2025.06＆07　三度目のスイスも山歩き三昧「退職記念旅行(仮)」【９】…エーデルワイスを求めてのんびり歩き

2025/07/05 - 2025/07/09

ツェルマット滞在二日目。
昨日到着早々に、「テラスでマッターホルン眺めながらのんびりビール」を堪能しちゃったから、すでに満足感。
なんか半分以上の目的を達成したからか、グリンデルワルトで頑張りすぎたからか、もう適当でいいや～、という気持ちが無きにしもあらず。^^;

今日も朝からモルゲンロート見ることができたし。
(私より１時間も前に夫は起きだして夜明けの空を眺めていたらしい。)

残る目標は、エーデルワイスとアップルパイ。←なぜにアップルパイかは次回旅行記で。
じゃあ今日は「エーデルワイスを探す旅」に出かけよう。
って、エーデルワイスの時期には微妙に早いんだよね～。

なんか気合の張らない旅行記かもしれないけど、行き当たりばったり、以前とは違った、のんびり旅そのものといった一日になりました。
あ、ツェルマットピークパスの元も取ろう、なんちゃって俗な考えもありますよ～。^^;（笑）(^^)v
220.5CHF/一人、どうだったんだろう？いまだ計算していないけど。


◎ツェルマット滞在スケジュール　★印がこの旅行記
　7/5(土)…グリンデルワルトからツェルマットへ移動
★7/6(日)…エーデルワイス咲いているといいな～
　7/7(月)…逆さ〇〇とアップルパイ
　7/8(火)…雪！ゴンドラ乗り継ぎを楽しむ
　7/9(水)…憧れのアレでサンモリッツへ

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

★７月6日(日)★

早朝夜明け前のマッターホルン。

ただいま午前５時８分。
起きだして写真を撮っているのは、私、ではありません夫です。
マッターホルン大好きな夫、初めてのスイスもマッターホルンを見たいというものでした。
多分今回が最後であろうスイス旅、目に焼き付けているのかな～。

エクセルシオール ホテル

05:35

空が明るくなってきました。
雲一つかかっていない！

１分もたたずに、雲が朝日に照らされ始めました。

05:46

たった１分間の間にも微妙な変化があり、夫は楽しんでいる模様。
初日にして、こんな好条件でモルゲンロートに出会えるなんて

05:47

キャンドルマッターホルン、でいいですよね。
もう、ちょっと目を離した瞬間に刻々と変わっていく山の顔。

あ、この頃にはもう私も起きていましたよ～。

05:50

本当に刻々と変化していく様を固唾をのんで眺めています。

05:56

かなり下まで明るくなりました。
夫は寒い中、１時間以上もテラスで頑張りました。
ジャンパーは着てたけど、とてもそれだけじゃ耐え切れないくらい寒いです。
５時半ころ私が起きた時に、ベッドの布団をテラスにもっていってあげた優しい妻です。はい～。

モルゲンロートショーも堪能し、午前７時半、朝食を取りに行きます。

朝食会場は昨日の夜食べたホテル内、半地下のレストラン。
7時半にならないと、レストランへと降りていくエレベーターは動きません。

メニューはごくごくありきたりなものだけしかありませんが、この編み込みのようなパンがおいしかった～。

どっちも似たようなものですが。

夫は固いパンは嫌だと言って毎回クロワッサン。
今回の旅で、もうしばらくクロワッサンは食べたくないとなりました。^^;

私は、↑のあみあみのパンを自分の食べる分だけ切ったのと、茶色い硬いパン、一応食べてみました。
野菜は、きゅうりとトマトとパプリカ。
でも、朝食あるだけありがたい。^^;

コーヒーもいろいろありすぎて迷ってしまう。

無難にカプチーノ。
夫はどこに行ってもエスプレッソ。

さぁ、出かけましょう。

ホテル近くから眺めるマッターホルン。
裾野にちょっと雲がかかっているだけで、まずまずいい感じ。

マッターホルンを背に、Ｓunneggaスネガ行ケーブルカー乗り場までホテルから徒歩数分。

スネガ エクスプレス その他の交通機関

あれ、こんなんだったっけ？

１４年も前のことはすっかり忘れてます。
まるで異空間へとワープするかのようなトンネルを進んだ先に乗り場があります。

始めてみた時はびっくりしたこの傾斜。

何度見てもすごいなと思うけど。

５,６分でsunegaに到着。

で、Blauferd、Rothorn行きのロープウエーに乗り換えます。

マッターホルンは大体どこからでも見えるんだけどね、ついつい写真を撮ってしまう。

ロープウエイに乗っても、はい一枚、どころか何枚も。^^;

