2008/12/29 - 2008/12/29
456位(同エリア674件中)
ぬいぬいさん
年末の旅の3日目は広島から山陽本線で宮島へ、予定より早く散策を終え、次の目的地下関へと向いました。宮島口で電車を待つ間に何気に見た駅のポスターで「錦帯橋」を見つけました。
改札で駅員さんに聞いて見ると「錦帯橋」があるのは岩国で、駅からバスで2,30分の距離とのこと。予定よりも2時間近く早まっているのでこれは寄り道ができるかな?と思いながらとりあえず電車に。そして岩国に到着すると迷わず途中下車。
錦帯橋をしっかり見てきました。
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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今回の旅は、年末のぎりぎりまで仕事が忙しくて、事前準備が全くできず、ガイドブックによる予備知識もないまま漠然と行き先を考え、スタートしました。そんなことで、この錦帯橋も実はノーマークで、見る予定にはなっていませんでした。
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錦帯橋が山口県にあることは知っていましたが、どこにあるのかわからないまま、なにげに見た宮島口の駅のポスターがきっかけでここを訪れることになりました。
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気ままな一人旅は、こんなことができるのがいいですね。
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駅員さんに聞いた最寄り駅の岩国で途中下車して、路線バスに乗り換えて25分。錦帯橋へ到着しました。
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橋の袂の料金所で渡橋料300円を支払いさっそく橋を渡ります。
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この錦帯橋は、岩国の錦川に架橋された、木造のアーチ橋で、日本三名橋や日本三大奇橋に名を連ねています。
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5連のアーチからなるこの橋は、長さ193.3m、幅が5mで、継手や仕口といった組木の技術によって造られています。
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この橋は1673年 (延宝元年) 10月、第三代岩国藩主、吉川広嘉によって架橋されました。以来276年の間、老朽による架け替えは行われたものの、流失することはなかったそうです。
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長年不落を誇った錦帯橋も、1950年の台風により流失し1953年 再建され、50年の時を経て、平成13年に伝統を受け継ぐ岩国の匠の手により昔ながらの木組みの工法により架け替え工事が行われ、平成16年に5つの反り橋はアーチの美しさにこだわって生まれ変わりました。
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これだけの橋になると完成まで3年もの長い歳月が必要なのは昔も今も変わらないのですねえ。
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厳流ゆかりの柳
佐々木小次郎は家伝の長光の刀でこの柳の下で剣の修行したそうです。柳とツバメで修業し、ツバメ返しを編み出したと伝えられていますが、定かではありません。 -
槍こかしの松
江戸時代、参勤交代の時の大名行列が、槍を立てて行列が進むのは腹が立つので、松の枝を横に伸ばして、槍を傾けないと通れなくした岩国武士の負けず嫌いを象徴する松です。 -
橋桁の裏側を見上げると、こんなに複雑に木が組まれています。
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巻きガネとカスガイを使った「木組みの技法」で造られているこの反り橋の構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われているそうです。
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ここ結構ネコの姿を見かけます。
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岩国藩五家老の一家、香川家の長屋門。
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元禄六年(1693年)香川正恒が建立したものです。
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当時の武家屋敷の構えをよく残していて、山口県の文化財に指定されています。
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瓦の傷み具合に歴史の長さを感じます。
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地域の集会所となっているこの建物、田舎の小学校の分校といった感じですね。
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これ普通の民家と思ったられっきとしたみやげ物を扱うお店でした。
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岩国で生まれたという佐々木小次郎の銅像
家伝の長光の刀を授かり、錦帯橋川岸一帯の柳とツバメを相手に剣の修行して、ツバメ返しを編み出したとされています。 -
吉川史料館(昌明館)は、寛政五年(1793年)岩国藩第7代吉川経倫の隠居所として建築されたもの。
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800年の歴史を持つ吉川家の歴史資料や美術工芸品を、
約7000千点収集して展示しています。 -
石造のこの建物は岩国徴古館。終戦直前の昭和二十年三月に竣工した博物館で、建築工学、音響学で優れた才能を発揮した佐藤武夫の設計によるもの。藩政時代の古文書や工芸品、錦帯橋の資料、流失した旧錦帯橋の一部などを展示している博物館です。
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錦雲閣は明治18年に旧岩国藩主吉川家の居館跡が公園となった際に、旧藩時代の櫓にに似せて造られた絵馬堂です。
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石の鳥居の向こうは吉川神社。
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石の鳥居の上は苔むして宿木なども生えています。
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旧岩国藩吉川家の宣祖を祀る三社を統合して、明治17年に此処へ建立されました。吉川神社の社殿は、吉川興経を祀る治功大明神として1728年造営された物です。
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桁行6間梁行4間,身舎5間×3間の入母屋造,桟瓦葺,楼閣風建築でお濠の向こうで偉容を誇っています。
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今度は橋桁の上にネコが。
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その先にもまたネコが。ホントここは猫が多いですね。
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こちらの建物は、旧目加田家住宅。18世紀中頃の中級武家屋敷の数少ない遺構として、国の重要文化財に指定されています。今日はここも休館でした。
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葭川公園は、昔の吉川家の居住後で、明治時代になってから公園として一般に公開されました。広大な園内には大噴水や野外ステージなどがあり、市民の憩いの場となっています。
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1時間足らずの散策でしたが、思いついてのちょっとだけの寄り道でしたが、来て良かったです。これから門司へと向います。
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