2012/01/14 - 2012/01/14
652位(同エリア1071件中)
まみさん
一眼レフを構えると、全身で「私、写真、撮ってます!」と主張しているよう。
やはりシチュエーションによっては大げさで、気恥ずかしくて、とても無理。
実際にはコンデジであっても、他人から見れば、写真を撮っている行為には変わりないと思いますが。
でも、一眼レフをカシャカシャやるよりは、コンデジの方がまだ、居合わせた人もスルーしてくれるような気がするのは……錯覚かな。
渋谷文化村のオーチャードホールで、ウクライナ国立オデッサ歌劇場のオペラ「イーゴリ公」鑑賞中の休憩時間。
キエフ・ルーシ時代の12世紀の中世ロシアの、私好みのエキゾチックな舞台と民族性のある音楽に、いつも以上にハイテンション!
そしてこのホールで観劇するときにいつも楽しみにしているスペイン産の生ハムに、またありつけたから@
その生ハムの写真やら、ロビーの写真やら、はたまた文化村のステキなショーウィンドウ・ディスプレイやら、いろいろ撮影したくなってしまいました。
たぶん、昼間の一眼レフに慣れるための試し撮りの散策が、2時間では足らなかったからでしょう。
でも、さすがに一眼レフは取り出せませんでした。
いくらなんでもプレス関係者でもない限り、劇場のロビーやカフェで一眼レフを構えていたら、浮いてしまいそう。
こういうときはやっぱりコンデジの出番ですね!
渋谷文化村公式サイト
http://www.bunkamura.co.jp/
<これまでの劇場シリーズの旅行記(観劇感想付き)>
東京宝塚劇場(有楽町)
2006年3月:宝塚「ベルサイユのバラ<アントワネットとフェルゼン編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/
2006年4月:宝塚「ベルサイユのバラ<オスカルとアンドレ編>」
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/
東京文化会館(上野)
2006年5月:ボリショイ・バレエ団「バヤデール」
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/
2011年1月:ベルリン国立バレエ団「シンデレラ」
「観劇ついでに新春の上野公園(4)東京国立博物館で日本の美の源流をふり返る」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10538004/
2011年5月:バーミンガム・ロイヤルバレエ団「眠りの森の美女」
「観劇前に、上野公園でパンダお菓子とパンダグッズ三昧!」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10571306
新国立劇場(初台)
2007年3月:オペラ「さまよえるオランダ人」
「今宵は初台の新国立劇場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
2008年12月:バレエ「シンデレラ」
「クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10296524/
2010年5月:バレエ「ガラントゥリーズ&カルミナ・ブラーナ」
「観劇前にゴールデンウィークの新宿御苑!───記念に楽羽亭でお茶をいただいた他、満開の八重桜「関山」と黄色い桜「鬱金」を愛でる」(※劇場写真は後半のおまけ)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457799/
2010年6月:オペラ「カルメン」
「新国立劇場の3階客席からオペラ「カルメン」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469761/
2011年1月:バレエ「ラ・バヤデール」/2月:オペラ「夕鶴」/5月:バレエ「アラジン」/6月:オペラ「蝶々夫人」&バレエ「ロメオとジュリエット」
「2010/2011年シーズン後半の新国立劇場バレエ・オペラ観劇時のロビーの生け花写真コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10579477
新橋演舞場(東銀座)
2007年3月:ミュージカル「阿国」
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/
国立劇場・小劇場(半蔵門)
2007年5月:文楽「絵本太閤記」
「国立劇場で文楽を見たよ@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/
国立劇場・大劇場(半蔵門)
2009年6月:歌舞伎「歌舞伎のみかた/華果西遊記」
「歌舞伎の西遊記を観に行こう!───国立劇場の大劇場は日本画の宝庫@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10349807/
2011年12月:歌舞伎「元禄忠臣蔵」
「クリスマスどころか早くも正月気分!?───12月の国立劇場で歌舞伎観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10629880
帝国劇場(有楽町)
2007年12月:東宝ミュージカル「モーツアルト」
「帝国劇場でミュージカルを見よう」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/
2011年8月:東宝ミュージカル「三銃士」
「東京みやげを買いたくなる帝国劇場───帝劇開場100周年記念のミュージカル「三銃士」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10591281
2011年12月:「帝国劇場でミュージカルを見よう第3弾───帝劇開場100周年記念最後の公演ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」再び」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10626593/
東京国際フォーラム(有楽町)
2007年12月:国立モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」(ブルメイステル版)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/
2011年9月:ミュージカル「ドラキュラ」
「スタイリッシュな東京国際フォーラムで、あまりに美しかった女ドラキュラのミュージカル」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598932
東京芸術劇場(池袋)
2008年1月:ミュージカル「妊娠させて!」
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/
劇団四季・自由劇場(浜松)
2008年3月:ミュージカル「赤毛のアン」
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10228045/
劇団四季・海劇場(新橋)
2009年11月:ミュージカル「アイーダ」
「ちょっとだけクリスマス・イルミネーションの汐留の四季劇場「海」でミュージカル「アイーダ」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10401655/
