くまっちさんのクチコミ(4ページ)全158件

旧北海道銀行が１９４４年（昭和１９年）に北海道拓殖銀行へ吸収合併され、その後１９６５年（昭和４０年）北海道中央バス（中央バス）が取得し本社ビルとしたビルです。１９９６年（平成８年）に一部を飲食店に改装し、「ワインカフェ & ショップ 小樽バイン」として営業を開始しました。バインとは、お店を経営している北海道中央バスの「バ」と、ワインの「ワ」をもじって、「バイン」としたそうです。建物の中は重厚な落ちついた空間が広がっています。地下には元金庫室を利用してワインセラーもあるそうです。

形はちょっとローソクには見えません。聞くところによると、昔はもっと丸く、太かったのですが、昔、地震の際の津波で半分に割れてしまったそうです。しかもニシンの大群の鱗が岩に張り付いてローソクのように光ったのが名前の由来だそうです。高さは４６ｍもあり、岩の上には神社が存在するそうです。

小樽貴賓館は、にしんの祝津三大網元のひとり、青山政吉と娘、政恵によって建てられた別荘です。約３１万円という費用と６年半あまりの歳月をかけて大正１２年（１９２３）に完成。当時、東京の新宿伊勢丹デパートが５０万円で建設されたそうなので、その金額を伺い知ることができます。山形県酒田市から宮大工を呼び寄せて５０数名の職人たちに作らせた春慶塗りの床や柱、うぐいす張りの廊下、木と木の間に白樺の皮を入れて作成した窓枠と手造りの窓ガラス、手彫りの軒下彫刻、継ぎ目のない檜材の一本物の約１２．６ｍの長押、紫檀、黒檀などに花や鳥などの彫刻を施した欄間クルミ、象牙の飾り棚、たも材の木目階段、大理石と御影石の軟石を混ぜ合わせ型をくり抜き砥石で研き出し仕上げた継ぎ目がない洗面所、枯山水の庭園、各部屋を飾る襖絵や屏風など、最高級の建材と宮大工の技による空間には、思わずため息が出てしまいました

クラーク博士で有名な羊が丘公園です。
クラーク博士の「Boys be anbitious !」 は一般的に訳される「少年よ大志を抱け」という大げさな物ではなく続きにLike this old manとあって「こんなオッサンも頑張っているんだからオマエらも頑張れ」ぐらいの言葉だそうです。しかも実際に 「Boys be anbitious !」 と語ったとする文献はクラークが帰国してから17年も経ち、死後8年も経過した1894年に予科生徒・安東幾三郎が農学校の学芸会機関誌「恵林」に掲載した文章が最初だそうです。
4月16日は、「ボーイズビーアンビシャスデー」といわれ、これはクラーク博士が、北海道を去った日です。

北海道道庁旧本庁舎は、明治２１年（西暦１８８８年）に建設された建物で、本格的な洋風建築を日本人が設計した最初期の例だそうです。煉瓦造二階建ての建物で、煉瓦は地元で生産されたものを用い、当時はまだ珍しかった蒸気暖房を採用したそうです。ただし、堂々たる外観の中心を成す八角ドームは、着工後に一旦撤去され、昭和４３年（西暦１９６８年）に復元したものだそうです。北海道庁旧本庁舎は、旧開拓使本庁跡と共に国指定の史跡になっていますが、現在は一般に公開されており、歴史資料を公開する記念室などもあります。

ライトブルーが印象的な日本初のホテルです。明治１３年に開拓使が迎賓館として開館し、明治天皇が最初の宿泊者となったそうです。今もそのお部屋を見学することができます。シャンデリアの上部を飾るメダリオンは部屋ごとに異なり、部屋の名前にちなんだ模様が描かれているなど、随所に細かい細工が施された建物です。現在は結婚式場としても、使われています。

建設当初は時計を設置せず、鐘楼に鐘が吊るされていたそうです。その後アメリカ製の振り子式時計が設置されました。ただし、４日に１度は運用針と打鐘用の二つの重りを吊るしたワイヤーをハンドルを使い人力で巻き上げねばならず、重さはそれぞれ50?と150?にもなり、機械に負担が掛からぬよう２時間ほど掛けてゆっくりと巻き上げる必要があるそうです。一時壊れたままになっていたこの時計を、近所の時計屋が１ケ月かけて無料で修理しました。その後、その時計屋とその息子がこの巻き上げ作業を続け、今では札幌職員がこの大変な作業を引き継いで行っているそうです。見た目結構地味な時計台ですが、裏側では大変な苦労がされているのです。

