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2019年のゴールデンウィーク、平成から令和へ元号が変わる節目に、釧路空港から帯広駅まで西へ向かって走った2泊3日の自転車旅の記録です。2017年の羊蹄山一周以来となる北海道ツーリングで、「北海道旧212市町村完全走破」に向けて、今回は釧路市、白糠町、旧音別町、浦幌町、豊頃町、池田町、幕別町、帯広市の8市町村を走破しました。

平成最後の自転車旅 釧路から帯広へ (2/3)

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2019/04/29 - 2019/04/29

24位(同エリア38件中)

旅行記グループ 北海道旧212市町村完全走破

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Yohei

Yoheiさん

2019年のゴールデンウィーク、平成から令和へ元号が変わる節目に、釧路空港から帯広駅まで西へ向かって走った2泊3日の自転車旅の記録です。2017年の羊蹄山一周以来となる北海道ツーリングで、「北海道旧212市町村完全走破」に向けて、今回は釧路市、白糠町、旧音別町、浦幌町、豊頃町、池田町、幕別町、帯広市の8市町村を走破しました。

  • 朝7時30分、ホテルを出発。ホテルは朝食抜きのプランにしていた。なぜなら、和商市場で朝食を食べることを、この旅の楽しみの一つにしていたからだ。朝のウォーミングアップがてら釧路駅方面へ向かう。和商市場は釧路駅のすぐ南側にある。

    朝7時30分、ホテルを出発。ホテルは朝食抜きのプランにしていた。なぜなら、和商市場で朝食を食べることを、この旅の楽しみの一つにしていたからだ。朝のウォーミングアップがてら釧路駅方面へ向かう。和商市場は釧路駅のすぐ南側にある。

    釧路駅 駅

  • 朝8時、オープンと同時に和商市場へ入る。和商市場といえば勝手丼だ。まずご飯を買い、その丼を持って市場の中を歩く。店頭にはサーモン、イクラ、ホタテ、北寄貝など、宝石のような海産物がずらりと並んでいて、その中から好きなものを一切れずつ選び、ご飯の上に載せてもらう。

    朝8時、オープンと同時に和商市場へ入る。和商市場といえば勝手丼だ。まずご飯を買い、その丼を持って市場の中を歩く。店頭にはサーモン、イクラ、ホタテ、北寄貝など、宝石のような海産物がずらりと並んでいて、その中から好きなものを一切れずつ選び、ご飯の上に載せてもらう。

  • 北海道出身の私だが、北海道はとにかく広い。釧路まで来る機会はそう多くなく、勝手丼の本場で食べるのもこれが初めてだった。気分はほとんどインバウンド観光客で、財布のひもも緩む。サーモン、イクラ、北寄貝などを次々に盛り付けてもらい、朝からかなり豪華な海鮮丼が完成した。味はもちろんうまい。おそらく北海道完全走破の旅史上、もっとも豪華な朝ごはんになった。

    北海道出身の私だが、北海道はとにかく広い。釧路まで来る機会はそう多くなく、勝手丼の本場で食べるのもこれが初めてだった。気分はほとんどインバウンド観光客で、財布のひもも緩む。サーモン、イクラ、北寄貝などを次々に盛り付けてもらい、朝からかなり豪華な海鮮丼が完成した。味はもちろんうまい。おそらく北海道完全走破の旅史上、もっとも豪華な朝ごはんになった。

    和商市場 お土産屋・直売所・特産品

  • お腹も満たされたところで、今日の目的地である浦幌町へ向けてペダルをこぎ始める。本日の予定は約90km。国道38号を帯広・白糠方面へ進む。

    お腹も満たされたところで、今日の目的地である浦幌町へ向けてペダルをこぎ始める。本日の予定は約90km。国道38号を帯広・白糠方面へ進む。

  • 釧路駅周辺の市街地を抜け、新釧路川を渡ると右手に日本製紙釧路工場が見えてきた。大きな煙突や工場建屋が並び、あちこちから白い蒸気が上がっている。そして工場の近くを通ると、製紙工場独特の硫黄系のにおいが鼻に入ってくる。<br /><br />本州の人にとって釧路は水産業の街というイメージが強いかもしれないが、北海道に住んでいると製紙業の街という印象も強い。釧路には日本製紙や王子系の大きな製紙工場がある。道東の豊富な森林資源、紙づくりに必要な水、さらに原料の搬入や製品の出荷に使える釧路港がそろっていることが、製紙業が発達した理由なのだろう。自転車で工場の横を走ると、大きな建物だけでなく、においまで含めて「工業都市・釧路」を実感する。

