2024/06/28 - 2024/07/02
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y_0236さん
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カムイミンタラとはアイヌ語で「神々の遊ぶ庭」という意味。
大雪山系を指す言葉。
旭岳からトムラウシまで三泊四日の縦走計画を立てるも、悪天候予報のため縦走は中止となり、1泊の山行となりました。
この旅行記では、下山後旭川のホテルを出てネットで見つけた予約不要、宿泊料無料の宿がある雨竜沼湿原へ向かいます。
途中、狐の親子に遭遇。
なかなか面白い時間が過ごせました。
今回の三泊四日の旅で出会った狐は7匹。今頃どうしているやら。
この旅行記は、
カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で神と遊ぶ 旭岳からトムラウシまで縦走計画~大雪山のお花畑と雨竜沼湿原・移動編
https://4travel.jp/travelogue/11913973
カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で神と遊ぶ 旭岳からトムラウシまで縦走計画~大雪山のお花畑と雨竜沼湿原・旭岳~白雲岳編
https://4travel.jp/travelogue/11920008
カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)で神と遊ぶ 旭岳からトムラウシまで縦走計画~大雪山のお花畑と雨竜沼湿原・お鉢巡り編
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11921521/
の続きであり、今回の北海道の旅の最終章です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
一昨日も泊まった9Cホテル 旭川で朝食に無料サービスのTKGを食べていると、げそ丼のチラシが目に留まった。
旭川のソウルフード、げそ丼。
TVで見た記憶がある。
風邪をひいたのか、ちょっと熱っぽいが50円割引券も付いているし、旭川ではこれといった美味しいものにも出会えなかったので試しに行ってみることに。9Cホテル 旭川 宿・ホテル
-
立ち喰いそば屋 天勇 総本店と書かれていたが支店は無くフードトラックが時々出没するようだ。
50円引きの券を渡すと、50円玉を渡された。ん?
自販機でげそ丼小400円をぽちっと。
旭川のソウルフード、げそ丼。わかっちゃいたが、げそ天丼以上でも以下でもなかったな。
丼タレがやけに甘いのが気になった。
まあいい。
旭川のソウルフード、クリア。立ち喰いそば屋 天勇 グルメ・レストラン
-
ランチはネットで見つけた手打ちそば加々家へ向かった。
かがやだと思ったが、“カカカ”らしい。
https://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010705/1012945/手打そば加々家 グルメ・レストラン
-
なぜ、朝食の次に急に昼食の話になるかと言うと、SDカードが入っていない状態でカシャカシャカメラのシャッターを切っていたからで。
しばらくはスマホに残っていた写真で話を続けます。
しかし、なぜシャッターやハンドルは“切る”っていうんですかね? -
幌加内産蕎麦粉で打った十割そばの鴨せいろ
手打ちそば加々家さん、今まで北海道で食べた蕎麦では一番旨い、と意見が一致した。
確かに美味かった。 -
最寄り駅は東滝川。機会があったら是非。
強面の主は永ちゃんのファンみたいです。 -
昨晩の旭川の夜のグルメが消化不良だったので、イオンであれこれ海鮮食材を買い込んで雨竜沼湿原へ向かう。今宵は海鮮BBQという魂胆である。
ダート道を進むと目の前に狐が三匹。 -
子狐3匹かと思ったが、親子であるらしかった。
母狐が車を通せんぼ。
車から降りると茂みに隠れ、こちらが車に乗ると再び通せんぼ。 -
そんなことを何度繰り返しただろう。
SDカードの入っていないカメラのシャッターを何度押したことだろう。
ここでやっとカードが入っていないことに気が付いた。 -
車から降りたり、戻ったり。
らちが明かないので、二人がかりで説得。
何かあげたいのは山々なれど、それは君たちのためにならないのよ。
道を開けてもらえないかな。 -
母子家庭でしてね、ごらんのとおり育ち盛りの子供が二匹いて大変なんですよ。
何か少し分けてもらえませんかね?
全身でそう言われたような気がした。 -
何度か話すとわかってくれたようで、母狐は草むらで丸くなってしまった。
-
害がないと分かったのか今度は子狐登場。
-
イチオシ
興味津々の様子で近寄って来るので、猫じゃらしならぬ狐じゃらしを草で作ってしばらく遊んでもらった。
エサはあげられないけれど、子守ならお任せを。
暫し子狐とダンス。
この大きさじゃ、子別れの儀式も時間の問題だな。
子別れの儀式、親が子を独り立ちさせるための儀式って言われているけれど、大人の顔になった子狐が縄張りへの侵入者に見えるから、という説もある。
狐じゃらしに飽きた子狐が草むらに消え、丸くなっていた親狐も姿を消してようやく我々も出発。
やれやれ。 -
ダート、舗装、またダート、そして舗装と走りにくい道を進むとふいに人工物が目に入った。
-
雨竜沼湿原管理棟。
ネットでは16:30までは管理人常駐となっていた。 -
これが予約不要、宿泊料無料の南暑寒荘。
ネットの情報では無料となっていたが、2024年現在、協力金一人500円。
雨竜町で買い物等に使える500円分の券がもらえる仕組みとなっていた。
今年から浄水をしなくなったので、水はそのまま飲むなとの注意を受ける。 -
先客は毎月札幌から来ているという親子連れのみ。
-
管理人が不在の場合は勝手に入れ、というルーズなルール。
-
これが我々に与えられた部屋だ。
布団、カーテンは無い。
山帰りの我々には無論何の問題もなし。
屋根があり、トイレは水洗、電気があるというだけで今の我々には天国である。
シャワールームは使用禁止。
TVはあったが点かなかった。 -
併設の何年もキャンプした形跡の無いキャンプ場。
キャンプ場には誰かが置いて行ったBBQセットが必ず一つや二つあるからそれを拝借して海鮮BBQしよう、という甘い考えは霧散。雨竜沼湿原ゲートパークキャンプ場 キャンプ場
-
キッチン。
ヒューズが飛ぶから二つ同時に使うなと書かれたIH、やかん、鍋があるというのはネット情報通りだが、フライパンが無くなっていた。
さて、どーする?