１９５７年に完成したさっぽろテレビ塔ですが、この塔の設計者の内藤多仲という人は、東京タワー（１９５８年完成）をはじめ、通天閣（１９５６年完成）、名古屋テレビ塔（１９５４年完成）、別府タワー（１９５６年完成）、博多ポートタワー（１９６３年完成）というように、当時完成したタワーのほとんどを手がけていました。つまりこれらの塔は兄弟で、通天閣はさっぽろテレビ塔の兄で、東京タワーはさっぽろテレビ塔の弟といったうところでしょうか。

記録されている日本最古の梵鐘は、京都妙心寺の梵鐘です。しかし、当麻寺の梵鐘は、無銘なため記録はないが、作風等から日本最古と推定されていて、梵鐘が形式化する以前の初期的要素がみられます。しかし、現在梵鐘は、鐘楼の上層に懸けられており、間近で見る事は出来ません。

薬師寺は、天武天皇が皇后の病気に際して快癒を願って建立されたそうです。天武天皇といえば、大化の改新の中大兄皇子（後の天智天皇）の弟で、天智天皇の死後、壬申の乱で天智天皇の第一皇子の大友皇子を倒し、即位しました。「日本」という国号、「天皇」という称号を定めた天皇と言われています。
薬師寺には、代表的な薬師三尊像を含む５体の彫刻と、絵画等４点がが国宝に指定されています。

聖徳太子が住んでいた斑鳩宮があったとされる法隆寺ですが、建物はどんなものにも限らず風雨にさらされて傷んでくるものです。法隆寺では修理の周期が決められています。１００年ごとに小修理を行い、大修理が３００年ごとに行われます。檜皮葺きの屋根は３０年ごとに葺替えます。１００年と３００年の他にも小さな修理は行われています。歴史ある建造物だけではなく、建物は大事に修理していれば長い間その姿を保っていられるのです。前回の大修理は、１９３４年から第二次世界大戦をはさみ１９８５年まで行われ、「昭和の大修理」と呼ばれました。

建物自体は地味ですが、堂内は、１２体の国宝と４体の重文である仏像が立ち並ぶ、濃密な空間でした。
まず中央の八角仏壇上には最も存在感のある不空羂索観音像がありました。その左右には日光菩薩・月光菩薩像が、さらに八角仏壇の左右には梵天・帝釈天像が立っています。この両像の手前、やや本尊寄りの位置には一対の金剛力士像が、そして須弥壇の四隅には四天王像が立っています。このほか、本尊の後方左右には吉祥天・弁才天像を安置し、梵天像の手前には不動明王二童子像、帝釈天像の手前には地蔵菩薩像がある。さらに本尊の背後に置かれた厨子には執金剛神像を北向きに安置されているそうです（開扉は毎年１２月１６日のみ）。どれも見ごたえがありました。

馬見丘陵公園は、もともと原野（雑木林）や畑だったところを整備して造ったようで、公園の内外に、古墳、水田、溜池、雑木林など、里山の風景が広がっています。公園館の周辺 には涼しげな小川が流れる「流れのある坂道」、６万株の見事な花が咲き誇る「菖蒲園」、紫陽花の「だんだん広場」、バラの花が咲き乱れる「バラの休憩所」など、見所が沢山あります。
公園は大和平野のほぼ中央、奈良盆地の西に東西３キロ、南北７キロにわたって横たわっている馬見丘陵上にあり、ここはわが国では有数の大型古墳の集中密度が高い地域である。「馬見古墳群」と呼ばれているこの一帯は、主な古墳だけでも数十基を数え、大和川合流の低地の北部（川合大塚山古墳など）、丘陵中央部の地域（巣山古墳、新木山古墳など、馬見丘陵公園の部分）、それから築山古墳、新山古墳などが存在する南部とに分かれています。

