国道238号オホーツクライン 自転車旅 [4/4]

2014/04/29 - 2014/04/29

北海道旧212市町村を自転車で巡る旅。2014年のゴールデンウィークは稚内空港をスタートし、国道238号をオホーツク海沿いに女満別空港までの13市町村を走破しました。

エリア 女満別・美幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

□最終日は女満別空港までの凱旋レース
　ふかふかのベッドで眠れたおかげで、足の疲れも和らいでいるように思えた。朝御飯を食べ8時にホテルを後にした。今日は女満別空港まで約20kmを、だらだらと写真を撮りながら走る。今日は凱旋レースだ。

　ツールドフランスでは最終日のパリまでの１日を"凱旋レース"と呼ぶ。もちろんこの日のレースも大事な1戦であることには変わりない。しかし、この日ばかりはレースと言いつつもここまで3週間無傷で一緒に戦ってきたレース参加者の健闘を讃えあい、パリまで無事に帰ってきたことを街中に伝えながら走る。自転車に乗りながらライバル同士が肩を組み合いながらシャンパンで乾杯！なんていうシーンもよく見る。いわば応援してくれたファンへのパレード走行だ。

　女満別空港は知床・オホーツク観光の玄関口として、年間100万人以上の利用者を数える空港で、小さな空港ながら羽田・中部便以外にも、関空へも季節便が就航している。アジア路線の定期便就航も十分あり得るポテンシャルのある空港である。

網走湖 自然・景勝地

　網走湖の東岸、釧網本線に沿って国道39号を南下する。GWでありながら網走湖はまだ部分的に凍結していた。今日は、昨日の曇天が嘘だったように青く晴れて、湖面が綺麗にキラキラ輝いていた。GWにふさわしい最高の自転車日和だ。

網走湖 自然・景勝地

　部分的に凍る網走湖。同じような緯度にあっても世の中に凍る湖と凍らない湖があるのは、湖水内の対流、そして水深の深浅が大きく関係している。

網走湖 自然・景勝地

□世界自然遺産知床への玄関口、旧女満別町！
　特段大きなアップダウンもないまま、大空町(旧女満別町側)に入った。女満別町は平成の代合併で隣の東藻琴村と対等合併、大空町へ名前を改めた。

　沿道の農村風景が美しく、丘の形に沿ってどこまでも続く。

　その遠くには雪を被った藻琴山がくっきり見えた。いかにも北海道らしい景観だった。

藻琴山 自然・景勝地

　女満別町の市街地に入り道道64号に乗り換えた。この道は空港線と呼ばれ、女満別空港へと続く。舗装がとても綺麗で、この道路に対する自治体の重要視度合いが伺い知れた。

　飛行機の出発時間は13時45分だが、10時ちょうどに女満別空港ターミナルに到着した。稚内空港よりも空港の周辺がにぎやかで、レンタカー屋も多かった。ついにこの旅行の最終目的地へと到達した。

女満別空港 空港

　空港前のベンチで輪行袋を広げ、350km超を完走した自転車を丁寧に収納していく。帰ったら汚れを落としてやろう。

女満別空港 空港

　今回の旅行では、稚内空港から女満別空港までを走破した。新規走破自治体は、稚内市、猿払村、浜頓別町、枝幸町、雄武町、興部町、紋別市、湧別町、上湧別町、佐呂間町、常呂町、網走市、女満別町の計13市町村となった。

　北海道旧212市町村完全走破の旅としては75市町村/212市町村になった。まだまだこの旅のゴールは遠い。

女満別空港 空港

　しかし、まるでローラー台の上を走っているような錯覚に陥ったオホーツクラインこと国道238号を走破したことは、今後の全市町村走破を強力に有利にすることは間違いないだろう。やっぱりたまに北海道に帰ってくるのは良いなぁ。

　本日の走行距離　20.607ｋｍ (Ave.Speed 15.6km/h)

女満別空港 空港

　75/212市町村走破 (黄色：過去走破済み市町村、ピンク：新規走破市町村)。