2012/11/20 - 2012/11/20
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まみさん
なぁんだ、11月といったら、世間はすでにクリスマスに向かって加速中だったんでした。
うちの近所の温泉「まきばの湯」で早くもクリスマス・デコレーションを見つけて、随分気が早いなぁと思っていたら。
関連の旅行記(2012年11月11日&11月17日)
「早くもクリスマス・モードと秋の花~和洋折衷のサイボクハムの温泉「まきばの湯」」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10727049
新国立劇場オペラ「トスカ」を見に行った新国立劇場でもクリスマス・ツリーを見つけました。
また、帰りに経由した新宿駅実南口からも、クリスマス・イルミネーションがチラッと見えました。
でも、経費節約か、今年2012年の新国立劇場のクリスマス・デコレーションは、例年に比べると随分寂しくなってしまいました。
なので、カメラを取りだしてロビーの写真を撮り始めたら、クリスマス・デコレーションよりは、むしろ2階客席の外廊下からロビーを見下ろす写真を撮るのに方に魅了されてしまいました@
だって、ファインダーの中に、顔も判別しないくらいの豆粒の人々の姿を瞬間的に取り込むのは、2度と同じものが再現されない、一種のパターン・デザインようで、とても面白かったんです。
同じことは、かつて3階客席の外廊下からやったことがあります。
2010年6月にオペラ「カルメン」を観劇した際に。
2階ともなると、そのときより人々の姿は大きく撮れるのですが、これはこれでまた面白かったです。
2012~2013シーズンの新国立劇場オペラ「トスカ」の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000609_opera.html
新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/
<これまでの劇場シリーズの旅行記(観劇感想付き)>
東京宝塚劇場(有楽町)
2006年3月:宝塚「ベルサイユのバラ<アントワネットとフェルゼン編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/
2006年4月:宝塚「ベルサイユのバラ<オスカルとアンドレ編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/
東京文化会館(上野)
2006年5月:ボリショイ・バレエ団「バヤデール」
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/
2011年1月:ベルリン国立バレエ団「シンデレラ」
「観劇ついでに新春の上野公園(4)東京国立博物館で日本の美の源流をふり返る」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10538004/
2011年5月:バーミンガム・ロイヤルバレエ団「眠りの森の美女」
「観劇前に、上野公園でパンダお菓子とパンダグッズ三昧!」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10571306
2012年3月:モンテカルロ・バレエ団のマイヨー版「シンデレラ」
「一眼レフで捉えた夜のバレエ観劇会場の東京文化会館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10652883
新国立劇場(初台)
2007年3月:オペラ「さまよえるオランダ人」
「今宵は初台の新国立劇場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
2008年12月:バレエ「シンデレラ」
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/
2010年5月:バレエ「ガラントゥリーズ&カルミナ・ブラーナ」
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457799/
2010年6月:オペラ「カルメン」
「新国立劇場の3階客席からオペラ「カルメン」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469761/
2011年1月:バレエ「ラ・バヤデール」/2月:オペラ「夕鶴」/5月:バレエ「アラジン」/6月:オペラ「蝶々夫人」&バレエ「ロメオとジュリエット」
「2010/2011年シーズン後半の新国立劇場バレエ・オペラ観劇時のロビーの生け花写真コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10579477
新橋演舞場(東銀座)
2007年3月:ミュージカル「阿国」
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/
国立劇場・小劇場(半蔵門)
2007年5月:文楽「絵本太閤記」
「国立劇場で文楽を見たよ@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/
国立劇場・大劇場(半蔵門)
2009年6月:歌舞伎「歌舞伎のみかた/華果西遊記」
「歌舞伎の西遊記を観に行こう!───国立劇場の大劇場は日本画の宝庫@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10349807/
2011年12月:歌舞伎「元禄忠臣蔵」
「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10629880
帝国劇場(有楽町)
2007年12月:ミュージカル「モーツアルト」
「帝国劇場でミュージカルを見よう」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/
2011年8月:ミュージカル「三銃士」
「東京みやげを買いたくなる帝国劇場───帝劇開場100周年記念のミュージカル「三銃士」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10591281
2011年12月:ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」
