2006/06/14 - 2006/07/02
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kojikojiさん
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ナポリのホテルに荷物を預けて、朝一番の船でイスキア島に向かいます。イスキア島からは夕方にナポリへ戻って、ホテルに預けた荷物をピックアップしてメトロ・デ・マーレというナポリ港からソレントとポジターノとアマルフィを経由してサレルノまで移動するのでそのチケットも一緒に買っておきます。この移動を可能にするのは昨晩泊まったホテルの立地なのです。夕方はほとんど分刻みの行動になります。ナポリのベヴェレーロ港からイスキア島の港まで40分ほどのクルーズでした。途中左舷にはプロチダ島が見えました。アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」や「イル・ポスティーノ」の舞台となった美しい島です。港からは路線バスで20分くらいでジャルディーニ・ポセイドン・テルメに到着しました。この温泉プールで夕方までのんびりする事が出来ました。一昨日に東京を出てからずっと起きていたような旅なので、すでに疲れ始めていました。美味しいイタリアンを食べて、ワインを飲んで、温泉に浸かってくつろげました。夕方のバスで港に戻り、港からナポリ港に戻ると言う慌ただしさも楽しかったです。ホテルに戻って着替えをさせてもらい、荷物を持って港へ戻り、メトロ・デ・マーレのサレルノ行きに飛び乗りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ナポリのベヴェレーロ港のチケット売り場です。早朝だと言うのに通勤途中らしい人が大勢いました。イスキア島行きの船のチケットを買って一休み。早いチェックアウトだったので朝食は食べられませんでした。夕方に乗るサレルノ行きの船の切符も買っておきます。
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イスキア島から到着した船はそのまま午前8時にイスキア島に戻ります。片道約15ユーロでした。
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午前8時ちょうどに出港しました。王宮の赤みを帯びた建物が朝陽でさらに輝いて奇麗です。
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さらに港から離れると昨晩歩いたヌォーヴォ城やウンベルト1世のガレリアのドームに山頂にはサルモンテ城までの絶景が望めます。
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卵城とサンタルチからメルジェリーナ港までが見渡せます。ナポリに来るのは5回目ですが何度来ても美しい港です。Vedi Napoli, e poi muori.「ナポリを見てから死ね。」とは良く言ったものだと思います。
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プロチダ島の北側を通過します。もう数日あれば絶対に行きたい所でした。「イル・ポスティーノ」という映画は1950年代の一時期、祖国チリを追われた実在の詩人パブロ・ネルーダが、ナポリ湾のカプリ島に身を寄せた史実にもとづき、架空の漁村を舞台に物語が展開します。 映画の内で居酒屋兼食堂だった場所はナポリ湾に浮かぶプロチダ島です。
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「イスキアのアラゴン城」が見えてくると間もなくイスキア島です。この城はモンジベロでのお祭りと花火のシーン、イスキア島のサンタンジェロビーチは「太陽がいっぱい」のラストシーンで使われています。
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イスキアポルトは絵に描いたような地中海の美しい港の風景です。フェリーやクルーズ船で訪れたギリシャの島々を思い出させます。天気も穏やかで楽しい日になりそうです。
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こんなオート三輪が現役でタクシーとして走っています。これの少し古いタイプはヴェトナムのサイゴン郊外で元気に走っていました。さすがにこいつに3人は乗れないので、1.2ユーロ払って路線バスで島の反対側のフォリオの港の先まで移動します。
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路線バスに乗って約20分でジャルディーニ・ポセイドン・テルメという温泉プールに来ました。バスはそのままイスキア島を1周しているようでした。入口でカードを貰い一歩中に入るとパラダイスです。
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入場券は1日26ユーロでした。POSEIDONの文字がサントリーニ島などで見かけるフォントなのはギリシャをイメージしてのことだと思います。
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海岸線にも降りる事が出来ますが、広大な敷地の中に美しい木々やパラソルやデッキが並べられて程よい賑わいがあります。
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アテネ国立考古学博物館 で見たことのあるポセイドンの像のレプリカが置かれてありました。エヴィア島アルテミシオンの海底から発見されたものです。
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入り口を入った左側に更衣室があり、荷物を預けて身軽になります。
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リクライニングの椅子の布地もオレンジとイエローで統一されていてとてもきれいです。
