2006/06/14 - 2006/07/02
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kojikojiさん
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夕方の列車でローマのテルミニ駅を出て、2時間程でナポリのセントラルの駅に到着しました。以前に美味しかった駅前のトラットリアに行ったのですが、すでに違う店になっていました。親切だった店のオヤジさんがどうされたか心配です。仕方ないのでホテルに行くことにしたのですが、2人とも歩く気持ちはなさそうです。港に向かって下り坂ですが少々遠いので、駅前のタクシー乗り場に行きました。運転手に値段を確認するとナポリ港の手前だと言うのに25ユーロと吹っ掛けられます。他のタクシーも結託しているので、誰に聞いても25ユーロと言われます。料金表を見せろと言うと指をさして「ほらここに書いてある。」と言いますが、そこにはアエロポルトの文字が。「この料金は空港までだろ!荷物の代金を考えても10ユーロが相場だろう。」疲れ果てている2人は早くしてくれ状態です。絶対嫌だと思いながら仕方ないので20ユーロで了承しました。住所を頼りに到着するとそこは住宅街の大きな建物で、ランプのついたボタンを押して鍵を開けてもらいました。そこは工事現場でした。奥にエレベーターがあるよと言われ、荷物を降ろしてお金を払いました。運転手は20ユーロ受け取って「チップも無いよ!」と言いながら10ユーロお釣りをくれました。金持ちと思って吹っ掛けた日本人がこんなホテルに泊るのを見て正規料金にしてくれたようです。実際のホテルはそんなボロではありませんでした。気を良くして夜中に食事に出掛け、ナポリは今晩しかないので夜景観光までしました。香港からついて、ローマ観光も含め長い1日の終わりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルに荷物を置いて近くに美味しいレストランが無いか尋ねました。1ブロック先を曲がった所にあるよと教わり、その後王宮辺りまで散歩しても大丈夫か聞きました。「安全ですよ。」と言われたので散歩することにします。
フロントのおじさんは「エレベーターに必要だから。」と硬貨を1枚くれました。何だろうと思っていると乗ってみて分かりました。下りは有料なのです。 -
ホテルのおじさんに紹介された店はすぐに分かりました。これはムール貝のリゾット。さすがナポリは魚介類は美味しいです。
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チーズリゾットの上にかけられたレモンのピールが何とも言えない香りです。場ポリから南のアマルフィ海岸はレモンの名産地です。
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他にもトマトのパスタとトマトとバジルのサラダに揚げたてのカラマーレ。最高においしかったです。イタリアンのシンプルな料理は最高です。白ワインを1本飲んでご機嫌になりました。
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食事が済んだ後はナポリの夜景観光です。ヌオーヴォ城は13世紀に存在したアンジュー家の城として築かれた後に、15世紀にアラゴン家により再建されます。そのため「アンジュー家の城」という愛称でも呼ばれています。現在の姿は18世紀頃に完成されます。
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城の特徴はフランス風に作られた円筒型の塔や、非常に高い城壁と堀などが挙げられますが、シンプルなので昼間よりライトアップされた夜の方がきれいです。
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縦に細長い白い大理石の門は、左右や背後の無骨な要塞部分に比べると、
特に黒っぽい石の円筒とのコンントラストが強く、すこし窮屈そうに感じられます。
もちろんルネッサンス時代の傑作と評される彫刻はとても美しく、
全体にただよう不思議なアンバランス感も、かえって城を印象深いものにしています。 -
縦に細長い白い大理石の門は左右の無骨な要塞部分に比べると、円筒の石積みとのコンントラストが強くて窮屈そうに感じられます。ルネッサンス時代の傑作と評される彫刻はとても美しく、全体にただよう不思議なアンバランス感も、かえって城を印象深いものにしています。
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プレビシート広場まで歩いてきました。1814年から1815年にかけて開かれたウィーン会議で、両シチリア王にブルボン家が復位したのを記念して建設されています。
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弓なりになったサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂の姿が美しい広場です。大聖堂はローマのパンテオンに似た新古典様式で、ピエトロ・ビアンキによる設計です。妻とここへ来るのは3年振りです。
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ウンベルト1世のガッレリアは、1884年のコレラ流行の後に荒廃した街の美化を目的として、1887年~1890年にかけて造られました。ミラノの「ヴィットリオ・エマニュエーレ2世のガレリア」を模して建設されました。
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ここに来るとジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画「みんな元気」(Stanno tutti bene)を思い出します。マルチェロ・マストロヤンニが演じる父親が息子に電話をすると留守番電話になってしまうシーンです。父親は留守番電話の声を聞くと世界が止まってしまうと思っています。引いたアングルで電話が繋がり、留守電になった瞬間周囲にいた数百人の人が一斉に止まるシーンが印象的です。
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この日は我々でガレリアを全部貸し切りです。
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床には十二宮のモザイクが描かれています。妻は牡羊座です。
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私はかに座です。
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遅くなったのでホテルに戻ります。港近くのビルの1フロアがホテルになったベラカプリという宿は3人で66.6ユーロ(10,000円)でした。
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広いバルコニーが意外な部屋でした。この景色が見たくて予約したようなものです。目の前にベスヴィオ山が望めます。以前パレルモからナポリへフェリーで戻った際に見た朝焼けのベスヴィオ山が忘れられませんでした。それに近い眺めが見られました。
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そして右手に近郊へのフェリー乗り場が見えます。この日はイスキア島を往復してメトロ・デ・マーレでサレルノまで移動します。
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今日も1日がどれだけ大変かが分かっているのは私だけです。妻も甥も知らないまま夢の中です。
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ベスヴィオ山がだんだん赤く染まってきます。
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今日も一日暑くなりそうな予感です。
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ティレニア社のフェリーでこの時間に着くのはパレルモから来るフレッチャーロッソかブルーでしょうか?懐かしい光景です。
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日が昇り出すと港は大型船の到着ラッシュです。次から次にフェリーやクルーズ船が入港します。
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トラムも動き出しました。
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シスターも朝早くから市場で買い物を済ませて来たようです。
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2人はまだ寝ていますが、早朝の散歩に出て港まで行き、フェリーの乗り場と時間を確認しました。また長い長い一日が始まります。
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