2008/11/15 - 2008/11/19
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この日の午後、世界遺産である明の十三陵を見学しました。広大な敷地にある陵墓群の内、定陵の地下宮殿等を見学しました。定陵は、第14代神宗万暦帝の陵墓です。『明朝は万暦に滅ぶ』とされた程、地下宮殿等の建設に財政を使いました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- その他
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今日2つ目の世界遺産見学は明の十三陵です。数ある陵の中で、地下宮殿がある定陵の見学です。入口近くの駐車場でバスを降りて、そこからは徒歩です。
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陵の入口付近の光景です。広大な敷地に明の歴代皇帝の墳墓が散在しています。今日の見学は14代満暦帝の墳墓、定陵です。
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入口付近の光景が続きます。最初に渡ったこの白い橋が、陵の区域との境界になるようです。
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入口から真っ直ぐ続くポプラ並木です。黄葉せずに、緑の葉のまま落葉を始めていました。
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縦のアングルにしてのポプラ並木です。自然環境が厳しい地域では、寒さと乾燥に強いポプラが、広く植樹されるようです。
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先を急ぎますので、碑文などは帰り道に撮影することにしました。巨大な石碑です。
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明朝は1368年から1644年までの3百年弱でした。江南から誕生した王朝です。朱元璋(後の洪武帝)が、それまでの支配者である元を北へ逐って建国しました。
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見学する時間はありませんでしたが、定陵から発掘された文物が展示されているようです。立派なレリーフの壁がありました。
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団体行動ですから、歩きながらの撮影です。壁画をカメラに収めておきました。中央に描かれているのは、定陵のようです。
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壁に描かれたレリーフのアップです。題材は、明の時代の絵巻の一コマのようです。人物像などです。
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先に紹介したレリーフの左手に続く場面です。力を併せて働く人々や、上部には壷などが刻まれています。
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レリーフの壁画があった建物の玄関です。看板は見ていませんが、博物館のような造りです。ネットで調べてみましたが、はっきりとは分かりませんでした。
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陵墓がある場所には少し不釣合いの電光表示板です。今映し出されている文字は、上下が少し切れていますが、定陵博物館です。
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定陵の入口に当たるベンガラ色の壁とオレンジ色の屋根を持つ建物です。墳墓の施設ではなく、後代に作られたもののようです。
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石畳が敷かれた入口付近の光景です。遠くには山並みが霞んでいました。
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年代を経たオレンジ色の屋根です。陵墓と一緒に造られた建物のおゆです。背後の山の上には、楼閣が見えます。
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定陵博物館の看板は、アーチ型の入口を持ったこの建物にありました。先程のレリーフの建物とは別の建物です。
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オレンジ色の屋根の建物に近寄っての撮影です。彩色は色褪せていますが、立派な造りです。
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定陵の見所は、大理石で出来た地下宮殿です。地下宮殿を目指す団体です。この建設費が明の財政を傾けたともされます。
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建物の基壇部分です。立派な龍の頭の飾りにありました。基礎部分や、欄干も立派な造りです。
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横を通り過ぎただけで、ゆっくり見学できなかったのが残念です。中々手の込んだ造りの建物でした。
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龍の頭の飾りは、コーナーだけでなく、各所に見られました。満暦帝は、若い頃から治世よりも自分の墳墓造りに靖を出していたと、現地ガイドさんが解説していました。
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倒れてしまった樹が伐られたように見える光景です。その周りには、石組みもあります。年代を感じさせる風景です。
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木漏れ日が射した石造りの欄干とベンガラ色の壁です。地下宮殿に向かう途中での撮影が続きます。
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石で出来たテーブルセットや、ベンチなども置かれていました。気候が良い時期には、憩いの場にもなっているようです。横を三輪車が通り過ぎて行きました。
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大樹の陰から眺めた石で出来た基壇と階段です。2m程はある高さです。
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鬱蒼とした大樹の下を抜けたところで上空の撮影です。薄い雲が出ていましたが、上々の天候です。
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ずらりと並んだ龍の頭の飾りです。明が滅びて真の時代となったのは17世紀中頃、約350年前です。これらの建造物は明の時代のものでしょう。
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定陵の主、第14代皇帝の万暦帝(ばんれきてい)の在位は、1572年〜1620年の間でした。最初は賢帝と目されましたが、晩年はかなりの悪政が続きました。
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城郭を思わせる高い石垣と楼閣です。万暦帝の時代は明の退廃と爛熟の時期とされます。『明朝は万暦に滅ぶ』と評されています。
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