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来年は、羅臼岳、雌阿寒岳、斜里岳に行くから、と友人から言われていた。<br /><br />昨年、百名山で最も難易度が高いと言われる、北海道の幌尻岳に登った。<br />ヘロヘロを通り越し同行者にはたいそうご迷惑をかけた。<br />この年候補に挙がっていたのは羅臼岳と幌尻岳。<br />日々体力が落ちていく昨今、より厳しい幌尻岳を先に片づけておこうという判断から幌尻へ出向いたのは2025年7月のこと。<br /><br />来年(2026年)は羅臼岳、雌阿寒岳、斜里岳に登るから身体を鍛えておくように、と言われていたが我々が北海道を離れた後の2025年の夏に羅臼岳で、羆による登山者の死亡事故が起こり、登山道は閉鎖された。<br /><br />当然、今年の羅臼登山は中止になると思っていたが2026年の7月5日に登山道の閉鎖が解除された。<br /><br />知床はもともと熊だらけである。<br />解禁直後が最も安全、という意見も分からないではない。<br />何もこの時期に、という意見もごもっとも。<br /><br />来年はもっと体力落ちるぜ、明日死ぬかもよ。<br />という意見には同意せざるを得ず、行ける時に行ってしまえ~ということで北へ飛んだ。<br /><br /><br />この旅行記は、<br />北海道5泊6日 熊スプレーを持って道東の山へ 山と温泉と蕎麦と海の幸 2026 2/4<br />https://4travel.jp/travelogue/12062802<br /><br />の続きです。

北海道5泊6日 熊スプレーを持って道東の山へ 山と温泉と蕎麦と海の幸  2026 3/4

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2026/07/07 - 2026/07/12

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旅行記グループ 北海道

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来年は、羅臼岳、雌阿寒岳、斜里岳に行くから、と友人から言われていた。

昨年、百名山で最も難易度が高いと言われる、北海道の幌尻岳に登った。
ヘロヘロを通り越し同行者にはたいそうご迷惑をかけた。
この年候補に挙がっていたのは羅臼岳と幌尻岳。
日々体力が落ちていく昨今、より厳しい幌尻岳を先に片づけておこうという判断から幌尻へ出向いたのは2025年7月のこと。

来年(2026年)は羅臼岳、雌阿寒岳、斜里岳に登るから身体を鍛えておくように、と言われていたが我々が北海道を離れた後の2025年の夏に羅臼岳で、羆による登山者の死亡事故が起こり、登山道は閉鎖された。

当然、今年の羅臼登山は中止になると思っていたが2026年の7月5日に登山道の閉鎖が解除された。

知床はもともと熊だらけである。
解禁直後が最も安全、という意見も分からないではない。
何もこの時期に、という意見もごもっとも。

来年はもっと体力落ちるぜ、明日死ぬかもよ。
という意見には同意せざるを得ず、行ける時に行ってしまえ~ということで北へ飛んだ。


この旅行記は、
北海道5泊6日 熊スプレーを持って道東の山へ 山と温泉と蕎麦と海の幸 2026 2/4
https://4travel.jp/travelogue/12062802

の続きです。

  • スタートはAM4:30<br /><br />午後から雨予報。<br />雨の降る前には下山したい。<br /><br />高尾山や金時山でヒーヒー言っている俄か山ヤが、マッターホルンがどーのこーの、キリマンジャロがどーしたこーしたと言っているアルピニストといっしょに山に登るとこうなる、という記録です。

    スタートはAM4:30

    午後から雨予報。
    雨の降る前には下山したい。

    高尾山や金時山でヒーヒー言っている俄か山ヤが、マッターホルンがどーのこーの、キリマンジャロがどーしたこーしたと言っているアルピニストといっしょに山に登るとこうなる、という記録です。

  • お世話になった清岳荘。<br /><br />荷物を置いたまま登る人もいるようだが、我々は全て車に放り込んだ。<br />宿泊しない登山者は、清岳荘の駐車場に車を置いて登るようで、駐車場には結構車が停まっていた。

    お世話になった清岳荘。

    荷物を置いたまま登る人もいるようだが、我々は全て車に放り込んだ。
    宿泊しない登山者は、清岳荘の駐車場に車を置いて登るようで、駐車場には結構車が停まっていた。

  • じゃ、行こか。<br /><br />熊スプレーをセットして。<br />出番がないことを祈る。

    じゃ、行こか。

    熊スプレーをセットして。
    出番がないことを祈る。

  • コースは沢伝いに美しい滝を見ながらひたすら登り(旧道)、<br />帰りは尾根(新道)を歩いて戻る。<br /><br />この地図で見る分には、大したことなさそうだが累積標高差: 約1005 m<br /><br />昨年登った幌尻の累積標高差は2000mを超えるし、以前登った利尻や羊蹄山の標高差は1500m程度なので、斜里岳の方が体力的には楽なはずだが、ものすごくバテた。<br />

