2008/11/15 - 2008/11/19
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旅人のくまさんさん
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明の十三陵見学の続きです。地下宮殿は総大理石造りの豪華なものでした。盗掘には遭っていないようです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- その他
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石垣の間に根を伸ばし、大きく育った樹木です。これがアンコールワットのような熱帯雨林ですと、樹木に飲み込まれてしまうところです。
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地下宮殿に向かう道筋からの分かれ道です。両脇に石塀がある円弧を描いた通路です。
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地下宮殿への案内標識です。地下宮殿の位置が分からないよう、様々な工夫が凝らされていたようです。発掘されたのや50年ほど前のことです。
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地下通路のようなトンネルです。定陵全体が、堅固な城郭を思わせます。
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『鹿角柏』と記した説明看板があった大木です。根元から大きな幹が林立しています。別名、『帝王柏』とも記されていました。
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地下宮殿は后殿をはじめ、6つの主な部屋に分かれています。その部屋を区切るアーチ型の入口が奥の方まで見えています。
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中殿の左右にはそれぞれ左配殿と右配殿があり、中殿の奥には后殿があります。この部屋は配殿です。今は何も残されていません。
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すべて大理石で出来た配殿の天井です。見事なアーチ構造です。天井の照明は、見学用に付けられたものです。
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頑丈な朱塗りの箱に収められているのは、盤暦帝と二人の皇后の棺です。お賽銭が降り積もっていました。
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皇帝や后のための玉座です。中央に盤暦帝、左右に二人の后の玉座です。こちらは后の1人、孝瑞后の宝座です。
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こちらは孝靖后の宝座です。天国に行く前の休憩の場所と考えられて設えられた物とされます。
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中央に置かれた万暦帝の玉座です。左右の后の宝座に比べると、一回り大きい造りです。3つともすべて、大理石造りです。
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背後から見た玉座です。中央に皇帝のシンボルである5本指の龍が浮き彫りにされています。
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玉座の横に展示してあった濃いオレンジ色の容器です。倒れてしまったのでしょうか、割れた跡が残っています。
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これも同じ場所に展示してあったものです。元々、この場所に置かれていたものかも知れません。香を焚いた後でしょうか、灰が残っています。
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玉座と、天井付近の光景です。現地ガイドさんは、地下宮殿が閉め切られた後、内部の酸素を少なくするための工夫もされたと話されていました。お香もその1つでしょうか。
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地下宮殿の大理石の造作は、今でも寸部の狂いが無いほど精巧です。善悪はともかく、万暦帝が自分の墓所に掛けた情熱は中途半端ではありません。
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地下宮殿の扉を外側からは開かないように締め切ったとされる石の閂(かんぬき)です。現地ガイドさんは、内側から締め切ったメカニズムは解明されていないと説明されていました。
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地下宮殿の要所、要所にアーチ型の門があり、頑丈な扉が設置されていました。盗掘から守る手立てだったようです。
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今は開け放たれている頑丈な門の1つです。金属部分も、当時のままのようです。
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こちらも同じ大きさ位の頑丈な扉です。すべて銅版で覆われていましたが、新品同様に輝いていました。
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アーチ型の出入口近くの上部の飾りです。見事な大理石の彫刻が施されていました。屋根には魔除の動物も居ます。
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同じ屋根飾りの部分です。瓦や木組みが精巧に彫刻されていました。表札らしいのもは、無地のままでした
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薄暗い中ですから、写真写りは良くありませんが、細部の造作まで見事でした。その造作にカメラを向ける人です。
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地下宮殿に続く坂道です。発掘された後、見学用に造られたものです。まっすぐ進むと楼閣の中央に達します。
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坂道を登って、その楼閣の近くに達しました。この建物は、明の十三陵の他の陵にも造られているようです。
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楼閣の中央にあったのは大きな石碑でした。その最上部です。皇帝のシンボルの龍の文様です。『大明』らしい文字もあります。
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大明の文字の後には、神宗の文字が続きます。定陵の造営は万暦12年(1584)に始まり、6年後に完成しました。費やされた銀は800万両、陵墓完成時の万暦帝は、まだ28歳でした。
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大明に続く文字は、『神宗顕皇帝之陵』のようです。推測ですが、神宗の文字は、万暦帝のオクリ名でしょうか。
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横から眺めた石碑です。全体としては飾りの少ないシンプルなデザインです。
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