2016/03/03 - 2016/03/17
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motogenさん
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CAZさんの『カットバ島』を読み、ベトナムに来たならば是非ともこの島に行こうと思っていました。
カットバ島・・・
それ、どこ? という未知の島です。
バイクで走り回れるというのも魅力たっぷりです。
島へはハイフォンから船が出ているようです。
そのハイフォンには鉄道で行けます。
船、鉄道・・・乗るだけで楽しそうな旅ではありませんか!
ハイフォンには観光化されていない、昔のハノイの面影が残っているとも聞いています。
そんな町を散策するのも楽しみです。
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- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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-
「ハノイ近辺を一周したら、また戻ってくるよ・・」
そう言ってホテルをチェックアウトします。
部屋の点検もなく、お姉さんは笑顔で見送ってくれました。 -
駅に向かう途中、城壁と門に遭遇しました。
こんな所にあったのか・・・!
裏から表、隅々まで観察します。
昔のハノイはチェンマイのように城壁都市だったのだそうです。東河門 建造物
-
チケットを買おうとすると、「椅子に座って待て。」と言われてしまいました。
「チケットは隣の窓口だ。」とも言われます。
その窓口はまだ閉まったままです。
他の人にはチケットを売っているのですが・・・私には売ってくれません。 -
どうなっているのか・・・・?
モヤモヤしながら鳩を見ていました。 -
待合室がしだいに混雑してきました。
マスクをした人がたくさんいます。
むしゃむしゃと朝飯を食べている人もいます。
老いも若きもみんなベトナム人で、私を見ます。 -
20分ほどすると隣の窓口に女性がやって来て、チケットを売ってくれました。
「ハイフォン!」と言うと、あとは何も聞かずにチケットを渡されました。
多分1号車の17番シートだと思うのですが、よく分かりません。
70000ドン(370円)でした。 -
構内放送が入って、「ポ〜〜〜」と長い汽笛が鳴りました。
待合室にいた人たちが、ドトドドッとホームに向かいます。
9時前です。
もう乗せてくれるのかとホームへ急ぎ、係員にチケットを見せると
「この列車じゃない。」と待合室に戻されてしまいました。
ではこの列車は西に向かうのか、と思っていると、東に向かって出て行きます。
東に行くのに、なぜハイフォンではないのか?
分かりません。 -
9時10分になってやっと私の乗る列車がやって来ました。
係員の案内で1号車に乗せられました。
左右に2例ずつで、リクライニングもできます。
貨車の中央に向かって座る形式で、前方の客は進行方向とは逆向きになってしまいます。
私のシートは窓側で、進行方向を向いています。
ラッキー! -
しかし窓ガラスは汚れていて、きれいな写真は撮れません。
-
定刻になると、スーーっと滑り出すように列車が動き出しました。
低速です。
ロンビエン鉄橋を渡りますが、バイクにも負けてしまいます。ロンビエン橋 建造物
-
隣のザーラム駅に着き、かなりの時間止まっていました。
車内を眺めていると、『Rree Wifi』の文字が目に入ります。
スマホのWifi設定をオンにすると、簡単につながりました。
サービスの行き届いたベトナム鉄道です。 -
徐行を続けていた列車も、密集住宅地を出るとスピードを上げ始め、車に負けないようになりました。
いや、それ以上に走っています。
車掌が回ってきてチケットを確認し、半券をちぎり取っていきました。
この車両は全席指定席のはずですが、自分勝手に好きな場所に乗っている人がいます。
後から乗り込んできた人に文句を言われ、席を変わる人が続出です。 -
郊外に出たといってもまだまだ都会です。
立派な道路が走り、車が行き交いし、きれいな建物ばかりてす。 -
しかしこの高速道路の下をくぐった辺りから景色は一変しました。
-
見渡す限り田園地帯となりました。
しかしタイの田舎とはどこか違います。 -
しばらく考えて、気づきました。
地面のすみずみまで、余すところなく有効利用されているのです。
雑草だらけの荒地や、自然に任せたきりの田畑が見えません。
田はしっかり区画され、稲は整然と列を作り、丁寧に目が配られています。
日本のような農業です。
今は日本は耕作放棄地が増えて、景色が変わってしまいましたが・・・ -
車内販売がやってきました。
弁当、飲み物、アルコール類にお菓子・・・
かなり売れています。 -
おっ、これは何だ?
