2009夏、中国旅行記16(34/39：シルクロード)：6月25日(8)：トルファンからウルムチへ、天山山脈、ウルムチで泊ったホテル

2009/06/21 - 2009/06/27

夕刻、天山山脈を眺めながら、陸路、トルファンからウルムチに向かいました。中国で一番暑いとされるトルファンと違って、ウルムチは快適な気候の別世界でした。
訪れた10日ほど後、この地で大流血事件が起きるとは、この時は想像できませんでした。

エリア 烏魯木斉(中国)

• 交通手段: 観光バス

トルファンからウルムチに向かうバスの中から眺めた光景の紹介です。この日の走行距離は、355キロの予定でした。

荒々しい岩山の光景です。風雪を受けて角が丸くなった山ではなく、尖った岩が目立つ山肌でした。

川の水は、すべて伏流水となっているのでしょうか、石ころだらけの河川敷らしい光景です。

草木が見当たらない黒々とした山肌は、鉱物資源を豊富に含んでいるような雰囲気がありました。手元の世界地図には、ウルムチ周辺にウラン鉱山と鉄鉱山が記されていました。

広々とした草原の光景です。あちらこちらに放牧の光景を見かけました。なだらかな低いy真奈美の背後には、天山山脈らしい姿が霞んで見えました。

暫くは、天山山脈の麓らしい長閑な光景が続きました。推測ですが、シルクロードの一部として使われたルートかも知れません。

草原の光景です。放牧の動物がいました。頭にスカーフを纏った女性らしい人に連れられた5頭の牛でした。牛は、遠目にも丸々と太っていました。

近い場所に針葉樹の林が見えた光景です。その先には台地のような光景が広がっていました。

放牧の光景です。草を食む馬でした。仔馬の姿もありました。人の姿はウイグル人、あるいはキルギス人でしょうか、新疆ウイグル自治区にはキルギス人も数十万人が棲むとされます。同じチュルク系民族とされます。

草原の先に見える人工林らしい緑、更にその背後に連なるなだらかな山並みの光景です。山並みは、砂漠の砂山を連想させる色と形でした。

放牧の光景です。先ほどは馬でしたが、今度は黒っぽく見える動物や茶色っぽい動物も、すべて牛でした。

黒っぽい山裾の下に見える白い部分は、干上がった河川の様な光景です。中州の様な場所に僅かな緑が見えました。

道路に並行して、防風林らしい人工林と送電線が続いていました。その先に見えるのが、伏流水となっているのでしょうか、干上がった河川の光景です。

3基並んだ白色の風力発電用の風車光景です。緩やかに回転しているようでした。

ランダムに並んだように見える風車群の光景です。その背後に連携用に使われているような送電線の光景がありました。

世界の風力発電量は、累計設置容量でアメリカがトップでしたが、伸びの著しい中国が追い越すのは時間の問題とされています。
(注)2010年度末で中国が42.3メガワットでアメリカの40.2メガワットを追い越しました。3位がドイツの27.2メガワットです。日本は設置が遅れています。

これまでの世界旅行で見たことがある風力発電用の風車では、アメリカのカリフォルニアが最大でしたが、中国でも随分と増えて来たようです。見渡す限りの風車です。

草原と言うより、荒涼とした荒地の光景です。その背後の山並みは、天山山脈の東端のようです。万年雪を被る高さの山ではありません。

予定よりかなり早く、ウルムチの街に到着しました。現地時刻は20時30分過ぎ、まだ青空が残っていました。

ウルムチで宿泊したホテル、環球大酒店の建物光景です。屋上に回転展望レストランがありました。ウルムチ市の北部、友好路沿いに位置する3ツ星ホテルです。

宿泊したホテル、環球大酒店の自室の紹介です。まだ明るい窓辺の光景です。街並みの先に、低い山並みが見えました。

ベッドルームの光景です。旅行社に申し込んだのはシングルの部屋ですが、セミダブルほどの大きさのベッドが用意されていました。

バスルームの光景です。特質出来るほどの設備ではありませんが、お湯と水の出には問題がありませんでした。

現地時刻は9時45分あたりですが、十分に明るい時間帯でしたので、ホテルの近くの散策に出掛けました。

日本で例えれば、焼鳥屋さんの店先のようです。山盛りになった肉類などの食材を前に、お店の人は手持無沙汰のようですが、店内は混み合っていました。

現地時刻は22時少し前です。ようやく薄暗くなり、街の明りも灯り始めました。緯度の影響ではなく、広い中国国内に時差が設定されていないために生じる事象のようです。

照明された街角にあった鉢植えの花の紹介です。咲き揃った、赤や白色、その絞りの花です。ペチュニアか、サフィニアのようです。

ビルの1階にあった、レストランの店先光景です。『福満』の北京路支店でした。『我家酒●』の看板が溢れていました。●は、保の下に火の文字です。

お酒とたばこを販売していたお店の看板です。左端に茅台（マオタイ）酒の文字がありました。ウィスキーと同等以上の40〜50％のアルコール度を持ちます。1972年、日中国交回復の宴席で田中角栄首相と周恩来首相が酌み交わしたお酒として人気が沸騰しました。烟の文字は煙と同義で、煙草の意味です。

街で買ってきた地元産の赤ワイン、『楼蘭』です。今晩は、このワインで晩酌です。摘みには、味が付いた干し牛肉を買ってきました。