    釧路駅周辺の市街地を抜け、新釧路川を渡ると右手に日本製紙釧路工場が見えてきた。大きな煙突や工場建屋が並び、あちこちから白い蒸気が上がっている。そして工場の近くを通ると、製紙工場独特の硫黄系のにおいが鼻に入ってくる。

    本州の人にとって釧路は水産業の街というイメージが強いかもしれないが、北海道に住んでいると製紙業の街という印象も強い。釧路には日本製紙や王子系の大きな製紙工場がある。道東の豊富な森林資源、紙づくりに必要な水、さらに原料の搬入や製品の出荷に使える釧路港がそろっていることが、製紙業が発達した理由なのだろう。自転車で工場の横を走ると、大きな建物だけでなく、においまで含めて「工業都市・釧路」を実感する。

    日本製紙釧路工場 名所・史跡

  • 道路標識には「浦幌61km」の文字。北海道東部を自転車で走るとなると一番心配していたのは風だったが、外へ出てみると思っていたほど強くない。国道38号は比較的平坦で、路肩も広い。「これなら結構楽に走れるかもしれない」。最初のうちは、そんなことを思っていた。

    道路標識には「浦幌61km」の文字。北海道東部を自転車で走るとなると一番心配していたのは風だったが、外へ出てみると思っていたほど強くない。国道38号は比較的平坦で、路肩も広い。「これなら結構楽に走れるかもしれない」。最初のうちは、そんなことを思っていた。

  • 阿寒川。阿寒川は、阿寒湖から流れ出して南へ下り、釧路市西部の大楽毛付近で太平洋に注ぐ。

    阿寒川。阿寒川は、阿寒湖から流れ出して南へ下り、釧路市西部の大楽毛付近で太平洋に注ぐ。

  • やがて白糠町に入る。カントリーサインに描かれているのは、白糠町の郷土芸能である白糠駒踊り。北海道を自転車で走っていると、市町村ごとにデザインの違うカントリーサインを見るのも楽しみの一つだ。車なら一瞬で通過する町境も、自転車の場合は「ここまで自力で来た」という小さな達成感がある。<br />

    やがて白糠町に入る。カントリーサインに描かれているのは、白糠町の郷土芸能である白糠駒踊り。北海道を自転車で走っていると、市町村ごとにデザインの違うカントリーサインを見るのも楽しみの一つだ。車なら一瞬で通過する町境も、自転車の場合は「ここまで自力で来た」という小さな達成感がある。

  • 空を見上げると、AIRDOの機体が飛んでいた。羽田から釧路空港へ向かう便だろうか。昨日はあちら側に乗って北海道へやって来たのに、今日は地上を自転車で西へ進んでいる。

    空を見上げると、AIRDOの機体が飛んでいた。羽田から釧路空港へ向かう便だろうか。昨日はあちら側に乗って北海道へやって来たのに、今日は地上を自転車で西へ進んでいる。

  • 白糠町と釧路市の境界線。道路の反対側には、昨日は撮影できなかった釧路市のカントリーサインもある。

    白糠町と釧路市の境界線。道路の反対側には、昨日は撮影できなかった釧路市のカントリーサインもある。

  • しばらく走ると、国道沿いに「ボートピア釧路」という大きな建物が見えてきた。競艇の場外舟券発売場だった施設らしいが、駐車場の入口にはチェーンが掛けられ、人の気配もない。すでに閉鎖されているようだ。広い駐車場と建物だけが残っていて、少し寂しい。調べてみると税金の滞納でも話題になった施設らしく、建物の撤去方針も決まっていないという。

    しばらく走ると、国道沿いに「ボートピア釧路」という大きな建物が見えてきた。競艇の場外舟券発売場だった施設らしいが、駐車場の入口にはチェーンが掛けられ、人の気配もない。すでに閉鎖されているようだ。広い駐車場と建物だけが残っていて、少し寂しい。調べてみると税金の滞納でも話題になった施設らしく、建物の撤去方針も決まっていないという。

