2026/06/27 - 2026/06/27
777位(同エリア1163件中)
ちゃんさん
今回、唯一旅らしい旅となった旧市街・コタの散策。新婚旅行で行ったヨーロッパの街並みを思い出した。おいしい料理も食べられた。「映えた」写真を見返すほどに、素敵な街並みだっと思う。
でもどことなく、影も感じたのは確か。映える裏に、影ができるのは当然なのだろうか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ジャカルタ・コタ駅に戻って来た。かつては長距離列車も発着した、古くからのターミナル。ヨーロッパの駅そのもののたたずまいであり、ここだけでも来てよかったと思う。
コンコースには、ライバル同士のコンビニ2軒とA&W、カフェなんかも入っていて、かなり充実。とりあえず腹を満たしたい時には、安心して立ち寄れる場だ。ジャカルタ コタ駅 駅
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駅舎正面のエントランスにあたるドーム内部では、改修工事が行われていた。エスカレーターを設置して、2階も商業ゾーンとする計画ようだ。
インドネシアの鉄道は民営。文化財を大切にしつつ、稼ぐ姿勢は大切だ。今でこそ人口増に比例して利用客も増え続けているだろうが、減少局面に入った際にも持続していくことは大切だから。 -
タンジュンプリオク駅と違って、出札窓口が健在。売っているのは、長距離列車の切符ではなく、コミューターラインのカードである。
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時代とともに役割は変わりゆくのは当然だが、長距離列車のターミナルとしての姿を見たい気持ちはつのる。
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駅周辺はオランダの植民地時代の中心部で、駅前だけ見渡しても、西洋風の建築物が並んでいる。ヨーロッパへの新婚旅行を思い出す眺めだ。
インドネシア銀行博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こんな街並みでも、道路事情に関してはインドネシアのそれで、自動車優先。歩行者用の信号なんて存在せず、横断歩道でも車は止まってくれない。
地元の人が渡るタイミングを見計らって、僕も道への一歩を踏み出す。渡るという意思表示をドライバーに送り、躊躇しないのがポイントだ。怖いけど。マンディリ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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車路はL字状にクランクしており、真っすぐ進むと歩行者専用道路になって助かった。コタ地区は、ジャカルタでも数少ない観光地。露店も並び、平和な雰囲気で歩ける。
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道にはオープンカフェも出ており、いい雰囲気。ヨーロッパとは気候が違い、相当暑いんじゃないかと思うが、欧米系の観光客がくつろいでいた。
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そのコタ地区のシンボルともいえる、ファタヒラ広場。石畳の広場の周囲を洋館が取り囲み、ヨーロッパにおける街の中心と同じだ。
貸自転車を楽しむ人が多く、フラフラしながら走り回っている。ファタヒラ広場 広場・公園
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広場に面して堂々と建つ、ジャカルタ歴史博物館の門をくぐった。入場は無料で、エントランスの係員に国籍を伝えれば入ることができる。
ジャカルタ歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ぎっしりと混雑しており、見学者のほとんどはインドネシア人。国内旅行客だろうか。インドネシア人にとっては、浅草みたいな場所なのかもしれない。
玄関の階段が「映えスポット」なのだが、立ち止まらないよう促された。 -
その名の通り、古代からのジャカルタの歴史が学べる博物館なのだが、なんせ人が多すぎて、落ち着いて見ていられない。クラシカルな建物の雰囲気を味わうに留めておいた。
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エアコンはあちこちに置いてあるのだが、ここに限らず、暑さに能力が追い付いていない感じ。
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地元の皆さんは暑がる感じでもなく、暑さに対する体のつくりそのものが違うのだろう。
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長袖の人も多い。暑熱順化に至らぬ僕は、エアコンの前で風を浴びて、しばしクールダウンする。
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ジャカルタに来て以来、こんな調子で水も何リットル消費したか分からない。大き目のボトルが必携だ。
飲み口が小さく飲みやすいボトルが気に入り、以後リピートした。
ただ水ばかり飲んでいても、水分不足は補えない。時々イオン飲料も交えるよう心がけていたが、今度は糖分の過剰摂取も心配だ。塩飴を持ってくればよかった。 -
まだ11時過ぎだが、大いに歩き汗をかいたので、涼しい場所で昼飯にしてもバチはあたるまい。広場に面した、カフェ・バタビアに入ってみた。
予約あります? と聞かれドキリとしたが、2階の席に案内してくれてほっとした。カフェバタビア 創作料理
