ミロヒさんのクチコミ(37ページ)全2,910件

喜多方市内には古い佇まいの通りが二つあります。その西側にある通りがふれあい通りです。ふれあい通りは喜多方の中心商店街で、レトロ感たっぷりの蔵のある店舗が並び、歩いていて楽しい通りです。ところが、店を閉じてしまって居る所もいくつかあったのは寂しい限りです。

喜多方の老舗味噌醤油店である若喜商店のレンガ蔵の一階に縞柿の蔵座敷があります。中に入るとは出来ず、ガラス越しにしか見られないので、良く見えませんが、天井、柱、座卓まで木目が美しい縞柿で作られている贅沢な造りの座敷です。無料で見学でき店員さんも説明してくれるのが良かったです。

喜多方のふれあい通りと市役所通りの交差点に若喜商店があります。260年前から続く味噌醤油店には煉瓦で作られた蔵や、昭和時代のおもちゃや駄菓子がある昭和館があり、懐かしものに出会えることが出来る場所です。勿論、角にある店舗の建物も昭和初期に建てられたもので、商店自体レトロ感たっぷりです。

1984年に廃線となった、喜多方駅と熱塩駅を結んでいた旧国鉄日中線の線路跡の一部を整備して遊歩道にしたのが日中線記念自転車歩行者道です。しだれ桜の名所としてしられますが、訪れた7月は緑の葉が覆いしげるただの遊歩道でした。桜の花の時期以外は行く価値はないかと思います。

喜多方のふれあい通り北方にある旧甲斐家蔵住宅の対面に鳴海屋があります。ちょっと古い感じのする店構えですが、なんと寛永元年創業の老舗駄菓子屋さんです。なので、駄菓子屋と言っても豆菓子を中心とした、昔懐かしい駄菓子がこの店の売り。ラーメン以外のお土産に良いかもです。

喜多方のふれあい通りを北に行った国道459号線沿いにある重厚な造りの旧家が旧甲斐家蔵住宅です。甲斐家は喜多方随一の商家で、旧甲斐家住宅には蔵座敷、店蔵、醤油蔵があり、現在無料で一般公開されています。中に上がって見学することはできないのですが、重厚な贅沢な造りに圧倒されます。喜多方にある蔵や住宅の中では一番の見物だと思います。

喜多方の北部にある熱塩温泉の旧国道121号線近くに日中線記念館があります。1984年に廃止された国鉄日中線の熱塩駅を改装した鉄道記念館で、旧プラットフォーム、旧駅舎が当時のまま保存、旧駅舎では日中線が走っていた時の写真や資料が展示されています。また奥にはラッセル車も展示されています。
昔の有人改札などが残り、昭和時代の懐かしい雰囲気があり、鉄道ファンでなくとも楽しめる記念館です。

山形の米沢と福島の喜多方を結ぶ国道121号線の途中にある道の駅が田沢 なごみの郷です。一般的な道の駅としてはとても小さな道の駅で自家用車は30台程しか停められません。施設としては曲がり家の中に、売店、レストランがあり蕎麦が食べられます。米沢から喜多方にかけては殆ど施設がなく、トイレ休憩するのに便利な道の駅です。

米沢駅から住之江町通りを東に進み最上川の橋を越えた先に米沢牛の黄木本店があります。店内では米沢牛の食肉を量り売りするだけではなく、贈答用肉、気軽に買えるサラミ、ハンバーグ等も販売されています。裏にある直営店で米沢牛を頂きたかったのですが、ちょっと高いので、冷凍ハンバーグをお土産に購入。スーパーで売られているハンバーグとは一味違い、肉自体がとっても美味しいです。お土産に冷凍ハンバーグはお薦めです。

米沢の北側にある置賜総合支庁本庁舎の近くに赤湯辛味噌ラーメンで有名な龍上海の米沢支店があります。赤湯に宿泊したのですが、本店は混むと思い米沢支店開店後10分後位に訪れたのですが、店頭には既に入店待ちの列が出来ており、人気の高さの驚きました。30分程待って注文したのは、勿論赤湯辛味噌ラーメン。辛味噌を混ぜずにスープを飲むと普通の味噌ラーメンですが、ニンニクの効いた辛味噌を溶かすと味が一変。やみつきになる美味しさです。並んででも食べる甲斐があるラーメンです。