  • その先にある道の駅しらぬか恋問で休憩。

    その先にある道の駅しらぬか恋問で休憩。

    道の駅 しらぬか恋問 道の駅

  • 道の駅には展望デッキが設置されていた。十勝方面を見渡す。ここから国道38号は海岸線に沿うように西へ延びていく。空は快晴で、海も青い。しかし周囲はまだ春というより冬の名残が強く、枯れ草色の原野が広がっている。左手に太平洋、右手に低い丘陵。その間を一本の国道が伸びている。観光地らしい華やかさはなく、民家も店も少ない。車が途切れると、聞こえてくるのは風とタイヤの音くらい。いかにも道東らしい、少し寂しい風景が続く。

    道の駅には展望デッキが設置されていた。十勝方面を見渡す。ここから国道38号は海岸線に沿うように西へ延びていく。空は快晴で、海も青い。しかし周囲はまだ春というより冬の名残が強く、枯れ草色の原野が広がっている。左手に太平洋、右手に低い丘陵。その間を一本の国道が伸びている。観光地らしい華やかさはなく、民家も店も少ない。車が途切れると、聞こえてくるのは風とタイヤの音くらい。いかにも道東らしい、少し寂しい風景が続く。

    道の駅 しらぬか恋問 道の駅

  • 1時間ほど走って白糠町の中心部に到達。時刻は10時19分。道路標識には「浦幌42km」。今日の工程もすでに半分近くを消化している。まだ午前10時過ぎで、脚にも余裕がある。かなりいいペースだ。

    1時間ほど走って白糠町の中心部に到達。時刻は10時19分。道路標識には「浦幌42km」。今日の工程もすでに半分近くを消化している。まだ午前10時過ぎで、脚にも余裕がある。かなりいいペースだ。

  • 白糠町といえば、しそ焼酎の鍛高譚で有名な町でもある。いまや本州の居酒屋やスーパーでも見かけるほど有名な焼酎になったが、そのふるさとを実際に自転車で走っていると思うと少し不思議だ。「タンタカ」はアイヌ語でカレイを意味する言葉で、鍛高譚という名前もカレイにまつわる物語に由来するという。町中には「鍛高譚のふるさと 白糠町」と書かれた大きな看板もあり、赤しそとカレイが描かれている。

    白糠町といえば、しそ焼酎の鍛高譚で有名な町でもある。いまや本州の居酒屋やスーパーでも見かけるほど有名な焼酎になったが、そのふるさとを実際に自転車で走っていると思うと少し不思議だ。「タンタカ」はアイヌ語でカレイを意味する言葉で、鍛高譚という名前もカレイにまつわる物語に由来するという。町中には「鍛高譚のふるさと 白糠町」と書かれた大きな看板もあり、赤しそとカレイが描かれている。

  • 白糠町の中心部を抜け、しばらく走ると道路沿いにログハウス風の変わった建物が現れた。「M7.8パネル館」という施設である。

    白糠町の中心部を抜け、しばらく走ると道路沿いにログハウス風の変わった建物が現れた。「M7.8パネル館」という施設である。

  • 中には平成5年の釧路沖地震をはじめ、北海道東方沖地震や十勝沖地震など、この地域で発生した大地震の概要や被害状況をまとめたパネルが並んでいる。釧路沖から十勝沖にかけては昔から大きな地震が多い地域だ。

    中には平成5年の釧路沖地震をはじめ、北海道東方沖地震や十勝沖地震など、この地域で発生した大地震の概要や被害状況をまとめたパネルが並んでいる。釧路沖から十勝沖にかけては昔から大きな地震が多い地域だ。

  • ツーリング中に偶然立ち寄った小さな施設だが、こういう場所でその土地の歴史を知るのも面白い。

    ツーリング中に偶然立ち寄った小さな施設だが、こういう場所でその土地の歴史を知るのも面白い。

  • パネル館を後にして再び国道38号へ。相変わらず太平洋沿いの寂しい景色が続くが、このあたりから風が徐々に強くなってきた。最初は横から吹いていた風が、道路の向きが変わるにつれて次第に正面から吹くようになる。向かい風である。ペダルを踏んでも思ったほど前に進まない。坂なら頂上まで上れば終わるが、向かい風には終わりがない。午前中に「今日は楽に行けるかもしれない」と思ったのは、少し早かったようだ。<br /><br />そして、このあたりからもう一つ気になり始めるのが補給地点の少なさ。北海道を自転車で走っていると、都市部にいるときにはほとんど意識しない「次に食べ物や飲み物を買える場所がどこにあるのか」が重要になる。東京なら喉が渇けば数分走ればコンビニがあるが、道東では次の店まで何十kmということもある。残っている水の量と、次の市街地までの距離を常に考えながら走る。

