2020/10/02 - 2020/10/04
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y_0236さん
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支笏湖湖畔にある温泉で約30人で大宴会!という企画が持ち上がったのは1年以上前のこと。
そう、コロナのコの字もなかった頃だ。
ならば、前入りして宴会の前に羊蹄山をやっつけようではないかとの便乗企画が持ち上がる。
羊蹄山は蝦夷富士の名を持つ 北海道を代表する名山。日本百名山のひとつでもある。 標高は 1,898m。北海道の山はプラス1000mと考えろと言われ、本州の3000級の山とそん色ない。
羊蹄山に登ってから温泉の宴会に突撃しようという素敵な計画である。
そうこうしているうちにコロナ。
日本全国から呑兵衛が集まり北の大地でどんちゃん騒ぎを行うはずであったが、あえなく中止。有志(飛行機のキャンセル料を惜しんだ小市民)による少人数の集まりに変更と相成った。
必然的にサブ企画であった羊蹄山登山がメインに繰り上がることになる。
羊蹄山の登山コースは4つあり、選んだのは傾斜が緩く一番初心者向きだと言われる真狩コース。
千歳についた初日に9合目の避難小屋まで上がり、翌日頂上でご来光を見て下山するという計画もコロナの影響で避難小屋の宿泊が不可となり、羊蹄山自然公園真狩キャンプ場で1泊して翌日、日帰り登山することに。
標高差1500mの日帰り登山、今の多体力で大丈夫か?
羊蹄山は富士山のような独立峰であり頂上からは360℃の景観が広がるはず・・・
時は10月、見事な紅葉が目を楽しませてくれるはず・・・
であったが登山前夜は土砂降り、登山道は溶けたチョコレート状態。
レインウエアを着れば暑いし、脱げば寒い。視界は無いわ、風は強いわと、ホワイトアウトの中の結構な苦行登山となりました。
前半は羊蹄山登山、後編は北大植物園と余市のワイナリーを中心とした二泊三日の旅行記 登山編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
いつものようにYCATからベイブリッジを通って羽田空港へ。
旅に出る時はやはりちょっとわくわくしますね。横浜ベイブリッジ 名所・史跡
-
本日はスカイマークで新千歳空港へ。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
-
定刻通りに離陸。
眼下にはスカイツリー。 -
なぜか翼にはハート
-
新千歳空港についてまず向かうはスノーショップ出発店。
新千歳空港 空港
-
なぜここに来たかというと、ガスカートリッジを購入するため。
今夜はキャンプをする予定だけれど、ほら、飛行機には危険物持ち込めませんから。
ガスカートリッジ1個660円也。べらぼーに高いが仕方ない。
カートリッジは店員さんに言うと出してくれます。
使用していなくても返品不可と書かれた書類にサインを求められた。スノーショップ (出発売店) お土産屋・直売所・特産品
-
神戸から到着する友を待つこと1時間。
ローソンってなんでLAWがSONなんだろ?ローソン (新千歳空港到着口店) スーパー・コンビニ・量販店
-
どういう裏ワザを駆使したのかは知らないが、知人が手配したレンタカーは2泊3日で4500円という破格の価格。
エンジンはついているか?
タイヤは4本あるか?という心配は無用で良く走ってくれた。
運転は全くしなかったが・・・ワンズレンタカー (新千歳空港店) 乗り物
-
横浜はピーカンだったが北海道は曇り。
この日、北海道を除く全国はほぼピーカン。
北海道は曇りのち雨という素敵な予報が出ていた。 -
さてさて、車を飛ばして向かったのは真狩の蕎麦屋いし豆。
道内一とも言われる蕎麦屋でランチの予定が、まさかの売り切れ。
平日の14:30で売り切れる蕎麦、食べてみたかった。いし豆 グルメ・レストラン
-
真狩にはマッカリーナというフレンチレストランがある。
洞爺サミットの際、ファーストレディたちが利用したことで一気に名が売れた。
ここでランチないし、ディナーという計画もあったが、帰りに誰が車を運転するかという問題が解決できず、立ち消えに。
ここも行ってみたかった・・・
あえなくキャンプ場で自炊となり、
道の駅 真狩フラワーセンターでキャンプでの食材探し。
予報に反して青空が。道の駅 真狩フラワーセンター 道の駅
