定期航路フェリーでマルタ島(12)キャプテンモルガンクルーズの帆船フェルナンデス号でコミノ島のブルーラグーンで海水浴。

2006/06/14 - 2006/07/02

今日はフェルナンデス号という帆船でゴゾ島とコミノ島とブルーラグーンクルーズです。先日の３島クルーズで一緒だった帆船です。前に来た時はシャルロット・ルイーズ号と言う帆船でしたが、現在は使われていないのかスリーマーに停泊している姿は痛々しいものがありました。この時のクルーズは船のクルーが面白い人たちばかりで、その当時日本人は珍しかったようで、みんなで記念写真を撮ったり…、思い出が詰まっています。クルーも変わってしまった帆船はスリーマーを出港して一路西へ進路を取ります。先日とは逆回りでゴゾ島に向かいます。午前中に１回海水浴があり、昼食を挟んで午後にブルーラグーンでもう1度海水浴出来る時間があります。何度来てもブルーラグーンでの時間は楽しいのもです。小学生の頃の夏休みの時と同じ気持ちになれます。
帰りは帆走するのかと思いましたが、残念ながらエンジンをかけたままの帰港となりました。大海原を帆走すると風の音と水切音しか聞こえずとても豊かな気持ちになるのですが。これでマルタでの海水浴は終わりで、旅も終盤に差し掛かっています。

エリア その他の観光地(マルタ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さあ楽しい帆船クルーズです。今日もキャプテンモルガンの赤い観光船が並走します。

帆船のデッキは屋根が無いので日影は貴重です。

気分は海の男ですが、マストがいい感じでお腹周りを隠してくれます。

ゴゾ島へ向かう途中でスタッフによるフィッシングが始まりました。

透明感がありすぎて魚がいないのが分かります。

今回の旅では海遊びがたくさんあるので浮き輪も持ってきました。いい感じでお腹周りが隠れます。

浮き輪の大きさで海面までの距離が分かると思います。大体５メートルくらいはあったと思います。ここはカッコよく頭から飛び込みます。以前ベトナムのハロン湾で海水浴した時に、デッキから飛び込んだら海底の岩に手が届いて怖い思いをしたことがあります。

地中海のど真ん中での海水浴です。最高以外の何物でもありません。

浮輪は大活躍でした。

潜ってもこんな色の水です。ただ魚の影はほとんどありません。

「写るんです」の水中カメラを持ってきてよかったです。

珍しく妻も水の中に入ってきました。一応マスクとシュノーケルを借りて来たみたいです。

折角の帆船クルーズですが、この日は帆走しませんでした。帆船のクルーズは北キプロスのギルネや南側のパフォス、トルコのアンタルヤやサントリーニなどのギリシャの島々などでも乗りましたが、海の美しさはマルタが一番かもしれません。

網に捕まったタコみたいです。

お昼も炎天下のデッキでいただきます。基本的には先日の３島クルーズと同じようなメニューです。

食事時はコミノ島まで移動してブルーラグーンの沖合に停泊します。

デッキでみなさん思い思いに楽しんでいます。

かなり大型の帆船だと分かります。

沖合に停泊してしているとモーターボートがやってきます。別料金でクルーズが楽しめるのですが、前回の旅で楽しかったので参加することにします。

モーターボートで洞窟巡りに行きます。ものすごいスピードなので楽しいのですが妻は嫌いなようです。タイの各地でスピードボートをチャーターした時もカンボジアのトンレサップ湖のカンポンクリアンやベトナムのチャム島でも嫌がって、呪いのような言葉をささやかれました。

この子もモーターボートのスピードが怖かったようで、ずっとロープを離しませんでした。

こんなカタマランもチャーター出来るのでしょうか？グループでチャーターしたら楽しいでしょうね。

ダイビングを楽しんでいる人達も見られました。

穴の形がオーストラリアの形に似ているって説明しているところです。オーストラリア人が「オオッ！」と言っていたので似ているのでしょう。

モーターボートはほぼ満席で人気がありました。30分くらいいろいろなところを周って10ユーロくらいだったと思います。

女の子のグループが「キャアキャア」叫びながらバナナボートで通り過ぎていきます。

ブルーラグーンに停泊して、2時間くらいの自由時間があります。先日の空いている小さな入り江に向かいます。

この辺りはいつも空いているのでお気に入りです。

水深は2メートルくらいで、そこは砂地なので安心して泳いでいられます。

地中海のど真ん中ですが、岩で囲まれた入り江なので水温はとても高いです。温水プール並みの暖かさです。

思わず微笑みが浮かんでしまいます。

割れた岩の向こう側はマルタ島とゴゾ島のフェリー航路になっています。

こんな所で泳いだら他では泳げません。

自由時間を楽しんでそろそろ出港の時間です。

帆船からでないでデッキで休んでいる人も多かったようです。船からは階段が降ろされ水中へ降りることも出来ます。

コミノ島のブルーラグーンともそろそろお別れです。

残ったパン屑を投げると魚が寄ってきます。

ヴァレッタに向かって出港です。

青い海にカラフルなルッツが映えます。マルタ島の漁船はとてもきれいです。

キャプテンモルガンクルーズ以外にも観光船が運航していました。かなりの大型船のようです。

この頃はユニクロのコラボＴシャツが出始めたころで、毎年買い求めていました。

海の男には「にんべん」のＴシャツが似合うと思ったのですが。

ヴァレッタに戻ってきました。

今日も暑かったけど楽しい1日でした。

実際はＴシャツを着ていると暑いので、上半身は裸でした。

船には小さいけれど更衣室があるので着替えることも出来ます。

夕方の焼けるような日差しがマルタストーンの旧市街の建物に当たって蜂蜜色に輝いています。

楽しいクルーズも終わりになりました。

この日は送迎のバンでホテルに戻り、部屋のテラスで一休みしました。ホテルはヴァレッタの岬の右側なので、午後は日陰になります。

夕方は日陰になっているので、海を渡る風が気持ち良いです。

湾内は鏡のような水面ですが、たまに大きな船が横切ると小さなボートはユラユラ揺れます。

レガッタの練習中です。マルサイムシェット・ハーバーではレガッタが盛んで、ＮＨＫの番組でも紹介されていたのを見た記憶が蘇ります。

また船が出ていきます。白い船体と船首の感じが「未来少年コナン」のガンボートに似ているなと思いました。

レガッタの練習は何やら上手くいっていないようです。

何となく三島由紀夫の「午後の曳航」という小説の題名を思い出しました。

この日の晩は聖パウロ教会の横のレストランで晩ご飯にしました。毎日通りを歩いていて府に気が良さそうだったからです。もちろんホテルからも至近距離です。

石造りの壁に可愛らしいディスプレイの店でした。まるで昔のマルタの生活空間に迷い込んだようです。

テラスが気持ちいいです。窓からは大聖堂の鐘楼が望めます。

外から見たら我々もヴァレッタの景色の一部になっていることでしょう。

街の辻々に正装した人達がいます。腕にはマルタ十字のローブでしょうか？どこでなにが行われるのかは分かりませんでした。

レストランの中は民族博物館のようです。

もちろんここは食事をするスペースではありません。

ルチアーノ（Luciano）というイタリアンレストランです。料理も美味しかったのですが、テラス席は薄暗かったので写真は撮っていませんでした。

夜のヴァレッタの旧市街のレストランはほとんど地元の人しかいないような雰囲気でした。ホテルも少ないので、観光客相手の店はスリーマーあたりに集中しています。

店の角の階段を下りていくとホテルはすぐそばです。

グランドハーバーホテルを曲がればブリティッシュホテルです。