2009/07/07 - 2009/07/08
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Yoyosaiさん
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老夫婦とその娘は、疲労は忘れることにしてヴェネツィアを後
にした。国内線でナポリへ飛んだあと、そのまま夜行フェリー
でシチリアの離島エオリア諸島で1泊してシチリア本島へのりこむ
ことになる。
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-
ヴェネツィアの宿を朝8時半ころ出発し、水上空港バス
でマルコポーロ空港へ。6年前の記憶と違う。新しい
ターミナルビルじゃないだろうか。きれいだ。水上バ
ス停から10分ほど歩かなければいけないのがつらい
が。
アリタリア系のメリディアナ航空で一路ナポリへ。
ここで夜行フェリーに乗り換えるのだ。
ありがたいことにアリタリアが格安航空会社路線をと
り始めたようで、国内線が安い。鉄道と変わらない。
そして早いのだ。おまけにナポリ空港は街から至近距
離。これを使わない手はない。
今回の手配で一番やっかいだったのが、フェリー。
なんと、船会社が夜行のカーフェリーを廃止するとい
う記事を見てあせった。とりあえず、この夏は運行す
るということだが、予約・発券に一苦労。
最終的に船会社のSiremar社のホームページにある番号
に電話して予約したが、ここは予約専用コールセン
ターで、2日以内にイタリア国内の提携代理店で発券し
ないと自動キャンセルになるという。予約は英語専用
番号もあるくらいで問題なかったが、教えてもらった
ナポリ港の代理店の女性が、ボンジョルノ、と言った
あと英語で切り出すと、何も言わずに電話を切る。最
初はこちらの声が聞こえないのかと思ったが、何回ト
ライしてもいつも同じだ。
イタリア人の元同僚に連絡して助けてもらった。
イタリア人でも「なんだかめんどくさいこと言うの
よ〜」と言っていた。
この路線が完全廃止にならないことを祈ってます。
終わりよければすべてよし。結局は発券してくれた
代理店も港の敷地に入るとすぐそこにあるし(プレハ
ブだったが。仮設なのか?)、心配していた荷物預け
も、駐車場の真ん中にある青い小屋で預かってくれ
た。何人か接した各種係員やカフェの従業員も皆愛想
もよく、ナポリ港、恐るるに足らず。
好印象だけが残った(イタリア女性は笑顔の安売りを
しないようで少し怖かったが)。 -
荷物を預け、午後1時くらい。真上にお日様のある時間
はとても歩けない、ということでまずカフェでサラダ
とビール(私は白ワイン)で2時間くらい粘る。
新入りだという若い男の子ががんばって働いていた。
目配りもきいていて、素直に感じがいい。ちょっと
手際が悪くても許せちゃう。楽しく仕事してます、と
いうはつらつとした姿に老夫婦と中年の娘は感動し
て、思わずチップをはずんだりした。閑話休題。
8時出航で6時半に乗船開始だと言われていた。
港のすぐ隣にあるお城(Castel Nuovo)くらい行っと
こうか〜、と3時くらいにようやく動き出す。
ヴェネツィアの暑さとはまた違う、南に来たと実感
する日差し。せいぜい2〜300メートル先のCastel
Nuovoが遠い…
ナポリはお兄さんとおじさんがとても陽気だ。
お城の受付でも、日本語で繰り出してくる。
また来てね〜(帰りに寄れということか?)と見送っ
てくれた。
これと言ってみるものがない…見学しているとテラ
スに出た。おおこりゃ絶景だ。
右側に小さく突き出しているところに「卵城」があ
る。思ったより遠そうだ。 -
テラスで老夫婦のツーショット。
しかし…老人の妻は、便宜上ひとまとめに老夫婦と言
うのが申し訳ないほど若々しい(実際は…Shhhh)。 -
テラスは港に面しているが、振り返ると、小山の上に
も観光名所(何かは忘れた)。ケーブルカーで登る。 -
中庭では、前夜に何か催しがあったようだった。
-
中庭の隅に、球状の石が。何だろう。錆のはえた金属
の輪っかに載っているので恒久展示と思われる。 -
さらにアップ。芸術作品を目指してみた。
-
老夫婦はCastel Nuovoでエネルギー切れ。娘は
元気を取り戻していたが、「卵城」まで一人で行く
気力はなかった。あと1時間くらいで6時半だし、
ということで港に隣接し、Castel Nuovoの真下に
ある緑地公園で一休み。色違いのタイル張りのベンチ
がかわいい。 -
ナポリ港にいます(証拠写真)
この建物は海に向かって右側にあり、アマルフィ
海岸、カプリ、イスキアなど近距離路線のチケット売り場。 -
さて、荷物を引き取りフェリーターミナル(最初の写
真でクルーズ船の間にある)へ。
ビルにはクルーズ船のお客しか入れてくれない。
6時半に行ったら乗船準備ができていなかった。1時間
ほど先だという。では、船でご飯するのはやめて、
早めに食べましょう、そうしましょう。
乗り場そばのカフェで、ガラスケースの中にあるもの
を指差して注文。あ、ナスだ!青菜だ!ご飯だ!
