くまっちさんのクチコミ(3ページ)全158件

ここが、ドイツから逃れたアンネ・フランク一家が1944年にゲシュタポに発見されアウシュビッツ強制収容所に送り込まれるまでの２年間を生活した隠れ家です。今では記念館として一般公開され、町の中心のダム広場から程近いこともあって、多くの観光客で賑わっていました。忍者屋敷のような回転式本棚を潜り抜け、まるで迷路のような隠れ家の中を見学することが出来ました。建物の中は通路が狭い上にくねくねとしていて、全体の構造が分かりづらくなっているので、これならなかなか見つからなそうです。しかし、ここに息を潜めて暮らしていた一家８人のうち、結局助かったのはアンネの父オットーだけ。戦後オットーの尽力により出版されたアンネの日記は、世界的ベストセラーになりました。

１８世紀の江戸幕府・蝦夷地直轄時代には、外国船監視の為の台場が設けられていたそうで、津軽海峡が一望できる観光スポットです。地名の由来は、アイヌ語で「ヨコウシ」（待ち伏せする所）の意味で、ここで立って魚を待つ事から名付けられたそうです。立待岬の駐車場から海岸へ降りる遊歩道があり、ちょっとした散策が楽しめます。海岸にある岩は、火山の噴火の際に出来た溶岩「立待岬溶岩」と言い、江戸時代には、五稜郭等にもここの石が切り出されたそうです。

明治１１（１８７８）年、イギリスの宣教師デニングが布教のために建てた英国聖公会の教会です。度重なる火災により焼失・移転を繰り返し、大正１０（１９２１）年に現在の場所に移転、昭和５４年に建物が改築されました。上空から見ると十字架の形に見える屋根が特徴で、中世ヨーロッパの教会建築の特色が随所に取り入れられています。

函館山の見所は、夜景ばかりではありません。一歩散策路に入れば、実に様々な植物や鳥たちと出会いがあります。函館山は明治後期に軍事要塞となり，以後終戦までの約半世紀にわたり市民の立ち入りが禁止されてきたことから，良好な自然環境が保たれているのです。可憐な花、美しい鳥、そして、ちょっと不気味なカエル。知られざる函館山の魅力がありました。

この教会には５個の鐘が据え付けられ、それらを楽器のように鳴らしていたことから「ガンガン寺」と呼ばれていましたが、この鐘は１９０７年の出火の際に壊れて現存していません。以降も教会の鐘は震災で再び失われたが再興し、今でも土曜日の１７：００頃と日曜日の１０：００頃に鳴る教会の名物としてガンガン寺の愛称は変わらず親しまれています。なお、鐘は大小６つを使用し、手足を使って美しい音色を奏でるそうです。このように複数の鐘を用いるのは正教会ではポピュラーだそうです。ガンガンというと不快な音のように思えてしまうが、環境省による日本の音風景１００選のひとつに選ばれている。

この辺りは、明治１２（１８７９）年頃から倉庫地帯として発展し、現在の金森倉庫は明治４２（１９０９）年に建てられました。昭和６３年には、倉庫の一部が函館ヒストリープラザ（現在の金森赤レンガ倉庫）として生まれ変わりました。明治時代のハイカラな雰囲気を残した函館ビヤホールや金森亭・金森ホール、写真の歴史がひと目でわかる写真回廊等があり、賑わっていました。

五稜郭の星型城郭のデザインは、元々火砲に対応するため１５世紀半ばのイタリアで発明された築城方式だそうです。中世に見られた垂直で高い城壁を持つ円形の城塞は、火砲の普及後、その脆弱性が露わになりました。そこで、多くの稜堡（三角形の突端部）を持ち、それぞれがお互いをカバーするような星形要塞が設計され、築城されることになりました。イタリアで発明されたこの築城方式は、その後ヨーロッパ中に広まったそうです。

緑の屋根にレンガの聖堂で有名な、トラピスチヌ修道院は明治３１年（１８９８年）、フランスから派遣された８人の修道女によって始められましたそうです。現在７０人ほどの修道女たちが牧畜や農耕に従事しながら、聖ベネディクトの戒律のもと、ひたすら神への賛美と献身の日々を送っているそうです。自給自足が原則で、起床はなんと３時３０分、就床１９時４５分。その間に労働８時間、祈り８時間を行うそうです。

この元町に初代のカトリック教会が建設されたのは、明治８（１８７５）年ころの事だそうで、これは木造の聖堂だったそうです。しかし明治４０（１９０７）年に起きた大火で、この聖堂は焼失したため、今度は煉瓦造りの聖堂を建設したが、大正１０（１９２１）年にまたもや起きた大火で、この聖堂も外壁を残して全焼してしまいました。度重なり起きる大火に対し、今度は当時使用され始めた耐火素材である鉄筋コンクリートによる建造が行われることになりました。しかも、残された煉瓦壁を活かして。この煉瓦壁はモルタルの奥に隠れるようにして、今日も人々の信仰を支え続けています。だがこれは、歴史的建造物のレプリカ再生とは、意味合いの全く違うものなのです。

