時が止まった戦場へ父島でDIVE！～徴用船 志摩丸(SHIMA MARU)～

2022/11/20 - 2022/11/20

５月から計画していた小笠原行き。コロナワクチン接種も4回実施し、状況も少し落ち着いた11月下旬に無事に行くことができました。
今回の目的はダイビングですが、青い海、イルカ、クジラではなく、日本のダイビング人口では１％未満のレックです。
ダイビングショップも複数店舗ありますがレック（沈船）となると場所が分からないとか、危ないとかで塩対応。
1軒のみ対応してもらえましたがツアーで参加ならOKとのことで、主催者に連絡して今回の父島行となりました。
今回は父島2日目のダイビング１本目です。

旅の日程
１１月１８日
東京竹芝桟橋：１１００発（おがさわら丸）
１１月１９日
父島二見港：１１００着　
２ボートダイビング
１１月２０日
３ボートダイビング
１１月２１日
３ボートダイビング
１１月２２日
２ボートダイビング
父島二見港：１５００発（おがさわら丸）
１１月２３日
東京竹芝桟橋：１５００着

費用
旅行費：おがさわら丸、宿泊費、ダイビング代188,860円
重器材レンタル代2,475×4日＝9900円
食費・お土産代15,500円
しまぽ購入費56000円
計270,260円

エリア 父島(東京)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: その他

iPhoneの位置情報をスクリーンショット。
志摩丸の概略沈没位置。

20日1本目、徴用船 志摩丸　通称：深沈
排水量1,987トン・ 全長82.4m・1920年(大正9年)竣工。
1944年(昭和19年)３月24日に徴用され1944年(昭和19年)7月4日、輸送任務中に兄島滝ノ浦湾にて、米海軍空母艦載機の空襲により沈没。
黙祷の後、潜行開始。
潜行を開始すると船首が見えてきました。

ポイント名 深沈
平均水深22.0ｍ Max38.8ｍ 透明度Max25m 水温25.0℃
船首から船尾まで駆け足で移動する22分のダイビング。
とりあえず船首海底まで潜行していきます。

全長82ｍの中型船ですが、人と比べたら大きいですね。

船首から見る志摩丸。
かなり崩れてますが船首付近は原形を留めています。

船倉に眠る爆弾。
志摩丸は揚陸作業が完了する前に空襲を受け撃沈されたので、船倉には弾薬類が一部残っています。

ここにも航空機搭載用の爆弾が...。
輸送中なので信管は外されています。

船橋付近は崩壊しています。

船橋付近から見る船体後部。
船体は崩壊しています。

船体が崩壊し剥き出し状態の機関。

形からして復水器か？

水深35ｍ付近を移動しているので残圧見ながら後部へ急ぐ。

後部船倉は爆弾が命中したのか飛散しています。

船尾付近は原形を留めていて食器類が残っているのですが、そろそろ限界...。

船尾から船首方向の光景。

甲板には巻揚げ機のドラムが原形を留めています。

船尾を見ながら浮上開始。

徐々に水深を上げていきます。

さらば、志摩丸。

浮上すると、現代の平和な時間が過ぎる滝ノ浦に戻ります。

この旅行記へのコメント （2）

• aoitomoさん 2023/08/05 23:17:46

  ダイナミックなレックダイブ！

  GATさん　こんばんは～
  
  ポイント深沈の志摩丸
  潜行を始めて船首が見えてくるというのはワクワクしますね～
  しかも結構な水深でダイナミックなレックダイブです。
  船首や船尾も原形をとどめているので、
  船体イメージも十分に伝わってきたのではないでしょうか。
  
  現役でバリバリ潜られているGATさんが羨ましいです。
  続きも楽しみです。
  
  aoitomo

  GATさん からの返信 2023/08/12 16:41:02

  志摩丸

  aoitomoさま、こんにちわ。
  志摩丸は滝之浦湾の沈船の中では水深も深く透明度もあり、原形も比較的留めています。
  浅沈、中沈、横沈、バラ沈、第二号輸送艦は昔船だったのかな？と思うぐらい破損しています。
  コロナ落ち着いたので来年以降、東南アジア方面の沈船を潜る予定で計画開始です。
  しかし調べると水深70ｍ級が多くて水深20ｍ前後は少なくしかも透明度が悪そう...。
  by GAT