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陽関の見学の続きです。この日は、夜行列車でのウルムチへの移動です。見学の後は、ホテルでシャワーを浴び、夕飯は和食でした。

2009夏、中国旅行記16(26/39:シルクロード):6月24日(3):敦煌、敦煌市外、陽関、夜行寝台列車でトルファンへ

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2009/06/21 - 2009/06/27

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

陽関の見学の続きです。この日は、夜行列車でのウルムチへの移動です。見学の後は、ホテルでシャワーを浴び、夕飯は和食でした。

交通手段
観光バス
  • 補修された遺跡か、そのまま保存されていた遺跡厦の判断はつきませんでした。レンガを積み上げた構造ではなく、現地で土を固めて造り上げた塀のように見えました。

    補修された遺跡か、そのまま保存されていた遺跡厦の判断はつきませんでした。レンガを積み上げた構造ではなく、現地で土を固めて造り上げた塀のように見えました。

  • 陽関の城壁の光景です。陽関の見学中、繰り返し思い出したのが、王維の漢詩です。<br />渭城朝雨潤輕塵<br />客舎青青柳色新<br />勸君更盡一杯酒<br />西出陽関無故人<br />この七言絶句の漢詩のことは、後ほど、もう一度触れます。<br />

    陽関の城壁の光景です。陽関の見学中、繰り返し思い出したのが、王維の漢詩です。
    渭城朝雨潤輕塵
    客舎青青柳色新
    勸君更盡一杯酒
    西出陽関無故人
    この七言絶句の漢詩のことは、後ほど、もう一度触れます。

  • これらの木製品は、古文書等を基に再現されたもののようです。物見櫓、木柵や城攻めの兵器らしい車の付いた道具です。ネット情報では、当時の蒙古軍の基地とも紹介されていました。

    これらの木製品は、古文書等を基に再現されたもののようです。物見櫓、木柵や城攻めの兵器らしい車の付いた道具です。ネット情報では、当時の蒙古軍の基地とも紹介されていました。

  • 現代ではドイツ・ナチスの党章のハーケン・クロイツとしてマイナスイメージが強くなった卍模様です。古代では、ヒンズー教や仏教のシンボルとされます。今でもヒンズー教や仏教に関して広く使われています。ただし、欧米では左右の違いにかかわらず卍も?も公共の場での掲示、使用を法律で禁止している国が多いとされます。

    現代ではドイツ・ナチスの党章のハーケン・クロイツとしてマイナスイメージが強くなった卍模様です。古代では、ヒンズー教や仏教のシンボルとされます。今でもヒンズー教や仏教に関して広く使われています。ただし、欧米では左右の違いにかかわらず卍も?も公共の場での掲示、使用を法律で禁止している国が多いとされます。

  • ナチスが卍のシンボルを採用した経緯は、ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンがトロイの遺跡の中で逆卍を発見し、これを古代のインド・ヨーロッパ語族に共通の宗教的シンボルと見なしたことが根拠との説があります。アーリア人の象徴として採用されたとする説です。

    ナチスが卍のシンボルを採用した経緯は、ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンがトロイの遺跡の中で逆卍を発見し、これを古代のインド・ヨーロッパ語族に共通の宗教的シンボルと見なしたことが根拠との説があります。アーリア人の象徴として採用されたとする説です。

  • 陽関のオリジナル遺跡としては唯一とされる、烽火台です。烽火台は、光通信が実用化された現代で、その原点の技術としても見直されました。話は代わって、王維(701〜762年)の漢詩、『送玄二使安西』のことです。社会人になってから、詩吟で有名な作品であることも知りました。

    陽関のオリジナル遺跡としては唯一とされる、烽火台です。烽火台は、光通信が実用化された現代で、その原点の技術としても見直されました。話は代わって、王維(701〜762年)の漢詩、『送玄二使安西』のことです。社会人になってから、詩吟で有名な作品であることも知りました。

  • 陽関の見学を終えて、エコカーの場所まで戻ってきました。陽関で思い出すのは、今も諳んじている中学時代に国語の先生に教えて戴いた王維の七言絶句の漢詩、『送元二』です。この時、陽関三畳の意味も教えて戴きました。随分と昔のことです。

    陽関の見学を終えて、エコカーの場所まで戻ってきました。陽関で思い出すのは、今も諳んじている中学時代に国語の先生に教えて戴いた王維の七言絶句の漢詩、『送元二』です。この時、陽関三畳の意味も教えて戴きました。随分と昔のことです。

  • 陽関の見学を終えて、次の見学地に向かう途中での撮影です。崖に掘られた大きな『陽関』の文字がありました。

    陽関の見学を終えて、次の見学地に向かう途中での撮影です。崖に掘られた大きな『陽関』の文字がありました。

  • なだらかな山が見えますが、全体のイメージは砂漠そのものです。なだらかな山にも荒野にも緑の姿は見当たりません。

    なだらかな山が見えますが、全体のイメージは砂漠そのものです。なだらかな山にも荒野にも緑の姿は見当たりません。

  • 霞んで見える白い山並みは、天山山脈の冠雪のようです。最高峰は7千メートルクラス、夏でも万年雪の高山が連なります。

    霞んで見える白い山並みは、天山山脈の冠雪のようです。最高峰は7千メートルクラス、夏でも万年雪の高山が連なります。

  • 休憩とシャワーを浴びるために立ち寄ったホテルの部屋の光景です。灼熱のシルクロードの旅では、実にありがたい計らいでした。シャワーを利用したホテルは、『敦煌国際大酒店』でした。

    休憩とシャワーを浴びるために立ち寄ったホテルの部屋の光景です。灼熱のシルクロードの旅では、実にありがたい計らいでした。シャワーを利用したホテルは、『敦煌国際大酒店』でした。