二月堂は「お水取り」という行事で有名です。「お水取り」は、選ばれた東大寺の僧侶１１人が、世の中の罪を一般の人々の代わりに背負って、十一面観音に懺悔し、国家安泰を祈願するもので、３月１２日の深夜から１３日の未明にかけて行われ、堂前の若狭井の井戸から香水を汲み上げる行事です。この香水は本尊十一面観音に献じられ行の中でも使われます。残りの香水は参詣者にも分けられるようです。この行事は、奈良時代から一度も中断することもなく続けられているそうです。

奈良公園の鹿はすべて野生の鹿です。国の天然記念物として大切に保護されています。
現在奈良公園には約１２００頭の鹿が生息していますが、そのほとんどが雌です。数でいうと、雄：雌＝２５０頭：９５０頭ぐらい、ハーレム状態です。
鹿の寿命は、雄は１２～１６年、雌は２０～２５年くらいだそうです。しかし、奈良公園の鹿の死因で多いのは、交通事故とナイロンやお弁当ガラなどのゴミを食べたことによる死亡だそうです。昔はニホンオオカミや野犬に襲われて死ぬことも多かったそうですが、鹿の死因にも時代が反映されてます。

大仏は像の高さ約１４．７ｍ、基壇の周囲７０ｍあります。大仏と大仏殿は１１８０年１５６７年の２回焼失して、その都度、時の権力者の支援を得て再興されています。結果、頭部は江戸時代、体部は大部分が鎌倉時代の補修であるが、台座、右の脇腹、両腕から垂れ下がる袖、大腿部などのみ一部建立当時の天平時代の部分が残っています。

”天平の甍”の名で親しまれる金堂は平成の大修理を経て奈良時代の姿を今に伝えていました。のびやかな大屋根、ギリシャ建築を思わせるエンタシスの柱の列。ここに来て三尊の仏様を拝すると、静謐という言葉を思い浮かびます。
鑑真という僧は、唐において玄宗皇帝に重用され、多くの弟子がいたにも関わらず、１２年という歳月をかけ、困難を乗り越えて日本にたどり着きました。たどり着いた時には、すでに失明していましたが、死ぬまでの１０年間に、精力的に戒律を伝え、貧民救済にも積極的に取り組んだそうです。

面積は約３０万平方メートルにおよぶ広大な遺跡です。この遺跡からは約９０点の絵画土器を出土しており、全国の絵画土器出土総数の約３分の１を占めているそうです。また北へ６００ｍ程の清水風遺跡からの３０点の絵画土器をあわせると、全国の約半分の絵画土器がここに集中していることになります。そのため、この辺りが大和朝廷の中心地ではないかと考えられているそうです。それにしても、渦巻き状の飾りの楼閣は、何かユーモラスでいいですね。

実はこの長谷寺が「わらしべ長者」の物語の舞台だそうです。
昔、貧乏で身寄りのない青侍が長谷寺の十一面観音さまに「ご利益がいただけるなら夢で示して欲しい」と願をかけ、２１日目の次の日の明け方、夢に僧が現れ「かわいそうだから授けものを与えてやろう、お前が寺を出て手に触れた物があったら捨てずに、たとえどんな物でも観音様から賜った物だと思うが良い」とお告げがあった。　青侍がお寺の大門を出ようとしたとき、けつまずき、わらしべを手にする。それから不思議なことに、わらしべを身分のある女とミカン３個に交換し、出会う人ごとに、ミカン３個を布三反と、布三反を名馬１頭と、名馬１頭を田一町と米少しに次々と交換し、その後、田一町を近辺の人に小作させ家など建てて、ついに資産家になったという話です。これは長谷寺の観音さまの御利益だそうです。

参集殿前にいる「なでうさぎ」は、撫でると手足の痛みをとってくれるといわれています。たくさんの人に撫でられて、ピカピカでした。
この「なでうさぎ」、もともとは、一の鳥居の大燈篭の火袋の上におかれていたものでした。第二次大戦時、資源不足のため、大燈篭が供出され、残ったのは、中台の亀と、頭頂部のうさぎだけとなりました。中台の亀は、宝物収蔵庫に保管され、頭頂部のうさぎが参集殿前に祀られるようになったそうです。