2024/12/05 - 2024/12/05
36位(同エリア436件中)
GATさん
9月のコロン湾レックに引き続き父島レックへ。
2022年11月に引き続きの2回目の父島ですが、今回も沈船オンリーダイビングです。珊瑚たくさんの青い海、イルカ、クジラは一切ありません!
前回利用したレックダイビング可能なお店が撤退したのですが、昔そのお店で働いていた方のダイビングショップなら11月~12月上旬の閑散期に対応可能という話で、プロの方の主催で4名で父島へ。
日本人は物忘れが酷いのか、この島が戦争に巻き込まれたことも知らない方も多いと思いますので少し紹介。
太平洋戦争終盤の1944年8月にアメリカ軍はマリアナ諸島攻略を終え、日本軍は小笠原諸島の防衛強化を急いだ。
アメリカ海軍は戦略見直しの中、小笠原諸島に対する航空攻撃スカベンジャー作戦を8月4日~5日に実施。
父島も空襲を受け地上施設のほか、艦船(駆逐艦1隻撃沈、揚陸艦2隻全損、徴用船舶12隻撃沈破)、航空機も若干破壊された。
この作戦以降、硫黄島の戦いまで、攻撃を行うが上陸作戦は実施せず、周囲に機雷を敷設するなどして孤立させ終戦。
なお、1944年9月2日に後の第41代大統領パパ・ブッシュがパイロットとして参加し、対空砲火に被弾し海上に不時着、後に友軍潜水艦に救助されています。
戦後はアメリカが統治し23年後の1968年6月8日に日本に返還。
今回の旅行記は5日の1本目、志摩丸(通称:深沈)をダイビング。
旅の日程
12月3日
東京竹芝桟橋:1100発(おがさわら丸)
12月4日
父島二見港:1100着
2ボートダイビング
12月5日
3ボートダイビング
12月6日
3ボートダイビング
12月7日
2ボートダイビング
父島二見港:1500発(おがさわら丸)
12月8日
東京竹芝桟橋:1500着
費用
おがさわら丸:53,680円
宿泊費:24,000円(3泊)
ダイビング代187,000円
食費:17,890円
お土産:8,905円
計291,475円
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は朝から青空。
滝乃浦湾の沈船を目指します。 -
二見港に停泊中のおがさわら丸。
-
5日1本目、徴用船 志摩丸 通称:深沈
排水量1,987トン・ 全長82.4m・1920年(大正9年)竣工。
1944年(昭和19年)3月24日に徴用され1944年(昭和19年)7月4日、輸送任務中に兄島滝ノ浦湾にて、米海軍空母艦載機の空襲により沈没。
黙祷の後、潜行開始。 -
ポイント名 深沈
平均水深16.5m Max38.0m 透明度Max25m 水温25.6℃
船尾から船首まで駆け足で移動する38分のダイビング。
機械室付近へ潜行していきます。 -
甲板、船体は崩壊した機械室付近に到着。
ここは魚影が濃いですね。 -
剥き出し状態のエンジン部分。
減圧が出る前に船尾へ移動します。 -
中層付近を船尾に向け移動中。
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甲板付近で30m前後なので、安全を少しは考慮して中層を移動。
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船尾に到着。甲板は崩れていますが船体は辛うじて原形を留めています。
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崩れた甲板に放置されたビール瓶。
ストロボがないとダメですね...。 -
ライトを照射してもこんな感じです...。
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次は船首へダッシュ!
体育系のダイビング。 -
折れたマストの根元が確認できます。
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水深30mオーバーなのでエアがガンガン減っていきます...汗
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イチオシ
崩れた機械室上を移動中。
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機械室付近を移動中に、ボートと沈船を係留していた索を躱したつもりが器材に引っ掛かるトラブル...。
幸い後方にいたベテラン女性の方が直ぐに気づき索を外してくれて異状なし。
本来なら索との距離を十分とって躱すのですが、軽い窒素酔いか?判断が鈍っていた感じ。 -
船首へ移動中に、ここで再度トラブル発生。
フィンの片方が脱げるアクシデント。沈んでいくフィンはすぐに回収できましたが、なかなか装着出来ず...。そして中世浮力が保てず徐々に沈んでいく...汗
とりあえず船体に向けて片フィンで移動すると、再度後方にいたベテラン女性の方の助けがありフィン装着完了。
しかし、息が乱れて整えるのに1分程かかりエアがどんどん減っていく...。 -
本来なら船倉を覗いて浮上予定でしたが残エアに余裕がないので浮上します。
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船首付近は原形を留めていますね。
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他の方は減圧ダイブで潜ってますが、水深5mまで浮上し長めの安全停止を行い水面へ。
さらば、志摩丸。
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この旅行記へのコメント (2)
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- aoitomoさん 2025/12/02 23:17:38
- 志摩丸『深沈』
- GATさん こんばんは~
スポット名『深沈』とこちらも『バラ沈』みたいに分かりやすいネームですね~
深めの水深を船尾から船首まで横移動は確かにエアも消費しそうです。
エアをいつも以上に気にしながらのダイビングで、
器材に引っ掛かるトラブルにフィンの片方が脱げるなんて・・
GATさんでも、こんなことがあるんですね~
確かに軽い窒素酔いの可能性もありますね。
私も経験があります、水中で居心地がよくなって、
レギュレーターなくても大丈夫かもって思ってしまったり。
最も何も問題は起きなかったのですが後でぞっとしました。
水深5mからでも船体がよくみえて透明度の良さもわかります。
aoitomo
- GATさん からの返信 2025/12/03 17:07:31
- 深沈
- aoitomoさま、こんばんわ。
2日目から深場の体育系ダイビングは疲れました。最近運動不足で...。
フィンが脱げるなんてダイビング20年以上してますが初めての経験でかなり焦りました汗。しかも深場ですから冷や汗ダラダラです。
フィンも長年使用しているので経年劣化しているのか、自分の足の形が変形してきたのか謎です。
ここは今回のダイビングでNo.1の透明度でした。潜行開始したらすぐに沈船のシルエットが見えてきて80年前の世界にタイムスリップです。
次は、中沈(中深度の沈船)の旅行記になります。
by GAT
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