nomadic dreamさんのクチコミ(2ページ)全119件

伊賀上野駅。
伊賀といえば「忍者」のまち。
残念ながら伊賀上野駅は伊賀市街地から離れているので、市街地へ向かうには伊賀鉄道を利用するのがよいでしょう。
JR関西本線のホームから直接伊賀鉄道に乗ることができます。

家々が自然に妙に溶け合っていて違和感がない風景。
日本にありそうで、意外と見られない風景かも。
和歌山駅から西へ向かって、交通の便は良くないかもしれません。
しかし、家々が山に貼りついて、家々の屋根の色が多様化していて自然に妙に溶け込んでいる景色を眺めていると来てよかったなあと一見の価値があります。
私には絵を描く才能はないですが、もし絵を描くのにはよさそうです。
周りには観光ホテルもありますので、宿泊しながら朝靄の景色も楽しめます。

姫路城の右手にあるレンガの建物が姫路市美術館です。
初めて出遭ったとき「何か分からないのですが、さわやかな雰囲気」を感じました。
それは以前、東京に住んでいたときに毎年春と秋に通った白樺派の「清春美術館」（小淵沢の近く）に相通ずるものがあるのです。
関西に来てからは「高原の爽やかな風に吹かれて芸術に触れる」という機会が少なくなっていたのですが、姫路美術館に来てレンガの建物に囲まれて庭を歩いているとそんな雰囲気がしてきます。

明治後半に造られた陸軍の倉庫なのですが、美術館に一番似合っていると思います。
入園料もリーズナブルなのでぜひ姫路城と一緒に訪れてはいかがですか。

吉野神宮に来たのは、昨年に続き2回目。
鳥居の横にある枝垂桜が咲くころに来たかったのですが、4月下旬咲き頃を迎えていました。
残念ながら境内への参拝者はほとんど見当たらず、このときは静かに時を刻んでいました。
南朝をこの吉野で起こした後醍醐天皇を祀るために、明治時代になって宮内庁が建立した神宮で、吉野の里からも少し離れて立地しています。そんなことからいつもひっそりと佇んでいます。

浜寺公園の桜が今年も満開に。
今年も春が来たことに感謝しつつ、みんなでさくらまみれになってきました。
緑の絨毯に淡い色のソメイヨシノがかぶさりながらかすかな風に揺れていました。
バーベキューの匂い、炭の香りそして子供たちの声に包まれて、あっという間に春のおだやかな一日が過ぎ去っていきました。

鞍馬駅は京都の北、山深い終着駅でした。
えいでん（叡山電鉄）は出町柳を出発してしばらく市街地を抜けたあと、市原駅を過ぎるころから勾配がきつくなり、左右に大きくカーブしながら山を登っていきます。
終点は鞍馬駅。
1両かもしくは2両の電車が出入りするだけの小さな駅。観光客が一段落するとただひっそり佇み、駅前では街路灯が街並みを朧に照らし出していました。

日本の都、奈良と京都を結ぶJR奈良線。
かつての緑色の国電がのんびり走ること約1時間。
途中は単線なので、何度も駅で立ち止まっては行き交う電車を待ちます。
意外に飽きることなく過行く車窓を見ていると、1時間があっという間に過ぎ去りました。

丹波のワイナリーに行ってきました。
ワイナリーの条件は盆地と聞いていますが、この丹波も山に囲まれた土地でした。
車でのアクセスなので少々時間はかかりますが、高速道路が整備されているので丹波の観光と併せて行くのが良いかと思います。
ここでのおすすめは「てぐみ」というワイン。
酸化防止剤は入らず、濾過もせず、てぐみ（手詰め）生詰めです。ほんのり濁りが、ぶどう本来の味を感じさせてくれます。家に帰って冷やして頂きました。

休日ともなると大けやきはコーヒーの良い香りに包まれます。
もともと、「野間の大けやき」は、ここに存在した「紀貫之を祀った旧蟻無神社」の神木でした。神社は他の社と統合されても大木は1000年の歴史を今も刻み続けています。
けやきの麓には可愛い「ありなし珈琲」が休日だけ開店。
珈琲の香りもけやきの長い歴史の１ページに刻まれるのでしょう。

阪神電車の岩屋駅はアートな駅。
改札を出て、振り向くと何と色鮮やか。あまりの色彩に目を奪われました。
駅から海へ向かう坂を下ると、不思議なオブジェがあったり。
兵庫県立美術館はすぐその先。
今回訪れたのは、神戸新都心「HAT神戸」へ行くため。
HATとは「Happy Active Town」という神戸の埋め立て開発地で、海沿いには憩いの公園があります。

