2001/10/12 - 2001/11/04
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kojikojiさん
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リスボンに滞在したうちの2日間はシントラ周辺の日帰り旅行でした。1日目はロシオ駅から電車でケルースに向かいました。ここは観光客は少なかったのですが、なかなか素晴らしい所でした。近くにはポウサーダもあったので、泊まってみたいと思いました。今回の旅ではオビドスとヴィアナ・デ・カステロでポウサーダに宿泊しましたが、歴史あるホテルに泊まり歩くのもいいかなと思いました。けるーすからシントラに入り、そのままバスでロカ岬へ向かいました。バス停では日本人の方が何人かいて、席が近かった女の子と少し話しました。この人が変わった方で、青年協力隊参加してブラジルで子供に水泳を教えていたというところまでは良かったのですが、この旅ではドイツのフランクフルトで香港の女の子と同室に泊まっていて、駅のロッカーに一緒に荷物を預けたのですが、相手と別れた後にロッカー台をケチって、道端の街路灯にトランクをチェーンでロックしてそのまま観光したそうです。戻ってくるとトランクは警察の車両で囲まれて、爆薬を探知する警察犬まで来ていたそうです。そのまま警察に連行されて略式裁判で300ドルほど罰金を払ったそうです。その前にも町で出会ったネパール人の男の人について行って家に泊めてもらったとか…。その人は本当に良い人だったようで、奥さんと子供に浴してもらったと言っていましたが信じられない行動です。話的には面白いのでそのまま二人でロカ岬まで往き、ユーラシア大陸の最西端に立ちました。ツーリストインフォメーションで最西端到達証明書を書いてもらいましたが、自分の番号の次があの時の女の子だよなと思い出すことがあります。ロカ岬からはカスカイスからエストリル経由でリスボンに戻りました。2日目はトマールとエヴォラを周ってきた後にシントラの王宮と周辺をハイキングしました。ペーナ宮殿やモーロ人の城塞は見ることが出来たのですがシントラ宮殿が休みだったのは残念でした。次回は効率よくもう一度廻ってみたと思いました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リスボンのロシオ駅から電車に乗ってケルースに行きました。普通の住宅地のような駅で降りて歩いていると果たして宮殿やポウサウダがあるのだろうか心配になります。そのうち街外れに出て雰囲気が出てきます。青い空にピンクの建物が不釣り合いな感じがします。
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ポルトガル王のドン・ペドロ3世と妃の夏の離宮として、1740年から1792年にかけて建てられた宮殿です。18世紀前半フランス宮廷からヨーロッパで流行したロココ調の優雅な建物は、ポルトガルのベルサイユとも称されるそうです。
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ケルース宮殿の鏡の間です。こんなヨーロッパの片田舎によく造ったと思える宮殿です。規模は小さいですが、ポルトガルのベルサイユと呼ばれるのが分かるような気がします。当時の鏡1枚の金額は莫大だったと思います。
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細かいところまで手を抜かない装飾で覆われています。
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フランス人の設計した庭園に出ました。ヨーロッパの地中海に面した国と違うのでしょうか、大西洋からの湿気のせいか建物の外壁材にはカビによる黒ずみが見られます。ただ日本人には過ごしやすい湿度を感じます。
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ネプチューンの噴水が庭の中央に配置されています。
ヨーロッパの宮殿に良く見られますが、思いつくのはピッティ宮殿など一日かかっても見学しきれない巨大な庭園です。 -
ネプチューンが三又の矛で狙うのは金魚のようです。
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ここの宮殿にはヨーロッパの大国の宮殿にある物はみな揃っています。庭のスフィンクスもウィーンのベルヴェデーレ宮殿を思い出します。でもここのスフィンクスは可愛らしいです。
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ケルース駅まで戻って電車に乗ってシントラまで移動しました。駅前でバスを待っているときに出会った日本人の女の子と一緒にロカ岬を観光しました。ロカ岬の印象よりもその時の彼女の印象が強いです。ユーラシア大陸最西端到達の証明書を見る度に、この番号の次の番号はあの時の彼女だよなと思います。
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ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」を刻んだ石碑を見て大西洋を望みます。初めて見る大西洋です。
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沢木耕太郎は「深夜特急」の中でリスボンで「サグレス」という名のビールを飲み、「サグレス」の意味を知ってサグレス岬を目指します。そこにたどり着いたところでようやく旅の終わりの汐どきを掴まえました。そこから彼はパリを経てロンドンに向かいますが、彼の中での旅の終点はロンドンではなく、ユーラシア大陸の果てのサグレス岬だったようです。
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ヨーロッパの国を1カ月単位くらいでは旅していますが、香港からユーラシア大陸をバスを乗り継いで何年もかけてポルトガルまでたどり着いたら感動するでしょうね。
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天気も良く最高の観光日和でした。ロカ岬からはバスに乗ってカスカイスを周ることにしました。
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カスカイスには地獄の口(Boca do inferno)呼ばれる洞窟があります。 ポルトガル語で「boca」は「口、入口」という意味、「inferno」は「地獄」という意味です。
