2013/08/28 - 2013/08/28
1190位(同エリア1519件中)
まみさん
久しぶりに、新しい劇場で観劇することになりました@
あいかわらずバレエとミュージカルを中心に週1〜2度の頻度で劇場通いをしていますが、見に行くジャンルは変わらないので、訪れる劇場も、もはや同じところばかりです。
そんなとき、韓国オリジナルのミュージカルのチケットをとってみたら、会場は六本木のアミューズ・ミュージカル・シアターという、新しいところでした。
開演時間も19時と、少し余裕がありそうなので、久しぶりに劇場シリーズ用の旅行記の写真を撮りためてみました。
小さな劇場で、ロビーなどもあっさりしているので、写真ネタになりそうなものは少なかったのですが、カーテンコールの撮影が許可されましたからネ。
韓国ミュージカルの来日公演では、カーテンコール時に撮影が許可されることがよくあったので、今回もそれを期待して、当たりでした。
カーテンコール時って撮影しづらいので、ばっちり!とはいかないけれど、良い席に座っていたせいもあって、なんとか撮れました@
そう、今回観劇したのは、韓国オリジナルのミュージカルなのですが、今まで見たことがある韓国のミュージカルは、「若きウェルテルの悩み」、「切り裂きジャック」、「三銃士」など、もともと原作に興味があって見に行ったものばかりです。
私は特に韓国ドラマのファンというわけではなく、「冬ソナ」も見たことがないです。
でも、宝塚で「太王四神記」を観劇したのがきっかけで、オリジナルのドラマも見ましたし、時々NHKで放映されている韓国歴史ドラマも見ました。
母が一時期、韓国の恋愛ドタバタ現代ドラマにはまっていたので、私に、いかに面白かったか、というのをしきりに話してくれました。
母の話し方はヘタだったので、母の話そのものからではたいして面白くなかったにしても(苦笑)。
そんなわけで、韓国ドラマやミュージカルが私好みであることは確信していました。
私が韓国ドラマやミュージカルに抱くイメージは……アラフォー世代くらいなら、再放送あたりでぎりぎり見れたかな〜と思う、山口百恵と三浦和彦の「赤いシリーズ」のようなベタなものが、もっと現代的に洗練された、ってところでしょうか。
赤いシリーズもそうでしたが、私の子供の頃のドラマやマンガには、記憶喪失や、実は血がつながった異母兄妹だった恋人というようなベタベタなネタがバンバン使われていて、私はそういうベタな内容が、ベタだと思っちゃいても、大好きでした。
年を取って、趣味や志向がだいぶが変わりましたが、根っこのところは変わらないようで、やっぱり私はミーハーで、今でもこういうベタなネタが好きだったりします@
そして韓国ドラマのBGMやミュージカルを通じて、音楽も私好みだと確信できました。
ミュージカルの舞台では、韓国語の歌詞は聴き取れず、字幕に頼らなければなりませんが、韓国人キャストの歌唱力はすばらしいです。
ダンスも、主役も脇もエネルギッシュで、機敏に動き、とても満足できました。
日本人のミュージカルを見る機会の方が圧倒的に多いので、歌唱力がいまいちなキャストを見かけることが多いのは仕方がないし、これといって踊りのないミュージカルがあってがっかりしたこともあったけれど、いや〜このままだと負けちゃうぞ〜。
今回観劇した韓国オリジナル・ミュージカル「兄弟は勇敢だった?!」は、タイトルはどうやらアメリカ映画のパクリらしいのですが、中身は映画と全く違うようです。
もっとも元のアメリカ映画のあらすじをチェックしてみると、なるほど元ネタだなぁと思えました。
これを、韓国でいま大人気だという作家・演出家のチャン・ユジョン女史が料理すると、ああなるのか、ってかんじ。
今回の作品では、韓国の伝統───特に葬式の様子も垣間見られたのも興味深かったです。
※1953年アメリカ制作の「兄弟はみな勇敢だった(All the Brothers were Valiant)」のあらすじをチェックしたWeblioのサイト。
http://www.weblio.jp/content/%E5%85%84%E5%BC%9F%E3%81%AF%E3%81%BF%E3%81%AA%E5%8B%87%E6%95%A2%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F
※アミューズ・ミュージカル・シアターの公式サイト
http://amuse-musical-theatre.jp/
<これまでの劇場シリーズの旅行記(観劇感想付き)>
東京宝塚劇場(有楽町)
2006年3月:宝塚「ベルサイユのバラ<アントワネットとフェルゼン編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/
2006年4月:宝塚「ベルサイユのバラ<オスカルとアンドレ編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/
東京文化会館(上野)
2006年5月:ボリショイ・バレエ団「バヤデール」
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/
2011年1月:ベルリン国立バレエ団「シンデレラ」
「観劇ついでに新春の上野公園(4)東京国立博物館で日本の美の源流をふり返る」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10538004/
2011年5月:バーミンガム・ロイヤルバレエ団「眠りの森の美女」
「観劇前に、上野公園でパンダお菓子とパンダグッズ三昧!」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10571306