    コースは沢伝いに美しい滝を見ながらひたすら登り(旧道)、
    帰りは尾根(新道)を歩いて戻る。

    この地図で見る分には、大したことなさそうだが累積標高差: 約1005 m

    昨年登った幌尻の累積標高差は2000mを超えるし、以前登った利尻や羊蹄山の標高差は1500m程度なので、斜里岳の方が体力的には楽なはずだが、ものすごくバテた。

  • しばらく林道を進んだら渡渉が始まる。<br /><br />熊鈴をぶら下げてはいるが、川の音で聞こえない。

    しばらく林道を進んだら渡渉が始まる。

    熊鈴をぶら下げてはいるが、川の音で聞こえない。

  • 下二股<br /><br />斜里岳へ向かうには、沢伝いの旧道と、尾根歩きの新道がある。<br />旧道で登り、新道で下るのがセオリー。<br />水量が多い場合は、往復新道推奨となるようだ。

    下二股

    斜里岳へ向かうには、沢伝いの旧道と、尾根歩きの新道がある。
    旧道で登り、新道で下るのがセオリー。
    水量が多い場合は、往復新道推奨となるようだ。

  • え、これ登るん?

    え、これ登るん?

  • 渡渉があることは承知していたけれど、まるで沢登り。<br /><br />行ってみなきゃわからない。<br /><br /><br />登りは連続する美しい滝を見ながら沢を歩き、下りは見晴らしの良い尾根を歩く変化に富んだルート。<br /><br />とどこかに書かれていたが、正直騙されたと思った。<br />

    渡渉があることは承知していたけれど、まるで沢登り。

    行ってみなきゃわからない。


    登りは連続する美しい滝を見ながら沢を歩き、下りは見晴らしの良い尾根を歩く変化に富んだルート。

    とどこかに書かれていたが、正直騙されたと思った。

  • 川沿いで涼しそうだが、実は結構蒸し暑く体力が削られる。

    川沿いで涼しそうだが、実は結構蒸し暑く体力が削られる。

  • 高尾山の6号路とはずいぶん違う。<br /><br />どこから流れてくるんだろう?

    高尾山の6号路とはずいぶん違う。

    どこから流れてくるんだろう?

  • ピンクのテープが正しいと登山道であることを示す。<br /><br />美しい滝を見ながら沢を歩き、なんて大ウソじゃないか。<br />転ばないように慎重に足下を見ながら歩くと木の枝に頭をぶつけて、いらっとする。

    ピンクのテープが正しいと登山道であることを示す。

    美しい滝を見ながら沢を歩き、なんて大ウソじゃないか。
    転ばないように慎重に足下を見ながら歩くと木の枝に頭をぶつけて、いらっとする。

  • それにしても腹がぽってり出たおっさんに置いて行かれるのが情けない。<br /><br />付いていくのに必死で、熊のことなどすっかり忘れていた。<br />3人で声を出して歩けば熊も出てこないよ、というハナシであったが、置いて行かれて実質独り。

    それにしても腹がぽってり出たおっさんに置いて行かれるのが情けない。

    付いていくのに必死で、熊のことなどすっかり忘れていた。
    3人で声を出して歩けば熊も出てこないよ、というハナシであったが、置いて行かれて実質独り。

  • 7:30<br />馬の背<br /><br />やっと一息。

    7:30
    馬の背

    やっと一息。

  • 何とか天気は持ちそうだ。

    何とか天気は持ちそうだ。

  • 頂上はあれだ。<br /><br />ここで、お連れさん達に追いつくが一瞬で捨て置かれる。

    頂上はあれだ。

    ここで、お連れさん達に追いつくが一瞬で捨て置かれる。

  • AM8:00<br /><br />斜里岳頂上<br /><br />斜里岳、別名オンネヌプリ。<br /><br />オンネヌプリは、アイヌ語名で、「大きな山」や「年老いた山」を意味するらしい。標高は1,547mでありオホーツク富士や斜里富士とも呼ばる。

    AM8:00

    斜里岳頂上

    斜里岳、別名オンネヌプリ。

    オンネヌプリは、アイヌ語名で、「大きな山」や「年老いた山」を意味するらしい。標高は1,547mでありオホーツク富士や斜里富士とも呼ばる。

    斜里岳 自然・景勝地

  • 向こうに見えるはオホーツク。

    向こうに見えるはオホーツク。

  • お連れさんAが先に登頂して生ハムサンドを食べようとしていたので奪い取る。<br /><br />山で生ハムを食べたのは初めて。<br />ハムの塩気が染み渡る。<br /><br />うまいねえ。

