2015/05/15 - 2015/05/15
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まみさん
久しぶりの劇場シリーズの旅行記です。
最後にアップしたのは2013年12月なので、約1年半ぶりかな。
週1〜2回の観劇趣味はあいかわらず続いているのですが、さすがに、もうそうそう新しい劇場を訪れることはなく、同じ劇場に通っているため、旅行記を作りたくなるほど写真を撮ったりする機会はめっきりなくなりました。
しかし、今回は、何度も行ったことがあるのに、なぜか写真を撮る機会があまりなかった日生劇場であったことと、新しいスマフォでもう少し写真撮影の練習がしたかったから@
私が観劇するのは、バレエとミュージカル(宝塚を含む)がメインで、次にオペラ、それから文楽、歌舞伎、たまに能と京劇、フランメンコ、アイリッシュ・ダンスみたいなダンスショーやシルク・ドゥ・ソレイユのようなサーカスで、ふつうの演劇は、原則、見ないことにしています。
でも、たまにそそられる舞台があります。
今回の堀北真希さん主演の「嵐が丘」もそうでした。
出演者には、山本耕史さん、伊礼彼方さんやソニンさんなど、ミュージカルでよく見る役者もいましたが、チラシを見ると、ミュージカルとはひとことも書かれてなかったので、演劇であることは分かっていました。
でも、堀北真希さんは可愛くて、舞台演技も上手いし、なによりエミリー・ブロンテの「嵐が丘」はとても好きな小説だったので@
テレビ・ドラマをほとんど見ない私でも、堀北真希さんはさすがに知っていました。
母いわく、素のまんまの役柄しか演じられないのではなく、役柄にあわせてちゃんと演じ分けられる女優さんとのこと。
彼女の舞台を見るのはこれで2度目ですが、この2度で私もそう思いました。
前回見たのは、「9 days queen〜九日間の女王」です。
イギリス史でとても興味があったジェーン・グレイの物語ですが、そのわりには彼女が女王になるいきさつ、たった9日間の即位で処刑されるまでに至った事情をよく知らなかったので、非常に興味があったのです。
舞台で見る堀北真希さんに興味があったのももちろんでした。
今回の「嵐が丘」のキャサリン役は、ジェーンとは全く違うのに、堀北真希さんは見事に演じ分けていました。
ともあれ、舞台は客席も含めて撮影禁止ですので、この旅行記はあくまで、日生劇場のロビーなどの写真がメインですので、あしからず。
日生劇場の公式サイト
http://www.nissaytheatre.or.jp/
松竹創業120周年・舞台「嵐が丘」公式サイト
http://www.shochiku.co.jp/play/others/schedule/2015/5/post_203.php#tab03
<これまでの劇場シリーズの旅行記(観劇感想付き)>
東京宝塚劇場(有楽町)
2006年3月:宝塚「ベルサイユのバラ<アントワネットとフェルゼン編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」
http://4travel.jp/travelogue/10059201/
2006年4月:宝塚「ベルサイユのバラ<オスカルとアンドレ編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」
http://4travel.jp/travelogue/10062015/
東京文化会館(上野)
2006年5月:ボリショイ・バレエ団「バヤデール」
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」
http://4travel.jp/travelogue/10065823/
2011年1月:ベルリン国立バレエ団「シンデレラ」
「観劇ついでに新春の上野公園(4)東京国立博物館で日本の美の源流をふり返る」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/travelogue/10538004/
2011年5月:バーミンガム・ロイヤルバレエ団「眠りの森の美女」
「観劇前に、上野公園でパンダお菓子とパンダグッズ三昧!」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/travelogue/10571306
2012年3月:モンテカルロ・バレエ団のマイヨー版「シンデレラ」
「一眼レフで捉えた夜のバレエ観劇会場の東京文化会館」
http://4travel.jp/travelogue/10652883
新国立劇場(初台)
2007年3月:オペラ「さまよえるオランダ人」
「今宵は初台の新国立劇場へ」
http://4travel.jp/travelogue/10130385/
2008年12月:バレエ「シンデレラ」
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」
http://4travel.jp/travelogue/10296524/
2010年5月:バレエ「ガラントゥリーズ&カルミナ・ブラーナ」
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/travelogue/10457799/
2010年6月:オペラ「カルメン」
「新国立劇場の3階客席からオペラ「カルメン」を鑑賞」
http://4travel.jp/travelogue/10469761/
2011年1月:バレエ「ラ・バヤデール」/2月:オペラ「夕鶴」/5月:バレエ「アラジン」/6月:オペラ「蝶々夫人」&バレエ「ロメオとジュリエット」
「2010/2011年シーズン後半の新国立劇場バレエ・オペラ観劇時のロビーの生け花写真コレクション」
http://4travel.jp/travelogue/10579477