2012年3月:モンテカルロ・バレエ団のマイヨー版「シンデレラ」
「一眼レフで捉えた夜のバレエ観劇会場の東京文化会館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10652883
新国立劇場(初台)
2007年3月:オペラ「さまよえるオランダ人」
「今宵は初台の新国立劇場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
2008年12月:バレエ「シンデレラ」
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/
2010年5月:バレエ「ガラントゥリーズ&カルミナ・ブラーナ」
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457799/
2010年6月:オペラ「カルメン」
「新国立劇場の3階客席からオペラ「カルメン」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469761/
2011年1月:バレエ「ラ・バヤデール」/2月:オペラ「夕鶴」/5月:バレエ「アラジン」/6月:オペラ「蝶々夫人」&バレエ「ロメオとジュリエット」
「2010/2011年シーズン後半の新国立劇場バレエ・オペラ観劇時のロビーの生け花写真コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10579477
2012年11月:オペラ「トスカ」
「新国立劇場の2階客席からオペラ「トスカ」を鑑賞〜ちょっぴりクリスマス・デコレーションと2階客席外廊下から見下ろしたロビー」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10728564/
新橋演舞場(東銀座)
2007年3月:ミュージカル「阿国」
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/
国立劇場・小劇場(半蔵門)
2007年5月:文楽「絵本太閤記」
「国立劇場で文楽を見たよ@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/
国立劇場・大劇場(半蔵門)
2009年6月:歌舞伎「歌舞伎のみかた/華果西遊記」
「歌舞伎の西遊記を観に行こう!───国立劇場の大劇場は日本画の宝庫@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10349807/
2011年12月:歌舞伎「元禄忠臣蔵」
「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10629880
帝国劇場(有楽町)
2007年12月:ミュージカル「モーツアルト」
「帝国劇場でミュージカルを見よう」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/
2011年8月:ミュージカル「三銃士」
「東京みやげを買いたくなる帝国劇場───帝劇開場100周年記念のミュージカル「三銃士」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10591281
2011年12月:ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」
「帝国劇場でミュージカルを見よう第3弾───帝劇開場100周年記念最後の公演ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」再び」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10626593/
東京国際フォーラム(有楽町)
2007年12月:国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」(ブルメイステル版)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/
2011年9月:ミュージカル「ドラキュラ」
「スタイリッシュな東京国際フォーラムで、あまりに美しかった女ドラキュラのミュージカル」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598932
東京芸術劇場(池袋)
2008年1月:ミュージカル「妊娠させて!」
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/
劇団四季・自由劇場(浜松)
2008年3月:ミュージカル「赤毛のアン」
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10228045/
2012年12月:ミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター・ジャポネスクバージョン」
「こじんまりした劇団四季「自由劇場」で「ジーザス・クライスト=スーパースター・ジャポネスクバージョン」観劇&浜松町駅近辺のイルミネーションをちょっとだけ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10733915
劇団四季・海劇場(新橋)
2009年11月:ミュージカル「アイーダ」
「ちょっとだけクリスマス・イルミネーションの汐留の四季劇場「海」でミュージカル「アイーダ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10401655/
