くまっちさんのクチコミ全158件

東寺のみならず京都のシンボルとなっている五重塔は、木造塔としては日本一の高さというだけでなく、本当に美しいです。
この日本古来の木造塔の耐震性が、現代の高層ビルよりも優れていることが、大阪工業大工学部の教授（地震工学）の調査で分かったそうです。塔の振動周期（揺れの往復にかかる時間）が、同じ高さの鉄筋コンクリート建造物より長く、地震の揺れと共振しにくいためなんだとか。昔の人はすごかった。

グルートは中世においてビール醸造の主材料として使われた香辛料の一種で、ブルージュでグルートの独占販売権を掌握していたグルートゥーズ家が1425年に建築した豪邸が博物館として公開されていました。15世紀から19世紀にかけての、彫刻、タペストリー、家具、銀食器、陶器など、豊かなブルージュならではの豪華な品々が展示されていました。

ブリュッセルを代表する建造物のひとつ。２階には１２の要石を持つ壮麗なアーチ型天井で名高い長老会堂がありました。白いファサードにはブルージュにまつわる歴史的人物などの彫像がありました。この市庁舎の右隣にある聖血礼拝堂には、第２回十字軍遠征の際にエルサレムから持ち帰ったとされるキリストが流した聖血が祀られているそうです。

ブルージュの街の中で最も大きい教会が救世主大聖堂で、素晴らしいステンドガラスも見ものでした。ベルギーの教会はどこに行ってもステンドガラスを見ることができますが、ここのステンドガラスは圧巻でした。入口の上には大きなパイプオルガンがあり、荘厳な音楽を奏でていました。また見事なタペストリーもありました。

堂々とそびえる塔が印象的でした。13～15世紀にかけて造られ、その後改修を重ねたため、さまざまな建築様式が交じっているそうです。内部には、ブルゴーニュ公国のマリー・ド・ブルゴーニュの墓や、「十字架上のキリスト」を描いたファン・アイクの絵、ミケランジェロ作の「聖母子像」など、の作品が展示されていました。特にミケランジェロ作の「聖母子像」は、彼が唯一国外に残した作品として有名です。また、見事な祭壇やパルプオルガンもありました。

元々聖ヨハネ施療院という病院を、画家ハンス・メムリンクの美術館として改造したので、奥は、教会をそのままいかし、祭壇画や肖像画が飾られていました。また、病院だったこともあり、当時使われていた医療器具や調度品も多く展示されてました。中には手術や解剖実験の様子を描いた絵も展示されいて、不思議な空間が広がっていました。

ベギン会は、１２～１３世紀にネーデルラント地方、特にフランドル地方から始まった女子修道会。フランドルの主な街には必ずベギン会修道院があるといってもいい。他の修道院は、ヨーロッパでは交通の不便な郊外にあることが多いが、ベルギーのベギン会修道院は、ほとんどいっていいほど、街の旧市街の中にあります。ブルージュのベギン会修道院もとてもかわいらしい建物でした。

純白の白鳥たちがゆったりと羽を休め、新緑や歴史的建造物の影を反射させるロマンティックな湖には、朝晩を問わず散歩者たちが後を絶ちません。恋人たちにとっては絶好のデートスポットでしょう。ちょっと愛の泉という名前が出来過ぎな感もありますが、それもそのはず、実は誤訳から広がっていった名称なのです。この「愛の泉」を現地では「Minnewater」と呼びます。「Minne」にはもともと古いオランダ語で「愛」と「共有」のふたつの意味が。そしてこの湖には、もともと「共有の水」の方の意味で使われていました。ところが外国語に訳された際に誤訳で「愛」の意味で訳され、観光業者もせっかくだからと、そのまま意図的に使っていったようなのです。しかし嘘から出た実（まこと）といいますか、今ではこの呼び名こそがぴったりとしか思えないですね。

