2009/06/21 - 2009/06/27
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旅人のくまさんさん
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玄奘三蔵法師所縁の高昌故城見学の続きです。ネット情報では、高昌故城の海抜は、マイナス40メートルとの記述もありましたが、俄かには信じられない思いがしました。
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元は建物だった遺跡の光景でしょうが、その建物の原型は想像することができません。通路化で入口の様な空洞だけが残っていました。
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斜面部分に残された遺跡の光景です。風化が激しく、その原型はまるで分かりません。このような遺跡が広範囲に残されていました。
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穏やかな顔をしたロバさんのアップ光景です。しかし、馬よりは人に従順でない性格とされます。最初に家畜として飼われ始めたのは、約5000年前です。野生種であるアフリカノロバを飼育したものとされます。
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何かが干してあった光景に見えましたが、パイプ組みの上に渡してあった藁屋根が、風などで半ば引き千切られた光景でした。日除けは市のために造られたものかも知れません。
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一仕事を終えましたが、馬車に繋がれたまま、食事中のロバさんです。荷台の赤い敷物の上には、手持無沙汰の御者の方が座っていました。
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元の形が失われてしまった遺跡ですが、高い塔だったイメージもあります。レンガ造りだった痕が各所に残っていました。
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情報が少なくて、何ともコメントの付けようがない遺跡の光景が続きます。残されているのは建物の壁の部分と、その周りの塀の様な遺跡にも見えます。
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中央の窪んだ部分は、干上がった川のように見えます。伏流水があるのでしょうか、窪みに沿って緑が続いていました。
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帽子か日傘が必要な天気になりました。中央奥の辺りでこちら向きの方が、日本語現地ガイドさんです。
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簡単には判別が付かなかった建築物があった光景です。右手前にはレンガ積と自然石が混じり合った光景がありました。ネット情報では、仏教遺跡が残る区域との書き込みもありました。
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補修された場所のように見えます。鋭角的な石造建築物が視野に入った一角です。中央に石段の光景もありました。石段の上が、寺院の基壇に当たる部分かも知れません。
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壊れてしまった部分も多く、修復された建造物ではないようです。この遺跡も仏教遺跡が残る区域の一部かも知れません。
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石垣のアップ光景です。同じ大きさに造られたレンガ積とは、少し違った造りのようにも見えましたが、石積でもないようです。
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一番手前の石塀らしい建造物は、修復作業が行われたような雰囲気がありました。その背後の岩山の様な遺跡は、修復に手つかずの状態のようです。
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石塀らしい建造物付近のアップ光景です。背後の遺跡には、いくつかの通路のような穴や、レンガ造りの壁に残った上塗りの壁も見てとれました。
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石段が付いた基壇のように造られた建物光景です。基壇の周りには、支柱が並んだ頑丈な城壁の様なものがありました。
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基壇の上に造られた保存状態のよい一角のアップ光景です。上部には化粧塗りの部分も残っていました。窓のない高い造りは、城壁の一部のようにも見えました。
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横に7つ並んだアーチ窓が3列と、その下の3つのアーチ窓は保存状態の様状態で残されていました。宮城区域内でも重要な施設、寺院施設のようです。この写真では分かりませんが、この建物には微かに仏画の跡が残っているとのネット情報がありました。
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現地ガイドさんが、玄奘三蔵法師が逗留したと話されていた建物址です。修復工事が行われたのでしょうか、整った円形の外観でした。
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玄奘三蔵法師のことは、現地ガイドさんも熱心に説明されていました。高昌国の麴文泰王(?〜 640年:在位624〜 640年)は、玄奘三蔵をこの地に留めようと説得しましたが、玄奘三蔵の意志は固く、インドからの帰りに立ち寄るとの約束の下に送り出したと説明されていました。
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玄奘三蔵法師が逗留した、いわばゲストハウスの室内光景です。後代に落書きしたらしい痕も垣間見えました。この窪みは、燭台を置いた場所当たりでしょうか。
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玄奘三蔵法師のゲストハウスだった建物の天井光景です。上塗りの化粧土はかなり剥がれていましたが、レンガ造りの部分は、原形を留めているようです。
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石壁と、その上から顔を出した遺跡の建築物の光景です。この辺りが寺院のあった区域とすれば、玄奘三蔵のゲストハウスがあったことも頷けます。
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三人で談笑されていた地元の方です。推測ですが、手に冊子などがありましたから、高昌故城の修復作業に従事されている方達のようでした。右後ろに、『非参現区 游客止歩』と記した立入り禁止札とロープがありました。
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レンガ造りの壁はよく保存されていましたが、建物全体のイメージは中々湧いてきません。石畳の通路は観光用に後から付け足されたものかも知れません。
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『大仏・始建年代:ウイグル高昌』のタイトルがあった木製の説明看板です。英訳の方は『The Big Temple』、大寺院になっていました。ふしだらけの板に刻まれていました。
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大きな施設址のようですが、風化が進み、原形を想像するのは難しくなっていました。
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中央奥に仏塔の様な高い建築物が見える光景です。右手前には石碑の様なものがありました。
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石碑のアップ光景です。トルファン地区文物管理局名の1999年8月の日付がありました。『高昌故城』の名前が刻まれた1961年に国務院による全国重要文物の指定を受けたことの前書きがありました。
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高昌故城の紹介はこれでおしまいです。玄奘三蔵法師が立ち寄った630年の日本は、飛鳥時代、遣唐使の派遣が始まった年です。894年までの間に十数回派遣されました。日本と中国の歴史と文化が重なり合って見える時代です。
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