劇団四季・夏劇場(大井町)
2010年10月:ミュージカル「美女と野獣」
「大井町の四季劇場「夏」でこけら落とし公演「美女と野獣」を見に行こう!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10515432
赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)
2008年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/
2011年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「クリスマス恒例のバレエ「くるみ割り人形」観劇ナイトのイルミネーション散策(2)赤坂サカスと赤坂ACTシアター編」(※イルミネーションの写真が主役)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10631357/
マッスルシアター(渋谷)
2009年9月:マッスルミュージカル「祭(MATSURI)」
「残暑厳しい9月の連休にマッスルミュージカルを見に行きました@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10378257/
新ビッグトップ(原宿)
2009年12月:シルク・ド・ソレイユ「コルテオ」
「一度は当日公演中止の憂き目にあったシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」リベンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10405973/
2011年3月:シルク・ド・ソレイユ「クーザ」
「シルク・ド・ソレイユ「クーザ」───原宿ビックトップで開演前にパチパチ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10551341
紀尾井ホール(麹町)
2010年7月:ニュー・オペラ・プロダクション「末摘花」
「真夏の夜の紀尾井ホールで女だけのオペラ「末摘花」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10484515/
彩の国さいたま芸術劇場(与野本町)
2010年8月:音楽劇「ガラスの仮面〜二人のヘレン」
「なつかしの「ガラスの仮面」を久しぶりの彩の国さいたま芸術劇場で観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10494901/
ゆうぽうと(五反田)
2010年10月:谷桃子バレエ団「レ・ミゼラブル」
「60周年記念公演で花に飾られた五反田ゆうぽうと」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10512012
国立能楽堂(千駄ヶ谷)
2010年11月:狂言「鳴子」&能「俊寛」
「ベールを脱いだ能舞台にワクワク@───能・狂言鑑賞に初チャレンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10522513
東京ディズニーランドZEDシアター(舞浜)
2011年8月:シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」
「東京ディズニーランド常設のシルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」観劇で終えた夏」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598371/
渋谷文化村オーチャードホール(渋谷)
2012年1月:ウクライナ国立オデッサ歌劇場オペラ「イーゴリ公」
「劇場撮影はやっぱりコンデジの出番!───渋谷文化村オーチャードホールでオペラを鑑賞した夕べ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10638443
シアター1010(センジュ)(北千住)
2012年7月:ミュージカル座「ひめゆり」
「北千住のシアター1010(センジュ)でミュージカル「ひめゆり」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10686099/
東急シアターオーブ(渋谷)
2012年10月:来日公演ミュージカル「ロミオとジュリエット」
「フランス版ミュージカル「ロミオとジュリエット」は東急シアターオーブのこけら落とし公演」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10717302/
青山劇場(青山)
2012年11月:「青山劇場のロビーはファンタジック!〜その実、内容はシビアだったミュージカル「アリス・イン・ワンダーランド」」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10730796
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- 一人旅
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- 私鉄
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麻布十番駅からアミューズ・ミュージカル・シアターまでの地図
都営地下鉄南北線の麻布十番駅の改札を出てから、7番出口まで遠かったです!