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イギリスのサイレント映画「A Sea Cave Near Lisbon」に登場したことで知られるそうです。カスカイスからエストリルを経由してリスボンのカイス・ド・ソドレ駅まで戻りました。地下鉄で一度ホテルに戻り、ロカ岬を一緒に観光した女の子と一緒に食事に行きました。ユースで同じバスに乗っていた女の子も一緒に3人での晩御飯は楽しかったです。
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これまでの一人旅でたくさんの日本人の方に出会い、何度か食事を御馳走になりました。その時々にお礼をしたりお礼状を書いたりはしていますがお返しをすることは出来ません。そこで今度は自分が旅先で出会った若い人に返していこうと思っていました。この時もそうしました。
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トマールやエヴォラを観光した数日後にもう一度シントラに来ました。このペーナ宮殿は19世紀ロマン主義を象徴する建築として有名です。1836年に女王マリア2世の王配フェルナンド2世により建てられました。
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1755年のリスボン地震が首都と周辺地域を荒廃させ、ペーナ修道院は廃墟と化しますが、無傷で残ったフラデス・ヒエロニミタス礼拝堂を見たフェルナンド2世がここが気に入ったそうです。
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ローマの北のヴィテルボ郊外にあるボマルツォのオルシーニの怪物庭園やチチリアのパレルモ郊外のバゲリアの怪物屋敷を思い出します。澁澤龍彦はポルトガルまで来ていたのだったかと空想します。
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ゴシック・リヴァイヴァル建築様式やネオ・マヌエル様式、ネオ・イスラム様式にネオ・ルネサンス様式など19世紀のロマン主義の不思議さが凝縮しているような宮殿です。たぶん誰もが想像するのはバイエルン王ルートヴィヒ2世が建てたノイシュヴァンシュタイン城だと思いますが、こちらはペーナ宮殿の30年後に建てられています。
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今回の旅ではアズレージョの青いタイルより、交趾のような釉薬の掛かった色タイルの美しさに惹かれました。
リスボンのアンティーク屋で探しましたが、とても高いのと1枚だけだと面白くないので購入はしませんでした。 -
こういう連続性が無いと面白くありません。
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旅の途中でカルダス・ライーニャのボルダロ社で現在も造っているらしいというのが分かったので立ち寄ろうと考えていました。
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門の上を守るのはトリトンだという事ですが、日本人がイメージするトリトンとは違います。世界の創造を意味していると言われます。
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風光明媚な自然の中にあるので余計に不思議な空間です。
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個人的には最高に面白い所でした。ノイシュヴァンシュタイン城にも行ってみたいとこの時思いましたが、20年近く経ってもまだ叶っていません。
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タイルの上に陶器製の大きなバラの組み合わせが不思議です。この時はタイルにインスパイアされていたので宮殿のインテリアなどの写真が残っていません。
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ペーナ宮殿から見たシントラ王宮です。残念ながらこの日は休みでした。観光客が少ない意味が分かった気がします。
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ムーア人の城塞から見た周辺にはキンタスと呼ばれる別荘が点在しています。当時の貴族の館ですが、現在もその末裔が所有しているのでしょうか?
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ムーア人の城塞から見たペーナ宮殿の姿も美しかったです。
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バスに乗ってシントラの町まで戻りました。シントラの町から見たムーア人の城塞です。要塞自体の写真は撮らなかったようです。
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シントラ王宮まで戻ってきましたが、この日はお休みで中には入れませんでした。特徴のある厨房の煙突だけでも写真に撮っておきましょう。
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宮殿が休みでお客もいないので馬車も日陰でお休み中です。
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シントラの町は静かで規模も小さいのでとても良い所でした。次に来るときはケルースのポウサーダで1泊して、シントラでお1泊してなどと考えてしまいます。
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町外れのアンティーク店に入るとアイボリーのピルケースのようなものがありました。蓋にちょっと怖いエンゼルが彫られていました。思ったより安かったので記念に買いました。値段からするとアイボリーではないと思います。象牙だと日本に持って入れませんから。
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シントラの街中にあったアズレージョタイル。古いものでは無いのだろうけれど、雰囲気のある絵です。帰りにシントラ名物のケイジャーダ(チズタルト)を箱で購入しました。お土産と言っても旅はまだ3週間残っているのでリスボンに戻ってすぐに食べたのは言うまでもありません。
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鉄道駅までブラブラ歩いた途中にあった水飲み場です。馬蹄形のアーチとアズレージョが美しい泉で、その形状からイスラム時代のものかと思っていたら、1922年と比較的新しいものです。アルハンブラ宮殿を想像させられます。リスボンに戻って荷支度をしてポルトガル周遊の旅が始まります。
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