７,8分でBlauferdに到着。

この先まだ乗り換えてRothornに行けますが、Rothornには２００９年にサンライズツアーで行っているから、今回はエーデルワイスを見るためだけに歩くのでここBlauferdから歩きます。

ブラウヘルト 山・渓谷

歩くだけならどっちを歩いてもいいんだけど、２００９年に歩いたときにTuferenからBlauferdに向かって歩いたときに、自生のエーデルワイスを見つけたので、そのコースを逆から歩いてみようと、左の標識のほうに向かいます。

真ん中のほうにエーデルワイスの花のイラストがある、Burumenweg(花の道)、フラワーロードともいわれているコースです。

マッターホルンではないけど。
こういう山並みも素敵です。

Burumenweg、フラワーロードと言われるだけあって花の解説板があちこちにあります。

って、え、以前来た時にはなかったな～。
前回、自生のエーデルワイスを見つけた時の旅行記はこちら
　→　https://4travel.jp/travelogue/10357834#travelogue_groupArea　

けっこう、岩ゴロゴロの荒れた道なんですけど、ここがフラワーロードなんですよね～。

なので、お花も背丈の低いお花ばかりですが、それでもこんな過酷な環境の中咲いてくれるけなげな花たちです。

左下の花、スイスで時々見かけるけど、なんという花かわからないけど、面白い花だよね。

お花の写真は「お花激写おじさん」にお任せ～。

何気にマッターホルンとのショットです。（笑）

こんなモサモサもたくさん咲いている。

調べてもわからず。
「チョウノスケソウ」かも？
チングルマにも似てる気がする。

右の花は翁草の花後？
いや～、花の名前って本当に難しい。

アルペンアスターの説明版と、マッターホルン。（笑）

説明版には、日本語解説がついているのもあります。

マーモットも見られるそうです。

以前一度見てるし、カナディアンロッキーでも見てるし、動物はそこまで興味がないから、見られなくてもがっかり感はない我が家。

あ、アルペンローゼが咲いている。
ツェルマットでは時期的にやっと咲き始めたところでしょうね。

結局エーデルワイスは見つけられず。
というよりやっぱり時期的にちょっと早いのかも。
グリンデルワルトでさえ7月中旬くらいから咲き始めるということだから、ツェルマットはもうちょっと遅い感じになるのかな。

過去２回のツェルマット訪問は、７月２０日過ぎだもんね。
咲いていない確率のほうが高いとはわかっていても、やっぱりもしかして、という気持ちでしたが。

ま、仕方がない。
気持ちを次のもう一つの目的に切り替えて歩きます。
ここまで１時間くらいのコースです。

同じような写真ですが、上の写真と下の写真では、４０分くらいの時間差があります。

下の写真のほうがちょっと高度感下がった感じに見えるくらいの違いかと。^^;

10:50

Sunneggaのケーブルカー駅に到着。

スネガ 山・渓谷

ケーブルカーで、ツェルマットの街まで下ります。

この傾斜、伝わりますか？

朝、歩いている途中でバス停を見つけていたので、軽く歩いた後、一気にゴンドラ乗って空中散歩しようという予定を立てました。

行き当たりばったりの計画です。
今日は本当に、エーデルワイスの道を歩くということだけの予定で、それも１時間弱のハイキング、ただいま１１時を過ぎたばかり、時間はたっぷりあります。

バス停からも、滞在しているホテル「EXCELSIOR」が見えています。

このバスに乗って行きます。
行先表示されているのでどこに行くかわかりますね。

もちろん、ツェルマットピークパスがあるので料金はかかりません。

11:20

Matterhorn Glacier Paradise　ゴンドラリフト乗り場

①Zermatt (1646m) ＝ Furi (1864m)　７分
②Furi (1879 m) ＝ Trockener Steg (2940m)　８分
③Trockener Steg (2923 m)＝ Klein Matterhorn/Matterhorn glacier paradise (3821m)　９分