サントリービールの京都工場へ行ってきました。
場所は長岡京市。大阪と京都の間、京都寄りの「淀川沿い」に位置していると言うと分かりやすいでしょうか。
長岡京市は美味しい水が湧き出る町で、サントリーはその水を求めてこの地にビール工場を設けたとのことでした。
見学は約1時間。ぐるり構内を回った後に飲む「できたてビール」の味は格別。特に泡のきめ細やかさに感動しました。
京都への旅にサントリービール工場見学を組み込んでみたらどうでしょうか。

京都の中でも好きな場所の１つです。
賀茂川と高野川がここで１つになって鴨川となって南へ流れていく三角地に鴨川公園はあります。
「賀茂大橋」から晴れた日に眺めるこの公園デルタはまた一段と雄大です。
冬枯れの一日、弱くなった太陽の光を少しでも求めて親子連れが散歩を楽しんでいました。

百万遍知恩寺は、今出川通（いまでがわどおり）と東大路通（ひがしおおじどおり）が交差する百万遍交差点の近くにあります。
近くに京大があるので、京大に囲まれているイメージがあります。
しかし、境内に入ると周りの道路の喧騒が耳に入ることなく、ゆったりとした気分になります。
京都のお寺や神社は常に観光客で混雑していますが、ここ知恩寺は時間をかけて人から邪魔にされることなくお参りができます。
京阪電車の出町柳駅から徒歩10分くらい。のんびり散策するのがお勧めです。

大阪が東洋のマンチェスターと呼ばれ、産業が盛んであったころを彷彿させてくれます。
満州国がつくられた年（1932年）の1年前に竣工しています。
当時は中華民国への衣類等の輸出もこの大阪から行われたことでしょう。
連日この界隈は日本の産業の中心として多くのビジネスマンが足を運んでいたのでしょう。
ふとそう考えると、私の大阪の歩き方も変わってきたような気がします。
今、建物だけが静かに残っています。その歴史の重みを背負いながら。

ガラス扉を開けると全てが昭和の雰囲気。
黒光りする相席の長テーブルに木の長椅子。
大きな窓から差し込む気怠い午後の日差し。

少し進むと、学生たちの笑い声、本をめくる音、そしてテーブルの端で壁を背にして一人黙々とパソコンをたたく教授。
全てが有機的に結びついて、学生街の雰囲気を醸し出しています。
お勧めはカレーパンセット。シンプルにカレーとパンが２つ。
食後のコーヒーを飲みながら、午後の陽気にしばし時間の存在を忘れてました。

大阪の都会の空を見上げてみると青い空が広がっています。
ビルに切り取られた青い空を見ながら、中之島にあるバラたちは力強く花を咲かせます。
春と秋、色とりどりのバラがこの空間で開花します。
5月と10月が見ごろです。
花弁に近づいてみます。すると気品高い香りが体に沁み込んできます。
都会の中で季節を感じることができる素敵な空間です。

和歌山県岩出市にある大きな公園。
四季折々の植物が楽しめます。
季節は晩秋、園内に入るや否や「皇帝ダリア」の咲き誇る姿が目に飛び込んできました。
淡いピンク色の花々は11月の短い光のもとで咲くようです。
温かい日差しのもと園内は秋の一日を楽しむ家族連れで賑わっていました。
2016年4月より入園料、駐車場が無料になったのは朗報です。

根来寺（ねごろじ）周辺はひと足遅い秋を迎えて、一面紅葉に囲まれていました。
ここは和歌山県の岩出市にある紅葉の名所。
老若男女が温かい色に染まった赤や黄色の葉の間をすり抜けてきた短い日差しを浴びながら秋の一日を楽しんでいました。

南海線なんば駅は印象深い駅です。
先ず名称は”Namba”とローマ字表記されています。「ん」を”m”で表現しています。
一方でJR難波駅は漢字表記であるにも拘わらず、南海線はひらがなで「なんば」と書かれています。
建物はテラコッタタイルという素焼きの焼き物による古代ギリシャ風です。昭和7年竣工の建築物が大切に使われています。
関西空港まで一直線。海外への窓口。高島屋の本社所在地でもあります。

コキア咲く秋の紀の川沿いを散歩しました。
万葉の里は土手沿いにあります。
中学生が放課後にトレーニングで走っていました。
秋の日はつるべ落とし。間もなく辺りは真っ暗の闇に包まれるのでしょう。
少し寒くなってきたので私も家路につきました。