binchanさんのクチコミ(3ページ)全170件

　九份とか平渓線（十分など）への玄関口。小さな駅舎は雨の平日であったにもかかわらず観光客でいっぱいでした。
　駅には日本語対応可能な案内カウンター「志工服務台」がありますので係員さんを見かけたらわからないことは聞いてしまいましょう。また、旅遊服務中心も日本語は通じませんが、九份への行き方などよくある質問には、地図などを示してわかりやすく教えてくれます。

　発電所やセメント工場、工業港に囲まれた産業地帯にある駅で、駅から見えるそれらの建築群はなかなかの眺めです。
　駅前に北迴線竣工記念碑があります。また徒歩圏内に和平集落があるだけでなく、コミュニティバスで澳花村へもアクセスできます。

　貨物比率の高い北迴線ですが、この駅も駅裏に大きなセメント工場がありスケールのある引き込み線を見ることができます。それでいて駅周辺にはちゃんと集落が広がり街歩きも楽しめます。観光案内看板によると見どころもいくつかあり、ちょっとした観光もできるようです。

　崇徳から武塔までの北迴線は旅客の乗降が少なく、住民の足としてよりは、貨物輸送のための駅が多かったのですが、ここはちゃんと街なかに駅があるという、めずらしい「普通の駅」です。
　移住によって定住したタイヤル族が多く住む地域で、神社址やタイヤル文物館（現在は休館中）といった見どころがあります。

　昭和13年、召集された日本人恩師（あるいは巡査とも）を見送るために、雨の山中を歩いていたタイヤル族の少女「莎韻」は、吊橋で足を滑らせて転落、落命してしまいました。この悲劇を紀念する鐘がある公園です。
　武塔駅から徒歩５分ほど。台９号線沿いのドライブイン横にあり、その駐車場に紀念公園への通路があります。実際に莎韻が遭難したのはここから10キロ以上離れた山奥なのですが、彼女の住んでいた集落がここへ移転してしまったため、ここに改めて鐘の碑が建てられています。

　武塔集落から歩いて10分ほどのところにある無人駅。駅舎すらない小さな駅です。
　最寄りの集落には日本語で墓碑が刻まれたお墓があると聞きます。また、戦前に歌謡曲や映画にもなった「莎韻之鐘」を紀念した公園、旧北迴線のトンネル跡など、ニッチな見どころがあります。
　北迴線唯一の招呼站で、管理する駅員さんが派遣されることもないため、貨物が待避する線路もありません。この路線区の他の駅とは違う風情を味わえます。

　道路交通の安全上の問題で花蓮蘇澳間を列車で移動するため、（主に大陸の）団体ツアー客がこの駅でバスから列車に乗り換えをします。そのため異様に広い駐車場と、殺風景ながら広いロビーを備えたスタイリッシュな駅に生まれ変わっています。2016年４月にはまだ一部工事中でしたが今後もっと変わって行くことでしょう。私が訪問した際には駅前に売店もなく、飲食店はツアー向けの店が一軒だけ、コンビニもないという状況でした。
　ホームに移動するための地下道が大理石なのはさすが太魯閣のお膝元です。

　太魯閣の最寄駅ですがそこに向かうバスは極一部しか駅前を経由しないので注意が必要です。また駅は新城の市街地にからも離れています。

　花蓮駅から一駅目、花蓮空港最寄駅。市街地にあり、ここから花蓮港（貨物専用）線が分岐していて、旅客、貨物双方に需要があります。
　２～３分歩いたところにあるバス停は花蓮から太魯閣方面へのバスが通っています。

　花蓮県にある景美駅。それほど田舎でもないのにずいぶん辺鄙なところに駅があります。そのおかげで無人駅なんですが、竹を使った駅舎や、無駄に広いプラットホームなど、駅好きには見どころがあります。
　ＩＣカードの読み取り機はホームにあるので、出札時はタッチを忘れずに。
　乗降客も少なく、駅前に民家もないので、夜間の利用には注意が必要かも。

　東部海岸の景勝地「清水断崖」を海岸から見ることができます。とはいっても真下からではなく南に３～４キロほど離れてはいますが。
　私は鉄道の崇徳駅から北へ10分ほど歩いて海岸に出ましたが、南からも海に出られるようです。南の方が店や住宅が多くて安全かつ楽しいかもしれません。
　あいにくの天気で清水断崖まで見通すことはできませんでしたが、眼前に広がる太平洋は圧巻でした。