「帝国劇場でミュージカルを見よう第3弾───帝劇開場100周年記念最後の公演ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」再び」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10626593/
東京国際フォーラム(有楽町)
2007年12月:国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」(ブルメイステル版)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/
2011年9月:ミュージカル「ドラキュラ」
「スタイリッシュな東京国際フォーラムで、あまりに美しかった女ドラキュラのミュージカル」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598932
東京芸術劇場(池袋)
2008年1月:ミュージカル「妊娠させて!」
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/
劇団四季・自由劇場(浜松)
2008年3月:ミュージカル「赤毛のアン」
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10228045/
劇団四季・海劇場(新橋)
2009年11月:ミュージカル「アイーダ」
「ちょっとだけクリスマス・イルミネーションの汐留の四季劇場「海」でミュージカル「アイーダ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10401655/
劇団四季・夏劇場(大井町)
2010年10月:ミュージカル「美女と野獣」
「大井町の四季劇場「夏」でこけら落とし公演「美女と野獣」を見に行こう!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10515432
赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)
2008年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/
2011年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「クリスマス恒例のバレエ「くるみ割り人形」観劇ナイトのイルミネーション散策(2)赤坂サカスと赤坂ACTシアター編」(※イルミネーションの写真が主役)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10631357/
マッスルシアター(渋谷)
2009年9月:マッスルミュージカル「祭(MATSURI)」
「残暑厳しい9月の連休にマッスルミュージカルを見に行きました@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10378257/
新ビッグトップ(原宿)
2009年12月:シルク・ド・ソレイユ「コルテオ」
「一度は当日公演中止の憂き目にあったシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」リベンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10405973/
2011年3月:シルク・ド・ソレイユ「クーザ」
「シルク・ド・ソレイユ「クーザ」───原宿ビックトップで開演前にパチパチ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10551341
紀尾井ホール(麹町)
2010年7月:ニュー・オペラ・プロダクション「末摘花」
「真夏の夜の紀尾井ホールで女だけのオペラ「末摘花」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10484515/
彩の国さいたま芸術劇場(与野本町)
2010年8月:音楽劇「ガラスの仮面~二人のヘレン」
「なつかしの「ガラスの仮面」を久しぶりの彩の国さいたま芸術劇場で観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10494901/
ゆうぽうと(五反田)
2010年10月:谷桃子バレエ団「レ・ミゼラブル」
「60周年記念公演で花に飾られた五反田ゆうぽうと」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10512012
国立能楽堂(千駄ヶ谷)
2010年11月:狂言「鳴子」&能「俊寛」
「ベールを脱いだ能舞台にワクワク@───能・狂言鑑賞に初チャレンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10522513
東京ディズニーランドZEDシアター(舞浜)
2011年8月:シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」
「東京ディズニーランド常設のシルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」観劇で終えた夏」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598371/
渋谷文化村オーチャードホール(渋谷)
2012年1月:ウクライナ国立オデッサ歌劇場オペラ「イーゴリ公」
「劇場撮影はやっぱりコンデジの出番!───渋谷文化村オーチャードホールでオペラを鑑賞した夕べ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10638443
シアター1010(センジュ)(北千住)
2012年7月:ミュージカル座「ひめゆり」
「北千住のシアター1010(センジュ)でミュージカル「ひめゆり」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10686099/
東急シアターオーブ(渋谷)
2012年10月:来日公演ミュージカル「ロミオとジュリエット」
「フランス版ミュージカル「ロミオとジュリエット」は東急シアターオーブのこけら落とし公演」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10717302/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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新国立劇場の正面入口にはクリスマス・リースが!