古代遺跡の発掘現場か?
あちこちに同じようなものが現れました。 -
お墓かも知れません。
これまで見たことのない形の、不思議なお墓です。
仏教とも違い、キリスト教とも違っています。
となると、この地域は土着宗教の村なのかも知れません。
うん、面白い!
勉強不足でベトナムに来てしまいました。
こんなことも分からずに列車に乗って、妄想だけをたくましくしています。
この後、あちこちで同じものを見て、お墓であることを確信しました。
でもどんな宗教で、どんな暮らしをしている人たちのお墓なのかは、今でも分かっていません。 -
めずらしいものは、お墓だけではありません。
村の入り口に、立派な門が立っています。
孫悟空や三国志のアニメや、映画に出てくるものと似ています。
もしかしたら、次は天女が出てくるのではないのか?
妄想はどんどんふくらんでいきます。 -
見れば見るほど面白いものが現れます。
これは日本のお宮にあたるもの?
勝手に解釈しています。 -
何本もの高い煙突を突き出した、大きな建物が見えました。
あちこちにあります。
線路の近くにもあって、内部にチラリと見えたのは、おがくず(?)を燃やしている巨大な炉でした。
もしかしたら、この倉庫のような建物は、煙草の葉を乾燥させている施設なのかも知れません。 -
大きな川を渡ります。
遠方に高速道路のような立派な道路が見え、トラックが走っています。 -
『PHU THAI』駅を過ぎる頃になると、また景色は一変して・・・
-
大きな工場が増えてきました。
-
農業地帯から工業地帯へ、ベトナムのさまざまな面を見ながらの列車の旅です。
-
教会のベルタワーも出現しました。
謎の土着宗教の中に、キリスト教文化が浸透してきています。 -
『THUONG LY』駅を通過しました。
マップを見るとハイフォンはもうすぐ、列車の旅も最終段階です。 -
軒や屋根と列車との隙間が数センチという密集した民家の中を通過して、ハイフォン駅に到着しました。
時刻は12:10、およそ3時間の旅の最終地点です。 -
列車と地面の高さには、かなりのギャップがあります。
係員が乗車口に立って荷物を受け取ったり、手を差し出してくれたりしてくれました。 -
私たちが降りた早々、到着した列車は洗われています。
窓を丁寧に洗ってくれると助かるんですが・・・
ガラス窓にしがみつき、写真なんか撮っているのは私くらいのものでしたが。 -
みんなの後に続いて、駅の外に出ます。
-
とたんにそこらじゅうから声がかかりました。
バイクタクシーの声に決まっていますから、無視してどんどん駅から離れます。
下調べをしてきたホテルは駅から北です。
ネット情報では、ホテルは『ディエンビエン通り』にかたまっていますが、安宿はないとのことです。
あまりあてにはなりませんが、とにかくその通りまで歩くことにします。 -
静かな町です。
道路は広くて綺麗に整備され、バイクもたくさん走っていますが、ハノイの雑踏を見てきた私には、何のことはありません。
こんなバイクくらい、ヒョヒョイノヒョウと軽くかわして、スイスイと横断できます。
若者達が群がっている店がありました。
ステンレス台の上に美味そうな料理が並んでいます。 -
ちょっとばかり変わっています。
銀のアルミトレイに、弁当のようにきれいに盛りづけした料理を、みなさん揃って食べているのです。
ほお、これがハイフォンの大衆食堂の食事スタイルか・・・
ワンダフル!
ホテルを決めたらここに来るぞ!