駒ヶ岳噴火により川がせき止められてできた沼、大沼は１２６の島々が浮かび幻想的な陰影を映し出しています。さらに湖畔には豊かな雑木林が広がり、夏は鮮やかな一面の緑が包み込みます。大沼の雑木林は駒ヶ岳が噴火するたびに破壊と再生のドラマが繰り返してきましたが、現在は昭和４年の大噴火からの復活の途上にあります。

洞爺湖の魅力はなんといっても雄大な風景です。洞爺湖そのものの魅力はもちろん周囲の有珠山、昭和新山、少し離れた羊蹄山など、湖と火山が組み合わさった風景はさまざまなバリエーションがあり楽しめます。そして魅力的な野鳥たちと岸辺や湖畔の森で遭遇できます。双眼鏡をもってゆったりと注意深く湖を見つめることであらたな洞爺湖に出会うことができると思います。想像していたよりずっと多くの生命があふれる湖でした。

直径４５０ｍ、面積約１１ｈａの大きな爆裂火口の跡です。赤茶けた岩肌、黄灰色の岩丘の裂け目からは火山ガスが噴出していました。硫黄の臭いがあたり一帯を包み、まさに地獄の谷の様相です。駐車場近くの登別パークサービスセンターから、地獄谷一帯をめぐる１周６００ｍの探勝路が整備されていて、１０分ほどで回ることができます。

「北海道の自然百選」や「新日本観光地１００選」などで得票数１位に選ばれた景勝地です。絵鞆（えとも）半島の最南端から太平洋に突き出た岬で、海面から約１２０ｍの断崖上にある展望台からは、地球の丸さを実感できる水平線の大パノラマが広がります。断崖絶壁は１０数ｋｍにわたって続くため、絶壁の続く海岸線は人やキツネなどの進入を拒み、ウミウ、カモメなどの海鳥たちの楽園となっています。

水深平均２５６ｍ、最大水深３６０ｍで秋田県田沢湖に次ぐ日本第二位の水深を誇る湖です。そして「日本最北の不凍湖」で、冬でもその深さゆえに凍ることは滅多にないカルデラ湖です。日本で最も冷たい水温で、透明度も世界屈指です。また、回りは樽前山や恵庭岳、風不死岳といった高い山々に囲まれているので、風光明媚な景色を楽しめます。全国で唯一、淡水ダイビングのツアーもあるそうです。

現在は峠の頂上はトンネルで通り抜けるようになっていますが、旧道を利用して、かつての峠の頂上まで行くことができます。この旧道の頂上には広い駐車場を備えた大観望と呼ばれる標高９３０ｍの展望台があり、洞爺湖や羊蹄山、そして反対側には倶多楽湖や太平洋、そしてオロフレ岳の断崖絶壁や、その崖沿いに作られた旧道の痕跡を見ることができます。

本店・創作工房・とんぼ玉館・びーどろ館の４館に分かれています。ミニチュアガラスはもちろん置物やお皿、ランプ等あらゆるジャンルが揃ってます。各館ではそれぞれ工夫をこらし、非常に個性的で夢のあるデザインが多数ありました。どれも一見の価値有りです。また、ガラス工房もガラス越しではありますが、見学することができます。

島武意海岸の駐車場は高台の中腹にあり、駐車場から少し上がったところに細いトンネルがあります。このトンネルは長さ３０ｍほどで、暗いトンネルを抜けると、明るい積丹ブルーの海が目に飛び込んできます。非常に透明度が高く、まるで日本の海じゃないみたいです。ちなみに「日本の渚百選」にも選ばれているそうです。

積丹岬の駐車場からトンネルをくぐらずに右側の坂道を登っていく「シララの小路」とよばれる遊歩道が伸びています。幌武意までの４．７キロメートルのアップダウンの多い山道でした。３０分ほど歩くと、海岸沿いに展望台があり、その展望台の真下に女郎子岩がありました。断崖絶壁の岩肌に囲まれた中に積丹ブルーの日本海が広がり、その真ん中に立つ白い女郎子岩は、なんとも美しかったです。

駐車場から５分ほどのところに女人結界の門があります。かつて神威岬は女人禁制の場所だったそうですが、現在はこの門があるものの、女性でも問題なく通ることができます。ただし、風の強い日などにはこの門が閉まっており、遊歩道に入ることが出来ない日もあるそうです。積丹ブルーと呼ばれる、深い青色がとてもきれいでした。

小樽を代表する景観で、全長１１４０ｍ、幅２０～４０ｍ。運河の沿いに御影石が敷き詰められた道を歩きながら散策できます。夜になると運河沿いの石造倉庫群がライトアップされます。ライトアップされた石造倉庫群が、水面に映りこんで幻想的な雰囲気を感じることができます。また、散策路は道路施設のため常時点灯していますが、倉庫群のライトアップは、夕暮れ～２２：３０、ガス灯は、夕暮れ～２４：００です。