    お連れさんAが先に登頂して生ハムサンドを食べようとしていたので奪い取る。

    山で生ハムを食べたのは初めて。
    ハムの塩気が染み渡る。

    うまいねえ。

  • 雨ないし、ガスで何も見えないかと思われたが絶景が楽しめた。<br /><br />もう少しスカッと晴れてくれたらオホーツクもきれいに見えるだろうに。

    雨ないし、ガスで何も見えないかと思われたが絶景が楽しめた。

    もう少しスカッと晴れてくれたらオホーツクもきれいに見えるだろうに。

  • 頂上で休憩していると、二人組の男性が上がって来た。<br /><br />高齢の男性が、小さく“長かった”と呟くのが聞こえた。<br />ここ、斜里岳が最後の百名山であったらしい。<br /><br />頂上にいる全員(10人もいなかったけれど)で拍手で祝った。<br /><br />昨年の幌尻でも、同じようなシーンがあった。<br />他人事とはいえ、2年続けて満願成就に立ち会わせていただき光栄でありました。<br /><br />百名山、何年かかったんだろう。<br />さぞかし、苦労もあったに違いない。<br /><br />目標を達成しちゃったら、次は何をされるんだろう?<br />夢は夢のまま置いておいた方が良いのかもしれないな、と百名山とは距離を置く俄か山ヤは思うのでありました。

    頂上で休憩していると、二人組の男性が上がって来た。

    高齢の男性が、小さく“長かった”と呟くのが聞こえた。
    ここ、斜里岳が最後の百名山であったらしい。

    頂上にいる全員(10人もいなかったけれど)で拍手で祝った。

    昨年の幌尻でも、同じようなシーンがあった。
    他人事とはいえ、2年続けて満願成就に立ち会わせていただき光栄でありました。

    百名山、何年かかったんだろう。
    さぞかし、苦労もあったに違いない。

    目標を達成しちゃったら、次は何をされるんだろう?
    夢は夢のまま置いておいた方が良いのかもしれないな、と百名山とは距離を置く俄か山ヤは思うのでありました。

  • さて、あの尾根を越えて下山する。<br /><br />下山なのに登らにゃならんことに納得がいかない。<br /><br />

    イチオシ

    さて、あの尾根を越えて下山する。

    下山なのに登らにゃならんことに納得がいかない。

  • けだるそうに歩いていてんだろう。<br />お連れさんAに、後から、早く行け!とせっつかれる。<br /><br />途中、疲れた、もう歩けないとごねて花の写真を撮ることにする。

    けだるそうに歩いていてんだろう。
    お連れさんAに、後から、早く行け!とせっつかれる。

    途中、疲れた、もう歩けないとごねて花の写真を撮ることにする。

  • 花の写真を撮りながらしばし休憩するわけだ。<br /><br />それにしても今回の山のために、この1年間さんざん有酸素運動を行ってきたのに、息が切れる。<br />おかしい。

    花の写真を撮りながらしばし休憩するわけだ。

    それにしても今回の山のために、この1年間さんざん有酸素運動を行ってきたのに、息が切れる。
    おかしい。

  • 北海道に入るまでの一か月、禁酒までして臨んだのに変だ。

    北海道に入るまでの一か月、禁酒までして臨んだのに変だ。

  • お連れさんたちは、花には目もくれない。

    お連れさんたちは、花には目もくれない。

  • この時は、もう本当に歩くのが嫌になって、どうしてこんなしんどいことをしなくちゃいけないんだろう?という疑問が頭の中をぐるぐる回った。

    この時は、もう本当に歩くのが嫌になって、どうしてこんなしんどいことをしなくちゃいけないんだろう?という疑問が頭の中をぐるぐる回った。

  • 蒸し暑くて食欲がなく、いわゆるシャリバテ、ハンガーノック状態だったのであろうと今は思うが、下りはどうも苦手だ。

    蒸し暑くて食欲がなく、いわゆるシャリバテ、ハンガーノック状態だったのであろうと今は思うが、下りはどうも苦手だ。

  • AM10:00<br />熊見峠<br /><br />ガスってきて視界が悪い。<br />この後、急速にガス欠状態となり本格的にバテる。<br />足が前に出ず、昨年同様迷惑をかける結果となった。<br />マッターホルンやキリマンジャロに出向く連中と、高尾山を歩いている者とではレベルが違いすぎる。<br /><br />何度もすべって転び這う這うの体で下山した。<br />熊見峠の後は疲れ切って撮る元気もなかったようで写真が一枚も無い。<br /><br /><br />このメンバーで山に来るのはもうやめよう、と思いながら嫌々歩いた。<br />