    パネル館を後にして再び国道38号へ。相変わらず太平洋沿いの寂しい景色が続くが、このあたりから風が徐々に強くなってきた。最初は横から吹いていた風が、道路の向きが変わるにつれて次第に正面から吹くようになる。向かい風である。ペダルを踏んでも思ったほど前に進まない。坂なら頂上まで上れば終わるが、向かい風には終わりがない。午前中に「今日は楽に行けるかもしれない」と思ったのは、少し早かったようだ。

    そして、このあたりからもう一つ気になり始めるのが補給地点の少なさ。北海道を自転車で走っていると、都市部にいるときにはほとんど意識しない「次に食べ物や飲み物を買える場所がどこにあるのか」が重要になる。東京なら喉が渇けば数分走ればコンビニがあるが、道東では次の店まで何十kmということもある。残っている水の量と、次の市街地までの距離を常に考えながら走る。

    パシクル沼 自然・景勝地

  • しばらくすると、再び「釧路市」のカントリーサインが現れた。さっき釧路市から白糠町に入ったはずなのに、また釧路市である。これは平成の大合併で旧音別町が釧路市と合併したためで、白糠町を挟んで釧路市が飛び地になっているからだ。北海道完全走破を目指す私のルールでは、これをもって旧音別町走破とする。こういう行政区分まで気にしながら走っている人間は、たぶんそう多くない。

    しばらくすると、再び「釧路市」のカントリーサインが現れた。さっき釧路市から白糠町に入ったはずなのに、また釧路市である。これは平成の大合併で旧音別町が釧路市と合併したためで、白糠町を挟んで釧路市が飛び地になっているからだ。北海道完全走破を目指す私のルールでは、これをもって旧音別町走破とする。こういう行政区分まで気にしながら走っている人間は、たぶんそう多くない。

    パシクル沼 自然・景勝地

  • 白糠町と旧音別町にまたがる馬主来沼(パシクル沼)に到着。いかにも北海道らしい難読地名である。湖の南東側は太平洋へ通じていて、海水と淡水が混じる汽水湖になっている。湖の向こうには枯れ草の湿地と低い丘が広がり、人家はほとんど見えない。晴れてはいるが、風が強くなってきたこともあり、どこか寒々しい景色だ。

    白糠町と旧音別町にまたがる馬主来沼(パシクル沼)に到着。いかにも北海道らしい難読地名である。湖の南東側は太平洋へ通じていて、海水と淡水が混じる汽水湖になっている。湖の向こうには枯れ草の湿地と低い丘が広がり、人家はほとんど見えない。晴れてはいるが、風が強くなってきたこともあり、どこか寒々しい景色だ。

    パシクル沼 自然・景勝地

  • そこからさらに1時間ほど走ると音別の市街地へ入る。時刻は11時45分。小さな町だが、長い無人区間を走ったあとに住宅や駅、自動販売機が見えてくると妙に安心する。音別駅はこぢんまりとした駅舎で、駅前も静かだった。ここで水分と昼食を補給する。

    そこからさらに1時間ほど走ると音別の市街地へ入る。時刻は11時45分。小さな町だが、長い無人区間を走ったあとに住宅や駅、自動販売機が見えてくると妙に安心する。音別駅はこぢんまりとした駅舎で、駅前も静かだった。ここで水分と昼食を補給する。

  • 道路標識を見ると、帯広69km、浦幌21km。浦幌まではもう一息だ。ところが、浦幌町に近づくにつれて道は少しずつ厳しくなっていく。海岸沿いの平坦な道から、緩いアップダウンが続く道へ変わってきた。

    道路標識を見ると、帯広69km、浦幌21km。浦幌まではもう一息だ。ところが、浦幌町に近づくにつれて道は少しずつ厳しくなっていく。海岸沿いの平坦な道から、緩いアップダウンが続く道へ変わってきた。

  • 12時30分前、ようやく浦幌町入り。カントリーサインにはアオサギとハマナスと太平洋が描かれている。アオサギは町の鳥、ハマナスは町の花。町境を越えたので目的地の浦幌町には到達したが、北海道では「町に入った=市街地に着いた」ではない。ここからまだまだ走る。

    12時30分前、ようやく浦幌町入り。カントリーサインにはアオサギとハマナスと太平洋が描かれている。アオサギは町の鳥、ハマナスは町の花。町境を越えたので目的地の浦幌町には到達したが、北海道では「町に入った=市街地に着いた」ではない。ここからまだまだ走る。