米沢の上杉神社から西に1km程のところに上杉家廟所があります。老杉木立に囲まれた廟所は凛とした雰囲気が漂い、歴代藩主十二代の廟が左右交互に並んでいます。時代時代によってそれぞれの廟の作りが、豪華であったり、質素であったりと変遷があり、見応えがあります。その中でも一番人気なのは鷹山公の廟。質素です。

米沢の上杉神社から西に1km程のところにある米沢藩主上杉家廟所の入口前にある寺院が法音寺です。新潟六日町に天平9年に総建された寺院でしたが、慶長6年に上杉景勝が会津を経て米沢に移封され、米沢城内に移り、明治になり神仏分離令によって上杉家廟所前に移転しました。上杉家の菩提寺として上杉家にまつわる仏像が数多くあります。

赤湯の烏帽子山の麓にある赤湯温泉街の赤湯温泉通りに面した所に櫻湯　山茱萸はあります。平屋建ての全室７部屋のこじんまりした湯宿です。宿泊した部屋か一番奥にある「都忘れ」。露天風呂、小庭付きの3部屋の贅沢な部屋。接客も必要な時しか部屋に来ず、気軽に温泉に浸かり、のんびりと過ごすことが出来ました。食事も洗練された食材、適度な量で大満足。大浴場の露天にはジャグジーも付いていました。
他の客とは一度もすれ違うことなく、お忍びに使うには持って来いの湯宿です。

赤湯温泉街から1km程南下した農作地の中にある大きな前方後円墳の稲荷森古墳があります。山形最大の古墳、東北でも有数の大きさの古墳だそうです。よく整備された古墳で、古墳の上に登ることができ、そこから周囲を見渡すことが出来ます。よっぽどの権力者の墓だったと思われます。
駐車場、トイレも完備されていますが、訪れた際他に人はいませんでした。

赤湯温泉街の烏帽子山の麓の2軒あるワイナリーの一つが酒井ワイナリーです。赤湯を訪れるまでワインが名産品だとはまったく知りませんでした。それも歴史は古く、酒井ワイナリーは明治25年の創業で東北最古のワイナリーと言うので驚きました。購入したワインはマスカットベーリーAブラッククイーン。香りがあり、少し渋めの味が中々美味です。

赤湯温泉にある物産店＆インフォメーションセンターが、ゆーなび からころ館です。宿泊した温泉旅館で土産を買える店を聞いたところ、宿の並びにあるここを教えていただきました。行ってみるとあまり気に入った土産品はなく、何も買いませんでしたが、周辺観光のパンフレットが揃っており、旅行の資料収集に役立ちました。そして、もう一つ、建物の左側には無料の足湯があり、気軽に楽しむことができ便利です。

外湯めぐりで赤湯の周辺を散策して歩いていたら、立派な長屋門のある施設がありました。説明板があったので見てみると、かつて大蔵大臣、日銀総裁を歴任した赤湯出身の結城豊太郎の遺品や所蔵品を展示している記念館でした。入館料無料なので覗いてみましたが、書物ばかりで、私には面白くなかったです。わざわざ行く必要はないかと思います。

赤湯観光センター ゆーなびからころ館の裏側、烏帽子山側にレンガ貼り2階建ての建物があります。ここが赤湯元湯です。宿泊した旅館からすぐの所にあったので、外湯入りで浸かって来ました。浴場は2階にあります。職質は思った程広くはなく、浴槽は熱い、ぬるいと2つに分けられています。赤湯温泉の軽い硫黄臭が心地良いです。
この外湯だけ入浴料が2倍(200円）なのは元湯だからでしょうか？

赤湯の北部にある烏帽子山公園の中に烏帽子山八幡宮があります。創建は1093年に加茂義綱が祠を建立したことに由来する神社です。境内は広く、拝殿の他にも稲荷社などの摂社があります。拝殿等は何処にでもあり神社と大して変わりませんが、石段にある大鳥居が見物です。よく見ると柱石に継ぎ目がありません。大きな石から切り出して作られた珍しい物です。見逃さないように。

南陽市の赤湯温泉の北側に鎮座する小高い山にある公園が烏帽子山公園です。以前訪れた時は桜の時期の満開のひがん桜がとっても綺麗でしたが、今回は7月で緑の葉ばかりでした。しかし、この公園からは南陽市の市街を一望することができ、公園の中を散策するのも気持ちが良い公園です。
でも、訪れるんだったら桜の花の時期ですね。