lover
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