2006/06/14 - 2006/07/02
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kojikojiさん
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この日はキャプテン・モルガンの1日ツアーで、ヴァレッタから高速船でシチリアのポッツアーロまで移動して、バスに乗ってタオルミーナの観光と自由朝食と、その後エトナ山に登った後にポッツアーロから高速船でヴァレッタに戻るという無いようです。まずは夜明けのヴァレッタを港まで歩きました。朝早いのに人が沢山いて、バウチャーをカウンターに出すと乗船券をくれます。出国手続きをしてから大きな高速船に乗ります。最初は空いていましたが、シチリアのミスコンに行く高校生の女の子たちが沢山乗って来ると華やいだ雰囲気になりました。グランドハーバーをゆっくり進んだ後、高速フェリーは鏡のような水面を1時間30分でシチリアのポッツアーロに到着しました。ここから行き先別のバスに分かれます。我々はタオルミーナとエトナ山ツアーです。バスは海岸でトイレ休憩をした後に一路タオルミーナに向かいます。シラクーサやカターニャと懐かしい地名の看板を横目で見ながら北上します。エトナ山が左手に見えると間もなく鉄道駅のあるジャルディーニ、そして丘を登ればタオルミーナです。10年近く前ですが1週間近くいたのに覚えていることは断片的でした。当時は映画の「グラン・ブルー」に憧れてタオルミーナに寄りました。サンドメニコホテルやカポタオルミーナホテルなどは良く覚えているのに街中の記憶がおぼろげです。短い自由時間の後にエトナ山に向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブリティッシュ・ホテルの前の階段を下ったヴィクトリアゲートから海岸線を港に進みます。ここまで来るとようやく明るくなってきました。どこかの軍艦が停泊しています。マルタは昔も今も地中海の軍事的な要衝なのでしょう。前に来た時はホテルで朝食を摂っていたら目の前を英国の航空母艦が横切っていきました。ロイヤルネービーの水兵さんが甲板に一列に並んで敬礼する姿は感動するほど奇麗でした。
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旅行会社で貰ったバウチャーをカウンターに出すと高速フェリーの乗船券と交換してくれました。さらに出国手続きを済ませてから表に出ると巨大な船が停まっていました。サレルノからチュニス経由でヴァレッタに入港した時に停泊していた大型の双胴船です。このマリア・ドロレス号でシチリアに向かいます。
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船内は高級感が溢れています。この後に女子高校生の団体が乗船して来ると賑やかになりました。船は鏡面のように静かな海面を進んでいきます。
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ポッツアーロまで1時間半のクルーズです。
港で行き先別のバスに乗っていきます。我々はタオルミーナとエトナ山ツアーです。 -
海岸でトイレ休憩兼朝食時間がありました。船の中で朝ごはんは済ませたので、のどかな海水浴風景を眺めていました。
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とても美しい砂浜です。しかし今回の旅は連日のように船に乗っています。
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砂浜の海岸の前は美しいプロムナードが続いています。
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さあタオルミーナに向かって出発です。
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バスは海岸線では無くオリーブ畑の中を延々と走ります。
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途中の道路標識にはシラクーサやカターニャやエンナなど、懐かしい地名の物もありました。以前の旅ではタオルミーナからカターニャ編バス移動では海岸線を走り、ルキノ・ヴィスコンティの映画「揺れる大地」の漁村アーチ・トレッツァはこの辺りかと、感無量でしたが今回はあまり情緒は感じません。
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妻は暑さのために咳喘息になってしまいました。病名は帰国後に病院に行って分かったのですが辛そうでした。
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エトナ山が左手に見え始めると、景色は少し変わり始め松林の海岸線を北上します。タオルミーナの町の下にあるジャルディーニの鉄道駅の脇でバスを降り、オレンジの路線バスで山の上の街へ向かいます。この駅は映画「ゴッドファーザー」や「グラン・ブルー」にも出てきます。シチリアのシンボル「トリナクリア」は3本の足という意味で顔はメデューサです。「いだてん」ではありません。
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バカンスシーズンの少し手前のせいか、タオルミーナの街はとても静かでした。
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ベルモンド・グランド・ホテル・ティメオのエントランスはとてもきれいです。いつかシチリアだけの旅を妻にプレゼントしたいものです。2週間くらいかけて。
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テアトロ・グレコから見たジャルデイーニから南側の海岸線です。
以前来た時はここでスケッチをしましたが、日帰りツアーではそんな時間はありません。 -
以前はもっと鄙びた劇場だった気がしますが、座席などが修復されているように思えます。
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今まで数々のギリシャ劇場を見てきましたが、高台にあって海が見えるのはこことキプロスくらいでしょうか。
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イゾラ・ヴェッラ方面を眺めてみます。ロープウェイで海岸線まで下って、海水浴した事を思い出します。
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カステルモーラ山にも以前は登りました。レストランで飲んだヴィーノ・マンドルラ(アーモンドワイン)の豊潤なアーモンドの香りに魅了されて、この山を登ってワインを買いに行きました。今ならバスで行きますが、当時は若かったのですね。でも景色は美しかったです。