そう思ってホテルを目指しました。 -
広々した緑の公園を抜けて歩いていきます。
清潔感のある町です。 -
目的のディエンビエン通りに出る前に、ホテルを発見しました。
値段を聞いてみると、1泊290000ドン(1500円)です。
部屋を見せてもらうと、まずまずの部屋で、特に問題はありません。
ハイフォンのホテルは高いと聞いているので、即刻決めてしまいました。
ホテルの名前は『HATRACO』です。 -
硬めで清潔なベッドがあり、窓もあって、Wifiの電波も強く、静かです。
-
冷蔵庫もあり、テレビもあります。
(どちらも必要はありませんでしたが。)
-
シャワー室もきれいで、熱いお湯がふんだんに出て・・・と私にとっては文句のつけようもありません。
-
ホテルが決まったところで、先ほどの路地食堂に行くと、あの若者達も料理もすっかり消え失せているではありませんか。
たしかここだったのに・・・
狐に化かされたかのようです。
よく見ると、プラスチック椅子だけが、路地の隅に積み重ねられています。
あれは何だったんだろう? -
がっかりしてホテルに戻ってくると、隣が食堂になっていて、おばちゃんたちがペチャクチャお喋りしながら、フォーだかブンだか分かりませんが、白い麺を食べていました。
同じものを注文しながら、ニンビンの町に行けるバスがあるか聞いてみました。
なかなか言葉が通じません。
ホテルでもそうでしたが、英語を理解する人がいません。
「バス」という言葉すら通じないのです。(私の発音が悪い?)
こうなると私の英語コンプレックスは消えてしまいます。
なにしろ英語が一番得意なのは、私なのですから。
恥ずかしげもなく大きな声で、身振り手振りを添えて、絵まで描きながらたずねます。 -
どうにか意味が通じたようです。
ニンビン行きのバスはあると言います。
で、そのバスはどこから出ているの?
地図を見せて印を付けてもらおうと思うのですが、おばちゃんはじっと地図を見つめているばかりで、答えが返ってきません。
野菜がたっぷり添えられた麺を食べました。
薄味であっさりし過ぎ。
パンチに欠けていて物足りませんが、麺の量は大盛り以上で満腹になりました。
で、おばちゃんですが、「大丈夫!大丈夫!バスはある!」と言うばかりです。 -
明日はカットバ島に渡るつもりです。
ボート乗り場を見ておこうと歩いていると、声がかかりました。
「どこ、行くの?・・ボートは遠いよ。」
ぎこちないけど英語です。
「ニンビン行きのバスターミナルはどこ?」
と聞くと、800ドンで連れて行くと言います。
高い!
無視して歩き出すと、後をついてきて「600ドン」「500ドン」「400ドン」などと値を下げてきました。
私が「往復で400」と言うと、ぐずりながもOKしました。 -
このバイク、走ること、走ること、まさに曲芸です。
タイやネシアで無謀なバイタクに乗ったことがありますが、こんな恐ろしいバイクは初めてです。
回遊魚のように走るバイクや乗用車のわずかな隙間を縫い、逆走してくるバイクを直前で避け、交差点では右左から突っ込んでくるバイクや車を強引に押さえて、進んで行くのです。
カメラを構えている余裕などありません。
(画像は停止したわずかの隙に撮りました。) -
ニンビン行きのバスのターミナルは線路を越えた南にありました。
簡単に歩いて行ける場所ではありません。
往復400ドンという値段は、ぼられてはいないと確信しました。 -
命がけでターミナルに到着しました。
このターミナル、ロンプラの地図には載っていません。
ハイフォンにはロンプラも知らないような多数のバスターミナルがあるようです。
(画像の赤い上着に白い帽子の男が、私を運んできてくれた男です。) -
バスを見に行きます。
ニンビン行きバスの他に、南方面に向かうたくさんのバスがいました。 -
チケット売り場でニンビン行きバスをたずねると、7:20発と12:20発のバスがあると教えてくれました。
80000ドン(410円)です。 -
バイクの男とはすっかり仲良しになってしまいました。
人が良く、思いのほか純朴な人間のようです。
名前を聞くと『Long』で、ニンビンバスのターミナルの名は『Ben xe Khach Niem Nghia』と書いてくれました。
これをタクシーやバイタクに見せれば、間違いなくターミナルへ行けそうです。 -
ドーソン行きバスが出る場所を聞くと、『よし!』と気合のこもった返事をし、その場所に連れて行ってくれました。
カットバ島行きボート乗り場の近くで、ちょうどそのバスが停まっていました。
40000ドンで有意義なバイクツアーができました。
これでハイフォンでの準備は整いました。
気分爽快です。 -
ボート乗り場まで歩きます。
勘違いして川沿いの道を進んでしまうと、廃船(?)がゴミのように寄り集まっていました。
-
洗濯物が干してある船もあり、犬もつながれたりしていて、この船で生活している家族がいることに気づきました。
ロンビエン橋のたもともそうでしたが、ベトナムにもこんな生活を余儀なくされている人たちがいるようです。 -
船上生活の人たちを見ながら進むと、急に道が狭くなってしまいました。
マップでは行き止まりです。
狭い通路は民家の敷地のようですが、そこをそっと通り抜けて、どうにかボート乗り場に到着しました。 -
ここが『CAZ』さんの旅行記に載っていたボート乗り場だったかな?