2011年12月:バレエ「くるみ割り人形」
「クリスマス恒例のバレエ「くるみ割り人形」観劇ナイトのイルミネーション散策(1)東京オペラシティと新国立劇場編」
http://4travel.jp/travelogue/10631356
2012年11月:オペラ「トスカ」
「新国立劇場の2階客席からオペラ「トスカ」を鑑賞〜ちょっぴりクリスマス・デコレーションと2階客席外廊下から見下ろしたロビー」
http://4travel.jp/travelogue/10728564
2013年12月:バレエ「くるみ割り人形」
「クリスマス恒例のバレエ「くるみ割り人形」観劇会場の新国立劇場のクリスマス&3日後のキエフ・バレエ版のおまけ付き」
http://4travel.jp/travelogue/10842414
新橋演舞場(東銀座)
2007年3月:ミュージカル「阿国」
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」
http://4travel.jp/travelogue/10131883/
国立劇場・小劇場(半蔵門)
2007年5月:文楽「絵本太閤記」
「国立劇場で文楽を見たよ@」
http://4travel.jp/travelogue/10150477/
国立劇場・大劇場(半蔵門)
2009年6月:歌舞伎「歌舞伎のみかた/華果西遊記」
「歌舞伎の西遊記を観に行こう!───国立劇場の大劇場は日本画の宝庫@」
http://4travel.jp/travelogue/10349807/
2011年12月:歌舞伎「元禄忠臣蔵」
「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」
http://4travel.jp/travelogue/10629880
帝国劇場(有楽町)
2007年12月:ミュージカル「モーツアルト」
「帝国劇場でミュージカルを見よう」
http://4travel.jp/travelogue/10206152/
2011年8月:ミュージカル「三銃士」
「東京みやげを買いたくなる帝国劇場───帝劇開場100周年記念のミュージカル「三銃士」を観劇」
http://4travel.jp/travelogue/10591281
2011年12月:ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」
「帝国劇場でミュージカルを見よう第3弾───帝劇開場100周年記念最後の公演ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」再び」
http://4travel.jp/travelogue/10626593/
東京国際フォーラム(有楽町)
2007年12月:国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」(ブルメイステル版)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」
http://4travel.jp/travelogue/10206978/
2011年9月:ミュージカル「ドラキュラ」
「スタイリッシュな東京国際フォーラムで、あまりに美しかった女ドラキュラのミュージカル」
http://4travel.jp/travelogue/10598932
東京芸術劇場(池袋)
2008年1月:ミュージカル「妊娠させて!」
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」
http://4travel.jp/travelogue/10216358/
劇団四季・自由劇場(浜松)
2008年3月:ミュージカル「赤毛のアン」
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」
http://4travel.jp/travelogue/10228045/
2012年12月:ミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター・ジャポネスクバージョン」
「こじんまりした劇団四季「自由劇場」で「ジーザス・クライスト=スーパースター・ジャポネスクバージョン」観劇&浜松町駅近辺のイルミネーションをちょっとだけ」
http://4travel.jp/travelogue/10733915
劇団四季・海劇場(新橋)
2009年11月:ミュージカル「アイーダ」
「ちょっとだけクリスマス・イルミネーションの汐留の四季劇場「海」でミュージカル「アイーダ」を鑑賞」
http://4travel.jp/travelogue/10401655/
劇団四季・夏劇場(大井町)
2010年10月:ミュージカル「美女と野獣」
「大井町の四季劇場「夏」でこけら落とし公演「美女と野獣」を見に行こう!」
http://4travel.jp/travelogue/10515432
赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)
2008年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」
http://4travel.jp/travelogue/10297306/
2011年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「クリスマス恒例のバレエ「くるみ割り人形」観劇ナイトのイルミネーション散策(2)赤坂サカスと赤坂ACTシアター編」(※イルミネーションの写真が主役)
http://4travel.jp/travelogue/10631357/
マッスルシアター(渋谷)
2009年9月:マッスルミュージカル「祭(MATSURI)」