「マルクト」は「市場（マーケット）」を意味しているそうです。広場の中心には2体の銅像が立っています。1302年の「黄金の拍車戦争」の指導者ヤン・ブレーデルとピーター・ド・コニングです。銅像の後ろには、切妻屋根が特徴的なかつてのギルドハウスが並んでいます。現在はオープンテラスのカフェやレストランとして利用されています。銅像に向かって右側には19世紀に建てられたネオ・ゴシック様式の州庁舎があります。

サンカントとはフランス語で50を意味するそうです。ベルギー独立50周年を記念して1880年に開催された博覧会会場として造られた場所です。サンカントネール公園には大きな凱旋門があります。凱旋門の下には銅像が建ち並び、それぞれの銅像にはベルギーの州の名前が付いていました。

王宮に隣接するベルビュー博物館は、、かつてはベルビュー宮として王室の住居に使われていた時代もありました。ここは、美術品を展示する場所と言うよりは、ベルギー王室ゆかりの文物、写真、衣装、宝物などが展示されていて、ベルギー王室の歴史がわかる解説がなされています。

ジュ・ド・バル広場には毎日蚤の市が出て、週末には沢山のお店が並びます。いろんな古いものがごちゃごちゃと売られていました。食器、カメラ、おもちゃ、布、絨毯、リモコン、誰かの肖像画、誰かが誰かにあてたポストカード、クッキーの缶など。見て回るのは楽しかったです。

J. ポラールの設計による、高さ100メートル以上、2万6千平米の面積をもつ巨大建造物です。中世の絞首刑場跡に造られ、1883年に完成しました。現在も裁判所として使用されているため。観光と関係ない姿の人が多く見られました。

ブリュッセルの下町マロル地区にあるロマネスク・ゴシック様式の教会。ブリューゲルの墓があることで有名。ブリューゲルの祭壇がある一角に、ブリューゲルの絵画が数点飾られている。ベルギー地方がスペインの専制的支配を受け、重税に苦しめられていた時期の、庶民の暮らしを風刺を込めて描いている、一見、滑稽な感じの絵だが、考えさせられる作品が多い。

ルネ・マグリットはいつでもスーツを着ていた芸術家でベルギー生まれです。小さい頃に母を自殺でなくしているので、こんな絵になったのでは？とも言われています。マグリット美術館は、完全に写真禁止で、財布など以外は全部クロークに預けさせられました。

サブロンという名は、昔ここが湿地の中の砂州だったことに由来しているそうです。周辺には骨董品屋が多く、土・日は広場に骨董市が立ちます。個性的なチョコレートショップやレストランも集まっています。南東側はステンドグラスの美しいノートル・ダム・デュ・サブロン教会があります。

ナポレオンの指示によって1801年に設立して以来、200年以上の歴史を誇る美術館です。ブリューゲルとその２人の息子の作品が有名で、斜め上の空中から下界を眺めたような鳥瞰図で、様々な格好をしたありのままの民衆達を描いたもので、人々の愚かさを皮肉るような作品や、グロテスクな怪物が無数に出てくる作品もありました。中は、フラッシュ無しの撮影は可でした。

ノートルダム デュ サブロン教会の向かい側にある広場。16世紀にスペイン専制政治に抵抗し処刑されたベルギーの英雄　エグモン伯とホルヌ伯の像があり、中世のギルド職人の像48体に囲まれている。広場の後方にはエグモン宮があります。

この建物は１８９８年に服のデパートとして建てられたそうだが、正面上部に　Old England　の文字タイルが入ったアールヌーヴォー調の建築物。デパートの後は英国の薬局だったらしく古い写真が残っていた。出展数はそれほど多くはありませんでしたが、内容が充実していました。エレベーターで最上階まで上がったところの見晴らしは素晴らしかったです。

ブリュッセルの下町と山の手を結ぶフランス式庭園の公園で、市民の憩いの場になっていました。南東の丘の上からは素晴らしい眺望が楽しめました。南西側は王立図書館、東側は王立美術館、パレ・デ・ボザール（コンサートホール）、楽器博物館がある芸術広場です。