劇団四季・夏劇場(大井町)
2010年10月:ミュージカル「美女と野獣」
「大井町の四季劇場「夏」でこけら落とし公演「美女と野獣」を見に行こう!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10515432
赤坂ACTシアターと赤坂サカス(赤坂)
2008年12月:K-Companyバレエ「くるみ割り人形」
「イルミネーションの赤坂サカスでバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10297306/
マッスルシアター(渋谷)
2009年9月:マッスルミュージカル「祭(MATSURI)」
「残暑厳しい9月の連休にマッスルミュージカルを見に行きました@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10378257/
新ビッグトップ(原宿)
2009年12月:シルク・ド・ソレイユ「コルテオ」
「一度は当日公演中止の憂き目にあったシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」リベンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10405973/
2011年3月:シルク・ド・ソレイユ「クーザ」
「シルク・ド・ソレイユ「クーザ」───原宿ビックトップで開演前にパチパチ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10551341
紀尾井ホール(麹町)
2010年7月:ニュー・オペラ・プロダクション「末摘花」
「真夏の夜の紀尾井ホールで女だけのオペラ「末摘花」を観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10484515/
彩の国さいたま芸術劇場(与野本町)
2010年8月:音楽劇「ガラスの仮面〜二人のヘレン」
「なつかしの「ガラスの仮面」を久しぶりの彩の国さいたま芸術劇場で観劇」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10494901/
ゆうぽうと(五反田)
2010年10月:谷桃子バレエ団「レ・ミゼラブル」
「60周年記念公演で花に飾られた五反田ゆうぽうと」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10512012
国立能楽堂(千駄ヶ谷)
2010年11月:狂言「鳴子」&能「俊寛」
「ベールを脱いだ能舞台にワクワク@───能・狂言鑑賞に初チャレンジ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10522513
東京ディズニーランドZEDシアター(舞浜)
2011年8月:シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」
「東京ディズニーランド常設のシルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」観劇で終えた夏」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10598371/
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2階座席のロビー(ホール全体としては3階ロビー)から見下ろしたところ
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1階後方座席の吹き抜けロビー(ホール全体としては2階ロビー)を見回して
左手の上のロビーが、さきほどの撮影位置です。 -
カフェではスペイン産生ハムをその場で切り分けて販売中
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見ているだけで唾が出そう@
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香草と一緒で、一皿500円
値段は劇場価格かもしれませんが、観劇の合間の休憩時間にちょっと口にするというシチュエーションもオプションといえるので、毎度、ついつい@ -
そして観劇後に1階ロビーに降りてきたところ
今回はクロークに荷物を預けなかったので、クロークの前は素通りできます。 -
さくさくと客をさばいたクローク
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オーチャードホールを出て
うーん、今回、ホール内外に装飾はほとんどありませんでした。
華やかなときには、さきほどのロビーやこの玄関に生け花などが飾られているのに。 -
オーチャードホール入口前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その1
ここは時々入れ替えがあるので、いつもどんなディスプレイか、ひそかに楽しみだったりします。 -
オーチャードホール入口前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その2
公演に関係のあるディスプレイのときもあるけれど、最近はショーウィンドウだけで独立したテーマになったみたい。 -
オーチャードホール入口前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その3
贈り物は、する方法もウキウキします@ -
あのエスカレーターで下に降りよう
オーチャードホールの下のフロアはコクーンシアター、グランドフロアーはカフェレストランや書店、ショップ、ギャラリーがあります。
そして地下は、ザ・ミュージーアムです。
ここは完全な吹き抜けなので、雨天時には雨が吹き込むという不便さがあったりします。 -
カフェレストラン「ドゥマゴ」のオープンテラス席を3階の真上から見たところ
昔は文化村といったら、たいていザ・ミュージーアムに用があったものですが。 -
カフェレストラン「ドゥマゴ」のオープンテラス席を真上から2階から見たところ
いまは文化村に来るのは、ほとんどオーチャードホール目的。 -
音楽をテーマにしたグッズがたくさんあるショップ
ちょっと覗いてみましょ@ -
ぱっと目を引いたかわいいリングドール
指輪をかける陶製の置物。
はじめリングはリングでもベルの方かと思っちゃった@ -
シルバー色のペーパーナイフとルーペとペーパーウェイト
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ポストカードホルダーやペンホルダー
グランドピアノにはきちんとペダルも描かれています。
そして、ペダルのそばには、ネコのシルエット@ -
楽譜とクマちゃんポーチとおしゃれなブックカバーなど
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楽団クマちゃんとモーツアルト
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音符と鍵盤のクリップやマウスパット
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ちょっとした休憩タイムをおしゃれに過ごしたいときは
ロビーラウンジはいかが?