  • この日の夕食は和食でした。日本で食べる時とは、また一味違った冷奴とサラダです。冷えたビールが喉を潤してくれました。お店の名前は『富士レストラン』です。日本人経営者だったようです。

    この日の夕食は和食でした。日本で食べる時とは、また一味違った冷奴とサラダです。冷えたビールが喉を潤してくれました。お店の名前は『富士レストラン』です。日本人経営者だったようです。

  • 和食のお店には日本酒の用意もありましたので、迷わず注文しました。和風の煮物と茶碗蒸しで戴く日本酒も格別でした。

    和食のお店には日本酒の用意もありましたので、迷わず注文しました。和風の煮物と茶碗蒸しで戴く日本酒も格別でした。

  • シャワーを浴び、和食の夕食を堪能したところで、敦煌駅に向かうことになりました。寝台列車に乗ってトルファンまでの移動です。

    シャワーを浴び、和食の夕食を堪能したところで、敦煌駅に向かうことになりました。寝台列車に乗ってトルファンまでの移動です。

  • これで敦煌とはお別れです。敦煌の文字の下に熱烈歓迎と時代絵巻の絵がありました。熱烈歓迎の文字に続くのは、海内外『游客』当たりの文字でしょうか。

    これで敦煌とはお別れです。敦煌の文字の下に熱烈歓迎と時代絵巻の絵がありました。熱烈歓迎の文字に続くのは、海内外『游客』当たりの文字でしょうか。

  • まだ敦煌の市街を出発して間もない場所です。敦煌郊外の耕作地の光景がありました。背後に針葉樹の林が見えました。

    まだ敦煌の市街を出発して間もない場所です。敦煌郊外の耕作地の光景がありました。背後に針葉樹の林が見えました。

  • やがて荒涼とした荒地の光景に代わって来ました。草よりも灌木の姿が多い光景です。

    やがて荒涼とした荒地の光景に代わって来ました。草よりも灌木の姿が多い光景です。

  • 遺跡の光景のようですが、車の中からの見学ですから、遺跡名は分かりません。敦煌から遠くない場所に、『漢の長城』等の遺跡があるようです。万里の長城に続く西側の長城です。

    遺跡の光景のようですが、車の中からの見学ですから、遺跡名は分かりません。敦煌から遠くない場所に、『漢の長城』等の遺跡があるようです。万里の長城に続く西側の長城です。

  • これもバスの中から眺めた光景ですが、遺跡か、崩れ落ちた岩山なのか、判断が付きませんでした。

    これもバスの中から眺めた光景ですが、遺跡か、崩れ落ちた岩山なのか、判断が付きませんでした。

  • 前方に見えるのは岩ではなく、遺跡の光景のようです。先ほどの塊よりは、人為的な跡が見てとれます。

    前方に見えるのは岩ではなく、遺跡の光景のようです。先ほどの塊よりは、人為的な跡が見てとれます。

  • 砂漠の中の一本道の光景です。万が一、故障や脱輪事故を起こした場合は、救援を待つのも大変なようです。

    砂漠の中の一本道の光景です。万が一、故障や脱輪事故を起こした場合は、救援を待つのも大変なようです。

  • ゴビ砂漠の一部になるのでしょうか、荒涼とした風景が続いていました。今回の旅行で知ったことは、『ゴビ』も『砂漠』の一種の一般名詞と言うことでしたが、日本での慣例で『ゴビ砂漠』と記しておきます。

    ゴビ砂漠の一部になるのでしょうか、荒涼とした風景が続いていました。今回の旅行で知ったことは、『ゴビ』も『砂漠』の一種の一般名詞と言うことでしたが、日本での慣例で『ゴビ砂漠』と記しておきます。

  • 時間に余裕を持って敦煌駅に到着しました。万が一乗り遅れますと、恐らく翌日以降の列車になることは間違いないようです。

    時間に余裕を持って敦煌駅に到着しました。万が一乗り遅れますと、恐らく翌日以降の列車になることは間違いないようです。

  • 駅前の売店光景です。大量のペットボトルが積み上げられていました。列車販売もあるかも知れませんが、念のため購入しておきました。

    駅前の売店光景です。大量のペットボトルが積み上げられていました。列車販売もあるかも知れませんが、念のため購入しておきました。

  • 駅前の売店は、複数ありました。時間はたっぷりありましたから、店内の品定めをしましたが、ペットボトル以外には欲しい品はありませんでした。

    駅前の売店は、複数ありました。時間はたっぷりありましたから、店内の品定めをしましたが、ペットボトル以外には欲しい品はありませんでした。

  • 右上の大時計の針は、20時10分近くを指していました。出発まで、まだ1時間程あります。壁に描かれた絵は飛天図です。敦煌、莫高窟を代表する絵柄のようです。

    右上の大時計の針は、20時10分近くを指していました。出発まで、まだ1時間程あります。壁に描かれた絵は飛天図です。敦煌、莫高窟を代表する絵柄のようです。

  • 柳園駅の駅舎光景です。旧名称が敦煌駅とネット情報にありました。コンパクトな造りの駅舎です。

    柳園駅の駅舎光景です。旧名称が敦煌駅とネット情報にありました。コンパクトな造りの駅舎です。

  • 切り替わりのタイミングで、文字が滲んでしまいましたが、すべて西安発の列車ダイヤです。広州、昆明、上海、北京、天津や長春等、中国全土の駅名がありました。

    切り替わりのタイミングで、文字が滲んでしまいましたが、すべて西安発の列車ダイヤです。広州、昆明、上海、北京、天津や長春等、中国全土の駅名がありました。

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