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新国立劇場の共有ロビーのクリスマス・ツリー
本日は、この左手からアクセスできるオペラパレス(大劇場)ではオペラ「トスカ」を、奥の中劇場ではお芝居の「里見八犬伝」を上演。
ちなみに、ここのロビーでは、以前はいつも巨大な生け花で飾られていたものです。
去年の大震災以降は自粛で飾るのをやめていたようですが、しばらくしたら復活したのに、最近、とうとう飾らなくなってしまいました。
こうやって何かのチャンスがない限り。
経費節約かな。
2010/2011年シーズンの後半、新国立劇場で観劇チャンスがあるときにロビーの生け花の写真を撮り貯めておいたのですが、まさに記念の旅行記になってしまいました。
関連の旅行記
2011年1月:バレエ「ラ・バヤデール」/2月:オペラ「夕鶴」/5月:バレエ「アラジン」/6月:オペラ「蝶々夫人」&バレエ「ロメオとジュリエット」
「2010/2011年シーズン後半の新国立劇場バレエ・オペラ観劇時のロビーの生け花写真コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10579477 -
ツリーの雪の結晶の飾り
開演は19時。
電話予約しておいた本日のチケットをロビーで受け取ってもまだ時間に余裕があったので、ちょっくら飾り物の写真も撮りましょう。 -
ツリーの大きなお星さまとジングルベル
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ベルを下から覗き込む
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おリボン付きのクリスマス・ベル
こうやって撮っておきながらナンですが、こういうホールに飾られるクリスマス・ツリーとしては、随分シンプルになってしまいました(苦笑)。 -
クロークに荷物を預けた後、オペラパレスへの階段を上がる
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本日の公演ポスター
上演時間は午後7時から10時までの3時間です、わお。
と思ったけれど、間に25分休憩が2度ありました。
また、オペラはバレエに比べるとカーテンコールがずっと短いので(というかバレエが長すぎ(笑))、10時閉演なら、10時10分とかそこらには会場を出られるでしょう。
終電にはなりません。帰宅できるのは明日になるけれど。
<キャスト>
トスカ=ノルマ・ファンティーニ
カヴァラドッシ=サイモン・オニール
スカルピア=センヒョン・コー
アンジェロッティ=谷 友博
スポレッタ=松浦 健
シャルローネ=峰 茂樹
堂守=志村文彦
看守=塩入功司
羊飼い=前川依子
合 唱=新国立劇場合唱団
管弦楽=東京フィルハーモニー交響楽団 -
オペラ「トスカ」のポスター(部分)
このポスターの写真を見る限り、クラシカルな舞台装置や美術が期待できます。
ここのところオペラ観劇を減らしていて(代わりにせっせとバレエを(苦笑))、最近観劇したのは現代オペラが2本(8月31日にクセナキス作曲のオペラ「オレステイア」と11月9日にライマン作曲のオペラ「メデア」)でした。
どちらも良かったのですが、不協和音連続の現代音楽らしい世界に慣れるまで第一幕は違和感がありました。
好みは年齢によって変化していますが、今の私はそういった現代音楽より、モーツアルトやプッチーニくらいのクラシカルで違和感の少ない美しいメロディーの方が好みだと思うようになりました。
現代アートみたいな舞台装置も衣装も、工夫を感じる面白さはあったのですが、オペラといえば思い浮かぶ華やかな舞台が恋しくなってしまいました。
というわけで、11月後半、平日ナイトの予定に空きができたため、私が求めるクラシカルで華やかなオペラ公演が期待できる新国立劇場オペラ「トスカ」を急遽、公演1週間前に、電話予約してチケットをとってしまいました。
ちなみにこのポスターの写真は、これは第1幕最後、ローマの聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会でのミサのシーンでした。 -
オペラパレスの1階ロビー
あっ、奥にクリスマス・ツリーがあります。 -
クリスマス・ツリーのある1階ロビーの様子
もっとも、クリスマス・デコレーションは、このツリーだけでした。
今度12月にバレエ「シンデレラ」を見に来るときには、以前みたいに楽しいクリスマス・デコレーションが期待できるかしら。
たぶんできますよね、子供もたくさん観劇に来ると思うから。
関連の旅行記
2008年12月:バレエ「シンデレラ」
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/ -
雪印マークとお星様が可愛いクリスマス・ツリー
でも、共有ロビーのクリスマス・ツリーとテイストは同じ。 -
2階席の外廊下から1階ロビー入口を見下ろす
1階はチケットもぎりのところ、2階はイスしかない脇ロビー、3階はカフェ。
あの3階から1階ロビーを見下ろした写真を撮ったことがあり、上からチェスのコマのように見える人間模様が面白いと思ったものですが、うん、2階のこの高さからでも十分面白いです!
