風待人さんのクチコミ(8ページ)全415件

今年も１０月１日から１０月１２まで行われる着物ウイークin萩に参加してきました。
私は着物を着る方ではなく、着物姿の女性を写す側で参加しました。
この着物ウイークは着物フォトコンテストがあり、参加自由で一人５枚まで出品できます。
優秀な作品には賞が与えられ最終日１０月１２日に行われるフェアウェルパーティーにて表彰されます。
着物を旧久保田家住宅で借りて着て、ボランティアカメラマンに写してもらってお得なクーポンを貰って街を散策するイベントで毎年行われています。
地元はもとより山陽側の宇部市、防府市の県内の他、福岡県や広島県から参加される方もいらっしゃいました。

俵山方面に用事があり、時間に余裕があったので大寧寺に立ち寄り散策をしました。
この日、初めてここが大内氏の実質的な終焉の地であることを知りました。
大寧寺の変により自刃した大内義隆公の思いは届かず生き延びて欲しいと願った我が子までが殺害された。しかし、大内義隆公に謀反を企てた陶隆房もまた、毛利元就により敗軍の将となりわずか5年後には自害している。
そんな歴史の悲哀は今は墓石の下に埋もれているのだろう。
大寧寺の境内から山肌までに墓石群が立ち並び、最高部に大内義隆公の墓石が鎮座している。
その姿は自身が最期を遂げた大寧寺を見下ろす位置にある。

俵山方面に出向く用事があり、時間があったので大寧寺に立ち寄りしばし、散策。
川沿いの紅葉はまだかななどと思いながら目を落とすと「盤石橋」の看板が目につきました。
そう言えば、沿道には盤石窯なる萩焼の窯元の看板があったなぁなどと思いながら説明書きを読みました。
この橋は1668年に最初に架けられたといいますから、江戸時代の初期でしょうか。
その後、1764年に再建架されたといいますから約100年間は持てたのでしょうね。
時代はワットが蒸気機関を発明した頃と重なります。
この橋が奇橋と言われる所以ですが、突桁式工法と呼ばれる両側のと中央の三箇所の柱に平板状の石を渡した構造で一般的にはゲルバー橋と呼ばれています。
しかし、ゲルバー橋の出現は1868年のドイツです。
その200年も前に日本ではこの橋が出来ていたとは驚きます。
この橋も紅葉の時期は趣があって良いのではないかと思います。

俵山温泉に用事があり、時間が余ったので以前から気になっていた千代の滝を見てみることにしました。
こちらの滝は、3台程度の駐車スペースがあり、滝の真下まで階段を下って安全にアクセス出来るのが大きな魅力です。
滝も崖下を垂直に落ちる素直で見応えのあるものでした。
太陽光がよく入り滝の下側には晴れていれば小さな虹も見えます。
紅葉の頃にもう一度来てみたいと思いました。

俵山温泉で行われた友川カズキのコンサートのついでに町の湯に入りました。
町の湯はシンプルですが外観も中も綺麗でしかも庶民的な温泉です。
俵山温泉は一部を除き温泉宿に内湯を持っていなくて湯治客はこちらの町の湯か白猿の湯に入ることになります。
白猿の湯は新しく施設も大きいようですが、温泉を楽しむなら町の湯の方がいいかなと思いこちらを選択しました。
４２０円の入浴料ですが、タオルを持ってこないと有料の貸タオル等を使用することになり白猿の湯の入浴料と同じくらいになるので注意が必要です。
脱衣場には貴重品を入れるロッカーが設置されていて利用料金も１０円と良心的です。
さて、温泉の方は湯温が然程高くなく、長いこと浸かっていれます。
１５～２０分程度ゆっかり浸かるのがオススメだとか。
湯船も新しく清潔で俵山温泉を満喫することが出来ました。

俵山温泉の温泉閣で行われた友川カズキのコンサート後に泊まる宿として選びました。
基本、夜に寝るだけの宿としてコスパ重視で選びました。
温泉は俵山温泉の場合は一部の例外を除いては外湯となります。
こちらの旅館は外湯の白猿の湯、町湯とも歩いて数分で行ける距離にあって便利です。
旅館は木造三階建ての古き好き時代の木賃宿的な旅館です。
流石に部屋の中も、通路も古臭さは否めませんが不要なものがなくシンプルで泊まるだけなら何の不自由もありません。
宿の方は温かく迎えて下さいますが、問題なのは部屋の鍵です。
鍵は簡易的な鍵でしかも内側から掛けることは可能ですが、外側からは掛けられないらしく鍵もいただけませんでした。
それ故、外出時は殆どの荷物を持ち歩かなくてはならない始末。
更に駐車場は歩いて数十メートル先にある俵山温泉の無料共同駐車場になります。
私は男性の一人旅でしたので問題は有りませんが、女性の方や高齢の方が泊まられる場合は注意が必要です。
また、二階以降に上がる階段も手すりは有りますが少し急な作りになっています。
安く、ただ眠るだけと割りきって泊まるなら良いとは思いますが、部屋のセキュリティを考えた時に心配です。私の場合はチェックイン後、午前様（午前3時）に宿に再び辿り着き朝まで眠るという感じでしたので不満も不自由もありませんでしたが、カップルや家族での宿泊には物足りなさを感じるかもしれません。
テレビ以外は娯楽らしい娯楽もなくインターネット接続もモバイル機器等を自分で持ち込まなくてはならず、ビジネスには不適だと思います。