ケーキセットが987円。ちょっと高いけれど、もともと文化村や東急本店界隈の表通りは全体的に物価が高いですものね。 -
ロビーラウンジのカウンター
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文化村ギャラリーではリトグラフのアート・バザール開催中
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文化村ボックス・ギャラリーではM. C. エッシャー展
だまし絵の画家エッシャー(1898-1972)は、前にここ文化村のザ・ミュージーアムで見た「だまし絵」展ではじめて知りました。
といっても、いくつかの有名な絵は、画家の名前を知らなくても、見知っていました。
ここは、展示販売会というかんじでした。
ちょっとだけお買いもの@ -
入口に掲げられたエッシャー展の看板
ボックス・ギャラリーのオープニング展でしたか。
ここは前は、おしゃれな輸入雑貨のショップが入っていましたが、閉店してしまったようです。 -
エッシャー展で買ったもの
クリアフォルダーと、ポストカード3枚。
どれも、楽しいだまし絵(トロンプ・ロイユ)。 -
インフォメーション・カウンターに飾られた胡蝶蘭の裏からエントランスに向かって
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文化村のインフォメーション・カウンターに
カウンターのお姉さんたちの視線がこっちに合ってます@ -
エントランスの外から
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エントランス前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その1
こちらは音楽がテーマ。 -
エントランス前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その2
文化村通りから道元坂下のスクランブルにかけての模型。
東急グループゆかりの建物群かな。 -
エントランス前のショーウィンドウ・ディスプレイ・その3
本がテーマ。
1階のカフェレストラン「ドゥマゴ」のとなりのブックショップは、アート系の書籍が充実していて、前はよく買いものしたものです。
いまは……そこで買った本を含めて、家の中に、まだ読み終わってない本がいっぱいあるから(苦笑)。
そしてこの後は、JR渋谷駅まで戻る道すがら、一眼レフを取り出して、渋谷の夜景を撮影しました。
その写真は次の旅行記「一眼レフを持って夜の渋谷を撮ろう!」にて。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10638603 -
本日のオペラのウクライナ国立オデッサ歌劇場の「イーゴリ公」のチラシとキャスト表
上演時間は休憩20分を含めて、約2時間50分です。
休憩時間を含めてだいたい2時間くらいのバレエ観劇の方が慣れている私にとって、オペラはいつも少し長く感じますが、今回のオペラ「イーゴリ公」ではそんなことはなく、ずっと惹きつけられました@
ボロディン作曲のこのオペラには、思わず口ずさみたくなる、とてもステキな歌があります。
よく上演されるオペラとは言い難いけれど、聞き覚えのある有名な曲がいくつも含まれていると思います。
でも私自身はバレエを含めて、この「イーゴリ公」を何度も見ています。
オペラとしては3度目です。
1度目は2007年にウクライナのキエフ・オペラで、2度目は、2008年にロシアのレニングラード・オペラで、会場は今回と同じくオーチャードホール。
それからバレエの方も、全幕を少なくとも1回、そして2幕目の有名な「韃靼人の踊り」だけをガラ公演などで2回ほど。
聞き覚えのある音楽がたくさんあったのは、そのせいかしら?
