風待人さんのクチコミ(10ページ)全415件

旧益田家物見矢倉の向かい側にある旧繁沢家長屋門は外観から見ることしか出来ないがその長さには驚かされます。
建物は桟瓦葺き切妻造り、桁行35.5m、梁間4.9m、中央から左寄りに門をあけています。
繁沢家は阿川毛利家（7300石）の分家で萩藩寄組（1914石余）に属し、知行地を大津郡三隅村と阿武郡小川村に持っていたと言われます。

萩に住む人に素水園（そすいえん）と言ってどれだけの人が正しい場所を知っているだろうか。
私の想像では50％以上の人が知らないと答えると思う。
しかし、その実殆どの人が知っていると思うのである。田中大将（たなかたいしょう）を知っていますかと聞くと素水園の位置を教えてくれるはずです。
萩の人は素水園を田中大将と読んでいますがこれもあながち間違いではありません。
素水園に立つ田中義一の像には「田中大将」と書いてあるからです。
田中義一は陸軍大将や陸軍大臣、内閣総理大臣も務めた軍人にして政治家だった方です。
素水園は田町アーケード街を抜けて突き当りに有り、今は萩博物館の隣になります。
昭和の時代は学生たちの待ち合わせ場所であり、暇つぶしに屯する場所でした。
それは今も変わらないようです。また、広場がありますので催し物や展示などが行われることも有り未だ現役の公園でも有ります。

松陰神社の境内の向かって左端にも小さな神社があるのですが、ご存知でしょうか。
その神社の名前は松門神社と言って吉田松陰の門下生が祀られている神社です。
神社はやや小ぶりながら鳥居もあり、立派なものです。
その横にはひっそりと「明治九年萩の変七烈士殉難之地」と書かれた石碑が建っています。
この石碑は元来は萩市の街中の別の場所に建てられていました。
その場所は萩の変（萩の乱とも言う）の首謀者として刑場の露と消えた前原一誠が処刑された場所にありましたが、その土地の持ち主が刑場と表示されては困るとのことで当地に移設されたようです。

世界文化遺産に登録されたということで松下村塾を再訪しました。
世界遺産登録の幟が申し訳無さそうに建っている他は特に変わり映えもなく、神社という性質からか表立ったお祭り感はありませんでした。
元来、萩観光の定番となっている場所だけにバスの乗り入れも多く、観光客も平日の夕方にもかかわらずそれなりに入っている様子でした。

世界文化遺産登録を受けて萩反射炉を再訪しました。
反射炉への登り口には「祝・世界遺産登録」の垂れ幕が貼ってありました。
反射炉のある場所に登ると前回来訪時に立てられていた休憩所と無料のガイドさんが常駐する小屋が立てられていました。
反射炉は近くで見るとあちこち綻びも見られ、今後どう維持管理して行くかが課題であると思いました。

先日の世界文化遺産登録を受けて恵美須ヶ鼻造船所跡まで足を伸ばしました。
5月に訪れた時に比べて、無料のガイドさんが常駐するプレハブ小屋が出来ていたのと簡易トイレがその裏側に出来ていたくらいに変化に留まっていました。
平日の夕方に訪れたせいか中年のカップルが二人と、６０代くらいの女性３人のグループが居たくらいでひっそりとしていました。
展示物や看板類も変化がなく、少し拍子抜けしましたがこれから整備されるのかもしれませんね。

小学校５年生の頃だから約４０年前のことになりますが当時の担任の先生から「萩のへそが萩市民館の横にあるから探しに行ってごらん」と言われ見に行った記憶がありますが、あれって今もあるんだろうかと思い、行ってみました。
それは、今もそこにありました。
私が約４０年前に出会ったへそは今は白いコンクリートで埋められていました。
そしてその近くに萩城下街割原標石がありました。
小学生の頃はへその部分の痕跡を確かめて満足して、原標石の存在は確かめてはいませんでした。
原標石は説明文にもありますが、文字は刻まれておらずただ石が存在するのみ。
長さ123ｃｍ周囲100ｃｍと言いますからこれが道路にあると流石に邪魔というかまず車は通れませんから移設するしかなかったのでしょうね。
しかし、わざわざ移設してこうやって保管してある事自体が奇跡だと思いました。

堀内地区から萩城跡に向かう途中、気になっていた旧厚狭毛利家萩屋敷長屋を見学しました。
その名の通り、本当に幅に対して長さが尋常ではない長さの正にウナギの寝床と表現したいくらいの長い居宅跡です。
入場料100円を払って中に入ると以外に広い庭と、引き戸で区画された各部屋が見れました。
内側には家系図や絵、更には甲冑や地図等が展示されていました。