暇を持て余していたのでぶらりと散歩がてら菊ヶ浜まで足を伸ばしました。
快晴の夏の空の下、海水浴客で賑わっていました。
海はエメラルドグリーンで砂浜はどこまでも白くコントラストが綺麗でした。
夏の海水浴シーズンのみ駐車場が有料になるので注意が必要です。
お盆前後位からクラゲが波打ち際まで寄せてくるので泳げなくなります。

トワイライトエクスプレスが山陰本線を通るということで撮り鉄さんの真似事をしました。午後１２時３分くらいに東萩駅発だったので１時間前に行けばいいかと思って現場に午前１１時位に着いたら
何と車を置く場所さえない始末。
車のナンバーを見て更にビックリ。
ほとんどが他県ナンバーで八王子、神戸、京都、倉敷、岡山、広島、福山等々。
この情熱には勝てません。
仕方なく山にでも登って撮ろうと道無き道を登るもそこも先客でいっぱい。
やっとこさ、枝の間から撮れる場所を見つけました。
虫に刺され、汗だくになり泥だらけになって何やってんだろう。
海では子どもたちが優雅に海水浴。
親御さんはタープを張って休憩されていました。
そんな刹那、踏切が鳴って周りの本職のカメラマンさん達がカメラを構えたのでこちらも緊張してカメラを回すと、１両編成のやまぐち幕末ＩＳＨＩＮ号がほのぼのとやって来ました。
練習台にして何枚か撮りました。
そして更に待つこと３０分、本命のトワイライトエクスプレスが来ました。
バシャバシャするのも束の間、風のように過ぎ去って行きました。
ピントが何とか合った写真が５枚程度。
まあこんなもんかな～。

旧萩市内から福栄村方面に延びる県道11号線の片側は山肌に接していて、他方は切り立った崖になっていて崖下には川が流れています。
その川を辿ってみると1箇所、滝が流れていました。
それは近くのバス停の名前にもなっている如意ヶ滝である。
崖の川を挟んだ対岸に山側からアプローチして道なき道を進むこと40分、結構な落差のある滝に着きました。
県道11号線の上からは木々が邪魔して見えなかったのですが、滝壺側から眺める滝は神秘的に感じました。

家老職といえば世襲が多かった時代に実力でその座を勝ち取るには運と頭脳と人柄が必要だったと思います。国司信濃親相は、禁門の変に加担した後、第一次長州征伐において西郷隆盛が長州藩に対して、責任を取る形で親相ら三家老の切腹を要求したため、親相は徳山澄泉寺にて切腹して果てたとされる。享年23歳とまだまだこれからの時だった。
その親相の旧宅は萩市堀内の萩市立萩西中学校の塀の外に石碑が有り、実際の旧宅は塀の中にあったとされます。

毛利秀就公の誕生地と書いた看板が美東町の十文字交差点と美東町から小郡に向かう途中の２箇所にある。歴史にそれ程詳しくはない私ではあるが毛利秀就は広島で生まれたんじゃないのと思い、行ってみました。
油谷にある楊貴妃の墓みたいな感じかなと思いきや、こちらはどうも歴史研究の末に導かれて事実らしい。
正室に疎まれ、毛利輝元の子を身籠った側室、二の丸様が逃げるように隠棲・出産したのが小野村（当時）の領主、財満家であったとのことでして。
財満家の館跡が毛利秀就の誕生の地です。
付近には財満家に縁のある建造物や二の丸様の顕彰碑も併設されています。

阿武川沿いの側道は萩市内の道が混んでいる時に渋滞回避の迂回路として利用しています。
いつもその道すがらにある石碑が気になっていました。
今回、思いついてその石碑を見てみると、明倫館に学び幕末は奇兵隊に入隊し、明治維新後は陸軍中将として名を馳せた三浦梧楼の誕生地であることがわかりました。
三浦梧楼は奇兵隊時代から不仲であった山縣有朋と反目し、何度も左遷の憂き目に会い、更には乙未事変を指揮して李氏朝鮮の第26代国王・高宗の王妃であった閔妃を暗殺したとして投獄されたりと波乱に満ちた人生を送りました。
そんな人生の中にあっても常にアグレッシブで挑戦し続けた三浦梧楼の根底には長州魂が赤々と燃えていたのではないでしょうか。
誕生地には石碑が残るのみですが目の前を流れる雄大は阿武川を見て自身も川の流れのように流転を繰り返したのでしょうか。