「残暑厳しい9月の連休にマッスルミュージカルを見に行きました@」
http://4travel.jp/travelogue/10378257/
新ビッグトップ(原宿)
2009年12月:シルク・ド・ソレイユ「コルテオ」
「一度は当日公演中止の憂き目にあったシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」リベンジ!」
http://4travel.jp/travelogue/10405973/
2011年3月:シルク・ド・ソレイユ「クーザ」
「シルク・ド・ソレイユ「クーザ」───原宿ビックトップで開演前にパチパチ」
http://4travel.jp/travelogue/10551341
紀尾井ホール(麹町)
2010年7月:ニュー・オペラ・プロダクション「末摘花」
「真夏の夜の紀尾井ホールで女だけのオペラ「末摘花」を観劇」
http://4travel.jp/travelogue/10484515/
彩の国さいたま芸術劇場(与野本町)
2010年8月:音楽劇「ガラスの仮面〜二人のヘレン」
「なつかしの「ガラスの仮面」を久しぶりの彩の国さいたま芸術劇場で観劇」
http://4travel.jp/travelogue/10494901/
ゆうぽうと(五反田)
2010年10月:谷桃子バレエ団「レ・ミゼラブル」
「60周年記念公演で花に飾られた五反田ゆうぽうと」
http://4travel.jp/travelogue/10512012
国立能楽堂(千駄ヶ谷)
2010年11月:狂言「鳴子」&能「俊寛」
「ベールを脱いだ能舞台にワクワク@───能・狂言鑑賞に初チャレンジ!」
http://4travel.jp/travelogue/10522513
東京ディズニーランドZEDシアター(舞浜)
2011年8月:シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」
「東京ディズニーランド常設のシルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」観劇で終えた夏」
http://4travel.jp/travelogue/10598371/
渋谷文化村オーチャードホール(渋谷)
2012年1月:ウクライナ国立オデッサ歌劇場オペラ「イーゴリ公」
「劇場撮影はやっぱりコンデジの出番!───渋谷文化村オーチャードホールでオペラを鑑賞した夕べ」
http://4travel.jp/travelogue/10638443
シアター1010(センジュ)(北千住)
2012年7月:ミュージカル座「ひめゆり」
「北千住のシアター1010(センジュ)でミュージカル「ひめゆり」を鑑賞」
http://4travel.jp/travelogue/10686099/
東急シアターオーブ(渋谷)
2012年10月:来日公演ミュージカル「ロミオとジュリエット」
「フランス版ミュージカル「ロミオとジュリエット」は東急シアターオーブのこけら落とし公演」
http://4travel.jp/travelogue/10717302/
青山劇場(青山)
2012年11月:「青山劇場のロビーはファンタジック!〜その実、内容はシビアだったミュージカル「アリス・イン・ワンダーランド」」
http://4travel.jp/travelogue/10730796
アミューズ・ミュージカル・シアター(六本木)
2013年8月:「本木のアミューズ・ミュージカル・シアターで韓国オリジナルのミュージカルを見よう!」
http://4travel.jp/travelogue/10807404
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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18時ちょっと前、まだ明るい時間帯の開演前の日生劇場を、「嵐が丘」の看板と共に
「激烈な愛、そして不滅の愛 ―
堀北真希主演で贈る永遠の名作『嵐が丘』
エミリー・ブロンテがその30年という短い生涯で唯一執筆した小説「嵐が丘」―
19世紀、イングランド北部ヨークシャーの荒野に建つ「嵐が丘」という名の屋敷を舞台に、キャサリンと孤児ヒースクリフの激烈な愛、そして不滅の愛を描き出した壮大な愛の物語 ―
?世界の十大小説?のひとつと謳われるなど全世界で読み継がれ、刊行から150年以上の時空を超えていまなお輝き続ける永遠の名作。
愛に燃える主人公キャサリンには、これまで唯一無二のヒロイン像を造形してきた女優、堀北真希。
不朽の名作に情熱的な新たなヒロインが生まれます。
愛ゆえに復讐心に駆られるヒースクリフには、山本耕史。
ほかにも戸田恵子が出演するのをはじめ充実のキャストが揃い、脚本・演出のG2による新たな『嵐が丘』の世界がいま輝き出します!」
(公式サイトの見どころより引用)
http://www.shochiku.co.jp/play/others/schedule/2015/5/post_203.php#tab02 -
日生劇場のエントランス
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おしゃれな玄関ホールと切符もぎり
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エントランスホールの女性像
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クロークに荷物を預ける
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ここのレッド・カーペットの階段には、いつもドキドキ
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でもラクしてエスカレーターを使う私