と思ったけれど、初めてこのオペラを鑑賞したときの昔の自分の感想をひっくりかえしてみると、聞き覚えのある有名な音楽がたくさんあった、と書かれてあったので、やはりそうなのだと思います。
もう何度も観劇していると、そういうのがごっちゃになってきてしまいます@
あとでよく調べたところ、CMに使われたことのある音楽もありました。
すでに何度か鑑賞しても、やっぱりまた鑑賞してしまったのは、それだけミーハーな私のツボにはまる舞台・衣装・演出、そして音楽だからでした。
舞台美術では、イーゴリ公の領土のプチーブリの場面では、たゆみなく流れる大河が、ロシア美術史の中で日本を含めておそらく世界的にとても人気のある移動派あたりの、雄大なロシアの自然を描いたロシア絵画を眺めているようでした。
金糸の刺繍をちりばめたエキゾチックな衣装は垂涎の的。
歌劇団が違えば舞台美術も衣装も、中世ロシアをイメージさせる似た傾向でありながらガラッと違うので、初めて見る舞台も同様で、新鮮です。
作曲家のボロディンは、チャイコフスキーと同時代人ですが、ムソルグスキーやコルサコフとあわせて、19世紀後半にロシアの民族主義的な音楽を作曲した「五人組」の1人です。
この「イーゴリ公」はそういわれて納得できる、とても民族性が感じられる音楽です。
それも私のドツボにはまりまくり@
あらすじと、場面ごとの感想はざっくり書くとこんなかんじになります。
第一幕第一場
イーゴリ公のポロヴェツ人征服を阻むための出征なのに、皆既日食という不吉な現象に見舞われる場面と、留守を任されたはずの彼の義兄のガリツキー公(バス)が、イーゴリ公の留守にしたい放題の狼藉を働き、娘たちをさらったりして、領民達を困らせている場面。
歌手たちも合唱もオーケストラも、はじめから調子が良かったと思うのに、会場はシーンと静まりかえっていて、独唱が終わっても、拍手はぱらぱら。
しかけた私も、シーンとした会場で浮きそうになったのでやめました。
ただ、私も含め、日本の観光客は、はじめからハイテンションにならないことはよくあります(私が感激してきた限りにおいてですが)。
でも、第二幕からは拍手が上がりはじめ、それからははずみがついたように、拍手もブラヴォーのかけ声もよく上がりました。
第一幕第二場
最初のイーゴリ公の帰りを待つ若き後妻のヤロスラーヴナ(ソプラノ)の悲しげな独唱がハイライトでしょう。
不吉な予感にさいなまれてイーゴリ公を心配する歌なので、静かに哀愁がこもった、きれいな独唱でした。ソプラノ歌手にしては、珍しく(?)、歌詞の言葉が聞き取りやすい歌い方でした。
といっても、ロシア語の歌詞が聞き取れたからといって分かるわけではないのですが。
そのあと、ガリツキー公に娘をとられた母親たちがヤロスラーヴナにガリツキーをいさめるように懇願する合唱、そして好き勝手を言うガリツキーをヤロスラーヴナが毅然とたしなめる場面が続き、イーゴリ公が負けて捕虜になったという知らせに絶望する場面で幕を閉じます。
第二幕第一場
イーゴリ公は負けて、ポロヴェツ人の捕虜になっていて、そのポロヴェツ人のキャンプの場面。
前半は、ポロヴェツ人の将軍コンチャク汗(バス)の娘コンチャーヴナ(コンチャックの娘って意味の名前(苦笑))とひそかに恋仲になったイーゴリ公の息子のウラジーミルが逢い引きしているところで、2人のデュエットです。
この息子と娘の歌手の方は、良い悪いは別として、イーゴリ公やヤロスラーヴナよりも体格も歌も貫禄がありました@
後半は、捕虜のばずだけどポロヴェツ人の将軍に英雄と認められて客人の扱いを受けているイーゴリ公と、憂鬱なイーゴリ公をもてなすポロヴェツ人の宴。
コンチャク汗の歌手はやや独特な声をしていました。バスのはずですが、その声音から、テノールかと思ったくらいでした。
そしてこの場面で、有名な「韃靼人の踊り」が入るのですが、本当はポロヴェツ人の踊りなのです。
この宴のシーンはバレエなので、とても気に入っています。何度見ても、エキゾチックでかっこいいです。
第二幕第二場
なぜか領地に帰還できたイーゴリ公と、それをヤロスラーヴナや領民・宮廷人たちが喜ぶ場面。
そして再びポロヴェツ人の侵入を阻もうと意気揚々なイーゴリ公。
でも、ストーリィとしては、「遠征物語」の中からへんにつまみ食いして、すっ飛ばしているせいか、つっこみどころがありすぎて、とっても変でした。
だいたいイーゴリ公が最後にどうやって捕虜の身から帰国できたのか、さっぱり分からないです。
その前の場面のイーゴリ公は、ポロヴェツ人の将軍にとらわれながらも、客人としてポロヴェツ人のキャンプで宴に招かれていたのに。
次の場面では、イーゴリ公の帰国を喜ぶシーンですから、ずっこけそうになりました(笑)。
(どうも1回目と2回目はそのあたりを気にする余裕がなかったようです。)