かつて松江の宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島を見て初めて見たにも関わらずどこかで見たと言うデジャヴ感があったのですが、それが阿武町の海に浮かぶ鹿島であったと気づいたのはずっと後のことです。
鹿島は日本海に浮かぶ二つの島、男鹿島、女鹿島で、その夫婦島に掛けてか、阿武町の道の駅には鹿島湾を望む位置に縁結びの鐘があって観光スポットになっています。
晴れた日中もいいですが、夕暮れ時のオレンジ色に染まりゆく島影は格別です。

妻と二人、カープ対ヤクルトスワローズ戦観戦前に腹拵えとばかりに駅ビルに行きました。
お好み焼きを食べようとのことで老松や麗ちゃんを覗きましたがお昼すぎというのに長蛇の列で諦めました。
カープ鳥の前を通りかかると２人くらいしか待っていなかったので店外で待つことに。
数分も経たない内に後ろに５人位並ばれたのでちょっとの差で助かりました。
待つこと１０分、中に入れました。
カープのレプリカユニを着たカープファンが多く見られました。
壁にはカープの選手の名前が冠されたメニューが並び、選手や元選手のサインやユニフォームが目を楽しまてくれます。
注文したお好み焼きは味もボリュームも満点。
美味しい、広島に来て初めて食べるなら満足するかもです。
個人的にはへんくつ屋やみっちゃん総本店の味が好きですが、こちらも悪くはない。
本来ならカープ鳥の名の通り焼き鳥がメインなのだからこのお好み焼きは流石という評価です。

東光寺の万灯会に生まれて初めて行きました。
19：30開門とのことでしたが1時間前くらいから人が集まり始め、予定より10分早く開門しました。
兎に角人が多く、歩き辛いですし、道が暗く凸凹が多いのが難点です。
幾千もの灯篭にろうそくの灯火が点されて幽玄の世界が味わえると思っていたのですが、懐中電灯を持って右往左往する人やカメラのフラッシュをあちこちで使っていてまるで夜間の空爆が行われているようで折角の万灯会も台無しでした。
ゆっくりゆったりとしたいと思うのはどうも私だけだったようでしたが、これでは毛利家の方々もゆっくりとはしておられないなと思いました。

時代が違えば彼もその能力と知性を世に知らしめたであろう。
奥平謙輔は藩校明倫館に学び、下関戦争、戊辰戦争と転戦し、敵軍の将にして旧知の会津藩士・秋月悌次郎より会津の少年を書生として預かる心意気は正に武士（もののふ）
越後府権判事参謀を自ら辞し、野に下り前原一誠らと萩の乱を起こし捕縛の後、斬首の刑を受けた。
そんな奥平謙輔の誕生地は萩市土原一区の萩拘置所の前に位置した石碑により知ることが出来ます。
勝てば官軍負ければ賊軍、それを戊辰戦争では官軍として味わった奥平はその後、萩の乱ではまさか自分が賊軍となり処刑台の露と消えるとは思わなかっただろう。
そう思って石碑を眺めると時代の流れに翻弄された若者の姿に切なさを禁じ得ない。

山口県萩市川上横坂を流れる立野川支流横坂川にある鳴海の滝に行きました。
林道を車で行くと途中にチェーンが張ってありそこに車を停めて先を歩くこと５分、行き止まりにくの字型の下段の滝が見えます。
その上にある残り２段の滝は崖が険しく登るのを断念しました。
次回は装備を整えてチャレンジしたいと思います。

ネットの記事で萩市川上地区に比較的行きやすそうな長谷の滝なる滝があるということで行ってみました。
萩市内方面より川上地区に向かって行き、川上石油のスタンドを川上温泉方面に進んですぐにある橋を左折にて渡り、渡りきった対岸の細い道を進み暫く進んだ後林道を左折、長谷地区を進んで山に向かって登って行くと左手に滝が見えます。
林道の開いているスペースに車を停めて斜面を降りると滝の下側に着きます。
斜面は滑りやすいので登山靴や安全靴で降りた方がいいと思います。
滝は規模は小さいですが全景が見渡せて満足が行く結果となりました。

萩市弥富の名勝、畳ヶ淵に寄った帰りにふと見渡すと「猿屋の滝」の看板がありました。
看板に従い道路を小川地区の方に直進後、小さな橋を渡り更に看板に従い細い県道を小川地区に向けて行くと進行方向左手の川の向こう岸に山肌から流れ落ちる滝が見えます。
猿屋の滝はその滝のみならず、山肌に残された六角柱状の岩肌、柱状節理が見れます。
川を隔てた対岸からしか見ることは出来ませんが美しい自然の造形を楽しむことが出来ます。

松下村塾が世界文化遺産の一部として登録されましたが松下村塾が人材育成を国の振興の根本に据え、工学の教育施設の設立を訴え日本の近代化を後押ししましたがその象徴とも言える人物が中島治平です。彼は製鉄・ガラス・蒸気機関・羊毛織物・染色・写真術・火薬・パンなど、幅広い技術を萩藩にもたらしたマルチな才能の持ち主でした。そんな中島治平の旧宅地が浜崎新町にありますが、今は石碑がその功績を伝えるのみです。