2022/11/21 - 2022/11/21
21位(同エリア394件中)
GATさん
5月から計画していた小笠原行き。コロナワクチン接種も4回実施し、状況も少し落ち着いた11月下旬に無事に行くことができました。
今回の目的はダイビングですが、青い海、イルカ、クジラではなく、日本のダイビング人口では1%未満のレックです。
ダイビングショップも複数店舗ありますがレック(沈船)となると場所が分からないとか、危ないとかで塩対応。
1軒のみ対応してもらえましたがツアーで参加ならOKとのことで、主催者に連絡して今回の父島行となりました。
今回は父島3日目のダイビング1本目です。
旅の日程
11月18日
東京竹芝桟橋:1100発(おがさわら丸)
11月19日
父島二見港:1100着
2ボートダイビング
11月20日
3ボートダイビング
11月21日
3ボートダイビング
11月22日
2ボートダイビング
父島二見港:1500発(おがさわら丸)
11月23日
東京竹芝桟橋:1500着
費用
旅行費:おがさわら丸、宿泊費、ダイビング代188,860円
重器材レンタル代2,475×4日=9900円
食費・お土産代15,500円
しまぽ購入費56000円
計270,260円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- その他
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-
イチオシ
21日1本目、駆潜艇50号と甲標的と呼ばれる特殊潜航艇。
駆潜艇50号:排水量420トン・ 全長51.0m・1943年(昭和18)年11月30日竣工。
甲標的:排水量50トン・全長24.9m 竣工年月日不明。
駆潜艇50号は就役後は横須賀~サイパン間の船団護衛に従事。
1944年(昭和19年)7月15日館山湾を出港し、20日父島湾内で空母艦載機の空襲を受け後部に直撃弾を受け炎上沈没。この時に曳航していた甲標的も駆潜艇50号の後方で沈没。
黙祷の後、潜行開始。
本日は低気圧の影響で西風が吹き荒れ、二見湾内透明度最悪です。 -
ポイント名 駆潜艇50号と甲標的
平均水深19.7m Max32.3m 透明度Max12m 水温24.8℃
33分のダイビング。
潜行し後部へ向かいます。 -
後部13mm連装機銃は上空を睨んだまま。
直前の陥没した部分が爆弾の命中箇所です。 -
破壊された船体内で転がるビール瓶。
-
甲標的が沈む後方へ移動。
-
20m~30m進むと甲標的のスクリューが見えてきました。
-
甲標的は船体の半分が砂に埋もれています。
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司令塔が見えてきました。
-
司令塔の上部に特眼鏡が確認できます。
ソーナーもないので、この特眼鏡1本が外部を探る唯一の手段です。 -
イチオシ
人と比較しても甲標的の小ささが分かります。
この小さな船体に乗員が2名です。 -
船首部は砂に埋もれているので魚雷発射管は確認できません。
-
駆潜艇50号へ戻ります。
-
スクリューは原形を留めています。
-
駆潜艇の艇尾に戻ってきました。
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先程の13mm連装機銃を見ながら前部へ移動。
-
煙突とダビットが見えてきました。
透明度最悪...。 -
原形を留める煙突。
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クラゲと煙突の幻想的な一枚。
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船橋は数年前に崩壊して原形を留めていません。
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艇首の8cm高角砲が見えてきました。
まもなく潜行時間リミットでしたが最後に急潜行。 -
イチオシ
1944年(昭和19年)から上空を睨んだままの8cm高角砲。
-
残念ながら射撃装置もなく、空母艦載機の前には全く効果なしの高角砲。
精神論で工業大国アメリカに戦いを挑んだ末路です。
このころのアメリカは月間空母、週間空母と呼ばれる勢いで、正規空母を月1隻、護衛空母を週1隻のペースで完成させていました。 -
浮上開始と同時に減圧ダイブに移行。ゆっくり浮上開始です。
さらば駆潜艇50号。
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この旅行記へのコメント (2)
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- aoitomoさん 2023/09/05 23:08:09
- 戦争の恐ろしさを目の当たりにしますね~
- GATさん こんばんは~
『駆潜艇50号』
後部連装機銃が水面を見上げ無念さを感じさせるとともに、
爆弾による陥没もリアルです。
クラゲがいいアクセントになって空間を感じさせてくれます。
『甲標的』
この小さすぎる特殊潜航艇を見て、
これに乗り込まなければならない戦争の恐ろしさをつくづくと感じます。
私としてはこの特殊潜航艇が心に突き刺さりました。
aoitomo
- GATさん からの返信 2023/09/17 09:01:18
- 駆潜艇と甲標的
- おはようございます、aoitomoさま。
駆潜艇、甲標的は湾内で沈んでいますが、普段は透明度良好。
しかし、西風が吹くと晴れていても写真の状況になります...。
一番狙いの駆潜艇でしたが残念。
甲標的は想像以上に小さく、これでアメリカに挑んだ当時の日本は人命軽視の残念な国...。今のウラー突撃する恐ろしあと変わりませんね。
by GAT
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