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前に泊まったホテルも見えました。ホテルというよりお屋敷でしたが1泊5,000円くらいでした。豪華なダイニングでの朝食と部屋のテラスから見た月夜に浮かぶ海輝きは忘れられません。イルカが跳ねたらグラン・ブルーのポスターだななんて思いながら眺めていました。
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どこのクルーズ客船でしょうか?クルーズの旅も何度か経験すると、港港に停泊している船が気になります。
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タオルミーナの街中もブーゲンビリアの花が咲き乱れています。
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食事をするほどの時間もなく、街をブラブラするしかありませんでした。
ヴィーノ・マンドルラを買って、ホテル・サンと・ドメニコの方まで歩いてみます。
アンティーク屋の店先の写真を落ち着いて見ると結構面白い物があります。
手遅れですが。 -
「トリナクリア」はいろいろなところに現れます。
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お昼休みで閉まっている店も多いのが残念です。アーモンドの粉を固めたフルッタ・マルトラーナはマジパン細工です。これの大きな物を見ていると昔お祝いで貰った砂糖の詰まったタイとかエビとかハマグリを思い出します。昔は砂糖も貴重品でした。
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眺めの良いピアッツァ・ノノ・アプリーレ(Piazza IX Aprile )のテラスまで来ました。この広場の名前の由来は、1860年4月9日にタオルミーナ大聖堂のミサが中断され、ガリバルディがシチリア島の征服を開始するために、西海岸のマルサラに上陸したことが発表されたことに基づきます。
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そろそろ集合時間が近いので、サント・ドミンゴ・パレスまで行っている時間はありません。今回の旅ではグラン・ブルーの映画に出てくる場所にはどこも再会できませんでした。
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町中の景色の良い通りを選んで戻りました。
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唯一映画に出てきた場所が見えました。カポタオルミーナホテルは映画の中でエンゾとジャックが再会して、パスタを食べるシーンで使われています。エンゾのママがやってきて、ジョアンナが2人分のボンゴレ・ビアンコを食べる羽目になります。建物の下にあるプールがそのロケ地です。前にその場所まで行った時は感動しました。
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当時、映画を見て感動した私はタオルミーナに行きましたが、ニューヨークに住んでいた弟はペルーに行きました。兄弟でも印象に残るシーンは違ったようです。
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ただのトマトでも美味しそうに見えるのはなぜでしょう。
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ごつごつのシチリア・レモンは美味しいです。アマルフィ辺りの物に比べると、これでも小ぶりです。
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メロンというよりもウリに近い種類ですね。アグリジェントへ行く列車の車窓の畑にこのウリが延々と生っていた風景を思い出します。
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この当時の日本ではあまり見掛けなかった花ズッキーニの雌花です花の中に詰め物をしてオリーブオイルで揚げたものは美味しいですよね。たまに妻が作ってくれるので日本でも食べる事が出来ます。
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シチリアのブラッドオレンジを1キロほど買って帰りましょう。
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半分に切って焼いて、味噌をつけて食べたい衝動にかられます。
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若いころは食べても美味しく感じなかったマジパンも、歳を重ねるにしたがって美味しく感じ始め、見つけると各地で買うようになりました。
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砂糖漬けのオレンジ。これは美味しそうです。
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最後に見つけた陶器屋さん。看板だけですが良さそうな感じがします。でも見に行く時間もなく諦めます。
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写真に撮っただけだけど、買って来れば良かったと後悔している陶器。
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以前来たときは2か月の旅の前半だったので、買い物のことはあまり考えなかったけど、タオルミーナにもう一度じっくり来たいと思います。
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美味しそうな小さいカチョカヴァッロというチーズ。カチョカヴァッロの「カチョ」はチーズ、「カヴァッロ」は馬の意味で、熟成させる際に袋に詰めたものを紐で繋ぎ、横棒などに振り分けてぶら下げた様子が、馬の鞍の左右に袋をぶら下げて運ぶのに似ていたためにこの名前になったそうです。
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ドンナ・フガータ(逃げた女)がありました。女性が泣いているラベルです。この「女性」とはハプスグルグ家のマリア・カローリナ王妃のことで、 ブルボン家のフェルディナンド4世の妻である彼女はナポレオン軍の襲来を恐れて、ナポリ宮廷からシチリアのサンタ・マルゲリータ・ベリチェの宮殿に逃避します。
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ずっと可愛がっていた母の従弟の娘さんがいたのですが、その子が結婚する前に旅したシチリアのお土産がこのワインでした。路線バスに乗ってジャルディーニまで戻って、エトナ山へ向かいます。
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