　太魯閣峡谷を刻む立霧溪の北側にある駅です。
　北迴線はここから北がトンネル続きです。なので単線時代にはここで長時間の列車の待ち合わせがあったとのこと。そのため駅周辺には売店や飲食店が立ち並んでいたとか。今ではその面影もなく、波音だけが響くだけ。道路から少し下がったところにあることもありなかなかの秘境感です。
　崇徳海湾へ歩いて行くことができます。
　また、10分ほど歩くと崇徳の集落がありそこから花蓮へのバスも出ています。

　2014年統計で貨物積みこみ量がダントツの一位の駅です。駅はセメント工場とほぼ一体化しており不思議な景観が見られます。
　付近にはセメント工場以外ありません。東側は太平洋に面していますが、海側に出るにはかなり遠くまで迂回しないといけないようです。

　10年ほど前まで単線だった北迴線は、旅客や貨物のニーズがなくても、長いトンネルの前後にはすれ違いや追い越しをするための駅が必要でした。漢本駅はその代表のような駅。
　徒歩でアクセスできる集落はなく、バスもない。断崖絶壁が背後に迫る駅です。往復20分ほどで海岸にも出られますが、プラットホームから太平洋を望み、岩壁に反響する波音に包まれるだけでも、この駅に来た甲斐があるというものです。

　駅から近いです。その分市街地へは遠いので、食事する場所などは限られてきます。すぐ近くにコンビニがあるのは便利。
　フロントが24Ｈではないので、到着が時間外になる場合は要注意。英語のできるスタッフがいろいろと説明してくれました。
　建物は子馬租車というレンタカー屋さんと一緒ですので、フロントもその事務所の中にあります。建物外の看板にはホテルの英語名は書いてないので、必ず漢字の名前で探してくださいね。
　部屋は広くて明るかったです。バスタブはなかったけれど、シャワーブースに仕切りもあって快適でした。

　旅客数で東部台湾最大の駅です（2014年データ）。
　花蓮市の人口に比べ非常に多い旅客数は観光客の多さを示しているのでしょう。駅は市の中心部から遠く、駅前にはそれなりに建物があるものの、ほとんどがホテルやレンタカー屋、土産物店です。

　台湾島をぐるりと一周する台湾の主要鉄道。主に島の西側を通る路線を「西部幹線」、東部を「東部幹線」と大きく二つに分けることができます。その幹線もそれぞれ区間ごとに名前がついています。
　永楽駅はそのうち東部の中間ちょっと北よりの区間「北迴線」にあります。この区間は陸地いっぱいに山があって、海岸線も断崖絶壁が続いているため40年ほど前にやっと鉄道が開通したばかりです。広い平野がないこの区間には大きな町もなく乗り降りする客は少ないのですが、豊富な天然資源を輸送するという大きな役割を担っています。
　永楽駅も近くの採掘場から石灰岩を運びだす重要な駅です。荷物預かりとかコンビニとかいった旅客向けのサービスはありませんが、この地域を支える産業に触れられる面白いところです。（工場などが見学できるわけではありませんが。）
　各駅停車の列車しか停車しませんので駅なのに交通の便が悪いといえます。

　蘇澳駅と南方澳港の間の山の上にあります。1889年に海防を目的に清政府が作った砲台です。現在置かれている砲台はレプリカで、本物は町の役所（公所）にあるそうです。山の上にあるので景観がよいです。日本時代の神社の址も残っているとのこと。

　蘇澳について調べて行ったのになぜか冷泉を知らずにいました。タクシーの運転手さんにここが見どころだと言われて訪問しました。
　４月はまだシーズンオフでメインのプールも水量が少なく、水の入れ替えも行われていなかったようです。入泉目的で行かれるのであれば夏場をおすすめします。世界に二か所しかないというこの種の冷泉は蘇澳人の自慢のようです。
　
　

　細かい砂利のビーチです。緩やかにカーブする海岸線が美しく、カップルに人気のようです。
　蘇澳駅からちょっと頑張れば歩ける距離にあるビーチで、遊泳はできませんが浜辺を散策できます。湾になっているので波もそれほど荒くないですし、市街地から近いビーチって台湾では意外と珍しいんです。

　わずか１時間半で蘇澳・南方澳を見て回りたいとタクシーに乗り運転手さんにおすすめの場所に行ってもらいました。イチ押しだったのがここです。
　ヘアピンカーブの山道を登った先にあるのでタクシーで行くのがおすすめ。歩くのは難しいです（車が結構多い）。
　南方澳漁港、内埤ビーチを眼下に、蘇澳軍港や商業港を遠望できる素敵な展望台でした。