2026/06/27 - 2026/06/27
-位(同エリア1153件中)
ちゃんさん
ジャカルタの実質1日目。都心のタムリンから旧市街のコタまでの地下鉄は、鋭意建設中でまだ通じていない。旅の本意を大切にすべく、大回りでジャカルタコタを目指した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夢と現実の境を行ったり来たりしながら過ごしていたら、午前6時頃、教会の鐘の音で目覚めた。
インドネシアではモスクから流れる「アザーン」に眠りを破られることが多いと聞くが、僕の泊まったホテルではキリスト教の音源が優勢なようだ。 -
朝食が7時からだったはずなので、ベッドの上でダラダラ過ごしてから1階に降りたら、すでにおいしいそうな匂いが漂っていた。
6時から食べられたらしく、旅先での大切な時間を浪費した気になる。入口では目玉焼きを焼いており、1枚お願いした。
日本流にいえば「無料朝食」なのでさしたる期待をしていなかったのだが、まずテーブルにきれいに食器とグラスが並べられていたことにびっくり。
ビュッフェスタイルでも もてなされている感があり、嬉しい。アートテル タムリン ジャカルタ ホテル
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料理もアメリカンブレックファストとともに、インドネシア料理が何種類も並んでいる。少しずつ試せるのが嬉しく、何度か料理を取りに往復した。どれもうまい。
よく分からないホテルの朝食を食べるくらいなら外に行った方がいいという考え方もあるが、このホテルに関しては朝食付きをおすすめしたい。 -
大画面ではワールドカップの中継を放映中。宿泊客には欧米系の人も多く、3割くらいの人は関心を向けているようだった。
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午前8時前に、行動開始。昨夜はバイクでびっしり埋まっていた歩道が、本来の姿を取り戻していた。あのバイクたちの主は、何のために街に来て、いつ消えてしまったのだろうか。
まずはジャカルタの旧市街・コタ地区を目指す。バスに乗れば30分もかからず、配車サービスを呼べばもっと早く行けるのだろうが、ひとまず旅の目的を果たしたい。 -
コミューターラインの駅まで、トランスジャカルタに乗って行くことにした。一般車の通行を物理的に遮断した専用バスレーンのある、本格的BRTだ。
バス停は道路のど真ん中にあり、路肩から歩道橋で結ばれている。2階の「駅舎」に自動改札機が備わり、コミューターラインのカードも利用可能。
カードの反応が悪く、何度かタッチを試みて通過できた。現地の人も苦戦しており、相性があるらしい。 -
「橋上駅舎」にはテナントのスペースまであり、ローカル線の無人駅よりもよほど駅らしい。
空きテナントが多く、内装仕上げ材を撤去したそのままの姿で、仮囲いもされていない。ケガをしても、立ち入った方が悪いという合理的な考え方だ。 -
1階のホームは、道路面から1mくらいの高さにある。バスの出入口も同じ高さで、バスを低床化せずともバリアフリーを達成できる、これも合理的な手法だ。
島式ホームのため、上下双方向のバスが同じホームに発着する。路肩にホームがあるバス停もあるが、バスの左右にドアがあるので、どちらにも対応可能。よくできている。
ホームには案内の係員がいるので、分からないことは何でも聞けるのも安心だ。 -
やってきた青いバスに乗る。朝早いからか座ることができた。一般車に邪魔されず、大変スムーズ。
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街のシンボルにもなっているランドアバウト(ロータリー)の、ブランダンHIもノンストップで通過した。じっくり見たいところでもあるので、あとで降りてみよう。
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トランスジャカルタとコミューターラインの駅は遠く、線路をまたぎ越して、しばらく走ったドゥクアタスで下車。
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トランスジャカルタ同士の乗り換えターミナルでもあり、離れた別ホームに発着するバスでも、改札内であれば通し料金で乗れる。
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長い乗り換えの歩道橋は、改札内と改札外の通路が柵で区分されていた。
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コミューターラインの駅までは、一旦外の道路を歩くことになる。何かイベントがあるらしく、歩道いっぱいにステージが設けられ、歩行者は自転車レーンに押し出されていた。
歩道とは何なのか。 -
コミューターラインのスディルマン駅に着いた。ICカードにチャージしようとしてみたが、ここでもうまく現金を飲み込んでくれない。
残高は足りるはずなのでそのまま改札を通過したが、今後相性の合うチャージ機を見つけたら、まとまった額をチャージしてしまった方がよさそうだ。スディルマン駅 駅
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ホームに降りると、向かい側のホームにさっそく、205系電車が滑り込んできた。赤・白・黒のラインがよく似合い、日本でも走っていそうな色合いだ。
導入当初は警戒色の黄色も塗られ、投石避けのため全面には金網も張られていた いかついいで立ちだった。スマートな姿への変化は、国の発展の証でもある。 -
電車は12両編成あり、山手線よりも長い。日本ではホームドアへの対応のため廃車となった、6扉車も健在だ。
僕自身は中学生の時(31年前)、山手線で「椅子なし」状態を体験したが、今回乗るチャンスはあるだろうか。
電車がホームに出入りするスピード感も、日本のそれに近い。電車の性能だけでなく、運転の技術も確かだ。
205系の大量導入と同時に、JR東日本からの技術者教育の支援もあったと聞く。 -
僕の乗るマンガライ方面の電車も、同じく205系の12両。ホームとの段差は高く、よっこらしょと1段分上がる。
バリアフリーがなっていないといえば、なっていない。走っている電車が日本で馴染みがあるだけに、日本と同じ基準で考えてしまう。 -
車内の様子も、日本時代そのものだ。座席モケットが張り替えられ、日本語の表示類の多くが消されているが、その程度の変化である。