広島に行った時は大体、お好み焼きを食べるのですが、たまには違うものを食べようかとのことで宝くじを買ったついでに目の前にあった「ちから　八丁堀店」へ入りました。
妻が言うにはちからと言えばうどんなのに何故に中華そばって思ったみたいですが、どうやらうどんのちからが中華そばに力を入れているようです。
店は昼時という事も有りお客も多かったですが何とか座れました。
店は手狭ですが、椅子の下に荷物が置けるようにとカゴが用意されていました。
ラーメンとおむすびを注文しましたがラーメンはコクが有り麺も美味しかったです。
量が結構ある割にはリーズナブルで気に入りました。
次回も時間が合えばこちらで食べてもいいかなと思いました。

堀内地区をぶらぶら歩いていると立派な門構えに出会いました。
そこは萩セミナーハウスで、以前は萩青年の家だった場所です。
その門の前に説明書きが有り、それによるとその門は旧毛利家別邸表門で明治時代に14代藩主・毛利元徳が鎌倉材木座に建てた表門で、大正10(1921)年、別邸とともに毛利家萩別邸として市内東田町に移築され、昭和49(1974)年現在地に移築されたものだそうです。
とにかく大きく立派な門で流石は明治維新後とは言え毛利家にふさわしい門を建てたものだと感心しました。
門の向こう側はセミナーハウスであるため用事が無ければ入ることは出来ませんが表から見る分には何も支障がないので近隣まで来られたら足を伸ばして一見する価値はあると思います。

父母を連れて川尻岬に行ってきました。
本州最西北端の川尻岬は国道191号線から農免道路に折れて川尻岬の標識を目指していけば行き着きます。
岬の先だけあって絶景でした。
岩肌に打ち寄せる波は男性的で日本海の荒波と風を受けてむき出しの自然を露わにしていました。
岬の先の方には獣道が舗装されたようなセメント作りの小道を行けば途中まで行けますが道が急で滑りやすいので歩行には注意が必要です。
途中で灯台と書いた案内板を見つけたので山肌に設けられた道を登ると小さな灯台へ行き着きました。
ただし、道が急で滑りやすいのでこちらも注意が必要です。
風景は広大で島影や海の様子がパノラマのように見て取れて素晴らしい自然の姿が広がっていました。
付近には駐車場が有りますが、普通車５００円と高めなのがイマイチ残念でした。

サビエル記念聖堂に行ったついでに亀山公園に登りました。
小学校４年生の時に春の遠足で来たはずですが全く記憶に有りません。
何はともあれ階段を登って山の頂上に着くとそこからは１８０度くらいの範囲ですが山口市内が見渡せました。
ここはかつて毛利秀元が慶長元年（1596年）から築城しようとしていたが、途中で断念した長山城跡を公園としたもので亀山の名前は山の形が亀の甲羅に似ていることに由来するとのことです。
頂上には毛利敬親公の銅像がありました。
ボーっとしていたい時には中々いい場所かもしれませんね。

サビエル記念聖堂と言うとザビエルの生家で、スペインのナバラ州パンプローナにあるザビエル城を模して建てられた初代のスマートで威厳のある教会を思い浮かべてしまいますが、1991年以降に生まれた方にはこちらの方が馴染み深いようですね。
確かに一流建築家がデザインしただけあって斬新で近代的な建物になっていますね。
周辺にはサビエルの銅像も有り、この地がキリスト教の聖地とも思えてきます。
仏教徒の私ですがこちらの建物の前では厳かな気持ちになります。

田中義一別邸は、地元では旧田中別邸と呼ばれて親しまれています。
平安古の鍵曲から近い位置にあり、敷地の傍には萩の三角州を形成した阿武川の支流、橋本川が静かに流れています。
元々は明治期に、夏みかん栽培を奨励した小幡高政が住み、その後、田中義一氏の別邸になった経緯があります。
総理大臣も務めた大物政治家の別邸だけあってしっかりとした作りで、綺麗に整備された庭には四季の移ろいが時代絵巻のように流れていきます。
この別邸で大いに英気を養って日本の政界を動かしたのかと思うと感慨深いものが有ります。

ヤフオクドームで交流戦を見た帰りにトイレ休憩で古賀サービスエリア（上り線）に立ち寄りました。
小腹が空いてきたので何か食べたいと思っていましたが所要時間２５分以内で食べられるものとなると出店の屋台グルメしかありません。
佐世保バーガーはかなり値段が高めですし、焼き鳥串は今から焼こうという感じ。
梅ヶ枝餅は長蛇の列だったので蒲鉾串を買いました。
明太子チーズならすぐに出せるということだったので選ぶまでもなくそちらになりました。
夕方を過ぎると売れ行きが落ちるのか見越し在庫を作っていないのでどこも待たせてしましたが、バスでの旅となると休憩時間も制限があるので困ってしまいますね。