  • 浦幌町に入ると国道38号は海岸線を離れ、徐々に内陸へ向かう。周囲には山や森が増え、一つ一つは大したことのない坂が何度も現れる。元気な状態なら気にならない程度のアップダウンでも、向かい風の中を何十kmも走った脚には効いてくる。登って、下って、また登る。その繰り返しでじわじわ体力を奪われていく。<br /><br />途中にはトンネルも数か所あった。トンネルの入口にはアオサギのような鳥が描かれている。トンネルを自転車で走ると、後ろから近づいてくる車やトラックのエンジン音が壁に反響して実際以上に大きく聞こえる。道路の端を走りながら、とにかく早く出口が見えてこないかと思う。

    浦幌町に入ると国道38号は海岸線を離れ、徐々に内陸へ向かう。周囲には山や森が増え、一つ一つは大したことのない坂が何度も現れる。元気な状態なら気にならない程度のアップダウンでも、向かい風の中を何十kmも走った脚には効いてくる。登って、下って、また登る。その繰り返しでじわじわ体力を奪われていく。

    途中にはトンネルも数か所あった。トンネルの入口にはアオサギのような鳥が描かれている。トンネルを自転車で走ると、後ろから近づいてくる車やトラックのエンジン音が壁に反響して実際以上に大きく聞こえる。道路の端を走りながら、とにかく早く出口が見えてこないかと思う。

  • 道路脇にはまだ雪が残っていた。今日は4月29日。東京なら完全に春だが、道東ではまだ冬の名残が普通に残っている。そのすぐそばではフキノトウが地面から力強く顔を出していた。

    道路脇にはまだ雪が残っていた。今日は4月29日。東京なら完全に春だが、道東ではまだ冬の名残が普通に残っている。そのすぐそばではフキノトウが地面から力強く顔を出していた。

  • 茶色い枯れ葉の中に黄緑色のフキノトウが並び、残雪と同じ場所に春の芽吹きがある。北海道の短い春がようやく始まったところなのだろう。

    茶色い枯れ葉の中に黄緑色のフキノトウが並び、残雪と同じ場所に春の芽吹きがある。北海道の短い春がようやく始まったところなのだろう。

  • そして14時ごろ、ようやく道の駅うらほろに到着。朝7時30分にホテルを出てから約6時間半。和商市場で朝食を食べたり、途中で何度も立ち寄ったりしているので走り続けていたわけではないが、かなり疲れた。距離だけを見れば約90km。富士山一周など100kmを超えるツーリングも経験しているので、数字だけなら特別な距離ではない。それなのに、この日はかなりの満身創痍だった。

    そして14時ごろ、ようやく道の駅うらほろに到着。朝7時30分にホテルを出てから約6時間半。和商市場で朝食を食べたり、途中で何度も立ち寄ったりしているので走り続けていたわけではないが、かなり疲れた。距離だけを見れば約90km。富士山一周など100kmを超えるツーリングも経験しているので、数字だけなら特別な距離ではない。それなのに、この日はかなりの満身創痍だった。

    道の駅 うらほろ 道の駅

  • この日の宿は浦幌駅前の民宿。浦幌駅まで行くと、駅前にもまだ白い雪の塊が残っていた。世間は平成から令和へ変わる10連休のゴールデンウィークで、観光地はどこも混雑しているというニュースばかりだったが、浦幌の町は驚くほど静かだった。民宿も意外に空いている。明日は4月30日。平成最後の日。浦幌を出発し、いよいよ帯広を目指す。<br /><br />総走行距離 76.11km<br />平均時速 17.5km/h<br />最高時速45.5km/h<br />走行時間 4:20:33<br /><br />3日目に続く。<br />https://4travel.jp/travelogue/12075952

    この日の宿は浦幌駅前の民宿。浦幌駅まで行くと、駅前にもまだ白い雪の塊が残っていた。世間は平成から令和へ変わる10連休のゴールデンウィークで、観光地はどこも混雑しているというニュースばかりだったが、浦幌の町は驚くほど静かだった。民宿も意外に空いている。明日は4月30日。平成最後の日。浦幌を出発し、いよいよ帯広を目指す。

    総走行距離 76.11km
    平均時速 17.5km/h
    最高時速45.5km/h
    走行時間 4:20:33

    3日目に続く。
    https://4travel.jp/travelogue/12075952

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