敦煌奮闘記１・其の04～莫高窟、百年目にその偉業を讃えて！

2004/08/15 - 2004/08/15

２００４年８月１５日。今日は特別の日。
“常書鴻先生誕辰１００周年記念活動開幕式”の日。

今日は夜の９時から、踊りや何やら乱七八槽（でたらめ）な行事が始まります。ここでは時間が新疆感覚。ライトアップがあるので、暗くならないと開始出来ないみたいですね。夜の９時スタートですって。終わりの時間は１１時？１２時？
記念祭と言う事も無いのでしょうが、ここに来て１週間、これまでには無い特別青い藍色の空、雲一つない空が１日中続きました。
でも、莫高窟をこよなく愛し続ける昔の人たちの霊が怒ったのか、気温が３５℃と、ドンドン気温が７月の盛夏時に逆戻りし、今日はここに来て一番暑い日となりました・・・

エリア 敦煌(中国)

ゲート前の参門。

今朝の莫高窟。抜ける様な藍色の空。

その他、この日の情況に関しての詳細は、
http://www.ChinaART.jp/koji07_mogaokulife.htm
こちらからどうぞ。

日差しが強すぎて、コントラストの限界です。
異様に白く輝く莫高窟壁面に、今日のイベントの無意味さを考えさせられました。。。

開催前の情景。
日も沈み掛け、生け贄となるのを待つばかりの莫高窟９層楼。

莫高窟の聖霊達の涙か！？「一天俄にかき曇り・・」とは将ににこの事で、これまでの真っ青な天気が、１０分くらいで一面雲に覆われ真っ暗になり、５分間ほどザーっと雨が・・・
その後は他の写真の様に元の晴天に戻りました。
気味が悪かったくらいです。。。

開催前の活動。
物々しい制服。スタッフジャンバー等を羽織って、もっとプロっぽくやって欲しいと感じた。
こう言う感覚がゼロ。中国の感性は、田舎は仕方が無くても、都会でさえ日本の情報から受け取られるほどは進んでいない。色んな方面で遅れている。簡単に言うとセンスがない、いや無さ過ぎる。

折角ですから、この日の綺麗な空の下、９層楼の勇姿を５枚続けてどうぞ！
藍天下の９層楼−１

藍天下の９層楼−２

藍天下の９層楼−３

藍天下の９層楼−４

藍天下の９層楼−５

さあ、後は関係者が集まるのを待つばかりなり。
座席がその式典の開催を待ちわびるかの如く静まりかえっている。

夜が更け、式典が始まると共に、周囲の客が蠢き始めた。
ファインダーに人影が沢山・・・

開幕式進行中。列席にいるのは関係者の官僚連中。
中央からは来ていなかった様子。
奇しくも、小平さんの生誕１００周年と重なる・・・

金色に輝く現場を撮影すると、どうしてもこんな風にオレンジっぽくなる。。。

カメラを少し細工してみると・・・
やっぱオレンジっぽい方が好き。

式典の様子。アップで。

式典はイベントに移り、ステージでは身長１８０ｃｍ程の女性達が、踊って居る。。。んですが、ハレーションで見えない。(^^；

このまま１１時まで続き、普段はひっそりと静まりかえっている莫高窟を賑やかにしていた。

普段は６時閉門で、夜にはここには来られません。公営バスもないし、タクシーで来ても、手前の監視ゲートで門番に追い返されます。

このライトアップが観られたのは運が良かったですね！

色補正して再投稿分です。