2026/06/28 - 2026/06/28
-位(同エリア1170件中)
ちゃんさん
短いジャカルタの旅も、いよいよ終わりが見えてきた。
飛行機の時間が迫る中、あまり広い範囲を動いても怖いので、都心部の巨大なハコモノをはしご。いずれも歩行者に向けた出入口が目立たないことが謎だったが、僕なりの解を見つけた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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MRTの北端・ブンデランHI駅で下車。地上に出ると、天を突くようなダブルタワーの工事が進んでいた。都心部の高層ビルの建設ラッシュは止まらない。
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現場内に掲げられた横断幕は中国語だ。現場の技術者も、中国から派遣されているのだろうか。高層ビルや大型土木構造物の建設工事は、日本のお家芸だったはずなのだが。
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ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。もともと荷物は多くなく、あえて着てきたボロい下着類も処分したのだが、お土産が増えた分ずっしり重い。
フロントに預けてもよいが、また戻ってくるのも面倒なので持ち歩くことにした。重さよりも、リュックで汗が背中にまとわりつくのがうっとおしい。 -
毎週日曜日恒例の、午前中のカーフリーデーは終わっていて、バスレーンのバスも正常運行へ。ぎっりし満員のバスが多いが、系統によっては空いていて、1本見送ってから乗ったらゆとりがあった。
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1駅乗りブンデランHIで下車。ジャカルタのシンボルでもあるロータリー・ブンダランHIの北側にある駅で、2階にはブンダランHIを見下ろせる展望台がある。
改札内なので、バスを一旦降りても、初乗り運賃は1回分でOKだ。 -
観光名所の一つらしく、入場制限がかけられていた。炎天下の中2グループ、約10分待って入場。ロータリーの真ん中にそびえる「歓迎の塔」をバックに写真を撮るのが定番らしく、先端部には再び行列ができた。
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道の両側に並ぶ超高層ビルを背景に、インドネシアの陽の部分を見晴らせる名所と言えるだろう。
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Grabで観光派だと、わざわざここに入るために交通系カードの購入が必須となり、ハードルが高くなりそうだ。公共交通派だからこそ、気軽に楽しめた。
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さらに南へ1駅下り、トサリで下車。
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ブンダランHIのすぐ南側になり、「歓迎の塔」の男女の像を裏面から望むことになる。それだけで観光客は皆無だ。穴場といえ、人混みが嫌いならおすすめしたい。
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横断歩道を渡り、巨大ショッピングモール・グランドインドネシアの前に来てみたが、入口がどこにあるのか分からない。
グランド インドネシア ショッピングセンター
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大通りに面したモールにも関わらず、通りとの間に壁がそびえ、敷地内に入ることができないのだ。
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ようやく見つけた入口は通用門みたいな雰囲気で、X線検査を受けて入店した。
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歩行者向けのメインエントランスは、どこにあるのだろうか。
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ショッピングセンター巡りなんてそもそも趣味ではないのだが、プラザブロックMが思いのほか面白かったので来てみた。エアコンが効いていて、気持ちいいい。ジャカルタにショッピングセンターが多い理由は、暑い気候にもある。
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ここまで歩き回り、疲れた。ランチを兼ね、冷たいビールでも飲みながら涼みたい。
適当な店に飛び込んでもビールにありつけないことは分かっているので、「グランドインドネシア」「ビール」「ランチ」で検索をかけたら、現在地の真上にビアホールがあるという。広大なグランドインドネシアにあって、これを運命と言わずして何と言おうか。 -
パウラナー・ブロイハウス。ドイツの醸造所の直営店だ。ドイツのつまみ類とペアリングしながら、本場のビールを楽しめる。
もはやインドネシアと何の関係もないが、日本に直営店はないそうなので、チャンスといえばチャンスだ。 -
つまみは、例によって一番安いスパイシーチキン。ビールは、ピルスナーと黒を、立て続けに2杯飲みほした。正直、ノンアルコールビールでさえおいしく飲めそうな喉の渇きだったので、有無を言わさず最高だ。
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会計はサービス料込みで4千円近くになったが、この際どうでもいい。現金払い可で、残りそうだったインドネシアルピアを消費する機会になった。
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クールダウンできたところで、グランドインドネシアの中をさらりと散策しておこう。