-
道の駅にめぼしい食材が無かったので、本日のディナーはジンギスカンに決定である。
北海道はたいていのコンビニでジンギスカン用の肉と使い捨てジンギスカン鍋が買える。
真狩の町にはセイコーマートとセブンイレブンがあった。
セイコーマートは北海道では顧客満足度ナンバーワンのコンビニ。
ジンギスカン鍋もしっかりあった。素晴らしい。
しかし、サンドイッチはセブンイレブンの圧勝。 -
食材とアルコールを買い込み、向かったのはまっかり温泉。
サウナあり露天風呂ありおまけに源泉かけ流しという素晴らしい温泉でした。まっかり温泉 温泉
-
人がいたので風呂内部の写真は撮れなかったが、露天風呂から明日登る羊蹄山がどーんと眺められる。
-
真狩湧水の里で名水をGET。
京都伏見あたりの地下水と異なり、これでもかと湧き出た水は見た目まったくありがたみを感じなかったが、後でこの水で焼酎のお湯割りを作ったら、びっくりするほどうまかった。
担いで帰れば良かったと後悔。湧水の里 グルメ・レストラン
-
今宵の宿は真狩焚火キャンプ場
北海道のキャンプ場は広くて気持ちがいい。
こちら設備も申し分なかった。 -
テントを張るのは、数年前の屋久島以来だ。
最近はキャンプブームであるらしい。
このキャンプブーム、数年おきにやってくる。
ブームが去った後、決まって多摩川河川で暮らすホームレスの人々の家(テント)が新しくなる。 -
安ワインのつまみにベーコンを焼く。
この使い捨てジンギスカン鍋、本当に良くできている。使い捨てとはいえ数回の利用には耐えそうだ。 -
イチオシ
見上げれば見事な紅葉。
ビールがうまい。 -
さてさて、ジンパである。締めにはうどんを投入である。
大阪人が行うのはタコパ。
道民が行うのはジンパ。
それぞれ、たこ焼きパーティーにジンギスカンパーティーのことだ。
どなたか使い捨てのたこ焼き鉄板を開発してくれないものかと、この鍋を使う度に思う。
ほろ酔いになった頃、天気予報通り土砂降りとなった。
明日の登山は無理かもしれないな、と思いながらに眠りにつく。 -
明け方になっても雨はテントを叩いていた。
こりゃあ、今日の登山は無理だなと二度寝を決めこもうとしたときに、
“いこか”
と声がかかる。
恒例の使用前(登山前)の写真を撮っておく。
すでにカメラのレンズは雨の影響で曇っていた。
熊に出会いませんように。と願いながら入山。
AM:6:00少し前 -
AM:6:15
一合目
雨で道はぐちゃぐちゃ。先が思いやられる。
予想に反して暑い。 -
AM:6:30
二合目。
あまりの悪天候と荒れた登山道。
既に心が折れそうだ。 -
AM:6:40
二合目半。
何故だかはわからないが二合目半という案内がかかっている。 -
AM:7:00
三合目
ところどころ紅葉が見事なんだけれど、基本真っ白。 -
本当は燃えるような紅葉の中を進んでいるんだろうねえ。
ところで一か所、やけに獣臭い場所があった。
熊が潜んでいるのではなかろうか?
と結構ヒヤヒヤした。 -
AM:7:30
四合目
四合目でこれなら、頂上付近はいったいどうなっいることやら。 -
ホント修行以外の何物でもないな。
こんなしんどいことしないで、麓でビールでも飲んでた方が良かったんじゃないの?
と自問自答。 -
AM:8:00
五合目
やっと半分 -
AM:8:30
六合目
予想外に暑く、普段はあまり飲まない水の消費が早い。1.5L担いできたけれど足りなくなるかもしれないな。 -
AM:8:50
七合目
黙ってひたすら足を前に出す。 -
AM:9:10
八合目
今度は寒くなってきた。 -
背の高い木が少なくなる。
そろそろ森林限界が近い。 -
覚悟はしていたけれど、景観は全く期待できないな。
-
AM:9:40
九合目
九合目付近でリスが二度ほど出てきてくれたがカメラに収めることはできなかった。
左に行けば避難小屋だが寄らずに頂上を目指す。 -
AM:9:50
よっしゃ―到着!と記念写真まで撮ったがその実、山頂は左という案内板であった。 -
お鉢めぐりを開始する。
真狩コースから登った場合、山頂はちょうど反対側になる。
反時計まわりは岩場だがやや近い。
時計回りは、やや遠いが岩場なし。 -
時計回りで頂上まで行き、来た道を戻ることを主張したものの、
一周した方がたのしいやん!
と聞き入れられることは無かった。 -
ほらほら、あんな岩場行きたくないんだよ。
-
12:00
よっしゃー登頂!