何だが違うような気もするけど・・・
しかしここしかなさそうです。 -
中に入ってみると、チケットを札束のように握っているおばちゃんが、笑顔で迎えてくれました。
チケットを買えと言います。
「明日。 今日は見るだけ。」
英語はほとんど通じませんが、トゥマローは通じました。
それでもチケットを買えと言います。
(何となくおばちやんの言っていることがわかります。)
今日買う方が良いようなので、予約のつもりで買いました。
180000ドン(920円)
高い!
ボートは7時と9時、13時と15時に出るようですが、どれに乗っても良いとのことです。
面白いおばちゃんで、意味の通じない話を10分ほど続け、笑いながらバイバイしました。 -
大型貨物船、小さな渡し舟、雄大な橋。
どこかの外国の絵葉書みたいな景色です。
(ここも外国なのですが。) -
ハイフォン駅と、今泊まっているホテルの間には、大きな公園があります。
弓のようにそりながら、北東から南西に伸びていて、その長さは1.5kmは続いているでしょう。 -
落ち葉やゴミは掃き清められ、雑草は刈り取られ、気持ちの良い市民の憩いの場になっています。
散歩をしていると、ハイテク玩具に乗った子どもと母さんが、私の目の前を音もなく横切って行きました。
面白い玩具です。
その後を追って行くと・・・ -
カラフルな風船やらお面やら、お菓子を売っている露店が並び、はしゃぎ回る親子がわんさか集まっていました。
-
日曜日だから、公園の一角を臨時ミニ遊園地に改造しているんだろう・・・
小さいながらも観覧車やあります。
メリーゴーランドも、ゴーカートもあります。 -
ちょっと怖そうで、目が回る乗り物もあります。
小型ながら大人用の絶叫マシーンまでありました。
子供だましの臨時遊園地だろうと思っていましたが、そうでもないらしく、かなりの規模の娯楽施設です。 -
ママごと遊びの子どもを見ていると飽きません。
子どもに翻弄されながらあっちこっちと飛び回る両親がいます。
親と子どもの関係が見えてきたりして、面白いものです。 -
さて夕食は何を食べようか?
探し回りますが、食べたいものが見つかりません。 -
これは一人で食べるものじゃなく、みんなで食べる鍋料理です。
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これは食事と言うよりデザートです。
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結局、こんなファーストフードになってしまいました。
39000ドン(200円)。
牛乳とトマトを買って、ホテルに戻ります。
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この旅行記へのコメント (7)
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- 謝陽さん 2020/05/30 15:59:03
- 「村の入り口に、立派な門」について
- motogenさん、こんにちは。
私はベトナム文化に大きな興味があります。「村の入り口に、立派な門が立っています。」の写真について、ご説明させていただきます。
その鳥居みたいな門はcổng làng(cổng=ゲート、làng=むら)と言います。
古代から今まで、ベトナムの市町村は、大抵入り口ごとに「玄関口」のシンボルとして、そのような建築を立てる慣習があります。ベトナムの伝統的な建築文化の代表です。
千年にかける中国支配の影響で、古代から残されていた門には、漢字の対聯(ついれん)も付きます(残念ながら、ベトナム古代建築の漢字を解読できるベトナム人が、今や滅多にいません)。
さて新たに新築の門には、漢字を使わず、その代わりに、アルファベットABCの対聯を着用するのは普通です(私的に違和感が感じますが)。
- motogenさん からの返信 2020/05/31 13:04:56
- Re: 「村の入り口に、立派な門」について
- ありがとうございます。
東南アジアの国々を廻りましたが、寺院等を見ると、中国文化の影響を一番強く受けている国は、ベトナムのような気がしました。
そこには漢字も残っています。
しかし今のベトナムの文字はアルファベットの変形です.