２回乗り換えて、１６００mから３８００ｍまで約４０分かけてたどり着きます。
往復　１２５CHF/１人　日本円換算２３０００円！
これだけでも元取れそう。

マッターホルン エクスプレス その他の交通機関

最初はマッターホルンを眺めながらのどかな風景の中進みます。

だんだんと険しい様相となり…

Furiで乗り換えた後かな。

マッターホルンが近い。（笑）

氷河も見えてきてちょっとテンションが上がる。

この後もっとすごい光景を目にすることになるんだけどね。

11:53

Trockener Steg 到着。
大型のロープウエイに乗り換えます。

氷河とスキー場？

お～、氷河が崩れ始めているところだ～。

氷河の上を進みます。

びっくり体験です～。
前回も乗ってるはずだけど、こんな景色見たこと忘れてる！

ほら、すごいよね～。

見てるだけでも怖いけど、乗ってても怖い。
風が強くて、こんな大きなゴンドラがけっこう振られるんですよ～、怖いったりゃありゃしない。

真下は氷河ですよ～。
ま、でもスイスの技術力は信頼してますけど。

氷河のクレバスまではっきりと見てとれる。

凄いけど、怖い！

12:10

Matterhorn Glacier Paradiseに到着。
４０分ほどかかりました。

標高３８００m超えてますが、意外と高所に順応できる我が家。
富士山も、ユングフラウでも、ほぼほぼ高山病の気配はなし。
最初ちょっとふらっとするのと、おなかが張りガスがたまるというのはありましたが。

せっかくここまで来ましたが、「来た」ということだけで満足して、ちょっと外に出て引き返します。

本当にただ、ゴンドラに乗って空中散歩を楽しんだだけです。^^;

マッターホルン グレーシャー パラダイス 山・渓谷

みんなスキーやボードをしにここまで来るのね～。

さすがに、この時期はがらんとしてますが、ピーク時はこのスペースも埋まっちゃうんですね。

12:15

本当に５分ほどの滞在でした～。（笑）←何やっとんねん^^;

下りも怖い。

氷河の隙間に小さな氷河の水たまりができている。
小さいといっても実際はかなりの大きさがあるんだろうけど。

帰りのゴンドラに乗っているときに、４人くらいの若い女の子達と一緒に。

その時に持っていた「HI-CHU」を、おすそ分け。
喜んでもらえたようです。

下りのゴンドラはまっすぐツェルマットに帰らずTrockener Stegで乗り換えて、Schwarzsee(シュバルツゼー)にやってきました。

シュヴァルツゼー 山・渓谷

ツェルマットの街が下に見えていますね。

Schwarzseeからツェルマットまで歩きます。

12:50

ツェルマットまで、１時間４５分。
ただいま１時ちょっと前、途中Zumttあたりでお昼ごはんにしたいな～、と思いつつ歩き始めます。

道の両側は一面ピンク。

フジバカマみたいな違うような…

ポツンと一軒家、もちろん廃屋ですけどね。^^;

13:40

Zumttの街？村？に入ってきました～。

ツムット 山・渓谷

ツェルマットといえば、このネズミ返しの土台の石ですね。

穀物蔵にネズミが登ってこれないような単純な仕掛けですけど、簡単で絶妙な知恵ですね。

このZumttあたりで、お昼でも～、と考えていましたが、甘かったようです。

どこも満席、かなり混みあっています。
ま、あきらめるか～。

このあたりまで来たら、マッターホルンはちょこんと頭しか見えません。

毛がもこもこの羊さん？

あ～、ツェルマットの街が見えてきましたね。

ただいま午後２時２０分。
さすがにおなかが空いて、携帯食の羊羹を食べてしのぎます。

なんか雲行きも怪しくなってきましたね～。

気温も昨日から比べて下がりましたね。

湿度がないので、ちょっと涼しい感じ。

15:00

co-opに寄って、夕ご飯のお買い物をしてホテルに戻ります。
もう昨日のレストランでの、あの値段を考えると外食する気にもなれません。^^;

コープ (ツェルマット店) スーパー・コンビニ

16:00

ホテルについて、まずはビール！
毎日これが楽しみで歩きます。(決してアル中ではありません^^;)

で、結局お昼ごはんはどうしたかというと、co-opでパンを買って食べたんだっけと、下の写真を見て思い出しました。^^;

エクセルシオール ホテル

19:00

もう、これがこの後の定番となった、co-opの夕食。

サラダに、レンチンしなくていいお惣菜。
といっても、種類はそんなに多くないから、後半飽きたけど。^^;
それでも５０００円くらいかかってたんじゃないかな。

左のパン、co-opのシナモンロールおいしかったよ～。
シャインマスカットも、１パック5CHF(９００円弱)


