2008秋、中国旅行記15(17/37)：11月17日(6)：北京、故宮、乾隆花園、京劇舞台、珍宝館区域の平面図

2008/11/15 - 2008/11/19

世界文化遺産の故宮見学の続きです。建物が連なる広大な世界遺産の宮殿址です。皇位を譲った後も上皇として権力を保った乾隆帝の居宅址などの紹介です。

エリア 北京(中国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: その他

珍宝館の平面図です。上部の区画には、乾隆花園、頤和園、楽寿堂、養性殿等の文字があります。下の区画は、寧寿宮等です。

皇極殿の落ち着いた雰囲気の建物です。乾隆帝が引退後、政務所として乾清殿に模して造られた建物です。後に、西太后の政務所として使われました。

皇極殿の額のアップです。額や屋根瓦、彩色もくすんでいますから、補修工事は行われていないようです。程良い、落ち着いた趣を感じます。

入口の左の文字は石鼓館、右の文字は珠宝館の文字があります。展示館に転用されている建物のようです。

長い平屋根の上から顔を覗かせた三角屋根です。雲ひとつ無い青空です。

樹木がある一角です。木立があるだけで安らいだ雰囲気となります。寧寿園花園の一角のようです。

寧寿宮花園の説明看板です。別称、乾隆花園とタイトルに記されています。清･乾隆時代の1776年の建設です。丁度アメリカの独立戦争の年です。

衍棋(正しくは示偏)門の額です。六角ボルトナットのような形をした突起が4つ下に並んでいました。

木の間から顔を覗かせた建物の甍です。屋根の上には大型の水煙のような飾りが見えます。

今回の見学の中では、一番年代を感じさせる建物でした。乾隆花園の中だったでしょうか。

黒ずんでほとんど描かれているものが判別が付きません。曲がりくねった線が見えますから、龍の絵でしょうか。

半ば消えかかった行書の文字です。流麗な書体は、著名な書家によるものとの説明を聞いたのかも知れません。

建物は古く見えますが、古華軒の額の金文字は新しいようです。乾隆花園の主要建築物、禊賞亭、萃賞楼、遂初堂、碧螺亭、符望閣等の一つです。

乾隆花園の主要建築物の一つのようですが、名前は分かりません。

乾隆花園は寧寿宮花園とも呼ばれています。故宮の外東路の寧寿宮の西北側に位置します。乾隆花園の建物か、その周辺の建物です。ポールが見えました。

乾隆花園の建物は、乾隆37年(1772年)に建設が始まり、4年後に竣工しました。乾隆帝は隠居したと言っても院制を敷き、実質的な権力を維持したようです。

木に出来た大きな瘤です。一つだけではなく、その上にもいくつもありました。

乾隆花園の案内標識です。乾隆帝は、祖父康熙帝を尊敬していたため、その治世61年を超えるべきではないという名目で、即位から61年目に引退し上皇となりました。

金銅製の狛犬です。先に正面からの像をアップしましたが、今度は側面です。雌の方です。

金銅製の狛犬です。今度は右足の下に鞠を押さえ込んだ雄の方の側面像です。

養性門の額です。寧寿宮の裏手にあります。門を潜ると養性殿です。ここも寧寿宮などと同様、乾隆帝の退位後の住居とされましたが、住居としては使われなかったようです。

暢音閣の文字が上にあります。もともとは乾隆帝が作った京劇の舞台です。西太后の時代に最盛期を迎えたとされます。

京劇舞台の天井です。普段は1階で上演されましたが、2階と3階にも舞台があります。

こちらが大臣などの高官が京劇観劇をした回廊のようです。庭を取り囲むように二方に回廊がありました。

庭を挟んで、暢音閣の向かいに建つ閲是楼です。皇帝はここから京劇を観劇し、大臣などの高官達は回りの回廊から観劇したとされます。

建物の飾りに見えますが、舞台装置に造られているのかも知れません。

三層構造になった暢音閣の舞台の、一番下の部分の額です。豫宣天壺の文字でしょうか。

暢音閣の1階の舞台です。その奥の光景だったようです。

暢音閣の中層階です。ここには泰恰和導の額がありました。

京劇舞台の見学を終えて、通路に出ました。青空を飛ぶ3羽の鳥が見えました。