この地図は大江戸線の麻布十番駅の改札のすぐ外にあったものですが、「六本木ブルーシアター」とあるのが、アミューズ・ミュージカル・シアターの場所だと思います。
言われてみれば、箱のような劇場の建物は、ブルーだったような……。 -
目印となる東洋英和女学院大学院法人事務局の建物
江戸は山がちだったんだなぁ、と実感できる、ものすごい急な鳥居坂を上がっていくと、まもなくこのクラシカル・ビューティーな建物が見えてきます。
このお向かいが……。 -
アミューズ・ミュージカル・シアターの駐車場入口
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誘導コーンで作られた歩行者専用通路を通って
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どうやらシアターの裏側からアクセスしているよう
プレハブの建物のようだった昔の赤坂Actシアターを連想しました。
いまの赤坂Actシアターはずいぶんおしゃれになりましたけどネ。 -
外トイレかと思った喫煙所
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六本木ヒルズのビルが見える
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やっと到着したシアター入口
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入口の向かって左にあった当日券売り場
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シアターの入口
チケットもぎりの兄ちゃんは1人で間に合っていました。
ちょうど開演時間30分前の18時半に到着したのですが、それほど混んでいませんでした。 -
ロビー側から見た入口の様子
もぎりのお兄さんが化け物みたいにぶれてしまって、あしからず。 -
ロビーの韓国紹介コーナー
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韓国紹介コーナーの献花、ならぬ献木?
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韓国紹介のパネルとリーフレット
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韓国観光公社のリーフレット
韓国旅行をしたのは、1990年に一回っきりです。
妹と2人で1週間、ソウルと慶州と釜山を旅行しました。
日本で韓国ブームになるずっと前です。「冬ソナ」よりも前です。
あれから随分変わっているでしょうねぇ。 -
ロビーにあった、シアター・コンセプトの説明パネル
韓国ミュージカルが盛んになってきているのは、来日公演が増えたことからも感じていましたが、「アジアのオフ・ブロードウェィ」と呼ばれるような大学路(テハンノ)の存在は知りませんでした。
本日の公演チケットは2週間くらい前にとったのですが、シアターへのアクセス方法とこのミュージカルに関する記事をぐぐって読んでいるときに、初めて知りました。
そういった記事から、このシアターはてっきり韓国ミュージカル専門シアターかと思いこんでいたのですが、これを読むと、まず初年は韓国の大学路(テハンノ)の小劇場のミュージカルを中心に紹介するけれど、ターゲットは韓国ミュージカルに限られないようです。 -
物品やパンフレット販売コーナー
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パンフレット見本や商品ショーケース
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商品はなぜかスカーフが多かった@
品数は少なくて、主な商品はTシャツとスカーフくらいでした。 -
奥のカフェコーナー
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ロビーから客座の様子
客席は撮影禁止ですが、ここからなら大丈夫よね。
客席のイスは、オフィスの重役席のように座り心地のよいイスでした。 -
座席図
今回は6列目の真ん中の席がとれました。
舞台が近くて、演じている俳優さんたちの細かな表情の動きまでばっちり見えました。
ただ、出演者と視線がからむかんじがするので、目のやり場に困ってしまうことはあるんですけどネ。 -
カフェ・カウンターと出演者のパネル写真
ホットコーヒー300円、アイスコーヒー400円。劇場値段ですな。
ウーロン茶400円っつーのはちょっとねぇ。 -
観劇前にカフェで韓国のおやつを食べてみる
300円です。 -
中はハチミツたっぷり!
焼きたてなので、中の蜜がとろ〜っとたれやすくなっていました。
もちもちした薄焼きのどら焼きの中身を蜜にしたようなかんじ?