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数ある温泉プールの中に「Bagno Giapponese」、日本風風呂となっていましたが、冷水が張られた砂利石のこれが何故日本風なのか分かりません。他にも崖を登ると岩窟サウナとか面白い物があります。
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急な坂を少し上った眺めの良い場所に荷物を置いて交代で泳ぎに行きます。他の人も荷物を置いて誰もいないので、イタリアっぽくないですがカメラなどもあるので注意は必要です。
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極楽です。香港経由でローマに入ったのがもう遠い昔のようです。まだ24時間しか経っていませんが。
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大きなプールのようですが、水では無くて温泉のぬるいお湯です。
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水着とバスタオルは必須で、水泳キャップも皆さん被っていました。過去にスイスの温泉プールやリゾートのプールやサウナに行ったことがあるので、そのあたりのルールは分かっていました。
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この年の暑中見舞いの葉書はこの写真にしました。仕事の事情でちょっと早い夏休みです。
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ブーゲンビリアが咲き乱れ大人の遊び場といった雰囲気です。
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綺麗な花と一緒に記念写真も撮っておきましょう。
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日本に帰って何ヶ月かしたら雑誌のEsquire(エスクァイア)の表紙に同じような椅子を見ました。開いてみるとまさにこの温泉の特集でした。エスクァイアもようやく我々に追いついて来たね。なんて言ってみたい。
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イスキア島は歴史ある土地で、ギリシア人たちが西方に造った最初の植民地でした。ギリシア人の植民地はここからナポリへと拡大していったのです。イスキアの博物館には紀元前1300年代に造られたネストレの杯Coppa di Nestoreが残っています。ネストレというのはホメロスの叙事詩イーリアスに出てくる有名な人物です。
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さてお腹が空いてきたのでお昼にしました。どこに行っても料理には手を抜かないイタリアって好きです。簡単なセルフのトラットリアですが料理は本格的です。そして安いです。
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白ワインのボトルはここのオリジナルです。白ワインが体に沁みて、体は太陽に溶けてゆくような午餐でした。
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今から考えればパラソルを開けばよかったです。色白の甥っ子は私と同じように日光浴していたら、水膨れになって大変でした。
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私に知る限り世界で一番美しいプールの更衣室です。
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この後サレルノからフェリーに乗って2泊3日でマルタ島に行き、1週間次のフェリーを待って、1泊2日でサレルノまで戻る間ずっとこんなかっこうをしていました。ビーチサンダル履いて短パンに帽子を被って、小学生に戻ったみたいでした。
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手に持っているのはキャセイ航空の復刻版のトラベルバックです。来る時にネットで予約してまで欲しかったものです。お気に入りのプールバックになりました。帰りキャセイの機内で隣の席の人に「それどこで手に入れたのですか?」と聞かれてちょっと嬉しかったです。
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元々白かったフィアットはブーゲンビリア花の下に停めていたら同じ色に染まったのでしょうか。大好きな映画に「グランブルー」という映画があります。劇中の1988年シチリアで難破船の解体作業中にダイバーが船内に閉じ込められてしまったと聞きつけ、エンゾ(ジャン・レノ)と弟ロベルト(マルク・デュレ)が愛車フィアット・チンクエチェントで現場に駆けつけるシーンがあります。取り乱している現場責任者に1万ドルで救助を請け負うと申し出、大金をせしめます。
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エンゾは弟の「車を買おうぜ」という言葉に「色の塗り替える」「ママにはロザリオ、アンジェリアにはドレス」「お前にはスーツだ。」そして「ヤツを探す。チビのフランス野郎」少年時代の親友ジャック・マイヨールを探せとロベルトに命じる場面を思い出します。
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午後3時30分の船でナポリ港へ午後4時20分に戻り、走ってホテルに戻って着替えをさせてもらい、荷物を持ってまた港に戻ります。そして5時15分発のメトロ・デル・マーレというアマルフィ海岸を周る船でソレントとポジターノとアマルフィという思い出の場所に停まりながらサレルノに向かいます。
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