関連の旅行記
2010年6月:オペラ「カルメン」
「新国立劇場の3階客席からオペラ「カルメン」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469761/ -
1階ロビーで観劇前のひとときを期待と共に過ごす人々
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奥のツリーの方までパースペクティブを楽しむ
そういえばあの緑の柱の向こうあたりにはショップがあったはずですが、いつからなくなってしまったんだったかしら。 -
入口の方までパースペクティブを楽しむ
2階のこの外廊下からでは残念なことに、すぐ下にある軽食カウンターが死角になってしまい、全然見えませんでした。 -
2階から眺めた1階ロビーのクリスマス・ツリー
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窓ガラスに映ったクリスマス・ツリーと
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クリスマス・ツリーと開幕を待つ人々
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そろそろ客席に向かう人々と
2階外廊下もちょっとだけファインダーの中に入れて撮ってみました。
さて、私もそろそろ客席に向かうとしましょう。 -
まだロビーでくつろいでいる人々と
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2階外廊下を歩きながら
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6番扉から中に入る
オペラはバレエやミュージカルに比べるとチケットが高いので、たいていB席くらいにランクを落としています。
視覚的な楽しみはバレエや踊りのあるミュージカルに比べれば少ないですし、音響効果の差は多少あるかもしれませんが、私にとって、舞台を見るアングルの違いほどには差は感じられないでしょうから。
でも、今回は公演一週間前というぎりぎりにチケットをとったため、B席以下のランクの席には空きがなく、A席となりました。
安い席の方が早く満席になってしまうものなのですね。
というか、常々思うのですが、1番高いS席が極端に多すぎます、日本の劇場って(他の国の劇場事情は詳しくは知らないですけど)。
スペシャルのSが9割以上って、どーなのよ?
今回はA席の真ん中ブロックをとったので、2階5列目となりました。4列目で残っていた座席はもっとはじっこでしたから。
でも、舞台装置は、期待通り、「トスカ」の舞台であるローマの聖アンドレイ・デッラ・ヴァッレ教会とかファルネーゼ宮殿はきっとこうだろうな、と思われるもので、まるで映画を見ているような、見立てに頼らないきちんとしたセットでした。
そんなときにB席よりA席という舞台に近い席で眺めることができたのですから良かったです。 -
第二幕後の休憩時の1階ロビーの様子
観劇中は自然と体に力が入るようです。
休憩時に体をほぐすために、そのへんを歩き回ります。
2階客席外廊下から1階ロビーを見下ろす写真を撮るのが面白かったので、引き続きトライ。 -
第二幕後の休憩時の1階ロビーの入口の方向・その1
いったん外に出るお客さんもいます。
喫煙所が外にあるせいと、それからチケットボックスで今後のチケットを買いに行く人もいるでしょう。
でもこの時間ではもう閉まってるかな。
再入場には半券が必要なので、忘れずに。 -
第二幕後の休憩時の1階ロビーの入口の方向・その2
アングルを変えて、喫茶コーナーのある3階の方まで撮ってみました。 -
第二幕後の休憩時の1階ロビーの賑わい
窓には2階客席と3階客席の外廊下も映っています。 -
2階客席外廊下から眺めた1階ロビー
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2階客席外廊下から眺めた1階ロビーとクリスマスツリー
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入口の方までパースペクティブを楽しむ〜休憩時バージョン
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そろそろ客席へ戻りましょう
再び6番扉から入ります。 -
客席へ向かう
これはピントが甘くて失礼!