1898M制覇!
いやあ、きつかった。
足元が悪くて疲労度倍増。泥がついて靴が重い。羊蹄山(えぞ富士) 自然・景勝地
-
それにしても風が強い。
-
さっき、右から吹いていたかと思うと、今度は左。そして前と風向きがコロコロ変わる。
立っているのも一苦労の強風。
強風でなぜ雲は飛んで行かないんだろう?と思っていたが雲の中だけを風が巻いているようだ。 -
岩場のかけでランチタイム。
強風にガタガタ震えながらお湯を沸かし食べるカップラーメンの美味しいことったら。
先日の塔ノ岳でのレギュラーサイズでは足りないという教訓を活かして今日は迷わずビッグサイズ。
実はこのほかに、歩きながら小さなアンパン5個、スポーツドリンクを1Lほどお腹に収めたんだけれど、下山後体重を計ると、あら不思議。
コロナの自粛で太った分がすっかり消えていた。 -
標高の高い山を歩くと、女性の声が聞こえることがある。
この時も聞こえた。
大方、疲れと風のせいだろうがこの日は熊鈴のチーンという音もあり、気分は恐山である。 -
かつて建っていた小屋の後
-
12:30
お鉢巡りのスタート地点に戻る。
ぐるりとお鉢を一周したけれど、真っ白でどこをどう歩いたのか皆目わからず。
360℃の雲の中。 -
イチオシ
さて下山。
登山って登りだけがきついように思われがちだけれど、下山もきつい。 -
下りは全体重が疲れた膝にかかる。
転んだら溶けたチョコレートまみれになるのが見えているので慎重に、慎重に。 -
イチオシ
と、一瞬雲が切れて日が差した。
ホントはこういう景色が山全体に広がっているんだろうねえ。 -
目の前にも見事な景色が広がった。
正直なところ、この景色を見て思ったのは、あとどれだけ下るねん?である。
この後すぐ樹林帯に入り又何も見えなくなった。 -
もっとも所々に秋は感じられる。
10月3日の羊蹄山は秋真っ盛りだったが、この2日後に初冠雪となった。 -
どうやら雲の下まで下ったらしい。視界が広がる。
おーっ向こうにうっすらと見えるは洞爺湖か? -
15:30
無事下山
この日のために一年間、出来るだけ階段を使うようにしてきたのが役に立ったのかもしれないな。
転ぶことなく降りてきた。
あーしんど。 -
さっきまであの雲の中にいたのかと思うと不思議な気分だ。
真狩温泉で汗を流し、友が待つ札幌へ急ぐ。 -
札幌市内に入ると、ナビが急にP,P,P,P,Pとうるさいったらありゃしない。
ところで、定山渓に入る手前で交通事故に出くわした。
犠牲者は鹿である。
夕暮れの運転はホント要注意。 -
この日の宿はロイトン札幌。
-
ややクラッシックではあるけれど落ち着いた良いホテルだった。
go toの恩恵を受けてツインのシングルユースで3500円ほど。グランドメルキュール札幌大通公園 宿・ホテル
-
天王寺の旧都ホテルにそっくり。施工者は同じなのかもしれないな。
-
疲れた足には広めのお風呂がありがたい。
荷物を置いて友が待つ店へ急ぐ。 -
事前に、道民である友に観光客の来ない店で美味いもんを食わせろ!と頼んでおいた。
集合場所として指定されたのが帆掛寿司さん。帆掛鮨 グルメ・レストラン
-
30分の遅刻で小宴会に合流。
-
こちらの自慢は出汁いくら。
醤油いくらは知っているが出汁いくらは初めてだ。 -
〇〇ちゃん!と呼ぶ声が店内に響く。
常連さんの多い店のようだ。
ところでこちらのおかみさん、良くUFOを見るらしい。
ゆっくり話を聞いて見たかった。 -
イカソーメン
10月にイカソーメン?
と一瞬思ったものの、登山後の火照った体にと主が気をまわしてくれたんだと後で知る。 -
江戸前寿司という言葉があるが、北海道には蝦夷前というものも存在し、こちらのご主人は東京で修業したらしく、両刀使いであるそうな。
たらふく飲んで食べて、長く濃い1日は終わった。
翌日は、スープカレーを食べて余市のワイナリーに行くことになるのだけれど、この時点ではまだ何も決まっていなかった。
ホテルに戻って泥のように眠る。
札幌 奥芝商店のスープカリーと余市のワイナリー巡り 濃密な二泊三日北海道の旅 ワイナリー編に続く。
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