2009/09/12 - 2009/09/15
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旅人のくまさんさん
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ホーチミン廟紹介の続きです。アデニウムの赤い花が飾ってありました。ホーチミン廟の次には、歩いて近くの場所にある一柱寺を見学しました。
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白い花が石畳の上に散っていました。近くからの撮影が出来ないのが残念です。手入れが行き届いた廟の周りの植木です。
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受け皿付の大きな植木鉢です。赤い花が咲いた列が出来ていました。記念式典に用意されたものでしょうか。
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鉢植えにされていたアデニウムの鮮やかな色の花です。キョウチクトウ科の植物ですが、少し覚え難い名前です。
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アデニウムの花で飾られた廟の脇の雛段です。中国の天安門広場を望む場所にも雛段がありました。式典の時のビップ席です。
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ホーチミン廟の全景です。一年中冷房の効いた内部の部屋にホー・チ・ミンの遺体がガラスケース中に安置されているそうです。見学には事前にカメラ等を預けて、私語厳禁、立ち止まることは許されないとされます。
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ホーチミン廟の見学の後の、帰り道での撮影です。国家レベルでの記念式典などを意識した造りでしょうか、広々とした通りでした。
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ホーチミン廟の端の方に来ました。この場所で、車の通行規制が行われていました。白い服の衛兵さんが目を光らせていました。
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ベトナムの近代では、アメリカが介入したベトナム戦争の記憶が生々しいですが、その以前には、イギリスやフランスによる武力介入や、統治時代もありました。その時代の建物のようです。ただし、長くベトナムの歴史に関わってきたのは中国です。ベトナムが漢字圏と言われる所以です。
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フランス統治時代の建物紹介を続けます。その先駆けは、イギリス人宣教師に続いて、1624年にフランス人宣教師がベトナムに来ました。19世紀半ばにフランス人宣教師2人が死刑にされた事件をきっかけに、1858年にナポレオン三世がフランス軍艦隊をベトナムへ派遣したのが、本格的な武力介入の始まりです。8月31日フランスとスペインの連合艦隊がダナンに入港、ダナンを占領し、更に1859年にはブンタウから進攻して南部ベトナムを占領しました。
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フランス統治時代の建物は、壊されずに、そのまま高級住宅街として残されていました。ベトナムの料理が美味しいとされるのも、フランス時代の名残かも知れません。第二次大戦中は日本軍がベトナムを占領し、1945年の終戦とともに、9月2日にホーチミン主席がベトナム民主共和国の独立宣言を行いましたが、9月23日にはフランス軍がサイゴンを占領し、翌年1946年にはインドシナ戦争が始まり、その後にアメリカが介入したベトナム戦争へと泥沼化しました。
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一柱寺に到着しました。名前の由来は説明が要らないようです。一柱寺は、『大越史記全書』によると、Ly Thai Tong帝の時代の1049年に建設されたと記されています。
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土台部分のアップです。地上高4メートル、直径1.2 メートルの円筒形の石柱の土台です。一柱寺の蓮花台の上に建つ建物は、各辺3メートルの四角形をし、曲線の屋根を持ちます。ただし、土台の部分は修復工事の際にコンクリートに変わったかも知れません。
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蓮花台の上に建つ一柱寺の屋根です。各辺の長さは3メートルと、大きくはありませんが、優美な曲線を持つ凝った作りの屋根です。
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斜めから見上げた一柱寺の堂宇です。屋根の葺き方も独特です。2006年5月には『ベトナムで最も独特な建築様式の寺』として、『ベトナム・ギネスブック』に登録されています。
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一柱寺の甍の先の光景です。シビの尾の先と向かい合うような曲線を持ちます。1962年4月にベトナムの文化省により、歴史・建築・美術遺跡と認定されました。
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年輪を感じさせる古刹ですが、明るい色の雪洞が良く似合います。この雪洞の形も、一柱寺のシンボルの蓮の花です。
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蓮の欄干の間から覗いた一柱寺祭壇がある正面です。一柱寺は延祐寺の名前も持ちます。その理由は、1049年に創建された時、現在の一柱寺は延祐寺の楼閣の一つに過ぎなかったためです。
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斜め前方からの一柱寺の光景です。1954年、インドシナ戦争でフランスが敗れた時、ハノイを去る際に延祐寺を爆破したようです。現在目にしているのは、1955年にベトナム人によって修復された建物とされます。
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屋根飾りが一杯な屋根の光景です。太陽を模したような中央の飾りです。炎も表現してあるようです。その左右に龍の飾りがあります。創建当時の皇帝のシンボルでしょうか。
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一柱寺の近くから眺めた付近の光景です。大きな樹の下に、小さな仏像が飾られ、花が供えてありました。ベトナムでの仏教信仰は根強いようです。
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一柱寺の池の縁で、現地ガイドさんの説明を熱心に聞くツアーの皆さん達です。雨は上がって、傘を指す人はいません。
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一柱寺のシンボルは、蓮の花です。欄干にも蓮の花の飾りがありました。このお寺を創建した皇帝が、観世音菩薩が蓮花台に座している夢を見たのが、その始まりです。
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ホーチミン廟の前に飾ってあったアデニウムの赤い花は本物でしたが、この場所の赤い花は、残念ながら造花でした。一柱寺の祭壇に昇る石段です。
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一柱寺を取り巻く池は四角に造られています。その中央に向かって丸い石柱が建ちます。その丸い石柱への石段の下部の光景です。レンガ造りのようです。隙間に羊歯が生えていました。
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一柱寺を支える石柱と、その周りの光景です。日本風に説明するなら、侘びと寂びの世界でしょうか。静寂な世界でした。
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一柱寺の祭壇に向かい石段の最上部の光景です。石段は20段とされます。数字で表しますと、僅か平方メートルの寺院となります。
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焼物か石像か判断が難しい座像です。全身に細かい文様があり、陰影が付けられています。座禅を組んで黙想する仏の姿です。
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椰子の木の一種のようです。雲に覆われた空でしたが、雨は強くはありませんでした。傘は差さなくても大丈夫でした。
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これで一柱寺の見学はお終いです。真偽は確かめていませんが、フランス軍がハノイを去る際に、軍事的に意味のない一柱寺を爆破したことが事実であれば残念なことです。
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一柱寺に隣接する建物の光景です。昔ながらの造りの古い建物と、ベトナム民主共和国時代を思わせるレリーフが刻まれた建物が、その奥に見えました。
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