座席ではなく、上の壁の横ラインにピントを合わせました。
ここではなかなかまともな写真が撮れずに何度もトライしていたら、係員に方が、幕が下りている間は客席の方で撮影してもいい、と言うので。
(日本の欧米型の最近の劇場にしては珍しい!) -
休憩時の舞台を2階5列の自分の席から眺めたところ
お許しが出たので座席で堂々と撮影していたら、今度は別の係員がやってきて、撮影禁止だと注意されてしまいました。
れれれ?
係員によって、言うことが違うじゃない!
あるいは、ひょっとしたら、さっきの係員は、座席周りなら良いけれど、たとえ幕は下りていても舞台はダメていうつもりだったのかな。
いやいや、ふつう室内で撮影が許可されたら、舞台にカメラを向けるのが当然でしょう。
自分のイスだけを撮ったって、面白くともなんともありません。 -
閉演後、共有ロビーのクリスマスツリーと出口の方を再び撮る
オペラ観劇客はおしとやかだからか、あるいは22時すぎと遅い時間だからか、それともツリーがシンプルでいまどきのデコレーションとしては興味を引きにくいからか。
閉演後にここでツリー自身の写真を撮ったり、ツリーと共に記念撮影している人の姿はありませんでした。 -
クリスマス・リースを見上げながら新国立劇場を後にする
<オペラ「トスカ」の思い出と感想>
オペラ「トスカ」のことを知ったのは、まだ大学生のとき、ローマの観光情報としてです。
ヒロインのトスカはラストにサンタンジェロ城からティベレ川に飛び下りて自殺するのですが、昔のティベレ川が今よりもう少しこの城の近くを流れていたんだとしても、サンタンジェロ城とティベレ川は離れ過ぎていて、城からティベレ川に飛び込むには、オリンピックの体操選手並みの運動能力が必要だろう、というものでした。
そのため、私にとってサンタンジェロ城は、オペラ「トスカ」の内容は知らずとも、トスカと結びついてしまいました。
実際にサンタンジェロ城の近くまで行ったときも、なるほど、確かにあそこから飛び込んでも川には到底届かないな、と自分の目で確認した覚えがあります。
そのオペラ「トスカ」を初めて、思いがけず観るチャンスが訪れたのは、2005年ポーランド旅行中、古都クラクフのヴァヴェル城で行われた野外公演です。
昼間、観光していたとき、まさにその当日、そのオペラが上演されるというので、これは良い記念になると思い、思い切ってチケットをとりました。
関連の旅行記
「2005年夏のプラハ・ポーランド旅行20日間 その7 クラクフ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10032235/
ただし、まだフィルムカメラ時代でしたので、この旅行記には昼間のヴェヴェル城の写真はあっても、夜のオペラ観劇時のものはありません。
当時、「トスカ」については、サンタンジェロ城のことと、有名なオペラなので見て損はないだろう、という程度の知識しかなかったので、会場では英語のパンフレットを買い、観劇前に必死にあらすじを頭に入れました。
なにしろ歌詞はイタリア語。
イタリア語は独学で勉強しましたが、会話としては旅行会話の受け答えがちょっと出来る程度で、日本語上演でも聞き取りにくいオペラで聞き取れるはずがなく。
そしてポーランドで上演されているので、字幕はポーランド語。ますます分かりません。
でもまあ、夜のヴァヴェル城でオペラを観劇しているというシチュエーションに酔うことが出来ました。
当時は観劇趣味にすでにはまり始めていましたが、オペラ鑑賞はまだほとんどしていませんでした。
大人になって初めて観劇したオペラの感想は、中学生ぐらいの頃に連れて行ってもらったときや大学生のときに図書館などでCDレンタルして聞いたオペラのソプラノが、「昔は悲鳴にしか聞こえなかったのに、ちゃんと歌声に聞こえた!」というものでしたが、その感想を抱いたのはこのときかもしれません。