    AM10:00
    熊見峠

    ガスってきて視界が悪い。
    この後、急速にガス欠状態となり本格的にバテる。
    足が前に出ず、昨年同様迷惑をかける結果となった。
    マッターホルンやキリマンジャロに出向く連中と、高尾山を歩いている者とではレベルが違いすぎる。

    何度もすべって転び這う這うの体で下山した。
    熊見峠の後は疲れ切って撮る元気もなかったようで写真が一枚も無い。


    このメンバーで山に来るのはもうやめよう、と思いながら嫌々歩いた。

  • 12:00<br />何はともあれ無事下山。<br />熊スプレーは幸い利用しなくて済んだ。熊の生息地に勝手に入って住人(熊)に迷惑行為をしなくて済んだとも言える。<br />(余談ですが、この数日後斜里岳の登山者が熊と遭遇しています)<br /><br />標高差1,015m<br />距離9.8km<br />時間7.5h<br /><br />昨年同様今回も同行者の足を引っ張った。<br />そんなに酷いタイムでもないが、当方がいなかったらもう1時間早く下山できただろう。<br /><br />スピードを競うものではないけれど、何人にも抜かれた。<br />昨年の幌尻岳の失態(半ギブアップ)もあり、この一年体を鍛えたつもりだったが、鍛え方が足りなかったのか、鍛え方を間違えたか。<br /><br />それとも、予想以上に体力が落ちているのか・・・<br />1年間のトレーニングが、現状維持にもなっていなかったという事実は、へこむのに十分でありました。<br /><br /><br />

    12:00
    何はともあれ無事下山。
    熊スプレーは幸い利用しなくて済んだ。熊の生息地に勝手に入って住人(熊)に迷惑行為をしなくて済んだとも言える。
    (余談ですが、この数日後斜里岳の登山者が熊と遭遇しています)

    標高差1,015m
    距離9.8km
    時間7.5h

    昨年同様今回も同行者の足を引っ張った。
    そんなに酷いタイムでもないが、当方がいなかったらもう1時間早く下山できただろう。

    スピードを競うものではないけれど、何人にも抜かれた。
    昨年の幌尻岳の失態(半ギブアップ)もあり、この一年体を鍛えたつもりだったが、鍛え方が足りなかったのか、鍛え方を間違えたか。

    それとも、予想以上に体力が落ちているのか・・・
    1年間のトレーニングが、現状維持にもなっていなかったという事実は、へこむのに十分でありました。


  • 道の駅 パパスランドさっつるの温泉で汗を流す。<br />昨年は、マダニにかまれたので入念に体をチェックして。<br /><br />この後釧路へ移動する。<br />今夜は久しぶりに、乾いたシーツのベッドで眠ることができる。<br /><br />釧路まで100km超。<br />斜里岳に登った後で100km運転する体力気力は当方には残っていない。<br />運転手に遠慮してビールは釧路まで我慢することにする。<br /><br />達成感よりは敗北感を感じた山行でありました。<br /><br />“来年こそ羅臼ね”<br />と軽く言われたので、君たちとはもう山には来ないと宣言したら、昨年も同じこと言っていた、と笑われた。<br /><br />何はともあれ、釧路岳はクリアできた。当初登る予定であった難易度の高い羅臼岳ならギブアップしていたかもしれない。<br />羅臼岳の登山道を閉鎖する原因になった熊の出没にはちょっと感謝した。<br /><br />後は飲んで食べるだけ。<br />釧路で海鮮が待っている。<br /><br />釧路の夜の様子は、次の旅行記で。

    道の駅 パパスランドさっつるの温泉で汗を流す。
    昨年は、マダニにかまれたので入念に体をチェックして。

    この後釧路へ移動する。
    今夜は久しぶりに、乾いたシーツのベッドで眠ることができる。

    釧路まで100km超。
    斜里岳に登った後で100km運転する体力気力は当方には残っていない。
    運転手に遠慮してビールは釧路まで我慢することにする。

    達成感よりは敗北感を感じた山行でありました。

    “来年こそ羅臼ね”
    と軽く言われたので、君たちとはもう山には来ないと宣言したら、昨年も同じこと言っていた、と笑われた。

    何はともあれ、釧路岳はクリアできた。当初登る予定であった難易度の高い羅臼岳ならギブアップしていたかもしれない。
    羅臼岳の登山道を閉鎖する原因になった熊の出没にはちょっと感謝した。

    後は飲んで食べるだけ。
    釧路で海鮮が待っている。

    釧路の夜の様子は、次の旅行記で。

    道の駅 パパスランドさっつる 道の駅

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