岳人28号さんのクチコミ(35ページ)全934件

入口の受付が市役所や銀行みたいに整理券発行方式（ボックス席希望とカウンター席希望で別々に発券）になってたり、タッチパネルで注文や会計のための呼び出しができたりと、いろいろ機械化がすすんでいて、時代がかわったなあと感じました。衛生面に配慮してプラスチックのフタを開けてすし皿を取り出すようになってるのも、はじめて見ました。正直、動いてる最中にフタを開けて取り出すのは、はじめちょっと難しかったです。食べ終わった皿を投入するとガチャポンでなにか出てくるようになってますが、妖怪ウォッチのシールとかそんなのばかりで、これは、あまり意味がないサービスのように感じました。割引券とかも出てくるようにしてほしいです。

本殿金堂から木の根道を通って貴船神社に抜ける予定でしたが、積雪のため本殿金堂から先が通行止めになっていました。貴船側にある西門も通行止め。雪景色を見るために、わざわざ積雪した日を狙って訪れる人も少なくないかと思いますが、積雪が多いと一部区間が通行止めになるので要注意です。仁王門と本殿金堂の標高差は１６０ｍしかなく、しかも石段と舗装道の参道ですから、これを往復するだけでは物足りない印象は否めません。まあ、雪景色の美しさは、それなりに堪能しましたけど…。

仁王門から由岐神社まで、道はおおむねまっすぐですが、神社を過ぎたところから本殿の少し手前まで、うねうねと曲がった坂道になりります。大した標高差ではないので、九十九折という表現は、いささか大げさ過ぎる印象。まっすぐ登ればあっという間なのでしょうが、ゆるやかな坂道は、時間はかかっても歩きやすいので、自分のような膝痛もちには助かります。雪景色の道はとてもきれいでしたし、雪が積もっていても、すべって歩きにくくなるほどの傾斜ではありません。

本殿参拝中、突然、地響きをともなってものすごい音がしてびっくりしました。どうやら屋根に積もっていた雪が落ちたようです。屋根が大きい分、積もった雪の量も多いですから、もし直撃を食らったら、ただではすまないでしょう。以前見た宮尾登美子原作のテレビドラマ「蔵」の冒頭に、主人公の祖父が、蔵の屋根からの落雪の直撃を受けて死ぬというシーンがあったのを思い出しました。雪の日の参拝は要注意です。

なかなか風格のある立派な門です。門には鞍馬寺の拝観受付窓口があり、ここで拝観料（ケーブルに乗る場合500円、徒歩なら300円）を払います。残念なことに、受付を済ませることに気をとられて、仁王像の存在をすっかり忘れて、仁王さまを見ないまま通り過ぎてしまいました。あわてて受付を済ませようとせず、門の前でちょっと一服するくらいの余裕をもったほうが良さそうです。

光信寺温泉ゆっくらからグラウンドゴルフ場横の道を歩くとすぐに山門があります。山門から本堂までの間にけっこう大きな広場があり、また、本堂のほかに庫裏や書院、宿坊、開山堂など多くの建物があって、なかなかの大寺院という印象を受けました。本堂の裏には枯山水の庭もあります。開山堂は裏山を少し登ったところにあり、そこから裏山の斜面に遊歩道が整備されていて、道沿いに山野草の名前を書いた札がたくさん立てられており、小規模な山野草園になっているようでした。寒い日でしたが、本堂にポットとお茶のティーバッグが置いてあって、自由に飲めるようになっていて、実にありがたかったです。

山上は広い範囲が公園化されていて、たくさんの道があちこちにあるのですが、案内図や道標が欲しいところにないというか、細かく整備されていないのでわかりにくいです。王子ヶ岳登山口バス停からの道を登って、他の道から下りる予定にしてたのに、よくわからなかったので、安全策をとって下りも同じ道を使いました。展望は文句なしにすばらしいです。

国宝指定されている講堂の近くにある楷の木の紅葉が有名ですが、少し離れたところにある資料館周辺のカエデの紅葉もなかなかきれいです。また、敷地外を川沿いに10分ほど歩いたところにある黄葉亭という茶室の周辺にもカエデが植えられています。駐車場周辺にもカエデがたくさんあり、楷の木にこだわらなければ、敷地外だけでも紅葉を十分楽しむことができると思います。

敷地内にある楷の木の紅葉が有名。とくに講堂の窓から楷の木が見える構図がカメラマンに人気で、講堂の廊下にカメラを構えた人たちがたくさん陣取ってました。本当は講堂の中から撮れれば良いのですが、国宝指定されている講堂の中は立入禁止になっているため、みんな仕方なく反対側の廊下の窓ごしにわずかに垣間見える楷の木でがまんしている状態。NHKのニュースで紹介された映像は講堂の中から撮影されてましたから、テレビ局などにだけ特別に許可しているようです。