さて、あれから7年後。
いつかもう一度「トスカ」を見たいと思っていましたが、ついにそのチャンスが訪れました。
すでに何度もオペラ鑑賞経験を重ねた今や、言葉ではうまく具体的に説明できませんが、トスカ役のノルマ・ファンティーニさんも、カヴァラドッシ役のサイモン・オニールさんも、すばらしい歌を披露してくれた、というのはよく分かりました。
ひょっとしたらオーケストラが音量を幾分か抑えて演奏していた可能性があるかもしれませんし、別にそんなことはないかもしれませんが、歌手たちの声がフォルテの部分でもオーケストラに全くかき消されず、歌手たちの方でオーケストラをきちんと伴奏たらしめていたところも、すばらしかったと思います。
すばらしい声量だった代わりに、お二人が歌っているとき、歌詞は、単語単位ですら、ほとんど聞き取れませんでした(苦笑)。
スカルピアのセンヒョン・コーさんや堂守の志村文彦さんの方が聞き取りやすかったです。
ただし、コーさんは韓国人で、韓国語はたいていの日本人にとってイタリア語より音は取りやすいでしょうから、母国語の発音のクセからして、彼のイタリア語が聞き取りやすくなるのも納得。
でも、声のタイプとしても、この二人の方々の方がずしんと心に響く男の色気のある声で好みでした。
もっとも、カヴァラドッシ役のサイモン・オニールさんは、テノールとして比較的高い音域でもしっかり声が出ていて、トスカ以上に熱演していました。
歌がすばらしかっただけでなく、今回は、日本語字幕で見ることができたので、やっと話の流れに納得できました。
それまでもちろん、Wikipediaほかネットやオペラ紹介本であらすじを読んできました。
でも、あらすじはあらすじ。
トスカがどうしてそういう行動をとることになったか、という心の動きはさっぱり分からず、共感が持てませんでした。
それだけ、トスカたちを罠に落としたスカルピオが狡猾で頭が回ったということかもしれませんが、今回、やっと納得できました。
では、今回、トスカに共感できたか、というと……。
オペラ歌手のみなさん、顔写真から見ると、トスカ役のファンティーニさんも若々しく可愛らしく見えるのですが(昔の写真を使っているかもしれません(笑))、2階席の5列目からでは、舞台上の歌手の顔はよく見えません。
よく見えるのは、鮮やかな色彩のドレスによる、オペラ歌手のステレオタイプそのもののふくよかな体形です。
たまに、オペラ歌手とは思えないくらいほっそりとした歌手いるようですが、今回はみなステレオタイプの方々でした。
だから、トスカは、まだうら若い恋に夢中な歌姫というより(原典を知らないので、人物設定がうら若いかどうかは、ほんとうのところは不明)、一人ですでに10人くらい子供を育て上げた、この世の酸いも甘いも噛み分けた、度胸のあるベテランのおっかさん、に見えてしまうんですよ、体形から。
なので、スカルピオが付け入る隙だらけのトスカの行動が、考えが浅く、軽はずみすぎて、はじめのうちはちょっと共感しづらかったです。
やっと慣れたのは第二幕の後半でした。
その場面における、彼女の演技力のおかげです。
オペラ歌手には演技力も必要だ、ということは、今回の舞台で改めて思いました。
特に印象的だったのは、第二幕でトスカがスカルピオに絶望させられ、殺害に至るまでの場面。
それから、第三幕でカヴァラドッシが牢の中で絶望していたときに、トスカの知らせで助かる見込みを聞いて希望を持ち始めたところ(それはトスカ自身もだまされていたので、結局カヴァラドッシは助からないです)や、カヴァラドッシの銃殺刑はてっきり「ふり」だと思っていたトスカが、カヴァラドッシが本当に死んでいると知ったときに一転して絶望するあたり。