関東圏が主戦場だった205系電車は、僕にとって「旅先の電車」だ。同じ旅でも、乗客の人種も車窓もガラリと変わった。そのギャップが面白い。
客層はカジュアルな服装の男性が主。土曜日ではあるが、出勤中に見える。インドネシアも週休2日制と聞くが、平日はさらに混むのだろうか。 -
右側を流れる川はよどみ、線路沿いにはゴミがいっぱい。首都の環状線とはいえ、飾った余所行きの車窓ではない。
次駅のマンガライは、ボゴール線と交差する主要ターミナルだ。2021年までは地上の駅舎で、2つの幹線が平面交差していたためボトルネックになっていたという。
現在はボゴール線の高架化と同時に立体交差化を果たし、輸送の安定に大きく貢献している。阪急淡路駅を思い出す構造で、あちらも早く完成してほしいと思う。
マンガライ駅に降り立つと、ホームがぎっしり人波で埋まった。乗り換えターミナルにも関わらず階段が真ん中にしかなく、しかも狭い。12両の乗客が一気に降り立てば、渋滞して当然だ。 -
次の電車が来るまでには、どうにかコンコースに上がることができた。サインにはラインカラーと行先が示され、分かりやすい。
それでも迷う人は迷い、通行人に遠慮なく聞いている。僕も迷っていると思われたのか、すすんで教えてくれる人がいた。 -
3階のボゴール線乗り場は高く、高層ビルを望む見晴らしもよい。
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ホームを増設する工事が行われていて、現在は通過している長距離列車も発着するようになるそうだ。
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空港鉄道の始発駅でもあり、ターミナルとしての地位は盤石になる。
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コタ行きの電車も、2055系の12両編成。1時間も経たないうちにさんざん見てきたので、早くも珍しくなくなってきた。
はじめて訪れたサバンナのシマウマのようだと評したユーチューバーがいたが、分かる気がする。それだけ「当たり前」に活躍している姿が、頼もしくもある。
環状線の電車よりは空いていて、子連れの乗客が目立った。お祭りでもあるのだろうか、それとも若年人口比率の多さゆえか。
朝9時前から家族でお出かけというのも健康的だ。夜に酒も飲まず、礼拝のため早起きという健康的な生活がなせる業かもしれない。 -
マンガライ駅を出ると、建設中のLRTの高架が見えてきた。LRTといっても日本のような路面電車の延長線上の乗り物ではなく、新交通システムに近い。
コミューターラインの駅からはゆうに百メートル以上離れており、乗り換え客は集まるのだろうか。 -
近代的で、先進国並みに整備された鉄道高架の立体交差から見下ろす街は、スラムと呼んでいい雰囲気。地上を走る環状線の線路はゴミだらけだ。
ボゴール線はマンガライ駅周辺だけでなく、都心部も高架化されている。80年代から90年代に円借款で建設されたものなので、もう40年近く経つ。
ただ車両不足の解消はもっと後の話で、高架化後の電車も扉は開け放し、屋根にまで乗客満載の状態だったそうだ。 -
高架上に長距離列車のターミナル駅・ガンビルもあるのだが、コミューターラインはなんと全列車が通過。ガンビルに行こうと思えば、隣駅から歩くか、タクシーの世話になる他ない。
なんとも不可解な運行形態だが、環状線のBNIシティ駅も5年前まで空港特急専用駅だったわけで、「そんなもの」なのかもしれない。ガンビル駅 駅
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車内には黄色いジャケットを着た若い警備員さんが必ず乗っており、マメに車内を巡回してくれる。治安のいい場所ばかりではないジャカルタで、安心して電車に乗られるのは彼らのおかげだ。
さらに終点近くなると、モップを持った清掃員さんが車内清掃をはじめた。乗客は足を上げて協力する。
お客さんの足を押しのけ清掃することは違和感があるが、一般層向けの電車でもキレイに保とうとする姿勢は、大いに感心した。 -
車体も窓もマメに清掃しているようで、日本にいた頃より大切にされているのではないか。少なくとも、僕の地元のJR九州の電車よりははるかにキレイだ。
遠い国に来たが、案外いい余生だった…205系自身、そう思っているのでは。
終点・ジャカルタコタ駅手前で停止。線路が空くのを待っているようだ。ボゴール方面の電車が走り去ったのと入れ替わりに、しずしずとコタ駅に進入した。ヨーロッパでよく見られる、頭端式のターミナル駅である。 -
汽車時代からの古い駅なのでホームは低く、全長に渡って鉄製の階段が設けられている。
高床の電車が走り始めて三十数年、ホームもぼちぼち高床に改修していくべきでは…と、ついつい日本基準で考えてしまう。 -
風格ある駅だが、今はコタ駅から長距離列車に乗ることはできない。回送として入ってくることはあるようで、豪華な特別車の姿も見ることができた。
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ホームの「根元」に立つと、ずらり3編成並ぶ205系と対面できた。乗客も多く、まさに大活躍である。
決して派手ではない、しかし庶民の日々の暮らしにはなくてはならない足。この光景、見れてよかった。ジャカルタ コタ駅 駅
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広告電車も多く、205系の一部も派手なラッピングで彩られている。形式の表記部分がくりぬかれており、モハの「ハ」ものぞいているが面白い。
形式のカタカナ表記は基本的に消されているのだが、なにかの拍子に残った表記を、見えるようにくりぬいたのだろうか。
205系の沼は、まだまだ深い。
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旅行記グループ
205系で旅するジャカルタ
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アートテル タムリン ジャカルタ
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旅行記グループ 205系で旅するジャカルタ
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