2009秋、ベトナム旅行記2(3/20)：9月12日(3)：ハノイ・ホアンキエム湖

2009/09/12 - 2009/09/15

夕食の前に、ホアンキエム湖畔を散策しました。ハノイの定番観光コースのようです。夕食は、オプショナルの水上人形劇とセットになった、ベトナム風フランス料理でした。雨期のためでしょうか、台風一過の晴天ではなく、小雨が断続的に降っていました。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 交通手段: 観光バス

ホアンキエム湖畔の散策は、ハノイ観光の定番となっているようです。夕食前の見学です。紅河が氾濫を繰り返し、その時に出来た湖の一つとされます。

ホアンキエム湖畔にあったモニュメントです。英雄像ではなく、士気鼓舞の群像のように見えました。

ホアンキエム湖畔の光景です。日本の家屋で例えれば、漆喰造りの土蔵のような建物と、古木の光景です。

同じく、ホアンキエム湖畔の光景です。カラフルな門柱が建っていました。その門柱に描かれた文字は、ベトナムが漢字圏であったことを教えてくれるようです。

シンプルな五重塔のような形をした石塔です。記念碑でしょうか。殆んど飾りもなく、文字も刻まれていないようです。

斜め方向から眺めた、カラフルな門柱です。ゴクソン(玉山)寺と呼ばれているようです。他に玉山祠と呼ばれる祠もあります。

ホアンキエム湖の眺めです。かつては紅河とも繋がっていて、緑水湖と呼ばれていました。その後湖は2つに分かれ、一つがホアンキエム湖、もう一つが水軍湖となりました。水軍湖の名前は、ベトナム水軍の訓練所だったためです。

同じく、ホアンキエム湖の光景です。ウィキペディアには、『大型の軟殻亀は、皇帝の名誉たる Rafetus leloii と名づけられている。その種は危機にさらされていて、湖の中の個体数は不明である』と紹介されていました。伝説のレロイ王に因む呼び方のようです。

ウィキペディアには、『1968年には湖で体重250キログラムの大亀が発見され、伝説の亀とされて玉山祠に剥製が祭られている。剥製の大きさは長さ210センチメートル、幅120センチメートル』とも紹介されています。まるで、ウミガメの大きさです。

岸辺の林を逆さに映した、ホアンキエム湖の湖面です。ホアンキエム湖の漢字表記は、還剣湖(Ho Hoan Kiem)です。ルロイ王の伝説に因みます。

同じく、緑豊かなホアンキエム湖の湖畔の光景です。黎朝を建国したル・ロイ王は、宝剣で明軍を討ち破り、ベトナムを中国支配から解放しました。ル・ロイ王がその宝剣を返した伝説が残る湖です。

真新しい赤い幟が建っていました。少し時代がかった幟です。裾のところに切れ込みが見えます。祠の一角でしょうか。

『亀の塔』と呼ばれているようです。レロイ王の伝説に出てくる大亀を祀った祠です。外交官だった岡本行夫さんの1995年の文章には、『巨大なやつで、推定年齢は500歳』とも言われる、今も時々顔を見せる大亀のことが紹介されていました。

ホアンキエム湖の畔にあった公園の光景です。小雨の中でも、地元の若い人達は出掛けてくるようです。

岡本行夫さんが紹介してた、ベトナムと日本の繋がりです。『浦島太郎の物語は、舞台はベトナムだという説がある。竜宮城の乙姫様の着ているものは、ベトナムの民族衣装であるアオザイだそうだ。タイやヒラメの舞い踊りも、ベトナムの衣装と踊りだそうだ』と言うものです。古事記・日本書紀の『国作り神話』を含め、アジアには多くの共通した物語があります。

岸辺に生えていた樹木です。板状根のような根元です。ごつごつとした瘤も沢山あります。歩きまわるのを止めて、身近な所だけをカメラに収めました。

ホアンキエム湖の湖面の光景です。一向に雨が止みそうにない空模様です。

少しだけ角度を変えて撮影したホアンキエム湖です。小雨でしたが、中々止むことがない雨でした。

緩やかな太鼓橋になった、赤い橋が架かっていました。棲旭(フク)橋と呼ばれる木橋です。この橋を渡った先に玉山祠があります。その境内には、英雄チャン・フン・ダオや学、武、医の神が奉ってあります。

小雨がホアンキエム湖に小さな波紋を作っていました。手前に見える木は、合歓の木のようです。

東南アジアの国では良く見かける三輪車です。これに乗って、のんびりと市内観光するのも、いいものです。

寺院の入口付近の光景です。欧米からの観光グループの姿がありました。入口の上部に、『硯台』の赤い文字がありました。

ホアンキエム湖に面した商店街の光景です。少し自由時間がありましたので、付近を散策です。

同じく、ホアンキエム湖に面した商店街の光景です。お店から突き出した廂が、丁度いい雨避けになりました。

街路樹のアップです。茶色に熟れた丸い実が沢山付いていました。食用でしょうか、小鳥の餌でしょうか。

真下から見上げた建物光景です。この日のオプショナルで、水上人形劇を観た建物です。英語でも、それらしい表記がありました。タンロン水上人形劇場の名前です。

レストランがあった建物だった記憶です。水上人形劇とセットになっていました。水上人形劇は、千年の歴史を持つとされます。

この日の夕食です。フランス風ベトナム料理と言うより、ベトナム風フランス料理と言ったところでしょうか。野菜たっぷりの前菜です。白ワインと赤ワインをグラスで戴きました。フランスワインでした。

人形水上劇のシアターと併設されたレストランだった記憶です。その入口付近の光景です。

同じ場所の建物光景です。レストランだったかどうかは、少し記憶があいまいですが、食品店であることには間違いないようです。