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ジャカルタの観光地としては定番中の定番ともいえるカフェで、オランダ時代の建物を生かした、雰囲気ある建物が人気。
カフェといっても食事が充実していて、アルコールもOKだ。夜は生演奏もあるとか。 -
バタビアとは、オランダの植民地統治下でのジャカルタの呼び方である。大雑把に言ってしまえば、ソウルなら京城、長春なら新京にあたる地名ということになるだろうか。
「バタビア」という響きに、今のジャカルタの人々がどのような念を抱いているのか、気になる。 -
カフェ・バタビアの建物そのものは1805年に建てられた、正真正銘のオランダ統治下の建物。しかしカフェになったのは1993年で、老舗と言えば老舗だが、インドネシアが独立して長き年月が流れた後になってできたのものである。
それでもクラシカルな雰囲気からは、当時の上流階級の暮らしぶりが連想され、それだけで贅沢な気分になる。日本にあったら、なかなか敷居が高そうだ。
もちろんインドネシアの物価を考えれば相当に高級な場になり、ノコノコTシャツで乗り込むことに躊躇わないでもなかった。 -
オランダの料理も揃っているのだが、ナシゴレンやバクミーといった定番インドネシア料理も食べられるので、観光ついでの食事にはもってこい。
バクミ―は昨夜食べたし、ナシゴレンも狙いをつけている店があるので、どちらでもない料理を選んでみた。
お酒もあり、しかもビンタンの「生」を飲める貴重な店だ。英語のメニューに悪戦苦闘していたら、若い男性の店員さん、急に日本語になった。基本は丁寧語なのだが、ビールのLサイズを「でかいやつ」と表現したことに親近感が沸く。
アニメやドラマが、日本語学習の入口だったのかもしれない。 -
空港からここまで、どこでも日本人に出会わなかったのだが、隣の席に6人組の若いグループ客が座った。バリ島こそ国際的観光地だが、一般的にはジャカルタに見るべき所はないと言われる。
まさか日本製電車が彼らの目的ではなかろう。この先どこに向かうのか、気になる。
しばし待ち、お待ちかねの料理が到着した。牛肉と鶏肉をココナツミルクで煮込んだ料理、とだけ覚えている。メニューをメモ撮りしておけばよかった。日本語ができる彼のおかげで、辛さを控えめにしてもらえた。 -
ホロリと崩れるお肉。甘くも冴え渡る、スープのコク。うまい。タイ料理が大好きで、毎週のようにランチに通った時期もあるが、インドネシアの料理も実に口にあう。
旅の主目的ではないが、残るジャカルタでの時間もおいしいものには貪欲でありたい。
トータルで296,500IDR(2,773円)。邦貨にならせば、費用対効果の高い経験だった。思い切って出て来た旅だもの、こんな経験もいいよね。お御馳走さまでした。 -
広場から裏通りに入っても、西洋式の建築物が並び、いい雰囲気。写真でも映える。しかし現地の空気感からは、少し荒れた街の印象を受けたのも確かだ。
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上層階が荒れるに任せる洋館の1階で、地元向けの雑貨店が続く光景もあった。
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川沿いにクラシックな建物が並ぶ風景も、実に、実に良い。なのに人通りは少なく、整備されているように見える木橋の床を、踏み抜きそうにもなった。
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カフェ・バタビアのような店が増え、街全体のレトロさが経済的にも価値を持つには、さらなる国全体の発展が必要なのだろうと思う。
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一方で、ドイツ・フランクフルトに行った時も、鉄道駅の周辺は殺伐とした雰囲気だったことを思い出した。
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そして、列車内や駅の中が安全地帯だったことも同じだ。コタ地区も、その点で言えばリアルなヨーロッパに近いのかもしれない。
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インドネシアの庶民向けの観光地でもあるので、周囲には屋台もずらりと並んでいた。カフェバタビアの1/5~1/10の値段で、うまいものに巡り合えそうだ。
職場の仲間10人で飲みに行って、8人がお腹を壊した際にも、僕は無事だった2人のうちの1人。そう簡単に下すお腹ではない。
それでもはじめての南半球、はじめての東南アジア、そして一人旅である。帰るべき家も、出勤すべき職場も待っているという環境で、無鉄砲な冒険はできない。
もっと若いうちに踏み出しておけばよかったと、インドネシアに来て何度も思っている。 -
今回の旅で、唯一の忘れ物が帽子。ここまでほぼ曇っていたので気にならなかったが、晴れてきたら少しずつ体にダメージが出て来た。
露店でハットを売ってて、おやじさんに値段を聞いてみれば、少し考えて50,000IDRという。おそらく吹っ掛けられているのだろうが、500円にもならないんだから、値切るほどでもないだろう。今この時の体を守るためにも必要な投資だ。 -
コタ駅に戻ると、駅舎内にMRTのギャラリーを見つけた。現在はタムリンから南を走るMRT(地下鉄)を、コタへ延伸する工事の真っ最中。延伸への気運を高めるための広報館らしい。
ドアの掛けられた看板には、昼食中の文字。何時から何時までなのかは明らかではなく、担当者の気分次第なのかもしれない。いつ開くか分からぬドアを待つのも面倒で、パスせざるをえなかった。
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