レッド・カーペットを味わうのは、下りで十分@ -
エスカレーターの脇の中2階から見下ろしたレッド・カーペットの階段
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レッド・カーペットの階段を上がったところにあるピロティのカフェコーナー
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ちょっと何かを注文しよう
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あいもなか(200円)
有楽町駅前の店で夕食をすませ、食後のコーヒーがほしかったのですが、劇場値段の400円で、作り置きのフィルターコーヒーを頼む気にならず、あいすもなかにしました。
これも劇場値段ですけどネ。 -
1階席のある2階へ到着すると、目の前にある休憩コーナーの一角には、
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舞台側から見た日生劇場の客席の写真あり
日生劇場の客席は、壁がグロッタ(洞窟)のイメージで面白いです。
客席ロビーも含めて、床が平らではなく歪んでいたりするのも面白いです。 -
レッド・カーペットの階段の踊り場を見下ろす
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さらに上に上がってみる
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グランドサークル(中2階席)席ロビーから壁の絵画を見上げる
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グランドサークル(中2階席)席ロビーから客席1階ロビーを見下ろしたところ
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日生劇場のロビーは絵画が多い
初めて日生劇場で観劇したときは、それで驚いたものです。
でも、その後、国立劇場の大劇場に歌舞伎を見に行くようになり、そちらの方が歌舞伎関連に限定されているとはいえ、飾られている絵画が多かったので、今度は日生劇場の方は思ったより少なかった、という気分になってしまいました。 -
牛車のある日本画の少し細部に迫る
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牛車の部分に注目
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客席1階ロビーから見たさきほどの絵画
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客席1階ロビーの休憩コーナー
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そろそろ第一幕の開演なので、本日の上演のタイムテーブルをチェックする
休憩時間のチェックは必須です。
日生劇場を含め、たいていの劇場では開演5分前に放送で知らせてくれはしますが、20分の休憩時間は、みんなが一斉にこの短い時間帯に動くのでどこも混雑するため、時間がたつのはあっという間です。
<主なキャスト>
キャサリン=堀北真希
ヒースクリフ=山本耕史
ヒンドリー=高橋和也
エドガー=伊礼彼方
ジョウゼフ=小林勝也
イザベラ=ソニン
ネリー=戸田恵子 -
客席へ
このあとは撮影禁止。
扉の外から客席の一部が写るように撮ってもダメです。
日本の劇場ってこういうところはケチです。 -
休憩時間の散策〜客席1階ロビーの売店の様子
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客席1階ロビーからグランドサークル(中2階席)席ロビー
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客席2階ロビーの売店
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さらに上に行ってみる
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今回は使用されていなくて立入禁止となっていた客席2階ロビー上
この階には喫煙コーナーがありました。
どうりで、客席もないのに何人も向かったわけです。 -
客席2階ロビーへ下りる螺旋階段
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螺旋階段を下りながら見た客席1階ロビーの様子
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レッド・カーペットの階段の踊り場の様子
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あちこちに座れる場所があるのは便利
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あんなところにも休憩コーナーあり
これは終演後に撮ったので、人がいないのです。 -
レッド・カーペットの階段の踊り場の彫刻コーナー
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リアリスティックでシンプルな少女像
佐藤忠良氏の『立つ少女』(1983年)だと思います。
同じ彫刻家の作品、あるいは似た傾向の作品を、他に東京都の町中かどこかで見たような気がします。 -
グランドサークル(中2階席)から客席2階ロビーへ
壁の絵画を眺めるためにもう1度行きました。 -
プリミティブな筆致がいいかも@