が…1皿が思いのほか大きかった。
もうY子ちゃんはいつも注文しすぎるんだから〜
といいつつほぼ完食した老夫婦。 -
ちなみに一番奥は菜っ葉のピリ辛炒め。炊きたてご飯
で食べたい一品。
疲労と目の前のご馳走に、変な顔になっている老人。
(おもしろいので載せちゃいました) -
船名「Laurana」。
チェックインして船室に荷物を置き、出航を見ようと
デッキに上る。ビールとカンパリソーダを買い、
ようやく落ち着く。北から南への大移動、お疲れさま
でした。 -
上に同じ。
Laurana号のデッキにて。母。 -
Laurana号のデッキより日没近いナポリを眺める。
高層ビルの並ぶ一画と、古い建物が固まる地区が
はっきり分かれているようすが見える。 -
Laurana号は、カーフェリーでかなり大きい。
-
8時。出航の気配はない。写真右のSNAV社の船から
出て行く。 -
手前のシニョーラが迫力。
-
ナポリ港が世界有数の美港だというのを忘れていた。
Castel Nuovoからみえた小山の向こうに日が落ちる
瞬間もみた。いいものだ。 -
右を向くと、おおこれが…ヴェスビオス火山。
-
あっという間に翌朝です。
ヴェスビオスではありません。
さて、この夜は老夫婦との旅ということで個室をとっ
て(3人部屋がなかったので2部屋)快適に過ごした。
冷房が効いていて、寝ていると寒いくらいだった。
そして、日の出ごろ。
それまで淡々と進んでいたLauranaの船足が落ち、規則
的だったエンジン音が変わり、汽笛を鳴らし、最後に
止まった。
最初の停泊地、ストロンボリだ。 -
隣り合わせの2部屋。母親が部屋の間にあるドアを
ノックしてきた。デッキに行こうとごそごそする音を
聞いたらしい。一緒に甲板に上った。 -
上の写真とどちらがいいか、決めかねた。
真ん中に日の出というのは構図的にどうかと思うが、
左側のヨット群がいい…かな。 -
水平線から日が昇ってきた。うう。すばらしい。
ちなみに夕べは満月だった。海の上で満月を見てみた
かったが、寝てしまった。 -
ストロンボリは今も毎日火を噴く活火山だ。
浜は黒砂。 -
ストロンボリ島の斜面に朝日が差し、ほんのりピンク
に染まる。 -
朝日を浴びるストロンボリ火山。
-
ヨットが沖に停泊している。
-
可愛い犬なんですが、フラッシュがたかれたようで、
目が光っちゃいました。
ホラー映画みたいでコワイ。
我らのように個室を取るほか、4人部屋、リクライニ
ングシートの予約もできる。
指定のベッドや席なしで一晩過ごすことも可。寝袋で
デッキの隅に寝ている人たちもいた。乗客のマナーは
よく、船の旅は快適だった。 -
旗。
-
航跡。
7時前に船室に戻った。9時半すぎに目的地リパリ着
(終点のはず)なので、一眠りした。 -
終点1つ手前はサリーナ島。
サリーナにはきれいな双子の山がある。片方はエオリ
ア諸島の最高峰(1000m弱)。
この頃になると老人も起き出し…というか妻にたたき
起こされ、娘とデッキに。 -
おはよう。
-
日も上りきり、海の色も変わった。
まだ9時前なのに日差しがきつい。
こりゃまた暑い一日になるな…
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