オペラもバレエも、ミュージカルや演劇などと違って、ストーリィそのものにはあまり意味を求めず、歌や踊りを披露するためのきっかけや、導入の材料として考えた方が無難だなぁと、改めて思いました。
と思ったけれど、本来はどうやらポロヴェツ人の陣営の宴の場面とイーゴリ公の帰還の間にもう一幕あるのですが、多くのオペラ上演「イーゴリ公」では省略されてしまうようです。
参考にした記事
http://www.prince-igor.jp/opera.html
(「韃靼人の踊り〜 歌劇『イーゴリ公』の世界」より)
バレエもオペラも「イーゴリ遠征物語」という叙事詩が原作です。
キエフ・ルーシ時代といえば、歴史の舞台はほとんどいまのウクライナなので、ウクライナの歌劇団が好んでレパートリーに加える気持ちは分かるような気はします。
ただし、叙事詩が残っているおかげでイーゴリ公は有名ですが、史実では、これといった戦績も実績も残していないようです。
まあ中世から近代にかけてのロシアは、いわば諸侯分立時代で、スラヴ系のロシア人が、次々やってくる他民族との勢力争いにあけくれていた時代なので、イーゴリ公が負けて捕虜になって、むしろ押され気味だったり、手を結んだりするのもよくあったようです。
原作の「イーゴリ遠征物語」とロシアの歴史・文学史上での意味などの解説は、こちらの記事が非常におもしろくて分かりやすかったです。
「木村彰一訳『イーゴリ遠征物語』(岩波文庫 赤601-1 1983年)」
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/igoreve.html
(「ロシア史のページ」より)
http://www.prince-igor.jp/slovo_o_polku_igoreve.html
(「韃靼人の踊り〜 歌劇『イーゴリ公』の世界」より)
おまけとして、なつかしのオデッサのオペラ座の写真はこちら。
ただし、ここでオペラやバレエを鑑賞したことがあるわけではありません。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18213657/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18213662/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第9日目(1)オデッサ:思った以上に美しい街並みに驚いたプリモールスキー並木通り近辺」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10411548/
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 横浜臨海公園さん 2012/01/19 02:59:30
- 歌劇イーゴリ公
- まみさま、こんばんは。
オーチャードグラス、完成してから早20年以上が経ってしまいましたね。
ところで、小生、イーゴリ公はCDでしか聴いた事がございません。
該オペラの中に佳曲があるとの事ですが、演目されなければ耳にすることも無く、フンパーディンク作曲の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」やフロトー歌劇「マルタ」の様に、全曲を聴けば必ず何処かで耳にしたアリアなりがあるのでしょうが、是非ともナマで観劇してみたいものです。
横浜臨海公園
- まみさん からの返信 2012/01/19 09:02:31
- RE: 歌劇イーゴリ公
- 横浜臨海公園さん、こんにちは。いつも見に来てくださってありがとうございます。
横浜臨海公園さんのコメントで、そーいえば、文化村ができて、大きな美術館ができたとよろこんだ随分昔のことを思い出しました@@
私も昔はオペラを図書館でCDを借りて聞いていました。
でも、歌詞ブックを見ながら聞くことはあまりなく、シチュエーションが分からないので物足りなさを感じていました。
いや、CDの方が曲に集中できますし、歌ってみたいと思う歌があれば、歌詞ブックを見ながら口ずさんだりしたことはありますが。
イーゴリ公のCDは聞いたことはなく、はじめから舞台でしたが、ポロヴェツ人のキャンプの韃靼人の踊りはやはり音楽だけでしょうか。
これは舞台で見るかDVDでないとさすがに味わえませんネ。お薦めしたいです。
来日公演だと字幕があるのが助かります。
舞台を見ていて、よく耳にしたアリアなどがあると、指で拍子を取ったり、心の中で鼻歌を歌いたくなります。知らない曲ばかりよりは確かに鑑賞していて楽しいです。
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