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馬車の女性群に注目
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休憩時間のピロティのカフェコーナー
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閉演後はレッド・カーペットの階段を下りて玄関ロビーへ
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ひとけのなくなったレッド・カーペットの階段
クロークから荷物を引き取ったり、化粧室に寄ったり、コンタクトを外したりしていたら、劇場を出るのが最後になってしまいました。
いつも思うのですが、みんな、なんであんなに早く、劇場を出られるのかなぁ。 -
終演後の夜の日生劇場前
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日生劇場と帝国劇場の間の通り
そして日比谷公園は目の前です。
<ちょっぴり感想>
観劇後に、主に制作発表時の記事などをネットでググッてみたところ、これまでの「嵐が丘」の舞台は、そう数は多くないですが、どちかというとヒースクリフを主役にすえたものが多かったのに対して、今回はキャサリンを主役にすえ、キャサリン・サイドで描いた、というようなことが書かれてありました。
実をいうと、そこについては、それほどキャサリン・メインとは思いませんでした。
ヒースクリフ・サイドの心理描写もしっかりなされていて、セリフもきちんとありました。
もともと原作は、召使いのネリーの回想の形をとっていて、今回の舞台でもそこはくずしていませんでしたから、舞台上での登場人物の心理描写は、役者本人が熱演すれば、かなり出るのではないかと思っていました。
その意味では、どの役者も、とても役作りが上手く、個性的な人物をしっかり演じきっていたと思いました。
ただ、長い原作の全編をうまくまとめて、舞台に仕上げた、というのは、確かにそうだと思いました。
他の「嵐が丘」の舞台や映画をそんなに見たことがあるわけではないのですが、子供たちの世代も、リントンはさすがにほとんど出てきませんでしたが、娘のキャサリンとヘアトンのエピソードもうまく採り入れていたと思います。
ヒースクリフとキャサリン世代は悲劇で、やりきれない結末ですが、娘のキャサリンとヘアトンは明るい未来を予感させてくれて、ほっとするエンディングになるので、この2人のこともしっかり盛り込まれていて良かったです。
私が原作「嵐が丘」に一番夢中になったのは、高校生から大学生にかけての少女時代でした。
あの頃は、ヒースクリフとキャサリンのことが、分からないだらけでした。特に二人の激しすぎる純愛、ヒースクリフを誤解させ、嵐が丘を出ていかせることになったキャサリンの言動。
ヒースクリフが出て行ったあとのキャサリンの弱りようや変わりよう。
また、ヒースクリフをいじめてばかりいて、自虐的な最期をとげたヒンドリーの心理もさっぱり分かりませんでした。
若かったんですねぇ。
でもあれからうん10年たった今は、この小説の奥深さに、いまさらのように驚いています。
そして昔読んだ原作はほとんど忘れてしまったものの、今回の舞台も、へたに原作で語られていない部分を補ったりせず、想像の余地を残し、とても奥深く作られていると思いました。
舞台装置も、現代技術を駆使してスピーディーに展開し、見立てだけに太弱らず、お金をかけているな、と感じました。
もちろん、金にあかせて、というのではなく、展開に工夫があって、制作側の意欲が感じられました。
なので、はじめは狭苦しそうに見えた日生劇場の舞台が、そんな道具の工夫と役者の熱演で、次第に一面ヒースの花が咲く丘、嵐が丘のイメージと自然に重なってきました。
役者について言えば、メインキャストはみんなすばらしかったですが、とりわけ印象的だったのは、やはり主役の堀北真希さんが演じたキャサリンと、ソニンさんが演じたイザベラでした。
男性陣がそれほど印象的でなかったというわけではないです。
ただ、私は、小説やドラマでは心理描写を追うのが好きで、女性陣の方に共感しやすいため、女性役の方に注目したからにすぎません。
堀北真希さんは、前回の、あまりにいい子ちゃんだったジェーンを感じさせないキャサリン役でした。
あんなに気性が激しく、10代の私にはわけのわからなかったキャサリンと、私の中の数少ない堀北さんのイメージはとてもかけ離れていたのに、舞台では全然違和感がなかったのもすごいと思いました。
ソニンさんの舞台は何度か見たことがありますが、一番最近見たのは新国立劇場で上演された「三文オペラ」のヒロインのポリー役です。
彼女も歌も上手くて演技も上手くて、人物の演じ分けも見事だと思いました。
ポリーのときも、とても熱演していましたが、今回のイザベラも、世間知らずのお嬢さまから、ヒースクリフのせいでしなくてもよい苦労を背負ってしまった変わりようまで、すごく役柄に合っていました。
ちなみに、「嵐が丘」の舞台というと、つい思い浮かべるのが、「ガラスの仮面」の劇中劇です。
「ガラスの仮面」はコミックを何度も読み返し、アニメも何バージョンか放映された全部を見たし、舞台も何度か見ました。
なので、つい、あの劇中劇ってこんなかんじかも〜と思いながら見てしまいました。
ただし、子役はちゃんと演技をしていましたが、台詞は、脇に出ていた大人の役者たちがアテるという手法をとっていて、ちゃんと子役は子役で独立して演じていたマヤたちとは違っていましたが、なかなか面白かったです。
そういや原作の「嵐が丘」を読むようになったのは、「ガラスの仮面」で興味を抱いてからでした。
そこからシャーロッテ・ブロンテの作品にも興味を持つようになったんでした。
ああ、偉大なり、「ガラスの仮面」!
おわり。
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