すなおに上手いなと思いました。
ただ、歌手たちの顔の表情が全然見えなかったのはほんとに残念。
オペラでは、別に見えなくてもいいや、と思っていた自分の考えを撤回します。
確か第二幕でトスカが絶望したときに歌うアリアだったか、ものすごく絶品だったので、お約束どおり、客席からブラボー!の声があふれました。
ただ、なんとなくそのとき、ファンティーニさんは得心の笑みを浮かべていたよーな、体から醸し出す雰囲気からなんとなくそう感じてしまったのです。
ほんとに得心の笑みを浮かべていたとしたら……クラシックオペラやバレエは、上演の途中で拍手喝采がわき起こって劇の流れが止まるのはよくあることですが、でも、我慢して悲惨な顔をしていてもらいたいな、と思ってしまいました。
そう思っただけで、実際に彼女が笑みを浮かべていたのを見たわけではありませんし、うなだれた姿勢をやめて観客に得意げに挨拶したわけではありません。
むしろ、歌手たちがすばらしいアリアを披露してくれて、ぜひ拍手喝采したかったのに、ここでそれをやったら上演の流れを止めてしまい、緊張感が続かなくなるのでぐっと我慢しなくてはならなかったことの方が何度もありました。
他の観客も同じだったのでしょう、客席はシーンとしたまま、場面はスムーズに続きました。
舞台と観客が一体となった、というよりは、お行儀良く観劇できました、というかんじでした。
いや、それに越したことはないんですけどネ。
もちろんカーテンコールのときには惜しみなく拍手を捧げました。
おわり。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 横浜臨海公園さん 2012/11/25 09:13:14
- 歌劇トスカ
- まみさま、おはようございます。
今月20日の歌劇トスカを鑑賞された由。
実は、当日、小生もおりました。
何処かで、すれ違っていたかも知れませんね。
横浜臨海公園
- まみさん からの返信 2012/11/26 08:27:09
- RE: 歌劇トスカ
- 横浜臨海公園さん、こんにちは。いつも見に来て下さってありがとうございます。
> 今月20日の歌劇トスカを鑑賞された由。
>
> 実は、当日、小生もおりました。
> 何処かで、すれ違っていたかも知れませんね。
なんと!
これはステキな偶然。
では、どこかですれ違っていたかもしれませんね。
座席は何階で?
ひょっとして私が撮った写真の中に横浜臨海公園さんの影が。。。!?
- 横浜臨海公園さん からの返信 2012/11/26 12:43:23
- 拝復
- まみさま、こんにちは。
今日の東京は、氷雨降る寒い日ですが、お元気にてご活躍の事と拝します。
早速メッセージを賜りまして誠に有難うございました。
> なんと!
> これはステキな偶然。
> では、どこかですれ違っていたかもしれませんね。
> 座席は何階で?
→まみさまと同じ2階前方席でした。
> ひょっとして私が撮った写真の中に横浜臨海公園さんの影が。。。!?
→探せば、或は写っているかもしれませんね。
横浜臨海公園
- まみさん からの返信 2012/11/27 12:39:52
- RE: 拝復
- 横浜臨海公園さん、レスレスありがとうございます。
> 座席は何階で?
> →まみさまと同じ2階前方席でした。
まあ近かったんですね!
私はたぶんオペラであそこまで近い席を取るのは今後ないかもしれません。
次回の「愛の妙薬」は3階席。
> > ひょっとして私が撮った写真の中に横浜臨海公園さんの影が。。。!?
> →探せば、或は写っているかもしれませんね。
ひょっとして(笑)。
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