こりゃ、鍋で焼き魚を作るしかないな。
包丁はなく、かろうじてVictorianoxの小さなナイフが一つ。 -
山ヤの晩餐が始まった。
じゃがバター
茹でただけなのに、北海道のジャガイモってなんでこんなに美味いんですかね? -
鍋で焼いたホッケ
フライパンが無いので無理やり鍋で焼き魚。 -
鍋焼きハラスは焦がした。
-
あわびは酒蒸し。
-
ホタテはメスティンでバターソテー
-
鍋焼きキンキ
今回の旅のきっかけの一つは京都で食べたキンキ。
五月の京都。所要の合間に京都と大阪で美味いもん巡り
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11914633/
焦げたが絶品だった。
北海道の海鮮、堪能させていただきました。 -
AM7:30
さて、翌朝。
暑寒別岳登山は、体調がすぐれず見送り。
湿原散策のみ楽しむことに。
https://www.town.uryu.hokkaido.jp/docs/shitsugen-gaiyou.html -
白竜の滝
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AM8:50
標高850mの雨竜沼湿原に到着。雨竜沼湿原 自然・景勝地
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見事なまでの貸し切り。
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ワタスゲ
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北海度は広いな。
まだこんな場所が隠れていたとは知らなかった。 -
今日夜の便で羽田へ戻る。
今回の旅でキツネ、リス、鹿には出会えたが熊の姿を見ていない。
どこかにいないものかと目を凝らす。
出会ったのは数人の登山家と山菜盗人のみ。 -
ちなみに、雨竜町、街中にいくつもの熊出没情報があった。
熊は餌を求めて山を下りて射殺され、人は山菜を盗りに山に登る。 -
イチオシ
ところで南暑寒荘、いったいなぜ予約不要で無料なのか?
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ある時、雨竜町が暑寒別岳と雨竜沼湿原を観光の目玉としようと目論む。
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予算を組んでキャンプ場と山小屋を作ったものの・・・
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思ったほど利用者は増えず・・・
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ここ数年は、街中に熊の出没も増えますます利用者が減り・・・
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とうとう、予算も削減されてしまい・・・
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小屋の水の浄水も行われなくなった。
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そして、町から暑寒別荘までの道は、まだらに舗装されたまま放置されることになった。
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イチオシ
時折、我々のような変わり者がやって来る。
まあ、こんなところだろう。 -
イチオシ
おかげでこんな景色を独り占めさせていただける。
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帰る頃に晴れてくるのはお約束。
暑寒別岳が姿を現した。暑寒別岳 自然・景勝地
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きれいな湿原なれど、ここまで来るのに2時間弱ほど登山しなきゃならない。
雨竜沼湿原 自然・景勝地
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イチオシ
キャンプするだけなら、道内他に素敵な場所はいっぱいある。
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暑寒別岳を登るためにやって来る登山家も決して多くは無かろう。
-
北海道には魅力的なエリアがいっぱいあるからねえ。
-
イチオシ
かくして、我々は無料の宿を得、こんな景色を独占している。
北海道の尾瀬って宣伝するわけにも行かないだろうから当分静かなままだろう。
イイトコでしたよ。 -
雨竜町に戻っていきいき館で汗を流す。
https://www.town.uryu.hokkaido.jp/docs/genkimura.html
熊鈴をつけていたので、脱衣所で町民に山(湿原)、行ってきたんか?
と訊かれた。
イイトコですねぇ、と応えると。
そうかい?行ったことないんだと返って来た。 -
お連れさん、上がってこないなと思っていたらサウナで質問攻めにあっていたらしい。
余程よそ者が珍しかったんだろう。 -
併設の食堂でかつ丼
面白かったよ雨竜町。
帰り道では狐とダンスを踊れなかったのはちょっと残念。
千歳空港へ車を走らせる。 -
千歳空港に戻って、札幌魚河岸 五十七番寿し
この立ち食い寿司、千歳空港に来るたび覗いてみるもいつも行列で入れなかったがこの日は列無し。
閉店18:30、あと15分。
だから列が無かったんだ。
北海道らしいネタをとホッキとホタテ。
注文はタブレット。五十七番寿し グルメ・レストラン
-
甘エビと蛸の頭
閉店まであと10分くらいだろうか。一人の女性が入店。
と同時に彼女の携帯が鳴る。
几帳面な人らしく、ノートに何やらメモされている。 -
イカとニシン
女性の電話が終わったと思ったら、また鳴った。
今度はどうやら、お客さんからの電話のようだ。
“こちらこそありがとうございました”と何度も頭を下げている。
女性は、ツアーガイドさんかな。電話の主はその客だろう。
閉店時間になったので、店を出た。この女性が無事寿司を食べることが出来たのは知らない。
寿司をつまみながら女満別空港の立ち喰い寿司のウニのことを思い出していた。
道東の自然と食と思い出を巡る旅。天気に翻弄された3泊4日。網走、北の暖暖、能取岬と女満別の立ち食い寿司編
https://4travel.jp/travelogue/11533557
空港の寿司屋、ちょっとしたドラマがあって毎回なかなか面白い。 -
時間だ。
ではまた来年。
来年こそはトムラウシまで。
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