境内が広大で鳥居をくぐってから拝殿までなかなかたどりつけない感じでした。写真に記録されている撮影時間であらためて見てみたら、鳥居から拝殿まで行くのに10分かかってました。元日で大勢の参拝客が列をなしていたとはいえ、拝殿までの人の流れはスムーズでしたから、10分という時間はほぼ距離によるものです。この神社のスケール感は、人が大勢集まる正月よりも、人の少ない平常時のほうが、より強烈に感じられると思います。

元旦の早朝は、生駒山で初日の出を見ようという人たちが、駅で長蛇の列をつくっています。ただし、この列は乗車券を買うために並んでいる人たちで、近鉄の京阪奈初詣1dayきっぷなど、ケーブルカーに乗車可能なきっぷをすでに持っている人は、並ばずにすんなり乗車できます。スタッフがそういったことを告知してくれれば良いのですが、全く告知がないので知らずに長時間並んでしまいました。帰りもまた長蛇の列で、こちらはみんなすでに往復乗車券をもってますから、並ばざるを得ません。寒さの中、立ちっぱなしで長時間待っているのは大変ですから、足腰が元気な人は歩いて下山したほうが良いかもしれません。

生駒山で初日の出を見た後、立ち寄って初詣をしました。伽藍の背後に大岩壁が迫っている景観が非常に印象的。岩壁の中ほどのくぼみには仏像があり、そこまで行って拝むことができるようになっているようでしたが、信者以外は立ち入り禁止のようです。なお、ここは近鉄の京阪奈初詣1DAYチケットの景品引換対象スポットになっていて、おみくじを無料で引くことができました。このチケットは生駒ケーブルにも使えるので、初詣の際はオススメです。

元旦の早朝から運行しているケーブルカーで手軽に行ける初日の出スポット。ケーブル駅に長蛇の列をつくって大勢の人が集まります。ただし、山上が遊園地になっていて障害物が多いうえ立入禁止エリアが多く、初日の出を見られる場所はごく限られています。また、コンクリート舗装の地面が凍結して非常に滑りやすく、転倒の危険があるので、歩くとき細心の注意が必要です。かなりの急斜面でも路面に滑り止めの措置は一切とられておらず、まったくのツルツルです。

周辺には日本銀行大阪支店や大阪市中央公会堂、府立中之島図書館など、明治・大正に建てられたレトロな建築が並んでおり、それらに調和する実にレトロな外観の橋になっています。とくに目を引くのは橋の欄干に設置された特徴的なデザイン大きな街灯。等間隔に並ぶのでなく、1ヵ所に3基まとめて配置されているせいか、夜はその街灯のところだけ異様に強く光っており、まさに異彩を放っています。

なかなかおもしろい外観の資料館ですが、無料施設であるだけに、展示内容はあまり充実しているとはいえません。酒造りの道具と、酒造りの工程を説明するためのミニチュア人形が展示されています。田舎町の民俗博物館のような雰囲気です。

大晦日だったので正月のお供えの酒樽や酒瓶が大量に積まれており、さすが有名な酒造りの神様だなと思いました。正月になれば初詣客で混雑するのでしょうが、大晦日は訪れる人もまばらで静かなもの。正月仕様の幕や仮設の賽銭箱のため社殿が隠れて一部見えなかったのは少し残念でした。参道にはいろんな屋台がずらっと並んで開店準備中でした。

朱塗りの良く目立つ建物で、大覚寺の他の建物よりほんの少し高いところにあり、霊明殿に通じる回廊は階段状になっています。霊明殿、庭湖館（通常立入禁止）、秩父宮御殿（通常立入禁止）の三つの建物に囲まれるように、小さな池と滝のある庭があり、回廊や霊明殿からの眺めが良いです。楓の木が多いようでしたので、紅葉の時期が一番きれいだと思います。

大覚寺の一部ですが、池には拝観料なしで出入できます。なかなか大きな池で、適当なところで引き返すか、ぐるっと一周するか迷いましたが、人が少なく静かなうえ、景色が良くて、歩いていてとても気持ち良かったので、結局、一周しました。桜や楓の木が池の畔にたくさん植えられていたので、春の花見や秋の紅葉の時期に来れば、わたしが訪れた冬と違って、華やかで美しい景観が見られそうです。蓮の枯れた跡もたくさんあったので、夏には蓮の花が見られるでしょう。個人的には静かな冬も魅力的だと思います。

たくさんの部屋が並んでおり、それぞれに狩野山楽や渡辺始興のすばらしい襖絵があって、見ごたえがあります。どれもシンプルな墨絵なのですが、なんともいえず風流で格調高い感じがします。絵は美術館で展示されるのを見るより、部屋の襖のような本来あるべき場所のあるべき姿で見るほうが、よりその絵本来の魅力を味わえると思います。

仏像やお堂といった仏教寺院としての見所よりも、狩野山楽らのすばらしい襖絵がある正寝殿など宮殿としての側面のほうが、より印象が強いです。拝観受付を入ってすぐの玄関にも輿が展示されていて、皇室ゆかりの寺であることを前面に押し出しています。庭や大沢池の眺めも風情があり、紅葉や桜の時期にまた来たいと思いました。