なんかのんびりしすぎて、ポイントが絞れない感じの一日となりました。
明日はどうなる？

この旅行記へのコメント （2）

• Emmyさん 2025/09/07 23:37:56

  エーデルワイス

  ゆんこさん
  
  旅行記のタイトル「エーデルワイス」に激しく反応しました。スイスといえばマッターホルンとエーデルワイスというのが私の勝手なイメージ。なのにまだ一度も自生のエーデルワイスを見たことがないのです。もはや私の中では幻の花になりつつあります。
  
  以前のゆんこさんの旅行記を見て、私達もエーデルワイス狙いで、去年ロートホルン・パラダイスからブラウヘルトまで歩く計画でした。そしたら下のケーブルカーのチケット売り場の人に「雪で歩くのは無理よ～」と言われて予定変更。ブラウヘルトからツェルマットまでハイキングした次第です。そっか、ブラウヘルとから逆行して登ればよかったのか、、。
  
  ゆんこさん達も今回はエーデルワイスと縁はなかったんですね。でももう以前見られているし、、それだけで羨ましいです。
  
  グレッシャー・パラダイス展望台には4年前に一人で行きました。一気に富士山より高い展望台に行けちゃうなんて、さすがスイスの技術力ですよね。私も寒くてすぐ退散しましわ。帰りは同じくシュヴァルツぜーからハイキングして町に戻りました。
  
  ご主人のマッターホルンのモルゲンロートのお写真がどれも素敵。良いお天気に恵まれて幸運ですね。ホテルからの眺めがいいと本当に気持ちよく過ごせますね。
  
  Emmy

  ゆんこさん からの返信 2025/09/08 16:36:41

  RE: エーデルワイス

  Emmyさん
  
  いつもありがとうございます。
  
  > 旅行記のタイトル「エーデルワイス」に激しく反応しました。スイスといえばマッターホルンとエーデルワイスというのが私の勝手なイメージ。なのにまだ一度も自生のエーデルワイスを見たことがないのです。もはや私の中では幻の花になりつつあります。
  
  「エーデルワイス、たぶんまだ咲いていないだろうな～、と思いつつ、もしかしてとちょっとだけ期待していきましたが全然見つからず。
  この3日後かな、kawakoさんがツェルマットに来たんですが、見つけたようですよ。
  その時の旅行記はもうすでにアップされています。
  ２００９年に来た時に群生を見ちゃったからね～、期待値は高かったんですが、そうは簡単には見つかりませんよね。^^;
  
  > 以前のゆんこさんの旅行記を見て、私達もエーデルワイス狙いで、去年ロートホルン・パラダイスからブラウヘルトまで歩く計画でした。そしたら下のケーブルカーのチケット売り場の人に「雪で歩くのは無理よ～」と言われて予定変更。ブラウヘルトからツェルマットまでハイキングした次第です。そっか、ブラウヘルとから逆行して登ればよかったのか、、。
  
  Emmyさんも７月の初めに行ってらっしゃいましたね。
  だとしたらやっぱり時期はちょっと早かったから見える確率は低かったかも。
  私は過去２回とも、７月２０日前後に行ってました～。
  プラウヘルとからスネガまで下りたんですよ。
  前回と違うコースを歩いたので、その道と同じだったかも記憶があいまいで。^^;
  
  > ゆんこさん達も今回はエーデルワイスと縁はなかったんですね。でももう以前見られているし、、それだけで羨ましいです。
  
  そうですね、あの時見られただけでもすごいことですよね。
  
  > グレッシャー・パラダイス展望台には4年前に一人で行きました。一気に富士山より高い展望台に行けちゃうなんて、さすがスイスの技術力ですよね。私も寒くてすぐ退散しましわ。帰りは同じくシュヴァルツぜーからハイキングして町に戻りました。
  
  そう、寒かった～。。
  ダウンとジャンパーの重ね着＋頭からすっぽりかぶるネックウォーマーという状態でした。
  そして、氷河を見下ろしながら登るロープウエイは怖かったです。
  
  > ご主人のマッターホルンのモルゲンロートのお写真がどれも素敵。良いお天気に恵まれて幸運ですね。ホテルからの眺めがいいと本当に気持ちよく過ごせますね。
  
  初日からお天気に恵まれましたが、この後崩れます。^^;
  気温差が…体が付いていきません。
  来月国内旅行があるので、スイスの旅行記早く作り上げちゃいたくて頑張ってます。
  
  　　　　　★ゆんこ★