ベトナム独自の文字はなかったのか、それとも昔は漢字を使っていたのか・・と、考えていまいました。
ベトナム人は中国が嫌いな人が多いという印象も受けました。それで中国由来の漢字をやめて、アルファベットを使うようになったのか・・とも考えてしまいましたが、勝手な想像です。
そういえば韓国も昔は漢字だったはずなのに、今はハングル文字ですね。
日本の文字は漢字の変形です。
『カシュガルの日曜家畜市場』を読ませていただきました。
行ってみたくなりました。日本人の私が、簡単にこんな地区に行けるのでしょうか?
日本は、西洋文化を取り入れ、経済発展(?)をするために、各地に昔から残っていた文化をなくしてしまいました。
マスメディアの発展で、方言や、昔ながらの家屋や、地域の風景も失なわれがちで、日本全国が均一化されようとしています。
かろうじて残っている民俗文化や、村や町の一部が、今観光地となんて、その価値を見直されています。
中国も、日本と同じ道を進んでいるようです。
ウイグル人やキルギス人等の文化を尊重し、多様性のある世界を残してほしいと思っているのですが。
-
- trat baldさん 2016/03/29 06:46:48
- 本領発揮、やっとmotogenさんらしくなってきた。
- 面白い、とにかく面白い、こうゆうの僕は大好き。
まずは鉄道、外国人は基本的に鈍行列車に乗せてもらえない、一等客車が編成されていないとダメみたい、、、、
トラート(タイ)ほど欧米人が立ち寄る町でも10年前はOneBeerと注文するとチャーンとリオしか置いてない、ワンと言うビールは知らないと言われた(^o^)
晴天に恵まれないのはmotogenさんの行いが悪いせいじゃなくて季節だから安心してね。
- motogenさん からの返信 2016/03/29 13:28:27
- RE: 本領発揮、やっとmotogenさんらしくなってきた。
- ありがとうございます。
「外国人は基本的に鈍行列車に乗せてもらえない」
「一等客車が編成されていないとダメみたい」
で疑問が解けました。
ニンビンからハノイまでも鉄道に乗ったのですが、疑問がたくさん湧いたのです。
鉄道は初めて乗りましたが、バスより楽しかったです。
遅い、遅いと聞いていたのですが、そんなこともなかったような・・・
4人が向かい合って木製の椅子に座る貨車に乗れば、現地の人たちと一緒に、もっと楽しめるのではないかと思うので、次はそんな貨車に挑戦してみたいと思います。
寝台のある貨車で夜を過ごすのも楽しそう。
-
- アリヤンさん 2016/03/28 14:37:53
- 文字も地図も読めない?
- >地図を見せて印を付けてもらおうと思うのですが、おばちゃんはじっと地図を見つめているばかりで、答えが返ってきません。
motogenさん、このおばちゃんはおそらく「文盲」(今はこの言葉は✖だと思う)なのでしょう。学校に行ってなかったのでしょうから、文字はまだしも地図なんか目にしたことが無かったのでしょう。
文盲の人からすれば、文字はただの記号か絵としか見えないでしょうし、地図なんぞはカラフルな細かい絵としか見えなかったのでしょう。
発展途上国や後進国には今も多くの文盲のひとが居るようです。
どうぞご理解を!!
- motogenさん からの返信 2016/03/29 13:20:58
- RE: 文字も地図も読めない?
- ありがとうございます。
思いも及びませんでした。
ベトナム以外にも、地図を見せてたずねても全くだめだった人がいました。
地図は絵なんだから分かるはず、と考えていた私が無知だったのですね。
「地図が読めない人がいる」と聞いても、「まさか・・」と思っていました。
私たちはいつ地図の勉強をしたんでしょうね。
記憶にないのですが、学校で練習したのかな?
- アリヤンさん からの返信 2016/03/29 14:34:53
- RE: RE: 文字も地図も読めない?
- 小さい時からの教育で地図という概念を憶えたからこそ、地図が読めるのであって、そうした訓練を一切受けていないと地図を見せられても「地図だ!」とも分からないのだと思います。
何でもそうですが、物を見ていてもそれが何なのか理解できず、しばらくして「あっ、そうか!これはコウなんだ」と理解できることってワレワレでもあることです。
これまでの経験でこれは風景画なんだ、と分かるのであって、風景画という概念を全く持ってない人にはソレが何なのか?がさっぱり分からない、のだと思います。
まあ文盲のヒトは赤ちゃんみたいなものだと言えるかも知れませんね。
教育は大切なものだ、ということですネ。
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