でも、くせがなく、味になじみがあり食べやすくて、美味しかったです。 -
兄弟役のダブルキャストとヒロインのパネル写真
本日の兄弟役は向かって右の2人だったのですが、舞台とこの写真とではずいぶん印象が違っていました。
<作品解説>
UTRAVELNOTEから引用
http://www.utravelnote.com/seoul/play/kyoudaiwayuukanndatta
「2008年春に大学路で初演され、観客が選ぶ一番人気のあるミュージカルに選ばれました。
2008年冬、2009年春にもリバイバル公演され、2010年春には人気アイドルグループSHINeeのメンバー「オニュ」がキャスティングされ話題になり、日本からも多くのファンが訪れました。
観客に笑いと感動、そして暖かい気持ちを与えてくれるこの作品は、韓国のオリジナル作品であり、日本を始め、海外のミュージカルファンから注目されています。
慶北(キョンブク)、安東(アンドン)を背景に、洗練された舞台セットで繰り広げられる、多様なジャンルの歌と俳優の熱演を通じて、一瞬も目を離せないようなステージが繰り広げられます。」 -
公演ポスター/リピーター券案内
上は兄役のダブルキャスト、下は弟役のダブルキャスト。
私が見た公演は後半キャストで、どちらも向かって右。
<登場人物紹介>
UTRAVELNOTEから引用
http://www.utravelnote.com/seoul/play/kyoudaiwayuukanndatta
兄:イ・ソクボン(36歳)
「長男。未婚男性。自分が宗家の子孫という事実に、自負心と負担感を同時に持っている人物。
弟のジュボンに比べ、明晰でないことにコンプレックスがあり、弟の大学登録金などにお金がかかったことに対してスネている。
事業失敗後は失業者。性格は優柔不断なほらふき。」
弟:イ・ジュボン(31歳)
「次男。カッとする性格である。プライドが高く、他の人々の前で頭を下げることができない。
次男という理由で差別のある待遇を受けたと考えていて、兄を好まない。
父やまわりの大人達のせいで結婚に失敗したという気持ちを、心の中に抱いている。
受験生と言ってはいるが、事実は単なる失業者。」 -
ヒロイン役は8月24日からこちらの方
最初のヒロイン役の俳優さんが小柄で可愛いタイプなのに対して、こちらは背が高く面長で少しきつめの美女。
でも、第1幕での、神秘的で謎が多いけれど、どこか壊れたような美女役の雰囲気にぴったりでした。
それが第2幕になったら、韓国の伝統的な貴族の両班の本家の奥さんとして奮闘する、奥ゆかしい女性のイメージにもぴったりでした。
演技力も歌唱力もバツグンでした。 -
カーテンコールで踊る出演者たち
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伝統的な衣装を着た一族の家長代わりの叔父さん役
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メアリ・ポビンズみたいにいつも傘をもって登場したヒロインの謎の美女
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すっとぼけた美女も、情の厚そうなお母さん役もこなした女優さん
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最後にほろりとさせてくれた、お父さん役
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ヒロイン役、美人〜
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眼鏡が似合っていた弟役
ロビーのパネル写真より、こっちの方がずっといい〜@ -
兄弟役そろって
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田舎のお屋敷のセットと出演者全員
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兄弟役に注目
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握手〜
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抱き合う〜
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舞台全体と出演者全員勢揃い・その1
<あらすじ>
UTRAVELNOTEから引用
http://www.utravelnote.com/seoul/play/kyoudaiwayuukanndatta
「お互いに何をやってもうまくいかない兄弟、ソクボンとジュボン。
母の死を父のせいだと感じていた二人は、もう3年も家を離れていたが、父の訃報を受け、故郷の安東(アンドン)に戻ってくる。
