2008/12/30 - 2008/12/30
797位(同エリア1384件中)
ぬいぬいさん
旅先でいつも欠かさないのは朝の散歩。
小倉のホテル周辺には、何もなかったので散歩はパスして、早々にチェックアウト。
門司で途中下車して麦酒煉瓦館を見た後は、また下関まで戻りましたた。今朝の散歩コースは下関、駅から旧山陽ホテルまでぶらぶら歩き、唐戸までバスに乗ってベイエリアを散歩。そんな変則的な朝の散歩になりました。
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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下関の駅に到着して、まずは最初の目的地、旧山陽ホテルまでぶらぶら歩いていきます。昨日の夜光り輝いていた海峡ゆめタワー。街路樹がトロピカルしてますね。
海峡ゆめタワー 名所・史跡
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てっぺんにミラーボールのような球体の展望室が乗っているこのタワー。平成8年に関門海峡のランドマークとして誕生しました。
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変わったモニュメントが乗っています。
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3層からなる球体の展望室の最上階は143mあり、瀬戸内海、関門海峡、巌流島、九州の山々、響灘と360度の雄大なパノラマが楽しめるそうです。今回は時間の関係で下から眺めるだけ。
巖流島 自然・景勝地
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ジェットコースターのレールの一部のような鉄骨の塔。これはなんでしょうか?
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あれっ 気のせいかな・・・・・?
いや違います、やっぱりゆがんでいます。
何かこれ、アートのようです。 -
視線を左に向けるとありました。旧山陽ホテル。
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戦前、朝鮮半島の釜山と下関を結んだ関釜連絡船に乗り降りする人達の宿泊施設として利用されていたホテルです。明治35年に最初の木造2階建てホテルが完成し、大正11年に焼失。翌大正12年に辰野葛西設計事務所の設計により、この建物が再建されています。
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でも、辰野金吾は大正9年に他界しているため本人の直接の関与はないようですね。
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往時は皇族や政府高官も利用したという、西日本で屈指の格調の高いホテルだったそうです。
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関門鉄道トンネルの開通により、ホテルの目の前にあった下関駅が西へ移ったことや、戦況が悪化したことなどの影響を受けて、1942年ホテルとしての営業を停止し、事務所に改装され、国鉄下関ビルと変わりました。その後ゼネコンの事務所になったりしていましたが、2003年耐震に問題があることが発覚してからは空き家の状態になっているそうです。
解体は免れたものの、財政難から保存は難しい状況になっているようです。
下関の昔の繁栄を伝える遺構として保存してもらいたいものですね。下関駅 駅
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唐戸地区までバスで移動して、昨夜見た近代建築めぐりから。こちらは旧秋田商会ビル。
旧秋田商会ビル 名所・史跡
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普段は無料で内部が見れるのですが、昨日から年末年始の休館となっていて、残念ながら中を見ることができませんでした。
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塔屋にドームを乗せたこの建物は、大正3年に下関を代表する海運会社、秋田商会の事務所兼住宅として建てられたものです。
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外観はシンプルながら凝った装飾が施されています。
建築当時は海が間近に迫っていて、この塔は灯台の役目も果たしていたそうです。 -
隣の下関南部町郵便局。下関に現存する最も古い洋風建築で、明治33年に赤間関郵便局が電信局を統合し、新築移転したものです。
下関南部町郵便局 名所・史跡
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この建物は、煉瓦造で外壁のレンガの厚さは60センチもある堅固なもの出そうです。今も現存する日本最古の郵便局として現役で使用されています。
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2棟並んだ姿はレトロな雰囲気でいいですね。
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レトロな赤い丸ポストが良く似合います。それもそのはず、実はこのポストは下関市南部町で指物師として生計を立て、南部町郵便局の郵便作業用具の制作、改良にも取り組んでいた俵谷高七によって明治33年(1901)に考案され日本橋に初めて設置されたそうです。
日本のポストの発祥地はここだったんですね。 -
秋田商会ビルは、外観はこの通り洋風ですが、2階から上は和風の造りになっていて、和洋折衷の建物のはしりだったようです。
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屋上を見上げると、木造の神社のような屋根が見えています。
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屋根に鯱の乗ったこの建物は茶室だそうで、そのほか周りは日本庭園になっています。屋上は現在未公開だとか。
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どちらも表からだけしか見れないのがとても残念です。
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そしてこちらは下関英国領事館。
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当時、領事館の候補地として下関と門司が挙がっていたそうですが、下関戦争後の講和条約締結で通訳を務め、高杉晋作と交流のあったアーネスト・サトウの英国政府への具申し下関に決まり、1901年に下関に英国領事館が開かれました。
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その5年後、業務の拡大に伴い新しく建てられたのが現在のレンガ造りの建物です。設計者はは英国政府工務局上海事務所の技師長だったウィリアム・コーワンが行ないました。翌日見た長崎の英国領事館の設計も彼が手掛けていました。
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下関の近代建築結局どこも中を見ることができませんでした。
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中を見れないのは年末だからと思ったら、なんと◆平成20年12月末より5年間、保存修理工事のため休館◆だそうです。
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裏に人力車があったりですごくレトロな感じ
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今度はボードウォークを散歩
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先ほどから見ていると、海峡を行きかう船結構多いですね。
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昨夜ここを歩いた歩いたときは、風が強くてとても寒かったのですが、今朝は余り天気はよくないものの、風がやんで気持ちよく歩けました。
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唐戸市場の前のボードウォークにあった市場で行なわれるふぐのセリの光景
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唐戸市場の外観 随分きれいな市場ですね。
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関門橋もこの後、対岸の門司から足元に回ってみようと思います。
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一瞬水上警察の船かと思ったら、水先案内人の船のようです。
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この後、山陽道の周りの史跡をまわってから、また、海峡を渡っていよいよ門司港レトロめぐりです。
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