萩市紫福（しぶき）地区の山あいにある大板山たたら製鉄遺跡が注目されだしたのは「明治日本の産業革命遺産 」としてこの地が世界遺産に登録されるかもしれないとの報道がなされたからですね。
大板山たたら製鉄は主に江戸時代に50年おきくらいに数度、たたら製鉄が行われた土地で製鉄を行う時に必要な燃料である木々が周りに豊富にあり、豊富な水を蓄えた川もあることによります。
材料である砂鉄は島根県は浜田から海路運ばれ日本海の港から山を越えて紫福まで運ばれたようです。
森の中に開けた場所があり、そこには製鉄を行った石組が多く残っておりかつて古の昔、男たちが山に分け入り鉄を作っていたのだと思うと歴史のロマンを感じます。
後は、滞り無く世界遺産に登録されることを願うだけですね。

ある方より誘われてゴールデンウイーク最中、ゴールデンカードである巨人対広島の野球観戦に行きました。
行き帰りは各自で球場前に集合して、エバラ黄金の味　びっくりテラスでの観戦は初めてでワクワクしました。
今回の会を企画された方の配慮で事前にお弁当のムサシのおにぎり弁当が配られた上で焼き肉と飲み物が出され、ほろ酔い気分で観戦しましたが、快晴の空の下大好きなチームの野球観戦が出来て美味しい焼き肉を食べられて大満足でした。
エバラ黄金の味　びっくりテラスは、今回は参加者が100名超えということで３段を貸し切り、見晴らしのいい特等席での観戦となりました。
目の前がライトの定位置くらいで外野に飛んだ打球の処理やダイヤモンドを駆け抜ける選手のリアルな様がよく見えて満足の行く野球観戦でした。
マツダズームズームスタジアムはボールパークとして機能していて飲食店が球場のコンコース周りにたくさんあって食べ歩きも楽しい球場になっています。

バスツアーにてヤフオクドームで交流戦を見てきました。
私達夫婦はカープファンなのでもちろんカープの勝利を願って行きました。
行きも帰りも高速道路を使用して快適な旅でした。
ツアーで抑えた内野指定席は前から１６番目のＳ指定でかなり選手が近く感じました。
野球場はどこも同じようなものなので仕方が無いですが飲食物の持ち込み禁止な上にドーム内の飲食物はみんな３割～５割程度割高で閉口してしまいました。
しかも、ビールやアイスクリーム売りの売り子がひっきりなしに売りに来て目の前を遮るので試合の楽しみも半減してしまいました。
せめて試合中は極力動きまわらずに攻守交代の時に回って欲しいと思いました。

楊貴妃が阿倍仲麻呂と共に安史の乱を逃れて日本に亡命してきたとの伝説が存在し、長門市油谷町の二尊院というお寺には楊貴妃の墓と伝わる五輪塔(山口県指定有形文化財)があります。
実際には、距離や史実から考えれば可能性は低いのかもしれませんが、そこは歴史のロマンと考えれば納得も行くと思います。
二尊院五輪塔は楊貴妃の墓として伝えられていますが、仏教でも密教が盛んになった頃に作られたものでその調和の美が美しいとされる塔です。
県指定の有形文化財として昭和48年に指定されたようです。
本当に楊貴妃のものかどうかはさて置き、これだけ素晴らしいものですからさぞ高貴な方の墓石に違いないと思います。
それが本当に楊貴妃であったなら尚素晴らしい。
実際に、二尊院は安産や子宝、縁結びのご利益があると言われているので興味がある方は是非参拝されてはいかがでしょうか。

かの中国の誇る政変をも巻き起こしたと言われる絶世の美人と謳われる楊貴妃は本当は本国での死を免れたが虚ろ舟に乗って向津具半島の岬の西側に唐渡口（とうどぐち）に辿り着いたが長旅の疲れからか程なく息を引き取り、向津具の地に葬ったとされる伝説の地があると聞き、向徳寺でアジサイを見た帰りに寄りました。
楊貴妃が愛したと言われる睡蓮の花が咲く小さな水練池と中国の都を思わせる朱塗りの休憩所よりも楊貴妃の墓と言われる二尊院　五輪塔が見下ろす海の先に中国が有り、故郷を向いて建つその墓はそれだけでロマンと悲哀を禁じ得ないものでした。
確かに楊貴妃が彼の地から日本まで漂流したとは俄には信じ難いことではあるけれど、何らかのそれに似た史実はあったのではないかと思えました。