言うまでもなく暑いジャカルタ。小規模なデパートをはしごしたり、専門店の並ぶストリートを巡ったりするよりは、エアコンの効いたショッピングモールに人が集うのは自明の理である。 -
その中でも、その名の通り巨大な規模で人を集めるのが、グランドインドネシアだ。ピカピカに清掃が行き届いた高級感ある内装では、汗だくの僕の方が場違いな感じだ。ユニクロやスシローなど、日本のテナントも頑張っている。
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西武百貨店が「テナントとして」入っているのがユニークだ。面積もかなり取ってあり、久留米のデパートより大きいのではないか。
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日本の西武より好調に見え、台湾の「そごう」が全盛期のように輝いているのと同じだ。
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南半球最高峰のビル・オートグラフタワーも同じブロックにあるので、はしごしてみよう。双方の人の行き来は少ないようで、違法駐車の多い裏道のような道を歩く。
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オートグラフタワーにしてもどこが入口が分かりにくく、駐車場の出入口の隙間のような細い通路から入った。
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ここまで来てようやく分かった。グランドインドネシアにしても、オートグラフタワーにしても、バスや電車で来る客はメインターゲットではないのだ。都心部といえど、これらビルの上客なら、車で乗り付けるのが「普通」ということだろう。
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狭い土地を有効に使うためには、マイカーの乗り入れは抑制したいところ。価値観の変容を促すためのカーフリーデーなのだろうと、今になって感じとった。
オートグラフタワーそのものも、日本企業をはじめ各国の店が集まるショッピングモールを形成しているが、やはり南半球一の眺望を楽しんでみたい。
https://www.youtube.com/watch?v=NCEk5OZ6kVw
高速エレベーターに乗ると、透明なカゴにでも乗ったかのような演出が始まった。1分で300mも上がるのだから、相当に早い。映像で見せてもらうと、より実感できる。 -
カゴの扉が開いた時点で景色は広がらず、前室に案内された。このビルの概要が分かる映像コンテンツを、まずは地べたに座って楽しむ。
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大阪万博の海外パビリオンを見ているようで、楽しい。
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扉が開けば、そこは地上300mオーバーの世界。
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超高層ビルが眼下に並ぶ、他では見られない景色を楽しめる。
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スカイガーデンの名の通り、オープンエアになっているので、地上の喧騒もわずかだが届いてくる。
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真下を覗き込んだところにコミューターの駅があり、205系電車が健気に走っていた。
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LRTやBRTの姿も確認できて、未来都市のジオラマのようだ。
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首都の都心とはいえ高層ビルばかりではなく、ビルの根本周辺にも戸建住宅が並ぶ。林も結構な面積を占めていて、どんな都市計画なのだろうと改めて思った。
市場経済原理に基づけば、とっくにつぶされていそうなのだが。 -
階段を上っていけば、アトラクションが待っている。空に投げ出されるような感覚になるというブランコや、ガラス張りの床面など、スリリングなものばかりだ。
僕も透明床を勧められたが、ノーサンキューと断った。 -
その代わりに、エレベーターで到達できる、真の最高点「アップハイ」へのオプションを購入して上がってみた。
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大して高さが変わるわけではないが、細い展望塔なので、360°の視界が広がるのが魅力だ。
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総じて空いていて、値段もさほどではなく、来訪をおすすめしたい。
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プールの建設工事が進んでいて、さらに面白い場所になっていきそうである。
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南半球最高峰のカフェで、アイスコーヒーを飲みながらしばし休息。オープンエアで風が吹き抜けるとはいえ、暑い。
暑い国だとエアコンの効いた部屋が好まれ、何ならエアコンの効きすぎで寒いくらいという先入観を抱いていた。 -
ジャカルタでは決してそうではなく、どこででもエアコンが効いているわけではない。
僕が暑さでへばっている中でも、現地の人は文字通り涼しい顔だ。エアコン対策に持ってきていた長袖のシャツは、ついに一度も出番がなかった。次回があるのならば、省略しようと思う。
さあ、そろそろ帰路につく時間だ。でもできれば最後の最後まで、旅の気分でいたい。気持ちをあえて切り替えず、300mの高さから一気に下った。
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