久しぶりに顔を合わせた兄弟は、顔を合わせるやいなや、昔のどうでも良いような話で言い争いをはじめる…。
久しぶりに会った親戚達は、お化けが出るから丑三つ時までには必ず寝なさいと、小心者の兄弟を怖がらせる。
そんな中、真夜中に見たこともないような美しい女性オ・ロラが二人のもとを訪れる。法律事務所で働くオ・ロラは、二人の父がなくなる前にロト1等に当選し、そのロトの紙を最初に見つけた人がすべての得ることができるという遺言を残していたことを伝える。
ロトの当選金と美しい女性オ・ロラを手に入れ、新しい生活を送るという夢を膨らませ、ラブサバイバルを繰り広げる兄弟。
果たして思い通りになるだろうか?」 -
舞台全体と出演者全員勢揃い・その2
-
カーテンコールでアンコールのダンス・その1
-
カーテンコールでアンコールのダンス・その2
<ひとりよがりのざっくり感想>
泣けました。
親の心、子知らず。
見えていることだけが真実ではない。
みんな言えないことを抱えている。
最後のフレーズは、ラストに見つかった兄弟の父親の遺言なのですが、「それでも、愛していると言わなかったことは後悔している」というくだりでは、涙がにじみ出てきてしまいました。
このあたりは、欧米人には分かるのかな〜とか思ったりしました。
このお父さんの人物像も。
田舎で伝統を守るだけしか脳がない寡黙な頑固親父と思っていたのが、実は愛情豊かで、妻や子のことで心を痛め、田舎のさまざまな伝統にしばられることををほんとうは負担に重い、息子たちには同じ思いをさせたくないと思っていたなんて。
日本人ならピンときやすいでしょう。
こういうところではお隣の韓国と日本の気質の近さを感じました。理解しやすいと思いました。
しかし見ていて思いました。
私の視点は、主人公である兄弟ではなく、その両親や、彼らの不義を責める田舎のおじさんおばさんたちに近いかも〜と。
兄弟は必死に生きているつもりですが、自分たちの人生がうまくいかないのを、田舎の堅苦しい因習のせいにしているくせに、事業に失敗したり、保釈金のために、ちゃっかり金を無心したり。
ほんとの自分はこんなんじゃないはずだ、と夢を見ているようなところが、うわぁ、青い〜と思ってしまいました。
兄は長男の義務を重みに感じて、自由な弟をうらやみ、弟は次男ということでいろいろ次点にされることで兄をうらみ……。
2人とも親に向かって分かったような口をきいて反抗し……。
私自身も自分の若い頃をふりかえったら、似たようなことはありました。
あのとき、両親や親世代の人たちは、若かりし自分には見えていないことがもっとあったんだろうなぁということが、自分がその世代になってつくづく分かった気がします。
兄弟も、いがみあってばかりでなく、逃げてきた故郷に残した母の死の真実や、父の思いを知って和解できて、これから今まで見えなかったことがどんどん見えてくるでしょう。
ということを考えながら見ていたラストでは、しめつけられるような気持ちになりました。
でも前半はとことん楽しませてくれて、心にくい作品でした。
前半のギャグは、半分ぼけた大叔父さんの言い間違いによるものは、やはり字幕で見ていると全然面白くなかったです。
でも、真夜中に現れた謎のヒロインの、ずれっぷり───早くに幽霊だろうと思っていたので納得しながら見ていましたが、あれはすごく面白かったです。
私もあのあたりから、気分がのった気がします。
兄弟げんかも、いい年をして子供みたいに他愛なくて、第三者として見ている分には笑えました。
子供の他愛ないけんかだとしても、親や家族はイライラしちゃうんだろうと思いますけど、完全な第三者は、一人っ子よりは豊かなコミュニケーションがはぐくまれていいじゃない、などと余裕な目で見ていられるものです。
はい、他人は気楽なものです。
しかし、兄弟役の俳優のお2人さん、けんかのとき、はじめは素で笑っていた気もします@
小さな劇場で知名度もまだなのか、空席もちらほらありました。
どうやらコアなファンは後ろの方に固まっていたようで、はじめのうち、もっぱら後ろの方からばかり笑いがあがっていました。
脇を固めた俳優さんたちも歌も踊りも演技も見事でした。
小劇場で上演されていたものだから、もともと出演者は多くなく、男性陣は兄弟2人を含めてたしか6人、女性陣はヒロインを含めて4人でした。
そのくらいこぢんまりしたミュージカルの舞台は見たことがあって、脇の人々はいろんな役をこなしていますが、今回は、いつ着替えたの!?ってくらい、変わり身の速さも見事でした。 -
そして、観劇後───シアター前に見える六本木ヒルズのビル
六本木駅からも帰宅できますが、往路にせっかくがんばって麻布十番駅からあの急な鳥居坂を上ったんです。
帰りにぜひ、あの坂を下らなくちゃ! -
六本木を背に見た、シアターの建物
思いっきりハコ。
壁はたぶんブルー。 -
鳥居坂方面に見えた、カラフルなライトアップのスカイツリー
おわり。
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